目次

  1. 10巻収録話について
  2. 38話 約束したから
  3. 感想

10巻収録話について

36話 呪縛
37話 君の呼ぶ声
38話 約束したから
39話 コレマデとコレカラ

RENOTE.JP

RENOTE.JP

※ 「(括弧)」や”(クォーテーション)”内の文章はノラガミ10巻からの引用となります。

38話 約束したから

ベットの上で目が覚めた夜トは、傍らにいたひよりと雪音に抱きつくも返り討ちに合っています。

雪音「・・・それ(夜卜”やぼく”)が夜トの本当の名前なんだってな。
なんでそんな大切なこと黙ってたんだよ。 
やっぱオレってそんなに信用ない?」

雪音は一連の事で何もできなかった自分や、野良の存在に相当ヘコんでいるらしいです。
しばらく会話が途切れますが、各々物思いにふけっている様子・・・。
そこへ毘沙門天と兆麻が現れます。

夜ト「痴女!? じゃあここは・・・」
毘沙門天「悪かったな私の家で・・・」

毘沙門天はさっさと出て行って欲しそうな言動をとりますが、その前に夜トに”会わせたい客”が居るのだそう。
そして現れた出雲の大国主(ハワイアングラサンのおっさん)に、”七福神(うち)の恵比寿が世話になった”と言われ、
咄嗟に恵比寿がどうなったのかを問う夜ト。
大国主に連れて来られたのは、靴紐が片っぽ解けた靴を履いた、雪音よりも小さな男の子でした。

P1020906

《引用元》 ノラガミ10巻より

代替わりをした恵比寿を見て”助けたはずだよな・・・”と混乱する夜トに、
毘沙門と大国主は一連の流れを説明します。
天の命により、術師・恵比寿が討伐されたこと…
チビ恵比寿が、黄泉で出会った男ではなくなっていること…。
恵比寿を助けることが出来なかったのだと知った夜トは、それでもお礼を言ってくるチビ恵比寿の言葉を遮ってふさぎ込んでしまいます。

それからいくらか時間が経過した毘沙門邸の長廊下には、誰かが盛大に転ぶ音が響き渡っていました。
音の主を部屋に引き入れる夜ト。

恵比寿「・・・なんで僕ってわかったんですか?」
夜ト「・・・・・・さっき靴紐がほどけてた」
恵比寿「僕 こういうの苦手なんです・・・」
夜ト「多分それ・・・お前がおじさんになっても結べない」

それを聞いて”じゃあ他の人にやってもらお”とリボン結びを早々に諦めるチビ恵比寿に、
夜トは何も覚えてないのか?と質問します。が、やはり黄泉で起こった事は記憶に無い様子。
次の瞬間、夜トは何思ったのか兆麻のスーツとスマホを拝借し、チビ恵比寿を抱え込んで下界へと向かいます。

恵比寿「あのう・・・どこに行くんですか?」
夜ト「ん~~~?とーってもいい所だよ~~」
(略)
恵比寿「チジョってなんですか?」
夜ト「毘沙門の本名だよ~~」

シレっと余計な事を吹き込みつつ、拝借したスマホを駆使して2人が辿り着いたのは、オリーブ軒・・・
黄泉で恵比寿が行きたいと言っていた洋食屋でした。
すかさず煮込みバーグを注文したチビ恵比寿に、オリーブ軒のおばちゃんも笑顔で接してくれます。
✽このシーンのおばちゃんのセリフが心にくるのですが、今回は割愛です。(´・ω・`){詳細は本編で!
記憶が受け継がれていないチビ恵比寿は夜トに色々教えて欲しいのだそうで、質問する口が止まりません。

「僕は神器とは仲良くやれてました?
人を幸せにできるような神様でしたか?
僕は・・・
僕はどんな大人でした・・・?
やっぱり殺されるような・・・・・・
悪いひと?」

段々と無邪気な笑顔が消え失せていくチビ恵比寿に、「それは違う!!」と夜トは強く反論します。

”あいつは立派なやつだった”
”自分の命を分け与えられるような・・・”
”恵比寿神の強さは自分が敵わない、もっと別のところにある。”
”オレも・・・あんなふうに・・・”

先代の言葉を思い出し、俯いたままチビ恵比寿に謝る夜ト。
そんな様子を密かに見ていたひよりと雪音も、ちょっと驚いている様です。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

オリーブ軒で煮込みバーグをがっついた後、毘沙門邸に戻ったチビ恵比寿は道司・厳弥の元へ駆け寄ります。
厳弥は痴女さんのところに匿われていたんですね。

「(夜トさんに)いろんなお話を聞きましたよ 僕は立派な神様だったそうです。」

笑顔でそういうチビ恵比寿を見て何かを感じている様子の厳弥は、
”自分の命を分け与えられるような、そんな強い人に僕もなれるでしょうか?”と問われ、自分も微力を尽くすといいます。

厳弥「ですがひとつだけ約束をしましょう
恵比寿様の新しい御意志です」

厳弥が思い出していたのは、毘沙門天から聞いた先代の最期でした。

厳美「もう誰にも若の命をお与えになりますな」

チビ恵比寿はコクリと頷きます。

恵比寿「・・・はいっ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

一方 下界に残った夜トは緋と接触していました。
恵比寿は親父の身代わりに殺されたのかと聞く夜トに、緋色は”今頃わかったの?”と笑いながら返します。

緋「術師(父様)を調べていた恵比寿が邪魔だったのよね
でも、おかげで術師は死んだことになったし、天の追求もなくなって大団円」
夜ト「おまえさぁ
ずっと変わんないよな 昔っから・・・
なにがあっても、なにをやっても、笑ってた・・・
でももうオレ お前とは笑えない
今までありがとな 緋」
緋「うそでしょ夜ト・・・
だってあたし達 ずっと一緒に・・・」

緋の顔が、若干引きつっているようにも見えます。

「夜卜(やぼく)!!」

叫びに構わず”緋器”の名を呼んで緋を放つ夜ト。
過去、緋と共に過ごした思い出が脳裏をよぎります。

緋「・・・ひどい・・・」

P1020907

《引用元》 ノラガミ10巻より

緋は明らかに激怒している風でしたが、直後に姿を消します。
ひよりと雪音も、その一部始終を木の上から見ていました。

感想

今まで緋に未練タラタラだった夜トですが、つい彼女を手放しましたね。
雪音にも負い目を感じ、流石にこのままではまずいと思ったのもあるのでしょうが、
やはり恵比寿との出会いがそれを後押しした気がします。
夜トに放たれた緋の表情もリアルタッチ寄りで怖い・・・。
「父様に言いつけてやる」には子供らしさを感じずにはいられませんでしたがw

一方、代替わりした恵比寿が今回初登場。
なんでも(痴女呼びとかを)吸収する様は、とにかく愛くるしいですww
可能ならばココは本編を見ていただきたい・・・!
本当に良いキャラしてますよ。

そして先代の道司・厳弥も、今までの恵比寿神の在り方を考え直した様子で一安心です。
恵比寿はしばらく代替わりせずに済みそうですね。

今後の心配といえば、夜トに放たれた緋と父様の動向・・・でしょうか。
キャラクターに寄った内容が印象深かった38話は、10巻も終わりの39話へ続きます。

RENOTE.JP