幼稚園WARS(ウォーズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『幼稚園WARS』(ようちえんウォーズ)とは、集英社のWeb漫画配信サービス『少年ジャンプ+』の漫画作品。作者は日本の漫画家・千葉侑生。『ジャンプルーキー!』で公開され、「2022年4月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位を獲得。2022年秋から『少年ジャンプ+』でインディーズ連載を開始し、その後、通常連載に移行している。
世界の金持ちの子供が通うブラック幼稚園。そこで働く特殊教諭達はほとんどが元犯罪者。彼らは1年間子供達を守り切るという極秘任務を全うすれば、晴れて自由の身になれるのだった。

『幼稚園WARS』の概要

『幼稚園WARS』(ようちえんウォーズ)とは、集英社のWeb漫画配信サービス『少年ジャンプ+』の漫画作品。作者は日本の漫画家・千葉侑生。

2022年4月に『ジャンプルーキー!』で公開された。『ジャンプルーキー!』で掲載されたのは全4話、内1話から3話が本編で4話は告知だった。『ジャンプルーキー!』で公開された話は、本連載の1話から2話までの内容とほぼ同じである。「2022年4月 ジャンプ+連載争奪ランキング」で1位を獲得した『幼稚園WARS』は、『少年ジャンプ+』でのインディーズ連載枠を獲得して、2022年秋から連載を開始した。インディーズ連載とは、『少年ジャンプ+』の掲載様式の種類の一つであり、原稿料が閲覧数に応じた変動制で、広告収入などもない。また単行本発売が確約されず、担当編集者が付かないなど、通常連載と異なる点が多い。

インディーズ連載作品は、連載が終了するまでインディーズのままであることが多いが、『幼稚園WARS』は絶大な人気で、2022年3月2日に更新された第21話より通常連載に移行した。インディーズ連載作品が通常連載に移行したのは、漫画家・コウノスケが描くヒーローアクション漫画『ゴダイゴダイゴ』、アンギャマンが描く『ラーメン赤猫』に続いて3作目。通常連載に移行したことで単行本も発売されることとなった。

世界の金持ちの子供が通うブラック幼稚園。ここで働く特殊教諭達は、ほとんどが元犯罪者だ。ブラック幼稚園には、子供達を狙って連日殺し屋がやってくる。元犯罪者の特殊教諭達は、1年間子供達を殺し屋から守り切るという極秘任務を全うすれば自由の身になれることが約束されていた。伝説の殺し屋リタは、自由を手に入れてイケメンの恋人を作るために、今日も殺し屋相手に奮闘する。

『幼稚園WARS』のあらすじ・ストーリー

ここはブラック幼稚園

とある片田舎にブラック幼稚園という幼稚園がある。ここは世界の金持ちの子供達が通う世界一安全な幼稚園と言われている。幼稚園児を守る特殊教諭のほとんどは元犯罪者。元犯罪者達には1年間幼稚園児達を守り抜くという極秘任務が与えられている。この任務を全うした時、犯罪者は晴れて自由の身になれるのだ。年少組であるたんぽぽ組を担当するリタもその一人。伝説の殺し屋、魔女などの異名を持つリタは、ブラック幼稚園での極秘任務を全うし、イケメンの恋人を作ることを目標にしていた。

ブラック幼稚園には連日殺し屋がやってくる。リタはその殺し屋達の相手をするが、来る暗殺者、来る暗殺者がみんなイケメンでリタはドギマギしてしまう。リタの態度を見て殺し屋達は、リタが自分にトキメイていることを逆手にとってリタを殺そうとする。リタはそんなこと気づきもせずに、殺し屋にいろいろと質問を投げかけた。「たまご焼きは何派?(ダシ派)」、「シチューは?(ごはんにかける派)」、「たい焼きは?(こしあん派)」、「からあげは?(レモンかけない派」など、何気ない質問に帰ってくる答えが自分と同じでテンションを上げるリタ。しかし大体最後の質問で殺し屋達はリタを裏切る。「映画のエンドロールは?(観ないで映画館出る派)」。リタは自分の受け入れられない答えが返ってくると、何も言わずに殺し屋を撃ち殺す。

リタのイケメン恋人探しは前途多難である。

同僚の詐欺師・ダグ

たんぽぽ組を担当するリタには、黒髪イケメンのダグという同僚がいた。しかしリタはダグのことが好きになれない。というのもダグは金持ちの女性を主に狙ってきた凄腕の詐欺師なのだ。リタは日々ダグにからかわれ、ダグのほうはリタをからかって遊ぶのを楽しんでいる。リタはダグのことがすっかり苦手だった。

そんなある日、ダグが殺し屋に拉致されてしまう。ダグは拷問され、殺し屋達にブラック幼稚園の情報を吐くように強要された。しかしダグは決して情報を喋らなかった。そこへダグを助けにやってきたのがリタだ。リタは何人もいる殺し屋を次々に倒していく。ダグのほうは殺し屋がリタに気を取られている間に逃げ出すことに成功。リタとダグは二人で殺し屋を壊滅させた。しかしリタが暴れすぎたせいで建物が崩壊。満身創痍のダグが動けずにいると、リタが華麗に担いで助けてくれた。ダグはその時、リタのことを好きになってしまうのだった。

新人教諭ハナ

たんぽぽ組に新しい特殊教諭がやってきた。名前はハナ・ブラッドリー。暗殺一家ブラッドリー家の末女で、爆弾とバットを使って戦う。ハナは幼稚園にやってきて早々、リタとダグに頼みがあると切り出す。それは兄のショウ・ブラッドリーを救うのを手伝ってほしいというものだった。ブラッドリー家は任務の失敗を決して許さない。それがたとえ血を分けた家族でも。

ハナとショウはタッグで任務を遂行していた。しかし1年前に任務を失敗し、ハナは刑務所に入れられ、ショウは家族から命を狙われることになった。今回ハナがブラック幼稚園に来る時も護送車がブラッドリー家が放った刺客に襲われて大惨事になってしまった。その時ハナが殺した刺客の電話がなる。電話はハナの父親からだった。父親はショウを捕らえたといい、これから殺すという。ハナはショウを助け出すためにリタとダグに協力を仰いだのだ。ダグは個人的な理由で動けないと言い、断ろうとしたが、経緯を聞いていた園長のエリナに危険の芽は摘んでくるようにと言われる。リタはショウの写真を見て、ショウがイケメンだったため既にやる気十分だ。リタ、ダグ、ハナの3人は、ショウを助けるためにとある港に向かった。

港に到着したリタとダグは、ハナが仕掛けた爆弾の罠にかかる。ハナは本当は父親と取引をしていたのだ。リタを殺せばハナとショウをブラッドリー家に戻す。父親はハナにそう約束したのだ。リタは瓦礫の下敷きになり、ダグはリタを探す。その時、ハナの父親がショウやたくさんの部下を連れて現れた。ハナがショウに駆け寄ると、父親はハナを背後から突然撃つ。父親は、最初からハナとの約束なんて守るつもりなかったのだ。絶体絶命かと思われたその時、リタが現れる。リタはハナの父親が引き連れてきた殺し屋を次々に倒した。父親はリタが隙を見せた際に逃亡。軍用ヘリコプターに乗り、リタ達を皆殺しにしようとした。しかしリタは諦めない。ハナが持っていた爆弾をありったけ持ち、ヘリコプターへ仕掛ける。爆弾は大爆発を起こし、ヘリコプターは墜落した。ヘリコプターの墜落によって建物が崩壊。逃げようとするが、ハナはへとへとで動けず、建物の下敷きになりかける。そこを助けたのはダグだった。そんなダグにハナは恋をしてしまうのだった。

父親の呪縛が解けたハナとショウ。ショウは自首して罪を償うことを決めた。そしてハナに、今まで殺してきた人達の分、今度は子供達を守り、罪を償うように言う。お互い罪を償うことができたなら、その時にまた会おう。ハナとショウは固く誓い合うのだった。

少女漫画オタクのルーク・スミス

ブラッドリー家との戦いで負傷したリタ、ダグ、ハナは、無傷で帰ってこなかったことを園長・エリナに責められる。そして保健室で保険医兼副園長のゴードン・Z・スカイに治療してもらった。その時、年中組であるきく組の特殊教諭ルーク・スミスが現る。傷だらけのリタ達を見て、3人が弱いことを指摘。そして連携について大切さを説いた。このままではリタに負担がかかりすぎ、リタが早々に死ぬ。ルークはダグ達にそう言った。

それと同時にルークはたんぽぽ組の相関図を頭の中に浮かべる。ハナはどうやら自覚はないがダグのことが好きな様子。少女漫画オタクのルークの理想は、リタもダグのことを好きになり、たんぽぽ組で三角関係が形成されることだ。しかし実際はハナはダグを好き、そしてダグはリタが好きという図になる。そのことに気がついたルークは、無表情のまま脳内で「イイネ」をするのだった。

ナターシャの襲撃

ブラック幼稚園にナターシャという殺し屋がやってくる。刀を武器に使う凄腕暗殺者で、リタにひどく執着していた。ナターシャは幼い頃から殺し屋として生きてきて、圧倒的な強さを持つ故に孤独に苦しんでいた。その時に映像で見たのが、魔女と呼ばれる殺し屋リタだった。リタならきっと殺そうとしてもすぐに死なない。ナターシャは「壊れないおもちゃ」を見つけたと喜んだ。しかしリタと戦うにつれて自分が欲しかったのが「壊れないおもちゃ」ではなく、「友達」だったことに気づく。次第にナターシャの心に迷いが生じ、動きが鈍っていった。「殺して 殺して 殺して!!!殺し続けて…その先に何があるの?」ナターシャの悲痛な叫びに、リタは「愛されたいだけ」と返し、ナターシャの胸を撃ち抜いた。出会いが違う形であれば友達になれたかもしれないというリタに、ナターシャは涙を流しながら息を引き取った。

ナターシャの狙いはライラという少女だった。園長・エリナはそれを知ると、ピリッと纏う空気を変える。ダグは園児の顔と名前は全員覚えているが、ライラなんて子供は名簿に載っていなかった。ライラは年長組であるすみれ組を担当する、園内最強とされる特殊教諭が常に1対1で守っている超特別な子供だという。エリナやゴードン副園長も明らかにライラを特別視している。ブラック幼稚園とは、ライラ一人を守るために作られたのではないか、ルークはリタ達にそう語るのだった。

「新世界秩序(ニューワールドオーダー)」現る

ブラック幼稚園に今日も子供を狙う殺し屋達がやってくる。リタ、ダグ、ハナは殺し屋を返り討ちにした。しかし一人だけ取り逃がしてしまう。リタはその殺し屋を追いかけ、始末した。その時突然、リタは別の殺し屋から襲撃を受ける。それはリタの双子の弟のレオだった。レオは最新鋭の防弾スーツを身にまとった凄腕の殺し屋達をけしかけてリタを足止めし、ブラック幼稚園に向かう。その途中、リタを心配して駆けつけてきたダグとハナに出会った。レオの容姿はリタにそっくりで、ハナは最初レオをリタと間違って近づく。しかしダグは、レオがリタではないことにすぐに気づき警戒した。

ダグとハナは、レオとレオの仲間である殺し屋アシュリーと戦うことになる。アシュリーの圧倒的な力に押されるが、そこにきく組のルークと相棒の女性が到着した。ルーク達の連携で今度はレオ達が押され始める。そこに凄腕の殺し屋達を倒してリタが駆けつけてきた。レオは分が悪いと踏んで撤退することにする。去り際にレオは自分達を「新世界秩序(ニューワールドオーダー)」だと名乗り、「”グレートリセット”はもうすぐそこだって…」と言葉を残した。

レオとアシュリーに逃げられたリタ、ダグ、ハナ、ルーク、ルークの相棒は、園に帰って園長・エリナにこってりと絞られる。そしてエリナはリタ達に重要な任務「お遊戯会の準備」を言い渡すのだった。

浅草へ買い出し

「お遊戯会の準備」という任務は、その名の通りお遊戯会の準備をすること。具体的には浅草へ行き、必要なものを買い揃えてくるというものである。簡単そうに聞こえるが、非常に危険な任務であり、毎年何人も死人が出るという。しかし任務である以上、断ることは不可能。リタ、ダグ、ハナの3人は年中クラス・きく組の教諭であるルークとシルビアと共に浅草へ行くことになった。

対暗殺者用の幼稚園バスに乗り込み、5人は早速浅草へ向かう。運転するのは元運び屋であるシルビアだ。ブラック幼稚園を出てすぐに幼稚園バスは大勢の殺し屋に襲われる。このままでは埒が明かないので、ルークはシルビアと囮になり、リタ、ダグ、ハナの3人を密かにバスから降ろして浅草へ向かわせることにした。追手を巻くために、一時運転をダグに代わり、シルビアとルークが殺し屋達を迎え撃つ。シルビアはブラック幼稚園に配属された時にルークに一目惚れしており、そのせいもあってルークの動きが隅から隅までよく見えていた。戦闘中もルークから溢れ出る色気に夢中のシルビア。相棒がそんな邪な目で自分を見ているなんて思ってもいないルーク。そんな2人の戦闘のコンビネーションは完璧だった。シルビアは戦闘中のルークを堪能していただけだが、リタ達後輩には満面のドヤ顔で、「覚えておきなさい チームワークで大切なのは…そう…冷静さよ」と語るのだった。

ルークとシルビアのおかげで殺し屋をまくことができ、リタ達は変装セットと一緒にバスから無理やり降ろされた。するとリタ達がバスから降りる時に座席の影からライラが飛び出してきた。ライラはダグのことが気に入っており、内緒で着いてきてしまっていたのだ。リタ達は仕方なくライラを連れたまま任務を続行することになった。

一方そのころ、「新世界秩序(ニューワールドオーダー)」からブラック幼稚園教諭5人を対象とした殺しの依頼が浅草にいる殺し屋全員に回っていた。

金魚すくい屋との戦い

浅草で一般客向けに店を構えているところは、大体副業として殺し屋をしていた。傘屋、うなぎ屋、貸衣装屋、お面屋。ありとあらゆる店の殺し屋がリタ達を殺すために「新世界秩序(ニューワールドオーダー)」に雇われる。金魚すくい屋もその1つだ。金魚すくい屋のナツキとハルオもまた依頼を受け、リタ達の元へと向かう。

リタ達はルークが用意してくれた変装セットに着替えて浅草の武器屋「ミネジマ」を目指す。一般客も多いため、そうそう殺し屋も来ないだろうとリタ達は考えていた。しかし突然浅草のアナウンスが鳴り響く。今日は映画の撮影があるというものだった。一般客はそのアナウンスを聞いて楽しそうと笑う。しかし当然それは浅草の殺し屋達が平然と殺しを遂行するための嘘。リタ達はあっという間に浅草の殺し屋に囲まれてしまった。ダグはライラを背負っているため戦えない。リタは先頭をきって浅草の殺し屋達と戦うのだった。

そこへ現れたのは浅草で金魚すくい屋を営む殺し屋・ナツキ。ナツキが黒髪ワイルド和服イケメンであることにリタは激しく動揺する。ナツキがかなりタイプだったので、リタは戦わないといけないとわかっているのに、ついいつもどおり「らーめんは何から食べる派ですか?」と尋ねてしまった。ナツキの答えは「初手 ご飯を入れる派だ」。リタの中でそれだけはない返答だったようで、リタは返事を聞くや否や無表情になり銃を乱射した。いつもの殺し屋レベルならここで終わりだが、ナツキはなんとリタの攻撃を避けて無事だった。そしてナツキは金魚すくい屋の売上がイマイチなので、リタにアンケートを取ろうと質問をする。「浅草といえばなんだ?」というナツキの質問に対するリタの答えは「タピオカ!」。ナツキは「タピオカはないだろ…」とリタへ重たい一撃を食らわせた。リタもナツキもどっちもどっちである。

ひと悶着を終えたところで、本格的な戦いが始まった。しかしナツキが受けた以来は大人5人の始末。ライラは対象外であり、そもそもナツキは子供を殺さない主義だ。ナツキは弟のハルオに言ってライラを安全な場所に移すと、本気で仕掛けてきた。金魚すくいの道具であるポイを華麗に使ってリタを追い詰めていく。リタはナツキと、ダグとハナはハルオと戦った。

ダグとハナはうまく連携を取りハルオを倒してライラを救うことに成功したが、リタのほうはナツキがイケメンすぎて戦いに集中できなかった。その内にナツキに追い込まれ、窮地に陥る。その時、リタの頭の中にブラック幼稚園に配属されるきっかけをくれた人物とのやり取りが思い浮かぶ。一種の走馬灯だ。リタはその記憶を見たことで諦めずに済み、ナツキを倒すことができた。

殺すか、殺されるか。殺し屋はそういうものである。ナツキは死を覚悟した。そこへナツキを助けようと現れたのはハルオだ。幼い頃に両親を亡くしてずっと一緒だったナツキとハルオ。ハルオはたとえ負けても、死んでも兄であるナツキと共にいることを選んだ。それを見たリタは銃をしまう。リタとブラック幼稚園との契約は”子供を狙う殺し屋を殺す”である。ナツキはライラを殺そとしなかった。だからその契約には該当しない。リタは2人を見逃し、その代わりに武器屋”ミネジマ”まで安全なルートで案内してもらうように約束を取り付けるのだった。リタ達はナツキ達と別れ、武器屋ミネジマを目指す。ナツキとハルオは殺し屋から足を洗い、2人で自由に生きようと決めて浅草を出ようとした。しかし雇い主である「新世界秩序(ニューワールドオーダー)」のレオによって、ナツキとハルオは撃たれ、殺されてしまうのだった。

お遊戯会に向けて

武器屋”ミネジマ”で大量の武器を受け取ったリタ達は、ライラを連れて無事にブラック幼稚園に戻る。そしてお遊戯会に向けて作戦会議を行った。お遊戯会は、2時間。来場者は約200人。昨年のお遊戯会では半部位場の特殊教諭が死亡したという。

殺し屋が襲撃に来た時にリタ達は今まで銃などを使って派手に撃退していた。その度に子供達に不安を与えないように遊んでいるフリをしたりして誤魔化してきた。しかし子供達は誤魔化せても保護者はごまかすことができない。そういった理由で、当日園内で使用していい武器はただのナイフだけだった。保護者席は照明が消されていて真っ暗。リタ達の任務は暗闇の中で音を立てず、誰にもバレず、殺し屋を殺して回収するというものだった。リタ達はルークから暗闇での戦闘に叩き込まれ、ついにお遊戯会当日を迎えるのだった。

お遊戯会開催

お遊戯会は順調に進んだ。多少の殺し屋の侵入などはあったが、ルークの訓練の甲斐もあって、リタ達は保護者にバレずに殺し屋を処理できている。しかしプログラムがライラのクラスになった時に異変が起きた。お掃除ロボット型の兵器が大量に投入され、メイド服に身を包んだ5人姉妹の殺し屋が現れる。ルーク、リタ、ダグ、ハナは、ステージの侵攻をシルビアに任せて、5人姉妹とお掃除ロボットを幼稚園の地下へと招いた。地下であれば銃も使うことができる。5人姉妹とリタ達の戦いが始まった。それぞれは別れて戦い、リタ達は姉妹を1人ずつ倒していく。ハナは5人姉妹の内、2人と戦った。2人を相手にしてもハナのほうが優勢だったが、ほんの少しの油断から形成逆転され、ハナはピンチに陥る。それを助けたのは浅草で戦った金魚屋・ナツキだった。ナツキとハルオは「新世界秩序(ニューワールドオーダー)」のレオの襲撃により死亡したかと思われていたが、秘密裏に園長エリナに救われていた。園長はハルオを人質に取り、ナツキに幼稚園で子供達を守るために戦うように脅迫する。ナツキはそれに従い、幼稚園の用務員兼戦闘サポートとして働くことになったのだ。

ナツキのサポートもあり、5人姉妹を倒すことに成功したリタ達。一方でお遊戯会は順調に進んで、保護者にトラブルを感づかれることなく無事に終了するのだった。

仲間の死

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