目次

  1. 『銀魂(実写映画)』概要
  2. 『銀魂(実写映画)』のあらすじ
  3. 『銀魂(実写映画)』の登場人物
  4. 坂田銀時(演:小栗旬)
  5. 志村新八(演:菅田将暉)
  6. 神楽(演:橋本環奈)
  7. 定春(声:高橋美佳子)
  8. 志村妙(演:長澤まさみ)
  9. 近藤勲(演:中村勘九郎)
  10. 土方十四郎(演:柳楽優弥)
  11. 沖田総悟(演:吉沢亮)
  12. 桂小太郎(演:岡田将生)
  13. エリザベス(声:山田孝之)
  14. 高杉晋助(演:堂本剛)
  15. 岡田似蔵(演:新井浩文)
  16. 来島また子(演:菜々緒)
  17. 武市変平太(演:佐藤二朗)
  18. 村田鉄矢(演:安田顕)
  19. 村田鉄子(演:早見あかり)
  20. 平賀源外(演:ムロツヨシ)
  21. 監督・福田雄一について
  22. 『銀魂(実写映画)』のみどころ
  23. 原作キャラを忠実に再現した役作り
  24. 映画独自の演出
  25. 迫力満点の殺陣
  26. 原作者からのオススメポイント
  27. 『銀魂(実写映画)』の名シーン・名言
  28. 「てめーの妹が魂こめて打ち込んだ刀の切れ味、しかとその目ん玉に焼き付けな!」(銀時)
  29. 銀時と高杉の素手での殴り合い
  30. 「さて、鬼退治と行こうじゃねぇか」(近藤勲)
  31. 「ちわー」とひらひら片手を振る銀時
  32. 映画「銀魂」主題歌
  33. ED (エンディング)UVERworld 「DECIDED」

『銀魂(実写映画)』概要

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漫画やアニメの実写化はこれまでにも数多く行われています。
しかし、いくつかの例を除き成功した作品はそう多くないのが現状です。
それぞれの原作には、原作ならではの世界観を愛するファンの存在があって、実写化によりその世界観が損なわれることを嫌う傾向が強いのも、実写化がなかなか良い評価を得られない理由となっています。

そういう観点において、「銀魂」は最も実写化が難しい作品の1つと言われてきました。
原作のコアなファンが多いこと、下ネタが多くモザイクがかかるシーンも珍しくないこと、他作品のパロディネタが多用されていること、などが主な理由です。

しかし、実写映画に定評のある福田雄一監督が監督・脚本を担当するという申し出には、原作者空知英秋氏も「福田さんなら」と快諾。

福田監督は、ハワイで小栗旬に主役坂田銀時役をオファー。当初は固辞していた小栗さんも、福田監督の熱心さに折れて承諾し、そのあとは小栗さん自らが各方面に声がけをして、キャスティングは順調に決まりました。


原作者空知氏は実写化の発表にあたってこのようなコメントをされています。

「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。全員銀魂と一緒に死んでもらう」
「漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの『銀魂』のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人たちの作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ち」

出典: WWW.CINEMATODAY.JP

2016年7月にクランクイン。クランクアップは同年9月。
公開されるまで、小出しにそれぞれのキャラビジュアルが公開され、そのたびに再現度の高さで原作のコアなファンをも唸らせました。
2017年7月14日に全国で一斉公開され、大ヒット。公開1週目の興行収入成績では、「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」に次いで2位という記録を残しました。

『銀魂(実写映画)』のあらすじ

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冒頭は、原作漫画・アニメ同様、志村新八の「侍の国。僕らの国がそう呼ばれたのは今は昔の話~」というナレーションとともに、江戸の町にそびえ立つターミナルへ向かって飛ぶ巨大な船(銀魂では飛行物体を船と呼ぶことが多い)が画面いっぱいに現れるシーンから始まります。
さらに原作に沿って、飲食店で慣れない手つきでレジ打ちをする新八、店長に殴られメガネが吹き飛ぶ新八、そして客である天人(あまんと=宇宙人)に足をひっかけられて転ぶ新八、というカットが流れた後、主人公の坂田銀時が「お前らが騒いだせいで、俺のチョコレートパフェがこぼれちまったじゃねーか!」という叫びとともに天人たちをぶちのめすシーンが流れます。

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この後原作では新八が銀時の乗った原チャリを追いかけて走るシーンになるのですが、映画では一旦カメラは銀時だけを追ってひたすら彼のかっこよさを表現。バックには「坂田銀時=小栗旬」のテロップが世界各国の言語で紹介され、「あまんと~がはびこる~♪」と小栗旬による歌まで流れます。しまいにはハングル文字、アラビア文字での紹介が流れたところで、CGアニメ版新八の「オィィィィィ!」ツッコミが入りました。

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ここから画面は「カウントダウンTV」風なものに変化。左から新八、銀時、神楽と3人並んで「原作を知らないお客さんたちのために」それぞれが自己紹介。
それが終わった後、改めて物語は始まるという構成になっています。

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改めて始まった映画「銀魂」は、「カブト狩りじゃぁぁぁ!」と叫ぶ神楽の姿からスタート。
カブトムシが欲しいとせがむ神楽に最初はまったく乗り気でなかった銀時でしたが、たまたまテレビで貴重なカブトムシは高いお金になるというニュースが流れて態度が一変。万事屋3人そろって近くの林までカブトムシ捕りに行くことに。
ここで、3人はやはりカブトムシを捕りに来ていた真選組の面々と遭遇。彼らが将軍のペットである金色のカブトムシを探しに来ていることを聞いた時、偶然にもすぐそばをそのカブトムシが通り過ぎます。
金色のカブトムシを目指して全力で走り出した銀時や真選組たち。ぶっちぎりトップでカブトムシの行く手を遮った銀時でしたが、目の前で川の中から突然姿を現した大きな魚にパクッとカブトムシを食べられてしまいます。呆然と立ち尽くす銀時。

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その夜、太鼓橋の上で不審な男から「ちょいと失礼。桂小太郎殿のお見受けする」と声をかけられた桂。銀時の盟友で攘夷志士の桂は、男が抜いた刀に不穏なものを感じて振り返りますが、その時すでに斬られていました。
それから数日後、辻斬りが横行する江戸の町の川岸にまたひとつ死体があがり、数日家に戻らない桂を心配した相棒のエリザベスが万事屋に桂の捜索依頼をしにやってきます。

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銀時は刀鍛冶の村田鉄矢から、紅桜という刀がなくなったので探して欲しいという別の依頼を受け、その捜索にでかけます。

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神楽は万事屋の巨大なペット犬定春と一緒に桂の捜索に出かけます。新八もエリザベスと組んで、辻斬りがでそうな橋のたもとにスタンバイしますが、そこで本物の辻斬り、岡田似蔵に遭遇します。絶体絶命の新八を救ったのは銀時でした。

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似蔵の刀は、村田鉄矢から銀時が聞いた妖刀紅桜と特徴が一致していました。桂を紅桜で斬ったという似蔵。銀時は桂がやすやすと殺されるような男ではないことを知っていました。しかし、桂の形見だと言って、長い髪の束を懐から出した似蔵に、銀時は木刀を振りかざし立ち向かっていきます。似蔵が持つ紅桜はまるで生き物のように不気味な動きを見せていました。

似蔵は刀と一体化したかのように驚異的な動きをし、川の中に落ちた銀時をひと突き。あわや、というところを救ったのは捨て身で挑んだ新八でした。新八に右腕を切り落とされた似蔵は、駆けつけてきた真選組一番隊隊長の沖田の姿を見て、その場を立ち去ります。銀時はこの時の戦いで瀕死の重傷を負いました。

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その頃、神楽は船着場に不審な船を発見していました。甲板で月を背に立っていたのが、高杉晋助でした。

銀時とは幼馴染で、ともに攘夷戦争で幕府と戦ったかつての盟友です。しかし戦争後高杉は地下に潜り、過激なテロ活動を行って幕府転覆を狙っていました。高杉は、恩師吉田松陽を幕府に殺されて以来、師を奪った世の中に対する憎しみを燃やし続けています。銀時と桂も高杉と同じく吉田松陽に師事していました。彼が率いる鬼兵隊は、紅桜をもとに作ったからくり兵器としての「紅桜」を船内で量産。銀時に紅桜捜索を依頼した村田鉄矢もその企みに加担していました。鬼兵隊の狙いは紅桜を使ってクーデターを起こすことでしたが、村田鉄矢は紅桜を限界まで強くすることしか考えていませんでした。戦闘を重ねるたびに学習してより強くなる紅桜。似蔵は紅桜を無断で持ち出しては辻斬りを繰り返し、そのたびに新しいデータを付け加えては、紅桜をより強力にしていったのです。村田鉄矢が銀時に嘘の依頼をしたのは、剣豪として名高い銀時と紅桜を戦わせて、データを取るためでした。