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mana-516のレビュー・評価・感想

腸よ鼻よ
10

こんなに笑える闘病エッセイがあってよかったのか!笑えて笑えて笑えて学べる闘病ギャグエッセイ!

これはweb漫画配信サイトGANMA!で連載されている、島袋全優先生による闘病ギャグエッセイ漫画です。当初は「闘病なのにギャグ?エッセイはわかるけど……」と読み始めたものの、読んでみれば、ああ!納得!の闘病ギャグエッセイ。これはジャンルとして、ギャグエッセイしかありえませんでした……!
内容は作者である島袋全優先生の実体験によるもの。ご自身が専門学生のときに発病した国の指定難病である「潰瘍性大腸炎」の闘病生活を赤裸々に描いた作品です(連載中)。中には大腸全摘やモルヒネ投与など、かなりシリアスな内容の回もありますが、それすらもコミカルに表現されているのがすごい!
「病気になっても不幸じゃない」という感情が伝わってくるような漫画です。
そしてこれを読んでいると、私たちが普通に暮らしていると「なんとなく」でしか認知していなかったモノが見えてきます。
たとえばオストメイトトイレ。
たとえば人工肛門。
ドラマや映画で「聞いた」ことある程度のそれらについて、一つひとつ細かく、とはいえ押し付けがましくなく教えてくれます!
あとは筋肉ですね。島袋先生がおじさんと筋肉がお好きなため、筋肉にもなんやかんやと詳しくなります(おじさんには詳しくなりませんでした)。
難病、闘病、入院……という単語を並べると、悲しいストーリーかと思ってしまいますが、『腸よ鼻よ』はまったく違います!病気になって、大変なことはあるけど楽しく過ごすこともできるよ、そんなメッセージがあるように感じられます。

東京卍リベンジャーズ / 東卍 / 東リベ / Tokyo Revengers / Tokyo卍Revengers / 東京リベンジャーズ
9

原作を知らない人こそ見て欲しい!

原作を知らない状態で観たあと、アニメを観ました。
まず、キャストがとても豪華で原作の顔立ちの良さと悪い意味でのギャップはなく、服装、髪型は再現度が高くて素晴らしかったです。
主人公の弱くて情けない性格も見ていてイライラするくらい演技が上手でした。
他に、ドラケンを演じている山田裕貴さんが別人かと思わせられるほど本人に化けていて引き込まれました。
また実写ということもあり、喧嘩のシーンはアニメよりも迫力満点でした。血や怪我が生々しかったので苦手な方は見ていて不快になるかもしれません。
アニメ⇒実写の流れになると、内容が原作から外れてしまうことも多いのですがアニメも見てみると大きく違う部分はなかったかと思います。
しかし、映画として一つの作品を完結させるために登場人物であまり重要視されていない人も何人かいたので、
あくまでも別のものだと思いながら観た方がいいかと思います。
終始見ていてハラハラするシーンが多々あり、最後まで飽きない作品だと思います。
原作を全く知らない状態で見たからこそ純粋に楽しめたので、「東京リベンジャーズ」のタイトルは知っているけど内容は分からないという人、ジャンプ系アニメが好きな方に是非見て欲しい作品です。

宝石の国 / Land of the Lustrous
8

脆く美しい幻想世界

他に類を見ない独特な世界観を持った、とても美しく幻想的な作品です。
登場人物はタイトル通り「宝石」(鉱物結晶)であり、透明感と色彩でうまく表現されています。
フルCGでの作画が、この作品においては最大限活かされていると感じました。
主人公のフォスフォフィライトをはじめ、皆宝石の名前になっていますが、イメージとしては宝石そのものが人の形をしているという感じでしょうか。
坊さんの姿の「先生」以外は全て女性に見えますが、実のところ性別があるかどうかも判りません。
物語は、宝石たちを装飾品にしようと襲ってくる「月人」との戦いがメインで、3DCGによる作画が美しく効果的に「宝石らしさ」を表現しています。
月人とのバトルで負傷した宝石は、腕や脚が折れるのではなく「砕ける」描写が見事です。
また、髪の透明感、サラサラでありながら無機質の質感が素晴らしい。
どのような世界なのか、なぜ宝石が人の形をしているのか、月人とはどのような生命体なのか…一切説明は無いので謎だらけですが、
その事が本作をより幻想的に仕立てているのかもしれません。
ただ、最終回が中途半端だったので、ぜひ続編を作ってこの美しい映像を再び披露してほしいです。

俺の屍を越えてゆけ / 俺屍
8

やり込み型の育成ゲームです。

俺の屍を越えてゆけは1999年にPSで、2011年にPSPで出ています。
朱点童子に1年半から2年で死んでしまう短命の呪いと人間同士で子供が作れない種絶の呪いをかけられた主人公一族が、神様と交配しながら朱点童子を倒す物語です。
短命の呪いがあるので次から次へとキャラを育成していかなければならず、名前を付けるのが少し大変です。
ダンジョンに通って敵を倒し、奉納点を集めることによって神様と交配ができます。
奉納点を貯めれば貯めるほど強い神様と交配できますが、ダンジョンで過ごせる時間が決まっているので注意です。
一族の数が一定数をこえると強制的にエンディングを迎えてしまいます。
育てすぎも良くはないです。
ただ一族が途切れるとゲームオーバーです。
程よく育成してください。
天界からの使いのイツ花と黄川人がサポートしてくれ、用語解説や戦闘指南などをしてくれます。
職業は最初3種類しかありませんが、指南書を手に入れることで8種類まで増やすことができます。
忠誠度もあり、提案を蹴ったり討伐に連れていかないなどがあると下がってしまい、アイテムを持って家出することもあります。
能力は遺伝するので交配の儀である程度どのようなタイプになるのかわかります。
いい能力が付くまでリセットを繰り返したりしました。

翔んで埼玉(映画) / Fly Me to the Saitama
8

いい意味で酷い

間違いなく賛否両論・好き嫌いが極端に分かれる作品だと思います。同県出身者としては間違いなくツボにはまる要所要所に挟まれる埼玉ネタ、自虐に対してすべて同感と納得してしまいます。埼玉県内においても浦和と大宮にはそれぞれ意地とプライドがあり、そこでも各々戦っているにもかかわらず、東京に挑もうとする心意気に感動さえ覚えました。
予告に描かれるビジュアルや全体の雰囲気で食わず嫌いになっているのであれば、もったいないと思います。後半の千葉VS埼玉の出身地対決では、もちろんご本人の了承を得てのことだとは思いますが、様々な有名人が登場します。それぞれの登場シーンに加えられるコメントも面白いのですが、意外な人が埼玉県出身だという驚きも一つのポイントです。結論として言うと、結末なんてもはやどうでもよく、「我々(千葉)には海がある」「埼玉には誇りがある」、こういったところにただただ純粋に笑えればそれでよいのです。
残念ながら、この映画の鑑賞地域が関西地区だった為、地元民には笑えても知らなければ全く意味が分からないセリフやシーンがあり、映画館で声を出して笑うことができないなどが度々あったため、DVDを借りてもう一度見たいと思います。

NieR:Automata / ニーア オートマタ
9

やらないと損です。普通に。

アクションがやや豊富です。FFやキンハでしかアクションを経験したことがなく初心者同然でしたが、いくつか敵を倒していくうちにすぐ慣れました。敵を襲う~お金・アイテム回収の流れはストレスもなく、スピードもあるため爽快感がありました。
武器も多種多様です。それぞれの武器が、素材を合成することでレベル4まで強化できるシステムです。またレベルを開放すると、武器ごとにウェポンストーリーが見られます。コンプリート魂に火が付きます。
また前作「ニーアレプリカント」をやっていると、小ネタが数個あるので面白味が増すと思いますが、やっていなくても十分楽しめましたし何ら支障はなかったので大丈夫です。
ストーリーも涙なしでは見られません。つじつまが合い、全貌が明らかになるにつれ心がはげしく揺れます。機械生命体の侵略により、人類がいなくなり荒廃してしまった地球で、地球奪還のために戦うアンドロイドたちが主役となり、物語が動いていきます。この設定が必然と切なさや残酷さを生むので、日常に刺激が欲しい方はぜひプレイしてみてください。
ファミ通の平成のゲームランキングでクロノトリガー、ゼルダに続き3位を獲得したのも納得がいくニーアオートマタ。まだプレイしてない人がうらやましいです。

忍たま乱太郎 / Nintama Rantarou / 落第忍者乱太郎 / 落乱 / Rakudai Ninja Rantarou
10

忍たま乱太郎は幅広い世代におすすめのアニメです

「落第忍者乱太郎」を原作とするNHKアニメーション、「忍たま乱太郎」は、大人から子供まで楽しむことができるアニメーションです。忍者の学校が舞台となっていますが、よく問題となっている子供たち同士のいじめなどといったシーンは無く、理想的な学校環境となっています。また、アニメーションの内容はギャグアニメの要素もあれば、悪いことをすれば必ずしっぺ返しを受けるといった道徳的な内容も含まれており、教育的観点から見ても素晴らしいアニメーションです。さらに、時代考証もきちんと行われているため、忍たま乱太郎を視聴したことによって虚偽の歴史情報を覚えてしまう心配もありません。上級生が下級生の面倒をよく見るといった、理想的な学校環境が丁寧に描かれており、いつも視聴するたびに、こんな学校があればいいなと思います。また、内容も単なる子供向けのアニメーションでなく、大人が視聴しても楽しめる内容となっています。平成から令和にかけて子供向けのアニメーションが少なくなっている中で、忍たま乱太郎は小さな子供にも安心して見せられる良質なアニメーションであると思います。親子で一緒に忍たま乱太郎を視聴して、その話題で子供と一緒に盛り上がるのもおすすめです。