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guuro9696のレビュー・評価・感想 (2/2)

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / The Legend of Zelda: Breath of the Wild / ブレワイ / BotW
10

Switchを手に入れたらまずはこれ! ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド

2017年3月3日にNintendo Switchと共に発売された『ゼルダの伝説 ブレスオブ ザ ワイルド』は、10年に1本の名作といっても過言ではありません。広大なフィールドを自由に探索でき、様々な驚きや発見が得られるこのゲームは、国外を問わず様々なメディアから評価され、GOTY(Game Of The Year:その年で最も素晴らしかったゲームのこと)を多くのメディアから受賞しています。
前述したとおりこのゲームでは広大な世界を冒険するゲームです。平地を自由に駆け巡るだけでなく、険しい崖を登り、高いところからパラセールで滑空して移動することもできます。また、地面に生えている草を燃やせば、隣の草や近くにある木製のタル等に延焼して上昇気流が発生したり、金属物に雷が誘導されることを利用して、敵の近くに金属板を運んだりと、様々な工夫を凝らして遊ぶことができます。
今までのゼルダは謎解きに詰まってしまうとどうしても先に進めなかったのですが、今作では小さなダンジョンが120、大きなダンジョンが4つあり、どこから行ってもいいし、どこからクリアするかも自由なので、わからない場所があってもそこで止まる心配もありません。また、謎解き自体も様々な解決策が用意されていて、時にはこんなやり方でいいの?と思いながらクリアしてしまう時もあります(笑)。
ゲームの腕前が上手かどうかに関わらず、ゲームが好きであれば必ずやっておくべき作品です。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、明らかに今までのゲームにはなかった魅力を放っています。

妖怪の飼育員さん
9

パロディの天才

『妖怪の飼育員さん』とは、「動物園」ならぬ「妖怪園」を舞台にした漫画である。
何が面白いか、とひと言で言うのは難しい。物語の構成、「妖怪」を現代にあてはめるリアリティ、どこか憎めないキャラクター、漫画的なギャグセンス、妖怪一人一人に一言で言い表せない人生…いや妖怪生があり、非常にリアルな作りになっている。絵も緻密で丁寧でとてもうまい。そして、パロディのレベルが物凄く高く、パロディだけで笑えてしまう。もちろん、飼育員たちのキャラクターも様々で、奥が深く、とてもリアルな描写なになっている。公式の紹介文に「人間ドラマの名手、藤栄道彦」とあるが、まさにその通り、どんなキャラクターも深く丁寧に正しく描く力を持っていて、そのうえで漫画を作る力もあるという「天才」だ。
ただ、少しパロディが多すぎて、落語のような感じになってしまっているのは若い人にはピンと来ないかも知れない。もう少しファンタジー寄りでいいのでは? と思うこともある。また、パロディは、後の時代から読むと古臭くなってしまうが、この漫画の内容自体は面白いので後世にも残ってほしいが、あまりパロディをしすぎると後世の人が困るかな、という印象をもらった。

おいでよ どうぶつの森 / おい森 / Animal Crossing: Wild World
8

カタルシスがある

ほのぼの生活ゲームに求めるものは、どちらかと言うと安心、安泰、リラックス、というイメージがあるのに対し、『どうぶつの森』シリーズはさすがの任天堂、ほのぼの生活ゲームにもこれでもかと言うほどカタルシスをぶち込んでくる。
まず、今作から登場した「カフェ」だが、コーヒーが飲めるようになっている。ゲームの中でコーヒーを飲めていったいなんの得があると言うのか、と思いきや、主人公がコーヒーを飲む瞬間、何とも言い難いカタルシスがある。
そして高レベルの物理演算。まるでそこで本物が生きているかのような動きに、何をさせてもカタルシス。椅子に座っても、ベッドに寝そべっても、寝返りを打つだけでカタルシスである。虫はそこかしこにいて、岩をスコップで叩けばそこにもまた小さな虫が飛び出てきたり、とにかくあふれ出る「リアリティ」は、任天堂が持つ高クオリティのプログラマーたちによる技術で、他のゲーム会社の追従はまず許さないだろう。着替えてもカタルシス、様々な家具を部屋に飾ってはカタルシスである。ただひとつ残念なのは、任天堂ゲームにありがちだが、音楽がまったく面白くない。任天堂はもっとサウンドクリエイターの採用に力を入れるべき。

東京喰種トーキョーグール / Tokyo Ghoul
9

タイトルなし

この作品は、喰種(グール)と呼ばれる、人間を捕食することでしか生きれない者と、人間の争いを描いており、舞台として東京が登場します。
主人公は、読書を趣味とするごく平凡な男子大学生で、ある機会で大きな事故に巻き込まれ、身体の半分が人間、半分が喰種という半喰種となってしまいます。最初は、その身体の変化に戸惑いを隠せず、ただ絶望する主人公でしたが、その主人公を受け入れてくれる人間と喰種により希望を持てるようになっていきます。しかし、人間側が中心となっている世界に反旗をひるがえした喰種の組織(アオギリの樹)に主人公が捕まり、そのことがきっかけとなり徐々に主人公の考えが変化するようになります。最初の主人公の考えから最後の主人公の考え方は目まぐるしく変化するので、すごく見ごたえがあります。また、多くの場面で名言などもあり、その言葉には感動させられるましたので、それも見どころです。
最初に喰種は、人間しか食べられないと書きましたが、もう一つだけ口にできるものとしてコーヒーが出てきます。なぜ、コーヒーだけは他の食べ物とは例外なのかは作品をご覧になっていただければと思います。ただ、コーヒーが他者と他者を結ぶきっかけとなっていることを最初に知っておくと見方が変わると思うので書かせていただいました。ぜひこの作品をご覧ください。

悪の教典(映画)
10

自信を持ってオススメします!

この作品「悪の教典』は貴志祐介による小説作品を映画化した作品です。
殺人でしか自分を表現できない「サイコ・キラー」の裏の顔を持つ高校教師の物語です。
「悪の教典は」序章もあるのですが、まだ観ていないという方は序章から観るのをオススメします。その理由としましては、この作品自体かなりグロテスクな表現が多く含まれていて、序章では映画と比べると比較的にグロテスクな表現が少なめな印象でした。私は友達と一緒に映画館で観ましたが、友達は途中で気分が悪くなり退出してしましました。それほどグロテスクです。序章を観てから本編も見れそうという方はぜひご覧になってみてください。

「悪の教典」は伊藤英明演じる高校の英語教師ハスミンこと、「蓮実聖司」のサイコ・キラーストーリーです。
ハスミンは生徒だけでなく、他の教員も一目置く非常に優秀な教師でしたが、本当の正体は殺人でしか自分を表現できない「凶悪殺人鬼」でありました。

この作品で私が素晴らしいと思ったのは、伊藤英明をキャスティングしたスタッフです。普段ドラマや映画などでは「優しい」「格好いい」のイメージが強い伊藤英明を恐怖の殺人鬼として起用することにより、この映画の恐怖を更に高めていると感じました。
ストーリーももちろん素晴らしいです!

ぜひ観てみてください!

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか / ダンまち / Is It Wrong to Try to Pick Up Girls in a Dungeon?
8

ベル君の成長を見て頑張ろうって思えるよ。

この世界では神に恩恵をもらえることにより冒険者になれる。どこの神の元でも同じ恩恵をもらえるので所属するファミリアはあんまり関係ないって世界です。
最初にこのタイトルを見たときは長いし、きっとかわいいキャラクターを出して、ちょっとえっちなシーンが出るだけのアニメかなーっと思っていたけど、全然違った。思い込みはよくないですね(ちょっとえっちなシーンはありますが)。
とにかく、主人公のベル君が純粋でとてもかわいい。一途で、近づきたいって人を目指して日々頑張っていく姿が見ていて暖かくなります。しかも根っからのお人よし。困っている人を見過ごせない。そんな性格だからこその出会いや友情、そして彼自身の冒険ありで、最初から最後までノンストップで見てしまいました。特にベル君がミノタウルスと戦うシーンは何度も再生してしまうほど熱くなります。見れば見るほどどんどん好きになります。そして、見るたびに初心に帰り、頑張っていこうって思えます。なので、ちょっと最近昔のように夢に向かって走れなくなってしまった人や、やりたいことはあるけど一歩踏み出せない人がいたら見てほしいです!一途なベル君を見て力をもらってください。

追記になりますが、ぼく個人の大好きな声優さんが出ているのでプラスアルファで最高です。今回ヘスティアの声を担当している水瀬いのりさんの声の演技にも注目です!

白雪姫と鏡の女王
10

美しくて強い女性の姿がそこにある

作品のタイトルにあるように、グリム童話で有名な「白雪姫」を題材とした映画です。
この映画の魅力といえば、映像の美しさがまず掲げられるかと思います。
映画全体の色合いが鮮やかながら上品で、それぞれのシーンをそのまま切り取って一冊にまとめるとするならば素晴らしい写真集になること必至です。
また、主演女優のリリーコリンズの圧倒的な美しさに目を奪われます。
彼女の知的で可愛らしい姿はまさに童話から抜け出た白雪姫そのものでした。
ストーリー展開も、元々の童話「白雪姫」になじみのある方はもちろんのこと、「実は今まで一度もちゃんとお話を読んだことがないんだ」という方にもすんなり入り込めるようになっています。
しかしながら、原作をそのままなぞらえているストーリーではなく、良い方向に現代的なアレンジが加えられてます。そこもこの作品の魅力だと思います。
どういうアレンジかというと、白雪姫の性格が原作とは違うということ。
女性が立場や発言で躍進している時代背景をうけて、人物像が構築されています。
この作品に描かれている白雪姫は、まさに自立した強くてかっこいい女性像が反映されていると思います。
原作の「白雪姫」とはまた違った魅力に溢れる「白雪姫と鏡の女王」、ぜひ一度観てください。

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair
10

優しい二人の暖かく優しい物語

赤髪の白雪姫は、あきづき空太によって描かれる人気漫画です。
この作品は2015年に1期、翌年の2016年に2期と、アニメ化されています。
発売当初から原作を読んでいて、そこからアニメ化を知り視聴してみたら、ほぼ原作通りで違和感なく見ることができます。

この作品の話は、タンバルンという王国に住む、生まれつき林檎のように赤い髪を持つ白雪が、自国の王子様に愛妾にされそうになるところから始まります。
物語の主人公の白雪は一話目から、自分の物語、つまり自分の人生を他人に決められたくない!という思いから、愛妾に迎えると伝令が来たその日に国を出ることを決断してしまう程に強い女性です。
なので、物語が進む中で、珍しい髪色を理由に何度も危険な目に遇いますが、決して心が折れることはなく常に前を向いて戦います。
そんな気丈な白雪が、弱さを見せることができるのが、国を出た先で出会う、タンバルンの隣国にあるクラリネス王国第二王子のゼン。
第二王子と町娘の白雪が親しくするのを良しとしない者からの妨害や、白雪自身を狙うものなど、様々なピンチにゼンが駆け付けるシーンはハラハラドキドキで時間を忘れて読み込んでしまいます。
そんなドキドキシーンも魅力の一つですが、他にも白雪とゼンの間に優しく穏やかに流れる時間や、色んな装飾品が細かく綺麗なのも、この作品にハマってしまう要素です。
そして、この作品は、恋愛系少女漫画である三角関係でドロドロ…ということがないので、そういうお話が苦手な方にはとてもおすすめです。

Mrs. GREEN APPLE / ミセスグリーンアップル
9

日本語歌詞でも、まるで洋楽を聞いているようだ

ドラマ「僕たちがやりました」の主題歌に「WanteD!」という曲が起用されたので、聴いたことある方のたくさんいると思います。私もこの曲を聴くまで正直知りませんでした。この「WanteD!WanteD!」は一度聴いたらなんだか病みつきになる曲で、リピートで何回も聴いてしまいました。ボーカルの大森元貴さんの発音が、日本語なのになんだか洋楽を聞いているようです。爽快に歌われるので、聞いていてとても気持ち良いし、引き込まれます。曲はロック調で始まり、終わりのころにはガラっとポップに変わるのが不思議な気持ちにさせられます。ぜひ、聴いたことない方は一度聴いてみてほしい曲です。私も「WanteD!WanteD!」からMrs. GREEN APPLEが気になって色んな曲を聴くようになりました。これから夏に向けての季節にオススメしたいのは「サママ・フェスティバル!」です。高音で始まるこの曲は、とてもポップな恋愛ソングになっています。この曲もなぜかリピートして聴いてしまう曲の一つです。「サマーフェスティバル」ではなくて「サママ」となっている歌詞もやはり魅力の一つなのかもしれません。