ぼのぼの(BONOBONO)のネタバレ解説・考察まとめ

「ぼのぼの」とは、いがらしみきおによる四コマ漫画、及び漫画を原作としたアニメ・映画作品である。1993年にアニメ映画化、1995年にテレビアニメ化、2002年に再度映画化、2016年に再度アニメ化した。ラッコの主人公「ぼのぼの」と、友人の「シマリスくん」「アライグマくん」、そして森の動物達と繰り広げる日常をゆるく、時に哲学的に描いた作品。

映画

「ぼのぼの」

1993年に公開された映画。
原作エピソードを、原作に近い雰囲気でアニメ化したシリアス寄りの作品。
原作者いがらしみきおが監督・脚本・絵コンテを勤め、ぼのぼののおとうさん役の声優も担った。

キャスト

ぼのぼの:藤田淑子
シマリスくん:馬場澄江
アライグマくん:屋良有作
アライグマくんのお父さん:大塚周夫
クズリくんのお父さん:熊倉一雄
クズリくん:雨蘭咲木子
ヒグマさん:佐々木優子
コヒグマくん:熊谷真弓
ぼのぼののお父さん:いがらしみきお
ショーねえちゃん:田中真弓
ダイねえちゃん:佐々木真奈美
ヒグマの大将:玄田哲章
スナドリネコさん:大塚芳忠

主題歌

「初恋」
作詞:朝水彼方
作曲・歌:大沢誉志幸

挿入歌「なんかよくわかんないいい気分」
作詞:田中加奈子
作曲:藤田興宣
歌:GARLAND(フェネックギツネくんが歌っている設定)

「クモモの木のこと」

2002年に公開された、フルCGのアニメーション作品。
「ぼのぼので感動してもらう」をコンセプトに作られ、原作者のいがらしみきおが監修・脚本・絵コンテに参加している。
ギャグは控えめで哲学的な内容を押し出しており、登場人物の死などの展開があるシリアス作品。
CGは滑らかでキャラクター達の毛一本一本を表現しておりクオリティが高い。
声優はシマリスくんの「吉田古奈美」だけが続投し、スナドリネコさんには森本レオが起用されている。

キャスト

ぼのぼの:上村祐翔
シマリスくん:吉田古奈美
アライグマくん:山口勝平
ポポくん:小桜エツ子
ポポくんのお父さん:菅原正志
ポポくんのお母さん:島本須美
クズリくん:道平陽子
クズリくんのお父さん:長島雄一
スナドリネコさん:森本レオ
アライグマくんのお父さん:立川談志

『ぼのぼの』の名シーン・名場面

死神ラッコと呼ばれたぼのぼののおとうさん

ぼのぼののおとうさんは元々ラッコの集落のリーダーであったが、(詳しい事は不明であるが)集落から孤立させられてしまっていた。
その事で生きる気力をなくし、貝を持たずに行動して(空腹で死んでも良いと思っていた)自暴自棄になってシャチの前に食べてくれと言わんばかりに現れていた。
シャチたちは気味悪がり近づかなかったり、食べようと近づいても偶然不吉な事が連続して起こり、ぼのぼののおとうさんは生き長らえていた。
その頃シャチの間では乱暴者の「そいつ」(通称そいつシャチ)と呼ばれたシャチがいた。
そいつは魚を一人で全部食べてしまったり、仲間に攻撃する獰猛な性格のシャチであった。
スカーフェイスの恋人のメスシャチがそいつに襲われ、その時受けた傷が原因で死んでしまった。
生きる気力を失ったスカーフェイスは復讐を糧に、そいつを倒す事を決意する。
スカーフェイスはそいつを倒すために仲間を集うがシャチの長老以外誰も協力してくれず、単身でそいつと戦い、スカーフェイスはボロボロになってしまう。
そこにぼのぼののおとうさんが現れてそいつを挑発し、スカーフェイスと共戦をはじめた。
しかしぼのぼののおとうさんもボロボロにされ、何を思ったのか自らそいつの口の中に入っていった。
ぼのぼののおとうさんが喉に詰まったそいつは窒息死し、スカーフェイスとぼのぼののおとうさんが勝利した。
この時、ぼのぼののおとうさんはどういったつもりで口に入って行ったのかは定かではないが、少なくとも口に入ってからは噛まれない様に飲み込まれないように、「生きよう」としていたのだという。
スカーフェイスと違い、復讐を糧にする事もできず誰も恨めずただ生きていたぼのぼののおとうさんは、この体験から生きる気力を取り戻したのであった。
そしてシャチたちからは「死神ラッコ」「キング・オブ・ラッコ」と呼ばれ、恐れられるようになった。

スナドリネコさんがきた日(テレビアニメ第2作:53話)

何らかの事情で傷だらけになったスナドリネコは海を漂流し、ぼのぼのたちの住む海岸の岩の上に流れ着いた。
そしてぼのぼのが発見し、傷だらけな姿を見て驚いて心配し、おとうさんに魚を取って貰いスナドリネコに魚を与える。
岩の上は波が来て危ないからと陸まで運ぼうとするが、一人では運べずにおとうさんを呼んだ。
するとスナドリネコは何らかの方法(ぼのぼのは大きな鳥に運ばれた、波で吹っ飛んだなど妄想していた)で陸に上がっており、ぼのぼのとおとうさんはスナドリネコを茂みに移動させた。
スナドリネコは傷だらけで且つ疲れており、最初はぼのぼのが話しかけても喋らなかったが、「ここは寒いところだな」と一言だけ言った。
その後スナドリネコが回復するまでぼのぼのが(餌を取っているのはおとうさんだが)面倒を見ていた。
スナドリネコはぼのぼのたちの住む森に住むキャラクターの中で唯一、外の世界(別の場所から)きたキャラクターなのであった。

原作ではここまで詳しく描かれず、扉絵の一枚絵と文章のみで少しずつ語られたお話である。
お互いに珍しい姿だったようで、スナドリネコはぼのぼのを珍しそうに見て、ぼのぼのはスナドリネコの毛の模様をじっと見るのであった。

新しい石が欲しい!(テレビアニメ第1作:12話)

ある日、ぼのぼのとシマリスくんがおとうさんのぼり(ぼのぼののお父さんの頭の上によじ登る遊び)をしていると、ぼのぼのがいつも持っている石を落として割ってしまう。
おとうさんはぼのぼのに石を海へ捨てさせ、新しい石を探してくるように言った。
道中アライグマくんに出会い、三人はスナドリネコの元へ石は何処にあるのか聞きに行った。
ぼのぼのの探すような(ラッコがお腹に石を乗せて貝を割る時に使えるような)石は入り江にあると教えてもらい、三人は入り江に向かった。
入り江には沢山の石があり、アライグマくんが次々とぼのぼのに石を渡すが、ぼのぼのは渡された石全てを良いと思い、逆に「どの石が僕を好きなんだろう」と疑問に思うのであった。
アライグマくんはその事をバカにするが、ぼのぼのは本気でそう思っていた。
気に入った石が見つからないまま日が暮れ、三人が帰ろうとすると、海からトドが現れる。
トドは肉食であるため三人は逃げ出すが、ぼのぼのが転んでしまいトドに食べられてしまいそうになる。
するとそこに石が飛んできてトドの頭に命中し、トドは逃げて行った。
石を投げたのはスナドリネコで、入り江にはトドが居る事に気づき心配して来てくれたのであった。
スナドリネコは今自分が投げた石がぼのぼのを助けた石だから、ぼのぼのの事が好きな石なのでは無いか?と助言した。
ぼのぼのはその石を拾い、この石が僕の事が好きな石だったのかと納得した。
アライグマくんは偶然スナドリネコさんが投げた石ってだけだと反論するが、「じゃあなんでこの石にだけ偶然が来たの?」と鋭い意見を述べた。

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