痛快なりゆき番組 風雲!たけし城(Takeshi's Castle)のネタバレ解説・考察まとめ

一般視聴者が本気で汗にまみれ、泥につかり、池に落ち、壁にぶつかる。そんな姿はお茶の間の大爆笑を呼ぶとともに、自分たちも参加してみたいと思わせた。そして日本国内だけではなく、海外でも大いに受けた。『風雲!たけし城』はそんな番組である。
谷隼人率いる攻撃軍と、ビートたけし率いるたけし軍の、数々の関門を介した激闘は127回に及んだ。

ファミコン風のセットの中を、落石や側面からの攻撃を避けたり、ターザンロープで渡ったり、トランポリンで跳んだりしつつ、制限時間内にゴールする関門。

途中で池に落ちたり、制限時間を迎えて金剛や丹古母、亜仁丸らに捕まったりしたら失格。

後期の関門の中では頻出で、人気も高かった。

ローラーゲーム

巨大なローラー7本の上を池に落ちないように渡っていく関門。

クリアするコツは、いかにローラーを回転させないか、ということ。

回転するローラーの間に身体を突っ張って耐えるものも多かった。

参加者が派手に頭や身体をローラーに叩きつけたり、思い切り水に落ちる様が人気を呼んだ関門である。

クリアしたものにはひときわ高い拍手が送られた。

人喰い穴

たけし城に至る前の最後の関門。

5つ空いた穴のうち、渡嘉敷隊長・大念寺隊長が潜んでいる2つの穴を避けられればクリアし、たけし城までたどり着くことができる。

次第に、ゲームの前に行う着ぐるみを使ったコントのほうがメインになっていき、2人の「違うでしょ!」というギャグが番組内で流行した。

カート戦

たけし城の前で行われる最終決戦。

参加者が一人ずつカートに乗り込み(最終関門をクリアした参加者が多い場合は複数でカートに乗り込むこともあった)、たけし率いる軍団が操るカートと銃撃戦を行い、動く要塞「たけし号」を撃破したものに賞金100万円が贈られる。

初期は水鉄砲、後期は光線銃を使った撃ち合いで、たけしが飛行機に乗って援護射撃を行う回もあった。

水鉄砲を使った撃ち合いのときには、たけし号の的は簡単に撃ち抜かれないように仕掛けがしてあった、とのちにたけしが語っている。

後期からは谷隊長もカートに乗り込むようになり、1度は自らたけし号を撃破した。

まとめ

『風雲!たけし城』は幅広い年代に爆発的な人気を博した。『ドラえもん』の劇場版にも「風雲ドラえもん城」というひみつ道具が登場したほどである。

その一方で、「危険きわまりない」としてPTAなどからは反発を食らった。当時の映像を見てみると、確かに「これは大丈夫なのか?」と感じられる場面もいくつかある。

だが、一般参加者がこれほどまで本気になってゲームに参加した番組は他にはないといえる。映像を見てみると、参加者の顔はみな輝いている。

『SASUKE』『関口宏の東京フレンドパークⅡ』『VS嵐』など、この番組の遺伝子を引き継いだ番組も数多い。

『たけし城』は今なお絶大なインパクトを持って輝き続ける番組である。

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