御意見無用っ!!(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『御意見無用っ!!』とは『月刊少年ギャグ王』『月刊ガンガンWING』にて連載された、よしむらなつきによる和風ギャグ漫画である。
干支時代の鹿子前町では、人間達が度々妖怪に襲われて困っていた。そんな妖怪達と戦う力を持っている符術使いの主人公、草薙宿禰は町を守る為「初代・妖怪妖魔改め方」に任命される。相棒の岡っ引きロボット助六と稲荷神社の巫女である榊原紫苑の協力を得て、妖怪退治をしていく物語である。

年齢:18歳 / 身長:162cm / 体重:48㎏ / 血液型:O型 / 星座:蠍座
本作のヒロイン。
稲荷神社の巫女で宿禰とは幼馴染み。
何かと暴走しがちな兄・柘榴や宿禰の抑え役で常識人。柘榴が作る紫苑ロボは全て彼女がモデルとなっている。スタイルの良い美少女だが、妖怪と素手で渡り合える程の怪力の持ち主である。宿禰の使う符術のお札は彼女が毎回作っている。
52、53話では柿の妖怪に唆されて「愛の巫女天使」に変身する力をもらい、妖怪退治をしたことがある。

榊原 柘榴(さかきばら ざくろ)

年齢:不明 / 身長:178cm(推定) / 体重:不明 / 血液型:不明 / 星座:双子座
紫苑の兄。
稲荷神社の神主だが、神社の仕事はほとんど紫苑に任せており、自分は神社の地下に作った研究所でロボットの開発に勤しんでいる。いつもニコニコしており温厚な口調で話すが、内心はメカフェチの変な人。語尾に「なのだ」が付くことが多い。
神職に就いている身だが、全ての人間をサイボーグ化するという危険な夢を持っている。実際に、妖怪である一の腕をロケットパンチが使える様に改造手術したり、宿禰達の精神をロボットに入れ替えたことがある。

柘榴と紫苑の母

名前は不明。
紫苑を産んですぐに当時5~6歳だった柘榴の作ったコールドスリープマシンに入って仮死状態となっていた。その為、紫苑を産んだ23歳の時とまったく変わらない姿をしている。コールドスリープマシンには自らの意志で入っており、その目的は「自分の娘より若い美しさと年齢を自慢したかった」というもの。
占いが得意で彼女の見た運勢は必ず当たるが、悪い運勢しか見ることができない為、「鹿子前の呪術師」という異名を持つ。
紫苑より若い母親を目指して、再度コールドスリープマシンに自らの意志で入って仮死状態となる。

その他の人間

あずき

鹿子前町で団子屋「あずき屋」を営んでいる女主人。
彼女の作る団子は非常に美味しいと町では評判である。宿禰がよく団子を食い逃げするが、全てツケとして記録しており、いつも支払いの催促をしている(しかし毎回逃げられている)。
宿禰の師匠である葵とは交換日記をする程の仲であるが、宿禰の近況報告書になっていることに少々不満も持っている。

宿禰の両親

諸国を漫遊中で、事あるごとに旅先から宿禰に小包を送ってくる。しかし、その小包の中身は大抵妖怪や妖魔で、宿禰達をトラブルに巻き込むことが多い。
作中では名前どころか登場すらしていないので容姿は不明。
一度だけ宿禰が符術の修行の為に両親の下に旅立ったことがあったが、団子とナンパに明け暮れて真面目に修行しない息子に手を焼いて一か月で鹿子前町に送り返した。

浅葱(あさぎ)

あずき屋で出会う忍者。
宿禰達と出会った当初は、とある仙人の呪いで忍術を使う度に性別が変わってしまう性質を持っていた。宿禰達の協力で仙人の呪いが解かれ、本来の性である男に戻ることができた。

楓(かえで)

宿禰の両親が旅先で出会った女性。
本来は19歳だが、10歳の時から成長が止まっており、妖怪の呪いを疑った宿禰の両親が稲荷神社に送ったことで宿禰達と知り合う。
実は10年前に不治の病で倒れた楓を救おうと、妹の紅葉が不死の力を与えると言い伝えられている鬼神の塚に祈りを捧げた際、鬼神が楓の体に憑依して成長を止めていた。そして月夜の晩になると、楓の意識が鬼神に乗っ取られて村を襲う様になっていた。
宿禰は紅葉の協力で鬼神を倒すことに成功し、彼女の体は本来の年齢のものに戻った。

紅葉(もみじ)

楓の妹。
10年前に不治の病で死を待つのみとなった楓を救おうと鬼神の塚に祈りを捧げて、楓に鬼神が憑依するきっかけを作ってしまった人物。楓から「鬼神が完全に体を乗っ取ってしまう20歳になる前に自分を殺してほしい」と頼まれていた為、一度は剣を向けるが結局は切れずに終わった。
姉妹の事情を知った宿禰達の協力で楓の体から鬼神を追い出すことに成功し、元の体に戻った楓と共に故郷に帰っていった。

妖怪

九十九(つくも)

年齢:300歳(推定) / 身長:165cm / 体重:50㎏
烏天狗の女性。
背中には大きな黒い翼を持つ。一の双子の姉で、いつも一緒に行動している。非常にスタイルが良く、胸元の大きく開いた服や網タイツを着用して登場することが多い。
人間界を征服するという野望を持ち幾度となく宿禰達に勝負を挑むが返り討ちに遭っている。
何故か敵である宿禰の長屋に居候しており、押し入れの上段で寝ている。
少々高飛車で高圧的な口調が目立つ為、お高くとまっている女性が好みでない宿禰からはナンパされなかった。
妖力は翼に蓄えられている様で、数百年の一度起こる羽替わりの際には妖術を使うことも飛ぶこともできなくなった。弱体化していた時にアルバイトさせてもらった団子屋の女主人あずきには恩を感じており、彼女に対して忠誠心を持つようになった。
設定では好きな物は「水晶」となっているが、作中で水晶を手にしている描写はない。

一(はじめ)

年齢:300歳(推定) / 身長:175cm / 体重:60㎏
烏天狗の男性。
背中には大きな黒い翼を持つ。九十九の双子の弟で、いつも一緒に行動している。語尾に「ござる」が付くことが多い。
九十九と共に人間界の征服を企んでいるが、根が優しく素直な為、悪の雰囲気は似合わない。
宿禰の長屋に居候しており、押し入れの下段で寝ている。
助六の口からミサイルを撃つ攻撃に感動し助六へ弟子入りを申し込んだ結果、柘榴の改造手術を受ける羽目になり、両腕からロケットパンチが撃てる様になった。
女装が似合い、女装時は男性からモテる。
設定では好きな物は「おでん」となっているが、作中でおでんを好んで食べている描写はない。

羽生(はにゅう)

年齢:230歳(推定) / 身長:163cm / 体重:40㎏
人食い鬼の女性。
褐色の肌と頭の一本角が特徴。口調は何故か関西弁である。鹿子前町の東にある森の中に住んでいる人食い鬼だが、しばらく食料である人間にありつけていないので常に空腹状態。
初登場時には、ちょうど節分の時期に人里に下りてきてしまい、宿禰達に豆を投げつけられた。
人間の中に眠る煩悩から邪鬼を作り出す術を持つ。
実は人間以外の食べ物も食べることはできるが、好き嫌いが酷い為に「人間しか食べない」と言ってごまかしている。
猫又の迦麟とは友達でよく一緒に行動しているが、天然な性格の迦麟に振り回されて大変な目に遭うことが多い苦労人。

迦麟(かりん)

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