【雪の女王】ジブリと縁のあるロシア名作アニメーション5選【チェブラーシカ】
ロシアのアニメ作品と聞くと、日本人でもすぐに思い付くのは『チェブラーシカ』ですよね。実はこれ以外にも、ロシアには素晴らしい名作アニメがたくさん存在しています。その中には、あのスタジオジブリにも大きな影響を与えたものも。この記事では、そんな「ジブリと縁のあるロシアの名作アニメ」を5つ紹介しています。
高畑勲「少年のときめく心を写し出しているかのようなおぼろな外界、少年の目に映った女性たちの鮮やかでありながら切れ切れの印象、揺れ動く少年心理で色染められたそのきわめて主観的な夢想や幻覚、はては少年の受けた精神的衝撃の強烈さ。」
出典: www.taringa.net
映画『春のめざめ』公式サイト - 予告編
www.ghibli-museum.jp
ジブリ美術館ライブラリー 第一回劇場提供作品は、ノルシュテインの弟子としても知られるロシアのアレクサンドル・ペトロフ監督の最新作『春のめざめ』。作品解説から、最新情報までお届けします。
予告編はこちらから。
凄い技法…アレクサンドル・ペトロフ氏のアニメーション制作
ペトロフ監督が絵を描くのは、撮影台に置かれ、下から白いフィルターを通した光を当てて白いキャンバスのようになったガラス板です。そこへ監督は指を使って絵を描きます。
筆や布も使うときもありますが、基本的に指先でガラスをなでるようにキャラクターや風景を描いていくのです。
この技法は、ガラス絵手法と呼ばれ、透明のアクリル板に油絵具で直接絵を描き、変化する部分を消したり付け足したりして、動く映像を完成させていくというもの。アニメーションにも様々な方法や表現がある中で、膨大な時間と手間のかかるのがこの技法。
いわゆるセルアニメーションとはまったく異なったこの表現方法が、作品に見応えのある迫力をもたらしている。
高畑勲「世界には、短編・長編を問わず、日本にはない種類の素晴らしいアニメーション作品がいくつもあります。にもかかわらず、一部の熱心なファン以外、そういう作品に接する機会は残念ながら非常に少ない。「アニメ大国」であるがゆえにかえってそうなのです。」
例えば、現在公開されている『かぐや姫の物語』の場合、フレデリック・バック(カナダ在住のフランス人)の作品からの影響も強いそうです。
【作品リンク】
チェブラーシカ オフィシャルサイト - Cheburashka Official site -
www.cheb-project.com
You can add captions too… 11/08 チェブラーシカのかわいいオブジェが新発売! 11/06 【続報】12/7(土)開催のロシア・アニメーションフェスティバル2013 11/06 チェブラーシカのチェス柄がキュートなサシェ(3種)が登場! 11/01 チェブ×チェスキャンペーン参加店舗が増えました♪ 11/01 チェブラーシカのかわいいポケットティッシュ(2種類入り)が…
映画『チェブラーシカ』全四話完全版公式サイト
www.ghibli-museum.jp
動物園の孤独なワニに会いにきたのは、都会の隙間の電話ボックスに暮らす、チェブラーシカだった──。 ロシア史上、最も愛される人形アニメーション映画『チェブラーシカ』全四話完全版、この夏、堂々劇場公開!
【関連まとめ】
「アニメ界の至宝」フレデリック・バックの代表作4タイトルを紹介!『かぐや姫の物語』にも影響を与えていた - RENOTE [リノート]
renote.net
本記事では「アニメ界の至宝」と称えられているフランス出身のアニメーション作家、フレデリック・バックの名作アニメ4タイトルをまとめて紹介している。フレデリックは40歳を超えてからアニメーター作家としてデビューし、超人的な匠の技で多くの人々を魅了してきた。フレデリックは「スタジオジブリ」の名監督である宮崎駿や高畑勲から尊敬されており、高畑勲の作品『かぐや姫の物語』に大きな影響を与えている。
【耳をすませば】井上直久『イバラード』の世界に宮崎駿も惚れ込んだ!【スタジオジブリ】 - RENOTE [リノート]
renote.net
『耳をすませば』で主人公の雫が書いている『バロンのくれた物語』に登場する、美しい風景を描いた画家の「井上直久」についてまとめた。彼の美麗で幻想的な架空の国家『イバラード』には宮崎駿も惚れ込んでいる。2人は親交があり、井上直久はジブリ美術館にも絵を描いている。
スタジオジブリ作品のデマ情報まとめ!千と千尋の神隠しのモデルやとなりのトトロの都市伝説など盛りだくさん! - RENOTE [リノート]
renote.net
スタジオジブリといえば、宮崎駿監督や高畑勲監督による作品たちが有名。それぞれの作品には様々な都市伝説などの噂が飛び交っているが、その中にはデマ情報と判明したものがある。たとえば、『千と千尋の神隠し』。舞台は台湾の九份といわれているが、実は全然関係ないとのこと。他にどんなデマ情報があるのか、この記事でまとめた。夢を壊したくない方は、閲覧注意である。
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