8番出口(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『8番出口』とは、KOTAKE CREATEが開発した脱出ホラーゲーム・ウォーキングシミュレーションゲーム。無限に続く地下通路から様々な異変を見つけ出し、脱出を目指す短編ゲームである。2023年11月にSteamにて配信開始され、発売翌日に3万本を超える売上を記録し、インディーゲームとして顕著な反響をもたらした。日本国外の人気も高く、多くの人々がこのゲームのプレイ動画を投稿するようになる。
『8番出口』の概要
『8番出口』とは、KOTAKE CREATEが開発した脱出ホラーゲーム・ウォーキングシミュレーションゲームであり、プレイヤーは無限に続く地下通路からの脱出を目指す短編ゲームである。2023年11月にSteamにて配信開始されており、470円と低価格な値段設定となっている。
ゲームプレイは非常にシンプルで、「歩く」「走る」「見回す」のアクションを駆使し、プレイヤーは「進む」か「戻る」かの意思決定を下す。ゲーム序盤に示される4つのルール「異変を見逃さないこと」、「異変を見つけたらすぐに引き返すこと」、「異変が見つからなかったら引き返さないこと」、「8番出口から外に出ること」に従い、地下通路内の怪奇現象(異変)に遭遇した場合は引き返し、何も起きない場合は進む。正しい判断を重ねることで出口案内看板の番号が加算され、8番に達すると出口へ進むことができる。
このゲームは「P.T.」や「シャイニング」、さらには日本の都市伝説「異界駅」へのオマージュを含み、独特の雰囲気をもつ。Unreal Engineによる高品質なグラフィックとリアリティ溢れる地下通路の再現により高い評価を得ており、動画配信サイトでの実況プレイ動画も多数投稿されている。
「8番出口」の影響力は大きく、フォロワーゲームが多数発表されるなど、新たなゲームジャンル「8番出口ライク」を確立するに至った。このゲームは、プレイヤーに新しいホラー体験を提供し、ジャンルの拡張に貢献しているのである。
『8番出口』の登場人物・キャラクター
プレイヤー
このゲームの主人公。1人称視点で操作するゲームのため容姿や性別は不明である。
通行人
地下通路を歩いている中年の男性。シブい顔立ちで、ややハゲ気味である。彼は通路の奥の曲がり角から現れ、プレイヤーとすれ違いながら通路を直進し、手前側の曲がり角を過ぎた後、案内看板の前で立ち止まり、スマートフォンで何かを調べる行動を繰り返している。周囲を見回している様子から、彼も地下通路に迷い込んだ可能性があることが示唆されている。
『8番出口』のゲームシステム
このゲームは、プレイヤーが一人称視点で「8番出口」を目指し、無限に続く地下通路を進む一人称脱出ゲームである。地下通路には出口への案内として番号付きの看板が設置されており、ポスターやドアが並ぶ長い通路と直角につながる通路がL字形に配置されている。反対側の通路からは彷徨う中年男性が歩いてくる様子も見られる。プレイヤーは異変を感じた際には逆方向へ進む必要があり、異変がなければ前進を続ける。看板の番号が8番に達すれば出口の階段に到着し、ゲームクリアとなる。しかし、異変を見落とすと0番に戻される。異変は多様であり、細かく観察しないと気付けないものも含まれている。異変を回避するか無事に通過すると、看板のカウントが上がる。異変を一度発見すると再発しないようになっており、ホラー要素も含まれている。ゲームオーバーの可能性もあり、異変には深入りせず迅速に引き返すことが求められる。
『8番出口』の異変
8番出口には全31種類の異変が存在し、異変の箇所は通行人やポスターなど多岐にわたる。各異変の詳細について下記である。
通行人の異変
通行人がこちらを見てくる
出典: gameline.jp
通常まっすぐ前を見つめている通行人がプレイヤーをじっと見つめてくる場合がある。通行人に接触しても問題はない。プレイヤーの移動に合わせて、通行人の顔の向きが変わるので、その様子を観察するのが良いであろう。
通行人が速足でプレイヤーに向かって歩いてくる
出典: gameline.jp
通常より速い歩みでプレイヤーに近づいてくるおじさんに注意が必要である。この早足の通行人に触れると、ゲームは即座に終了する。そのため、彼の異常なスピードを察知したら、すぐに戻ることが賢明である。
通行人の背丈が大きくなっている
出典: gameline.jp
通行人の身長が天井付近迄達しており、非常に大きいことが一目でわかる。この異変については、通行人に接触しても問題はない。
通行人が笑顔になっている
出典: gameline.jp
通行人が笑みを浮かべながら歩いてくる。この異変については、通行人に接触しても問題はない。通行人の口元が開いているので、その様子を観察するのが良いであろう。
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目次 - Contents
- 『8番出口』の概要
- 『8番出口』の登場人物・キャラクター
- プレイヤー
- 通行人
- 『8番出口』のゲームシステム
- 『8番出口』の異変
- 通行人の異変
- 通行人がこちらを見てくる
- 通行人が速足でプレイヤーに向かって歩いてくる
- 通行人の背丈が大きくなっている
- 通行人が笑顔になっている
- 通行人の顔の一部分に欠損がある
- 左壁の異変
- 手前から2番目のポスターの顔が変化する
- 手前から5番目のポスターが不気味な顔に変化する。
- すべてのポスターが手前から4番目のポスターに変化する。
- すべてのポスターのサイズが徐々に大きくなる
- 防犯カメラ作動中の張り紙が追ってくる
- 防犯カメラ作動中の張り紙内の目が動く
- 右壁の異変
- 禁煙ポスターが増殖する
- 分電盤室のドアが消える
- 分電盤室がドンドンと叩かれる
- 清掃員詰所のドアノブ位置が中央に移動
- 清掃員詰所のドアが開いている
- 従業員専用のドアから覗いている人がいる
- 排気口から黒い液体が垂れる
- 床の異変
- 点字ブロックが顔になる
- 点字ブロックの並びが変化する
- 天井の異変
- 看板が逆さまになる
- 看板の裏側が「引き返せ」という文字に変化する
- 天井に顔のようなシミが浮き上がる
- 防犯カメラが赤く点灯する
- 蛍光灯が切れ、通路全体が真っ暗になる
- 蛍光灯が切れかけ点滅する
- 蛍光灯が斜めに設置される
- その他の異変
- 赤色の水が流れてくる
- スーツを来た双子の男が立っている
- 壁に同化した人が出現する
- 地上に続いている偽の出口が出現する
- 『スイカゲーム』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 8番出口のモデル駅は「清澄白河駅」
- 異変が発生する確率は約60%
- 開発者も認識していない「異変」が存在する