薬屋のひとりごとの恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『薬屋のひとりごと』の概要

『薬屋のひとりごと』は、2011年から小説掲載サイト「小説家になろう」で連載された日向夏のライトノベルである。2012年に単行本が出版され、2017年にコミカライズされた。2023年にはアニメ版の放送も始まり、さまざまなメディアで展開されている。
架空の中華帝国の花街で医師である養父と暮らしていた猫猫（マオマオ）は、ある日人さらいに遭って後宮に売り飛ばされた。年季が明けるまで目立たないようにと思っていたが、持ち前の好奇心と正義感で当時後宮を騒がせていた「謎の病」を、養父に叩き込まれた薬の知識で解決してしまう。これを機に猫猫は能力を買われ、王宮内で起こるさまざまな事件を解決していく。

薬屋のひとりごと（ラノベ・漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版（作画：ねこクラゲ、構成：七緒一綺）と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版（作画：倉田三ノ路）がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫（マオマオ）が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ（たまに自ら首を突っ込み）持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

ミステリーが話の本筋ではあるが、同時に猫猫と彼女を気に入った宦官の壬氏の関係の変化も描かれる。整った容姿で男女問わずとりこにする壬氏は、自身になびかないどころか嫌悪のまなざしを向ける猫猫に興味を抱き、徐々に恋心へと変化していく。ほかにも後宮の妃と皇帝の関係や妓女など、複雑な人間関係もストーリーに大きな影響を及ぼしている。

恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人について

『薬屋のひとりごと』の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人

片思いや恋愛要素がありそうなキャラクターたち

壬氏（ジンシ）＆猫猫（マオマオ）

故郷の花街で人さらいに遭って後宮務めとなった猫猫は、薬学の知識を活かして生まれたばかりの皇子の連続衰弱死事件を解決したことで、宦官の壬氏に目を付けられる。後宮の管理を担う壬氏は性別を問わず人を惑わす美貌を持つが、自分にまったくなびかない猫猫に興味を持つようになった。その興味はやがて恋愛感情になり猫猫へアプローチするが、花街出身で恋愛に幻想を持たない猫猫は長い間壬氏の気持ちに気づいていなかった。

漢羅漢（カン・ラカン）＆鳳仙（フォンシェン）

猫猫の両親。鳳仙は最高クラスの妓楼「緑青館」の妓女だったが、羅漢との間に猫猫を妊娠したため妓女としての価値が下がり、さらに梅毒にかかったため隔離されていた。猫猫の誕生後、羅漢はおじである羅門の失脚の影響で鳳仙になかなか会えなくなる。のちに後宮務めとなった猫猫によって2人は再会し、羅漢は鳳仙を正妻として迎えようとしていた。また羅漢は猫猫のことも溺愛しているが、猫猫の方は羅漢を父とは認めず嫌悪している。

李白（リハク）＆白鈴（パイリン）

李白は若い武官で、園遊会の際に義理でかんざしを渡したのをきっかけに、猫猫に里帰りの身元保証人を頼まれる。初めはしぶっていた李白だが、猫猫に「緑青館」のトップ妓女の1人である白鈴を紹介してもらった。白鈴にすっかり夢中になってしまった李白は、彼女を身請けするため出世を決意。白鈴の李白への気持ちは不明だが、筋肉フェチのため少なからず関心を持っている。

皇帝と後宮の妃たち

先帝＆安氏（アンシ）

先帝はすでに崩御しており作中には登場しない。皇位を継いだものの政治の才能はなく、皇太后の言いなりだったため大人の女性に恐怖心を抱く。その反動から幼女趣味となり、まだ幼かった安氏に帝王切開でのちの皇帝となる子どもを産ませている。

皇帝＆玉葉（ギョクヨウ）