ブラッククローバー(ブラクロ)の金色の夜明けまとめ

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基のファンタジー漫画である。魔力が重視される世界で、魔力のない少年アスタが魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す姿が描かれる。
「金色の夜明け」は魔法帝直属の戦闘特化型魔導士軍団「魔法騎士団」の1つで、「最強の騎士団」と名高い。団員は貴族のエリートばかりだが、アスタの幼馴染のユノは下民出身でありながら高い実力を示したことで「金色の夜明け」に入団した。

『ブラッククローバー』の概要

『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』連載の田畠裕基によるファンタジー漫画である。『少年ジャンプNEXT!!』の2014年Vol.2で読み切りとして掲載された後に、『週刊少年ジャンプ』の2015年12号から連載が開始された。「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」の第3位にランクインする、第1巻は38,128部を売り上げるなど、『週刊少年ジャンプ』の人気作の1つといえるほどの評価を得ている。
物語が進むにつれて、主人公やその仲間たちが成長していく姿や、手に汗を握る熱いバトルが魅力の作品で、アニメは海外でも高い人気を誇っている。

主人公はアスタという孤児の少年。魔力の量が重視させる世界で、アスタは魔力を宿していなかった。しかし幼馴染のユノとともに、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指して、魔法帝直属の戦闘特化型魔導士軍団「魔法騎士団」の門を叩く。アスタやユノは、ライバルや強敵との戦いを通してともに成長していく。

金色の夜明け(こんじきのよあけ)とは

金色の夜明けは9つの魔導士集団「魔法騎士団」の1つで、ユノが所属することになる集団である。現最強を謳われる魔法騎士団であり、団員は魔力の量が多い貴族のエリートがほとんど。団長は仮面で顔を隠したウィリアム・ヴァンジャンス。ウィリアムは団員からの信頼があつく、中には彼を心酔しているメンバーもいる。
アスタが所属する黒の暴牛と同時期に作られた比較的新しい騎士団であるにもかかわらず、騎士団の中でも確固たる地位を確立している。しかしテロリスト「白夜の魔眼」との戦いで信用が失墜、その後スペード王国の魔導士たちにより団員の半数が殺されるなどの壊滅的な被害を受ける。
シンボルは太陽、シンボルマークは金色。

『ブラッククローバー』の金色の夜明け

シンボルマーク・紋章・エンブレム

金色の夜明けのシンボルは太陽で、太陽を表す金色をシンボルカラーとしている。デザインとしては、城の後ろの山に太陽を描くことで「夜明け」を表している。

ローブ

金色の夜明けのローブは青っぽい色のファーがついたデザインで、右胸のあたりにスリットが入っている。また左肩から右胸にかけて紐がついている。紐の色は団員は緑色で、団長は赤色。

アジト

金色の夜明けの本拠地は整然としており、ホールには大きくシンボルマークが掲げられている。作中ではスペード王国の襲撃によりぼろぼろになってしまった。

特色

金色の夜明けの団員のほとんどが貴族のエリートである。そのためプライドの高い人間が多く、他の団員、特に平民や下民を見下しがち。同じ団員で下民が暮らす「恵外界」出身のユノに対しても、快く思っていない者が多い。ユノは活躍がめざましく、団長のウィリアム・ヴァンジャンスに買われていることもあってなおさらである。
騎士団の中では黒の暴牛と同じく比較的新しい。団設立のきっかけはウィリアムが魔法帝ユリウスから新しい団の設立をもちかけられたこと。ウィリアムはその団の構想として、「文字通りこの世界に、金色に輝く夜明けをもたらす。暗黒のような夜といえども、陽の光は差し、いつか必ず明けると証明して見せます」と語った。
新しい騎士団でありながら圧倒的な速度で最強と呼ばれ、民からの信頼も厚い騎士団になる。しかしその過程で団員が皆予想以上の才能を開花させるため、他の騎士団長からは不審な眼で見られることもあった。

実は団長のウィリアムは、一つの肉体にウィリアムのものとは他に白夜の魔眼のリヒトの魂が入っていた。そのため金色の夜明けには、リヒトたち人間とは異なる種族であるエルフの器候補となる魔法騎士を優先的に集められていたのである。白夜の魔眼との戦いの中、金色の夜明けの団員は王族のミモザ・ヴァーミリオンと宿ったエルフの特殊性によって肉体だけ変質したユノ以外、皆エルフとなり人間を裏切ってしまった。その後エルフ化が解けたものの、他の騎士団からは厳しい目で見られるようになった。

星の数

魔法騎士団はその功績を星の数で表される。金色の夜明けは星の数が96個で騎士団の中でトップだった。作中で新たに星の数が発表されることになったが、そこでも125個で断トツの1位だった。

団長

ウィリアム・ヴァンジャンス

金色の夜明けの団長にして設立者。次期魔法帝の最有力候補で、魔法帝に最も近い男と呼ばれる。普段は羽のついた兜で顔を隠しているが、これは顔に生まれつきあざがあるため。このあざのせいで周囲の人間から「呪われた子」と呼ばれ不気味がられていた。幼い頃は恵外界で暮らしていたが、8歳の頃に貴族に迎え入れられる。子供の頃に出会ったユリウスに深い恩義を感じており、忠義を尽くしている。
実はエルフのパトリの魂がその肉体に入っている。ユリウスへの忠義は変わらないとしながらも「白夜の魔眼編」ではパトリの意志を尊重して、決着をユリウスとパトリに委ねた。パトリが人間に対する憎悪から解放された後は、共に背負った罪を償っていくことを決意した。
魔法属性は「世界樹」。魔力を吸収して育つ樹を生み出す魔法で、他人の魔力を利用することで大規模魔法を扱える。

副団長

ランギルス・ヴォード

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