約束のネバーランド(約ネバ)の邪血まとめ

原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって執筆された大ヒット漫画『約束のネバーランド』に登場した鬼の少女ムジカは、「人間を食べなくても人間の形態や知能を失わない」という非常に稀な性質を持った「邪血の一族」の生き残りである。「邪血」の効果は血を飲むだけで他の者に簡単に広めることができる為、「肉の供給量によって民を支配する」王家・五摂家からはその能力を危険視され、「邪血の一族」は滅ぼされた。ムジカは処刑寸前でソンジュに救われ、以降700年に渡る王家からの逃亡生活を送っている。

700年前の飢饉の際に知らされた「邪血」の存在を自分たちの統治に影響が出ると懸念し、能力を独占するために邪血を皆殺しにして、女王及び五摂家のメンバーと共に喰らいつくした。
鬼と人間の間で交わした「約束」を守るために人間を狩るのを我慢していたが、ピーター・ラートリーの策略によって「ゴールディ・ポンド」の秘密の狩り庭を提供され、狩りを楽しむようになった。偶然捕らえていたエマや、かつての脱走者であるユウゴ・ルーカスらによって狩り庭は潰されバイヨンも死亡する。
バイヨンの失踪から約1年半後に息子が王家・五摂家に代替わりで参加しており、息子が邪血を摂取しているのかどうかは不明。

ノウム

700年前の飢饉の際に知らされた「邪血」の存在を自分たちの統治に影響が出ると懸念し、能力を独占するために邪血を皆殺しにして、女王及び五摂家のメンバーと共に喰らいつくした。
ノウムの兄と姉に当たるノウスとノウマは、ゴールディ・ポンドの狩り庭で死亡している。

プポ

700年前の飢饉の際に知らされた「邪血」の存在を自分たちの統治に影響が出ると懸念し、能力を独占するために邪血を皆殺しにして、女王及び五摂家のメンバーと共に喰らいつくした。おどおどとしたおとなしい性格の鬼。

ドッザ

700年前の飢饉の際に知らされた「邪血」の存在を自分たちの統治に影響が出ると懸念し、能力を独占するために邪血を皆殺しにして女王及び五摂家のメンバーと共に喰らいつくした。
かつてはギーランの臣下だったが、邪血の噂を女王・五摂家に報告し、ギーランが国家転覆を企んでいるとして捕縛させた。

その他

大僧正

原初信仰をソンジュに教えた先生の先生。かつては「神の声を伝えるもの」として代々の王を任命し、その政治を助けてきた偉大な存在である。「人間と鬼との約束」以降その存在は片隅に追いやられてしまったが、大僧正や彼を支えていた4人の賢者に今でも敬意を抱く人は大勢存在している。
「約束」の時大僧正はこれまでの教義を破ることを認め、信者たちに農園の肉を食わせて彼らを生き永らえさせるように取り計らう。その代わり大僧正と4人の賢人は「約束」以降何も摂取せず、1000年間に渡って仮死状態のまま人々のために祈り続けてきた。

女王と五摂家の死亡後、混乱した民たちをまとめ上げるのは大僧正しかいないと判断したソンジュにより、ムジカとソンジュの血を使って大僧正を蘇生させる。他の賢者を復活させようとした矢先にムジカとソンジュは捕らえられてしまったが、レウウィスによって救われた。その後大僧正は鬼の女王に推薦されたムジカを支えることを表明している。

アウラとマウラ

ノーマンが鬼を滅ぼすために使用した「退化毒」の影響により、多くの鬼たちが危機にさらされる。ムジカとソンジュは毒に侵された人々に血を飲ませて正常に戻し、他の人々にも「一口血を飲めば退化することはない」として、ムジカの血を飲むよう勧めた。
鬼の子供たちであるアウラとマウラはムジカの血を飲むが、ピーター・ラートリーの策略によって邪血を分け与えられたものは悉く殺されてしまったのである。アウラとマウラも捕まえられる寸前の状態だったが、「邪血」の真実に気付いた2人の兵隊によって庇われ、九死に一生を得た。

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