日出処の天子(馬屋古女王)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『日出処の天子』とは山岸涼子により描かれた漫画。舞台は仏教が渡来した頃の日本。のちに聖徳太子と呼ばれるようになる厩戸王子と蘇我毛人の関係を中心として、厩戸皇子の少年時代から摂政になるまでを描く。厩戸王子は聖人ではなく、不思議な力を持つ超人として描かれている。『馬屋古女王』は『日出処の天子』の後日談となる、山岸涼子による漫画。厩戸王子の死後、末娘の馬屋古女王により、厩戸王子の一族が滅亡へ導かれていく様を描く。2作とも、それまでの聖徳太子像を一新する意欲作である。

『日出処の天子(馬屋古女王)』の概要

『日出処の天子』とは山岸涼子による聖徳太子を主人公とした古代史漫画。
聖徳太子(しょうとくたいし)を不思議な力を持つ超能力者として描き、また聖徳太子を不思議な力を持つ超能力者として描いたことや、男性同士の恋愛を絡めたストーリーが読者の度肝を抜いた。
1983年度第7回の講談社漫画賞少女部門を受賞している。
「歴史ものは当たらない」という連載当時のジンクスを打ち破り、山岸涼子の代表作ともなった。

『日本書紀』だけでなく、『聖徳太子絵伝』や伝説から数々のエピソードを大胆に解釈し、ストーリーに取り入れている。
その不思議な力ゆえに母から疎まれた孤独な厩戸王子(うまやどのおうじ)が、蘇我氏の嫡男である蘇我毛人(そがのえみし)に惹かれ、受け入れてもらおうともがく様を精密な筆致で描いており、『風と木の詩』『摩利と新吾』などに続く、男性同士の恋愛を題材にした歴史ロマンである。
厩戸王子が少年時代を経て推古天皇の摂政となり、隋に宛てた「日出処の天子、書を日没処の天子へいたす」という有名な書について語る場面で物語は幕を閉じる。

1980年~1883年に白泉社『LaLa』に連載、単行本は花とゆめコミックスから全11巻が刊行された。
1984~1985年 白泉社『山岸涼子作品集』(全11巻)、1986~1988年 角川書店『あすかコミックス・スペシャル 山岸涼子全集』(全32巻)、1994年白泉社文庫『日出処の天子』(全7巻)にも収録されている。

1982年に『日出処の天子』のイメージアルバムが日本コロムビアより発売される。
1983年頃テレビアニメ化が企画されるも、制作中止。
1983、1984年に自選複製原画集『チェリッシュ・ギャラリー日出処の天子』を刊行。
2011年にメディアファクトリーから『日出処の天子 完全版』(全7巻)を刊行。連載当時のカラーイラスト、予告カットなどが収録され、全巻にカラーポスターが付くといった豪華な仕様であった。

『馬屋古女王』は、『日出処の天子』の後日譚である。
厩戸王子の末娘として生まれた馬屋古女王(うまやこのひめみこ)が、父親そっくりのその美貌で上宮王家(じょうぐうおうけ・聖徳太子一族)を破滅へ導くストーリーである。
厩戸王子はすでに死去しており、厩戸王子の長男である山背大兄王子(やましろのおおえのおうじ)と蘇我毛人の長男である蘇我入鹿(そがのいるか)を中心にして、厩戸王子の息子と娘が数多く登場する。
山背大兄王子は蘇我毛人とその同母妹・刀自古郎女(とじこのいらつめ)の隠された息子という設定であり、その出生に引け目を感じている。

『日出処の天子』で「私の子どもはみな長生きしないのだ」と言っていた言葉通り、上宮王家は蘇我入鹿に滅ぼされることになるが、『馬屋古女王』ではそこまでは描かれていない。
厩戸王子の同母妹の佐富王女(さとみのおうじょ)が見た夢占いで、一族郎党が炎の中死んでいく姿が語られるのみである。

馬屋古女王は口もきけず、耳も聞こえず、目も見えないという設定だが、他人を傷つけてでも「自分が楽しいこと」を重要視する頭の切れる少女である。
父親同様の美貌で兄弟たちを手玉に取り、不思議な力で自分の不利益となるものを消していく。
さらには偉大なる厩戸王子の長子として、威厳と権勢を保っていた山背大兄王子をもその沼に引きずり込み、一族滅亡の幕が上がるのだった。

1984年に白泉社の『LaLa』で連載開始。中断を経て1985年に角川書店の『ASUKA』で連載を再開した。
1986~1988年 角川書店『あすかコミックス・スペシャル 山岸涼子全集』(全32巻)、1994年白泉社文庫(全7巻)、2011年メディアファクトリー『日出処の天子 完全版』(全7巻)に収録されている。

『日出処の天子(馬屋古女王)』のあらすじ・ストーリー

『日出処の天子』のあらすじ・ストーリー

敏達天皇時代

仏教が伝来して間もない日本。大和朝廷では有力豪族の蘇我(そが)氏と物部(もののべ)氏の争いが続いていた。

有力豪族の長・蘇我馬子(そがのうまこ)を父に持つ蘇我毛人(そがのえみし)は、父とは反対に争いを好まない優しい青年だった。
天皇家に取り入りたい父・馬子の命で、ある日毛人はのちの天皇・用明天皇(ようめいてんのう)の王子・厩戸王子(うまやどのおうじ)を訪ねることになる。
毛人が厩戸王子の部屋で見たものは、書物を宙に浮かばせている厩戸の姿だった。
不思議な力を使っているところを見られた厩戸は、毛人の記憶を消そうとするが、毛人には効かなかった。

そのことがきっかけで、毛人は厩戸のいる宮に度々呼びつけられ、王子の両親、のちの用明天皇や母の穴穂部間人媛(あなほべのはしひとひめ)、厩戸の弟・来目王子(くめのおうじ)らとも親しくなる。
毛人は厩戸とともにいると物の怪を見たり、異世界に連れて行かれるなど、恐ろしい体験を何度もすることになるが、それを恐れつつも王子に対して距離を取ることはなかった。

宮に足しげく通ううちに、毛人は厩戸と母親の穴穂部間人媛に微妙な距離があるのを感じるようになる。
弟の来目王子とは仲睦まじいのに、どこかしら、よそよそしいのだ。
実は穴穂部間人媛は厩戸の力に感づいており、そのせいで厩戸を遠ざけるようになっていた。

ある日毛人は日系新羅人の淡水(たんすい)を紹介される。
彼は厩戸をこの世に下生した「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」だと言い、半ば厩戸に操られる形で、厩戸を侮った僧・日羅(にちら)を殺害することになる。
後日朝廷で犯人の詮議があったが、厩戸がでっち上げた下手人に誰一人異を唱えなかった。
11歳の子どもである厩戸の言葉に大人たちが素直に従うことに、毛人は何やら恐ろしさを感じるのだった。

そんな中、毛人は王位継承者のひとり、穴穂部王子(あなほべのおうじ)と出会う。
豪放磊落な穴穂部は自分のライバルは他でもない、天才と名高いまだ11歳の厩戸一人だと言い放つ。

敏達天皇が亡くなり、王位継承の争いが表面化してくる。
毛人の父・蘇我馬子は厩戸の父、のちの用明天皇を推し、馬子に敵対する物部守屋(もののべのもりや)は穴穂部王子を推挙し、
なかなか意見がまとまらない。

ある日宮を訪れた毛人は来目王子の誕生日の宴に招かれる。しかしそこに兄の厩戸はいない。
おかしいと思った毛人が厩戸の部屋を訪ねると、家族の団らんに参加できず、自分の力を制御できない厩戸の姿があった。
宮の中での厩戸の立場を気遣う毛人だったが、そのような家族の在り方に戸惑うことしかできなかった。

用明天皇時代

厩戸の部屋を訪ねた毛人は、ともに魑魅魍魎が跋扈する世界に飲み込まれるが、淡水のくれた弥勒菩薩像を身代わりに元の世界に戻ってくることができる。

異世界にいる間に二人の身体は溶け合ってしまい、毛人は厩戸の一部が自分の中に残っているように感じる。
毛人以外に魑魅魍魎の気配を感じたのは母親の穴穂部間人媛だけで、そのこともあって厩戸は母から疎まれるようになっていったのだった。
しかし恐ろしい体験をしても毛人は厩戸を恐れることはせず、むしろ彼を心配し、より一層気にかけるようになる。

用明天皇が崩御し、また王位継承争いが勃発する。
次の大王にと名乗り出ていた穴穂部王子が有力視され、朝廷は再び王位継承争いで先が見えないようになっていく。
厩戸は自らの思い通りにならない叔父穴穂部王子を殺害する。
それに気づいた毛人は、厩戸のそばにいると、血で血を洗う陰謀に巻き込まれるとわかっていながらも、離れることができない自分に苦しむ。
それは蘇我家のためではなく、逆らえない自分の意志でもあるのだった。

母を同じくする毛人の妹・刀自古郎女(とじこのいらつめ)は、兄の毛人をとても慕っていた。
毛人も妹を可愛がっていたが、蘇我氏と物部氏の緊張がピークを迎え、守屋の姪である馬子の妻は、娘の刀自古郎女を連れて物部の里に帰ってしまった。

蘇我物部両氏はついに戦いで雌雄を決することになる。
混戦のさなか厩戸の力により戦局が好転するが、厩戸と毛人は川に転落し、気づいた二人は敵方に取り囲まれてしまう。
厩戸の力で木の中に隠れ、難を逃れる二人。
通常ではありえないことを体験した毛人は動転し、「そんなことができるなど人間ではない」と厩戸を責めてしまうのだった。

物部守屋が淡水の弓によって死亡し、戦いは蘇我氏の勝利によって終わった。

崇峻天皇時代

穴穂部王子の弟・泊瀬部王子(はつせべのおうじ)が即位し、崇峻天皇(すしゅんてんのう)となる。
女好きで嫉妬深い崇峻天皇は、何かにつけて朝廷の注目を集める厩戸を敵視するようになる。
また厩戸もことあるごとに自分に敵対し、増長する崇峻天皇を疎ましく思っていた。

毛人はある日狼藉ものに襲われている女性を助ける。その女性は蘇我氏を敵と憎む、物部氏の石上斎宮布都姫(いそのかみのさいぐう・ふつひめ)だった。
毛人は一目で布都姫に惹かれ、文や贈り物を送るが、布都姫は相手が仇の蘇我氏の長子と知り、苦しむようになる。

自分の力を知っても自分を遠ざけなかった毛人に徐々に心を許していく厩戸だったが、毛人が布都姫に文を届けているという噂を聞きつけ、どのような女性か見るために女装をして布都姫の住む里へ向かう。
落ちぶれて暮らしている女に、毛人が好意を寄せていることに厩戸は激しく傷付き動揺した。

蘇我馬子は地盤を固めるために、物部氏との戦いが終わって戻ってきた娘・刀自古郎女を崇峻天皇に入内させようとする。
しかし物部の里で凌辱され、子どもを降ろしていた刀自古は、それを拒むために自殺を図る。
それほど入内が嫌だったのかと毛人はショックを隠せないでいた。

どうにか毛人と布都姫の仲を裂こうとする厩戸は、下働きの奴に化け、後宮に入れる美女を探す天皇の耳に布都姫の噂が入るように仕向ける。
それほどまでに厩戸は毛人を想うようになっていた。

日照りが続き作物が育たなくなる日が続いていた。
天皇は布都姫に雨ごいをさせ、雨が降らなければ責任を取って入内するように画策する。
結局雨は降らず、布都姫の弁護に立った毛人は神に祈って雨が降らなかったからといって、仏に祈れば雨が降るのか、と激高した。
売り言葉に買い言葉で厩戸は仏に祈って雨を降らせて見せる、と言ってしまう。
結局は毛人の力を借りて、厩戸は雨を降らせることに成功。布都姫は崇峻天皇に入内することになる。

以前から厩戸の才を買っていた先の大后、額田部女王(ぬかたべのひめみこ)は、自分の娘・大姫(おおひめ)を厩戸のもとに嫁がせる。
母に疎まれたトラウマから女性に嫌悪感を抱く厩戸は、初夜であるにもかかわらず、毛人のもとに魂を飛ばしていた。夢の中で二人は結ばれる。

一方、毛人を兄以上に慕っている刀自古は、布都姫との逢引の手紙を偶然読んでしまい、手紙をすり替える。
布都姫との逢瀬だと思っていた毛人は知らず知らずのうちに、暗闇で刀自古を抱いてしまう。
毛人の子を身ごもった刀自古は、父に命じられた厩戸との婚姻話を受け入れ、毛人との子供を産む決意をする。

崇峻天皇弑される

蘇我氏の後ろ盾が欲しい厩戸は、毛人との子だということを隠して子供を産みたい刀自古と取り引きをする。
形ばかりの夫婦でいることを受け入れつつも、厩戸に心惹かれていく刀自古。
生まれた子は男子で、毛人の子だと知っているからか、厩戸は「この子をいずれ大王にしたいと思っている」と言う。

それまで厩戸は両親と同じ宮に住んでいたが、斑鳩に新しい宮を立て、独立する。
そこには雨ごいの時に建てた夢殿があり、気心の知れた舎人と護衛だけの生活で、毛人にとっても心安らぐ場所となっていた。

ある日厩戸を排除したがっている崇峻天皇の命で暗殺者が宮を襲来。
毛人と二人で隠し部屋に隠れた厩戸はとうとう毛人に「好きだ」と告げる。
それに応えるように口づける毛人。しかし布都姫が病気だという噂を耳にした途端、布都姫への想いに囚われ、厩戸の言葉も耳に入らないのだった。
二人でいれば自分一人でいる以上の力が発揮できると思い込む厩戸は、毛人を手に入れるために布都姫を殺そうと心に決める。

天皇と蘇我馬子の関係は一食触発になっていた。
それをたきつけるように、天皇暗殺を馬子に持ちかける厩戸。
馬子は自らの政治基盤を盤石にするために、天皇の宮を襲撃する。
その騒ぎのさなかに天皇を殺す厩戸。
さらに布都姫をも手にかけようとするその時、毛人に見つかってしまう。
なぜ布都姫を殺そうとするのか問う毛人に対し、厩戸は「わからぬのか」と問う。
ようやく「自分のことをそこまで思ってくれていたのか」と気づく毛人だが、厩戸を拒み、布都姫を選ぶのだった。

推古天皇即位

崇峻天皇が暗殺され、次の天皇に厩戸が推されるが、彼は額田部女王を即位させ、自分は摂政として政を司ることになる。
このことに蘇我馬子は「大臣がもう一人誕生したようだ」と憤る。

毛人の妻となった布都姫はのちの蘇我入鹿(そがのいるか)を生み、そのまま亡くなってしまう。

厩戸がなぜここまで毛人にひかれるのかを考えていると、偶然にも毛人が現れる。
「二人でいれば成せぬことはない」と告げるが、「だからこそ、自分たちは結ばれてはいけないのだ」と毛人は厩戸を永遠に拒むのだった。

厩戸が新しい妃をめとり、その妃が「気狂い」だという噂を聞き、斑鳩を訪れる毛人。
そこで見た新しい妃は、厩戸が受け入れてもらえなかった母親、穴穂部間人女王に似ていることに衝撃を受ける。

厩戸は隋に使節を送ることを群臣に伝え、使節に託す文案を書き上げる。
「日出処の天子 書を 日没処の天子へいたす」と。

『馬屋古女王』のあらすじ・ストーリー

厩戸王子(うまやどのおうじ)の葬儀

厩戸王子(うまやどのおうじ)の葬儀に、幽閉されていた厩戸の末娘・馬屋古女王(うまやこのひめみこ)が輿で登場する。
噂では足腰が立たず、目も見えず耳も聞こえないということだったが、彼女の乗った輿が激しく中から揺さぶられていることに蘇我入鹿(そがのいるか)は気づく。
輿の中をのぞいた入鹿が見たものは、青白く光る恐ろしい眼だった。

厩戸の棺が安置されている殯宮(もがりのみや)には、厩戸が一代で築き上げた上宮王家(じょうぐうおうけ)の一族が集まっている。
父が厩戸、母が蘇我馬子の娘・刀自古娘女(とじこのいらつめ)という、血筋の上では他の弟妹よりも秀でている長の山背大兄王子(やましろのおおえのおうじ)が、葬儀を取り仕切っていた。
人数は多いとはいえ、絶大なる権力を持っていた厩戸王子が亡くなった今、後ろ盾となるものが何もないことに山背は不安を覚えていた。

厩戸の妻・菩岐岐美郎女(ほききのみのいらつめ)/膳美郎女(かしわでのみのいらつめ)は「気狂い」であり、彼女の子どもたちは母親の血を色濃く受け継いでいた。
そのことに思いをめぐらす蘇我入鹿。

ある晩、厩戸が眠る墓の中から子どもの声が聞こえる騒ぎがあり、入鹿はその場に駆けつける。
泣き叫ぶ山背の息子・難波王子(なにわのおうじ)の隣で棺の上に座っていたのは、厩戸に生き写しの馬屋古女王だった。

周りを惑わす馬屋古女王

山背のもとに引き取られ、その妖しい美しさで周りの男たちを惑わす馬屋古。
山背の息子だけではなく、異母兄弟たちをも誘惑していく。
さらに、山背にとって邪魔な存在である王位継承者の白髪部王子を、父から受け継いだ不思議な力で事故に見せかけて殺害する。
馬屋古の危険な力に気づいた山背の妻や入鹿のいうことも聞かず、馬屋古をかばう山背であったが、知らず知らずのうちに彼女に魅入られていってしまう。

上宮王家滅亡への序章

入鹿は山背を訪ね、自分の父・蘇我毛人が山背の父だという事実を聞かされる。
山背は呪われた近親婚の血に苦しみ、厩戸の血を引いていないがゆえに必要以上に長子である権力を振りかざしていたのだった。
しかし、それにも疲れ果て、もはや安らぎを馬屋古にしか求められないでいた。

そんな山背の姿を見て、馬屋古は上宮王家を滅ぼす魔性だと告げる入鹿だったが、山背は聞く耳をもたなかった。

厩戸の母・穴穂部間人女王(あなほべのはしひとひめ)とその義理の息子・田目王子(ためのおうじ)の間に生まれた佐富王女(さとみのおうじょ)は、占いを通して馬屋古が上宮王家に不幸をもたらすと読み取っていた。
そして厩戸一代で築き上げたものを、厩戸が自ら焼き滅ぼす幻影を見る。

入鹿は厩戸の墓から下りてくる黄色の衣服の人物を見かけ、上宮王家の象徴である五重塔あたりで見失う。
そして一族の滅亡を象徴するように、五重塔が燃えるがごとく赤く染まっているのを見上げるのだった。

『日出処の天子(馬屋古女王)』の登場人物・キャラクター

厩戸王子の一族

厩戸王子(うまやどのおうじ)

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