恐竜ジュニアの代表作であり、インディ最後の作品であり、ルー・バーロウとJ・マスシスの亀裂が決定的となったアルバム『Bug』の冒頭の曲。全編ヘロヘロでポップなメロディとラウドでジャンクなギター・サウンドに彩られた今にも壊れそうな危うさが魅力だった。余談だが、同時期に出たシングル「Just Like Heaven(ザ・キュアーのカヴァー)」も凄い!
ダンサブルなエレクトリック・サウンドに注入したノイズを増量させ、インダストリアルとスラッシュ・メタルを掛け合わせたかのような凶暴で暴走するサウンドが繰り広げられる、悪夢のような1989年の名作アルバム『The Mind Is a Terrible Thing to Taste』から。ひたすら突進する曲もイイですが、ジワジワ~ドカーンなこの曲の、有り余るエネルギーを分けて欲しい!このビデオはPVじゃないんですが、映画『フルメタル・ジャケット』とのマッシュ・アップがナイスな編集版!
カナダはトロント出身の2人組バンド。2002年に結成された。ギターを探すのが面倒だったため、ギターレスの編成となったという異色のバンド。元々はDeath From Aboveを名乗っていたが、DFAからクレームが来たため"1979"を追加した。ビシバシと激しいビートを刻むドラムスと、ギターを弾くかのように激しく爆裂するベース・ラインによる、個性的なノイジー・ガレージ、ネジの外れた早すぎたディスコ・パンクが凄まじかった。2006年に解散したが、2011年のコーチェラ・フェスにて再結成している。
Death From Above 1979 - Blood On Our Hands
2004年にリリースされたデビュー・アルバム『You're a Woman, I'm a Machine』から。ジャスティスがリミックスして腰砕けなグルーヴになったヴァージョンもイイですが、やはりオリジナルのダンサブルなパンキッシュ・ヴァージョンが良い!