Horizon Forbidden West(ホライゾン フォビドゥン ウェスト)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Horizon Forbidden West』とは、ソニー傘下のゲリラゲームズの開発によるオープンワールド・アクションRPG。2022年2月18日にPlayStation 4、PlayStation 5専用ソフトとしてソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売された。
2017年に発売された第一作『Horizon Zero Dawn』の続編であり、主人公アーロイが地球崩壊を阻止する最後の手段「ガイア」の復活をかけて「禁じられし西部」へと足を踏み入れていく物語である。

カルラット

すべての一派から勇士が揃い、とうとうカルラットが開催された。勇士となるために多くの者が機械への戦いへ馳せ参じる中、遠くの山林でうごめく巨大な影がった。レガーラの軍勢がカルラットに押し寄せてきたのだ。多くの機械獣を使役しているレガーラの軍勢に苦戦必至だったが、一派の先鋭部隊やコターロ達勇士の援護によってレガーラを追い詰めることに成功した。窮地に立たされたレガーラは態勢を立て直すために逃亡するほかなかった。
ヘカーロ族長の条件を達成することができたアーロイは、無事テナークスの領土に眠る古の施設へ足を踏み入れることが許された。そこには、ガイアの副次機能の一つである「アイテル」が眠っていた。「アイテル」を手に入れたことにより電波障害が復旧し、大気汚染が軽減されることだろう。アーロイはガイアの下へ戻り、次の副次機能が眠るポイントへと向かうのであった。

響き合うゆりかご

エリザベトのクローンに動揺するエレンド

謎の救難信号をキャッチしたアーロイは、ヴァール、エレンドと共に発信源である雪原地帯を目指すことになる。罠である可能性もあったが、今はどんな情報でも必要としてるアーロイに迷いは無かった。発信源に到着したアーロイは、そこでレガーラの逆族とゼニスが交戦しているのを目撃する。ゼニスは超高度文明により身体の周りにバリアのようなフィールドを作り出しているが、レガーラの逆族はそのバリアを破壊する装置を持っていた。装置によりバリアが解除されたゼニス(バベーナ)はレガーラの逆族に殺害されることとなる。それも全てサイレンスの入れ知恵であり、彼の研究が最終段階に入っている証拠でもあった。交戦場所を調査したアーロイは、山肌にぽっかりと口を開いた洞穴を見つけることになる。周辺に転がるスペクターの大群からファーゼニスによるものだと理解できた。アーロイとヴァールの2人は中へ踏み入ることとなり、その最深部では他の古の施設とは違う特殊な装置を見つけることになる。そこでアーロイは、自分と瓜二つの顔を持つ存在「ベータ」を見つけた。ベータを介抱しながら、ファーゼニスの追ってを振り切り拠点へと戻ることに成功したアーロイであったが、謎が深まるばかりであった。
時が経ち、ベータの容体が回復したことを知ったアーロイは彼女とお互いが持つ情報を交換することにした。そこで、アーロイはファーゼニスが過去に地球を去った「オデッセイ計画」の参加者自身であることや、ファーゼニスがどのような集団であるかを知った。エリザベトの細胞組織を利用してクローンであるベータを生み出した彼らは、「ガイアを修復するため」と嘘の情報を与えて彼女を使役していた。その本当の理由は、地球をもう一度「無」の状態に戻し自分たちの住みやすい土地に変換することであり、地球を乗っ取ることであった。
アーロイは現在の地球で起こっていることやガイアの副次機能についての情報を与える運びとなったが、その進捗の遅さからベータは取り乱してしまう。ファーゼニスの計画は凄まじい速度で進展しており現在のペースでは彼らに軍配が上がってしまう。それを阻止するために、アーロイはガイアに相談して一つの結論にたどり着いた。それは、その他副次機能を急速かつ安全に回収し、その過程で「サイレンス」を味方につけること。難題を2つも突き付けられたアーロイであったが、ここで止まるわけにはいかなかった。

砂の海

ガイアの副次機能「ポセイドン」を見つけるために、アーロイは砂漠と化したラスベガスを捜索することになる。砂漠は広大であり、途方もなく広がる海のような存在であった。探索を続けていたアーロイであったが、そこでショーマン兼発掘を行っているオセラム三人組「モーランド」「アバダンド」「ステマー」と出会うことになる。彼等は砂漠の下に眠る古の財宝を目指しており、彼らと意見が一致したアーロイは、お互いに手助けをしながら地下に眠る古の施設を目指すことになる。地上は砂漠で荒れ果てているが、その下には大量の水が広がる地下施設が存在することを知った一行は、水中での探索に必需品となる水中マスクを制作し海底深くの探索に乗り出した。探索の末、水源操作装置を発見したアーロイは、水位を下げることに成功し古の施設内にいる機械獣と戦闘することが可能になった。そして施設の最深部でポセイドンを見つけることに成功したアーロイと、地底深くの古の施設の探索が可能になったオセラム三人組は、お互いの功績を称え合った。ポセイドンの制御が戻ったラスベガスは、煌々とネオンが光り、巨大なテーマパークとしての姿を少しだけ取り戻していた。

過ぎ去りし時の種

ガイアの副次機能「デメテル」を見つけるために次に訪れることになったのは、うっそうと木々が生い茂る古の施設「グリーンハウス」であった。しかし、グリーンハウス周辺は謎の集団によって既に包囲され、探索するためには彼らと交戦しながら先に進む必要があった。その集団はレガーラの逆族ともファーゼニスとも違い、白い衣装に身にまとっていた。謎の集団の猛攻を退けながら古の施設内に潜入したアーロイは、一人の謎の少女と出会う。彼女は名を「アルヴァ」と名乗り、遠く離れた土地「クエン国」から派遣されているという。クエン国には飢えと疫病が流行り、その状況を打破するために遠く離れた西部へと進行してきたらしい。目的としては古の知恵や情報であるため、アーロイはアルヴァと停戦を結び更なる最深部へと調査を進めることになる。最深部へ向かうに連れこの施設の全貌が分かった。ここは、かつてスウォームの実験を行っていた場所であり、災禍が広がった中心部であった。研究データに目を通しながら、過去の惨劇を乗り越えていく道を共有した2人はデメテル奪還のため数々の障壁を潜り抜けることになった。新たな機械獣ドレッドウィングの猛攻を退けながら、新たな装備「バインカッター」を利用して最深部に到達したアーロイはデメテルの回収に成功し、クエン国にも和平を制定する運びとなった。
次に狙うは最大の難敵となる副次機能「ヘファイストス」だった。3つの副次機能を手に入れた「ガイア」は力を増しているとはいえ、一度にヘファイストスを吸収するには多くの時間が必要だと判断した。そこで広範囲に広がったヘファイストスを2つのデータコアが存在する機械炉GEMINIに集め一気に捕獲する案があがった。捕獲する際に発生する電力サージでヘファイストスに気付かれてしまうため、他の機械炉で電力サージを同時に起こす必要がある。成功の可能性は低いが、それしかヘファイストスを捕獲する方法は無かった。アーロイ達は結束しそれぞれ行動を起こすことになったが、まずはヘファイストスに書き換えられてしまったアクセスモジュールを突破するためにの高度資格を持った「テッドファロ」の研究資格を見つけることが優先事項だった。アーロイはクエン国が追い求めているテッドファロの墓に答えがあると目星をつけ、アルヴァの言い残していた記憶を頼りにサンフランシスコへと歩みを進める。

ファロの墓

サンフランシスコは海域に隔たれているため、クエン国の小さな船を奪って向かう他なかった。サンフランシスコは「亡びの地」と呼ばれており、巨大な建物が風化して自然とともに化石となっているような場所であった。アーロイは、サンフランシスコ郊外の海辺で、クエン皇帝の親族「シーオ」と予言者「ボーハイ」と面会することになる。預言者とは「アルヴァ」と同じく、古の遺産を発掘するためにフォーカスに選ばれた人物であり、野営地ではボーハイが基本的な実行指示を行っていた。ボーハイ曰く、テッドファロの墓を見つけることはできたが中に入ることができないという。その調査と引き換えにサンダージョーの討伐を依頼されたアーロイは、沿岸で暴れていた強化版サンダージョーを討伐し、正式に墓へ立ち入る許可を得ることが出来た。しかしテッドファロが築いた研究施設はエリザベトのDNAでは開けることができず、立ち往生をくらってしまう。怒るシーオを宥めながらも探索していたアーロイは、海底にある亀裂を見つけそこから施設へと入ることに成功した。
内部から入り口を開錠することに成功したアーロイであったが、シーオの呆れた思想に付き合わされることになる。シーオは自らをテッドファロの分身と称し、エリザベトの生まれ変わりであるアーロイと夫婦の儀式として入場するのが筋であると聞かないのだ。渋々彼の戯言を承諾したアーロイはソベックの装束に着替えた。施設内部は豪華絢爛を尽くしており、テッドファロがどれほど傍若無人な人物であったかを知らしめていた。更には侵入者対策としてコラプターを配置しており、一筋縄ではいかない探索となってしまった。内部の研究施設では不死の技術を研究しており、テッドファロの生体センサーがいまだ生きていることを告げていた。しかし、それは未完成であり十分な知見がないまま投与を続けていたテッドファロは最深部で異形の存在と化していたのだった。異形の者と化していたテッドファロを目撃したシーオは、信じていた存在の結末に愕然としてテッドファロの息の根を止めてしまう。これにより、テッドファロの体内に仕込まれていた爆弾が作動し研究施設は崩壊を始めた。くだらない独善的な空想を追い求めていたシーオは、その理想と共に瓦礫の山に埋もれてしまうのであった。残されたクエン国の人々は、信じていた目標を失ったことになるがこれは正しい結末であった。クエン国は古の知見を求め更に旅に出ることとなるが、アーロイと彼らは情報共有によってお互いが支え合うことを約束した。

GEMINI

ヘファイストス奪還のため協力するアーロイとベータ

テッドファロの墓にてアクセスモジュールを入手することに成功したアーロイは、拠点に戻って仲間たちの進捗を確認することになる。当初はすべてに悲観的であったベータも、アーロイの説得によって徐々に目の光を取り戻していった。それぞれがそれぞれの役割を全うした結果、機械炉GEMINIへ旅立つ用意が完了した。機械炉GEMINIへはアーロイとベータに御守り役のヴァールが参じることになり、その他の機械炉での囮役にゾー、コターロ、エレンドが向かうことになる。GEMINIにたどり着いたアーロイ一行はベータを守りながらも機械獣の群れを一掃しながらオーバーライドモジュールのある最深部へと進行していった。機械炉内を移動している「ヘファイストス」を追い詰めながら中央のコアに誘き出すことに成功した一行は、ヘファイストスが生み出す攻撃型機械のスロータースパインと戦闘することになる。スロータースパインを倒した一行は、各地の機械炉に配備されていたメンバーとフェーカスで意思疎通しながらもヘファイストスを抑え込む。アーロイとベータの共同作業によりなんとか獲得に成功したアーロイ一行は安堵の表情を見せた。
しかし、その表情は一瞬で凍り付くことになった。招かれざる客「ファーゼニス」が襲来したことによって全ての歯車が狂い始めることになる。ファーゼニスのジェラルドにより重症を負わされたアーロイは攻勢に転ずることができず、エリックとヴァールが戦闘を繰り広げることになった。しかし、エリックの攻撃によってヴァールは命を落としてしまう。絶望的な状況に立たされたアーロイであったが、ファーゼニス唯一の女性「ティルダ」が裏切り、アーロイを光の彼方へ救出したのだった。

残された者

目を覚ましたとき、アーロイはティルダの隠れ家にいた。ティルダは古の遺産を愛し、芸術を愛し、そしてエリザベトを愛していた。ティルダは腐敗しきったファーゼニスという集団に嫌気がさしていたことをアーロイに吐露しながらも、その奥底にはエリザベトしか見えていない冷酷さを表していた。ティルダはエリザベトが思い描いていたゼロ・ドーン計画と相反する計画を進めながらも、一人の人間としての感情をずっと持ち続けていたのだ。しかし、サイレンスをそそのかしたのはティルダ当人であり、サイレンスが独自でレガーラの部隊を使役しようとしていたのは武力でのファーゼニス打倒を提案したためでもあった。ティルダはサイレンスを利用することは半ば諦めていたがアーロイは違った。アーロイはサイレンスをも取り込み、その意志を統一させることによってファーゼニスを打倒することを決めたのだ。
GEMINIでの襲撃によってファーゼニスに囚われてしまったベータだったが、ティルダが作り出した特殊空間を経由してコンタクトを取ることに成功する。ベータはファーゼニスによって膨大なデータを処理する掲載処理機の役割を課せられていたが、アーロイが無事であったことやこれからの報告を受けて少しの安堵を覚えた。ベータを救い出しファーゼニスを止めるため、アーロイはサイレンスを掌握する行動へと奔走することになる。

テンの翼

サイレンスを嫌でも協力させるには彼が持つ牙を削ぐことが最重要項目であった。それは、レガーラの軍勢を黙らせることであり、その痛手はサイレンスにとって痛恨のものであるからだ。軍勢の多くは既にアーロイによって撃破されているため、今のレガーラの勢力はそこまで大きいものでは無かった。しかし、テナークスの一件を含めるとレガーラ自身の意思として「負け」を選ばせることに意味があるためアーロイは大胆な行動に出る。それは、機械炉GEMINIでオーバーライドを獲得したサンウィングに乗って大空を滑空し、テナークスの伝承にある空飛ぶ人の象徴になること。そして、その象徴が空から爆撃することで圧倒的な力を見せつけることだった。サンウィングに乗ったアーロイは、電子パルスを放つ装置を積んだ箱をレガーラの拠点まで運んだかと思うとその装置を投下した。レガーラが使役していた機械獣はすべて電子パルスによって制御不能となり、空からは伝承が舞い降りることになった。レガーラは進退窮まったことによって決闘を打診する以外なかったのだ。結果アーロイはレガーラとの死闘に勝利し、その身を確保することに成功したのだった。レガーラが使役していた機械獣がすべて海の藻屑と消えたことを知ったサイレンスは絶望したが、その行動にティルダが噛んでいることを知って押し黙る。完膚なきまで叩き潰された先に、自身の思想以上の成功があるのかと問い詰めるサイレンス。しかし、その考えもアーロイが持つ仲間やベータの存在、そしてガイアを現状考えられる一番良い状態まで復元した行動力によって変化していくのであった。アーロイの持つ力、サイレンスの持つファーゼニスの防御を突破する装置。それらを組み合わせればファーゼニスの打倒も夢ではなくなった。

特異点

ファーゼニスの本拠地へ乗り込むアーロイ達と敵対するティルダ

アーロイが目指す勝利に向かって、異なる人種、異なる境遇、異なる思想で生きてきた者達が終結することになった。亡くなったヴァールを追悼した後、最後の戦いに向けて準備を始める。エレンド、ゾー、アルヴァ、ティルダはサポートとしての準備を行い、コターロは古の装備から得た義手を調整し、サイレンスは防御を突破するための装置の最終段階に取り掛かった。レガーラはただただ死に場所を求め、その先にファーゼニスがいるのならと戦いに加わる決心をした。時が流れ、ファーゼニスの拠点がある大海原の沿岸。アーロイからの通告を受けてメンバーが焚火に集合する。ガイアとベータそして地球の生命を救うための最終決戦が、今始まったのだ。
ティルダの指示のもと海岸沿いにあった地下通路を通ってファーゼニスの本拠地へと辿り着いた一行は、それぞれの役割のもと散り散りになっていく。ファーゼニスの施設の目ともいえる部分のハッキングや、巡回の打倒などに分担しながらもアーロイは本拠地へと突き進んでいく。機械炉GEMINIでヘファイストスを逆に奪われてしまったことで機械獣の集団がファーゼニスの拠点を守っており、その手段を避けて通ることはできなかった。エレンド達も機械の軍勢に押され始めてしまう。とうとうここまでかという状況に差し迫った時、どこからともなく機械が生成され始める。それは、ベータがヘファイストスの権限を掌握した結果だった。一気に形成が逆転し始めた。ファーゼニスのメンバーの多くは反乱した機械達との戦闘に慣れているようだったが、その状況はサイレンスが持ち込んだ防御破壊装置によって覆される結果となった。装置はファーゼニス達の防御装置を全て破壊し、ファーゼニスの軍勢は機械獣にすべて蹂躙されることとなった。ヘファイストスをハッキングすることに成功したベータのおかげで、物量的有利を勝ち取ることに成功したアーロイ一行は敵の本拠地へと迫っていく。道中、発射台の昇降機にてエリックとの戦闘となるが、攻撃の通じる今のエリックはアーロイの敵ではなかった。
最上階へと到達したアーロイとベータは、統制端末によって衝撃の事実を知ることになる。それは、地球に向かって恐るべき規模のスワームの軍団が惑星間を経由して迫ってきているという情報だった。その最中、ファーゼニスのジェラルドが何者かの凶弾によって絶命してしまった。その凶弾を放った主はティルダであった。ティルダはゼロ・ドーンとファー・ゼニスの真実を継ぐ者としてアーロイを救うことを決めており、ファーゼニスのような集団は端から見限っていたのだ。そして、ティルダはスワームの軍団についてゆっくりと説明を始めた。それは「ネメシス」というAIでありファーゼニスの一部の反乱分子が生み出したものだという。ネメシスは「虚無」である自身を生み出したファーゼニスに怒りを覚えており、一人残らず飲み込むことを目的としていた。それは地球も例外ではなく、「ハデス」を目覚めさせるきっかけとなる絶滅信号となって表れたのだ。ティルダは地球の生命を置いて他の星へと逃げる選択しか残されていないと言うが、それはエリザベト・ソベックへの愛情ゆえであった。その陶酔した冷酷さに気付いたアーロイは拒絶する。ティルダとは考えの相違によって敵対するしかなかったのである。ティルダはスペクタープライムに乗ってアーロイを襲い、質量保存の法則を無視した攻撃によってアーロイを苦しませた。しかし、アーロイは愛する地球を守るためにティルダを打倒したのであった。
コマンドセンターに集結した一行は、地球の未来を目の当たりにすることになる。地球がスワームに飲み込まれるまでに残された時間はあと数年というところだろう。スワームの大群「ネメシス」の接近を止めることができないと踏んだサイレンスは、ファーゼニスの残したポッドに乗って地球を去る決意をしていた。しかしアーロイがその提案を呑むことはなかった。この地球に残された生命と、古の者が残した想いを置いていく決断をするはずがない。ポッドへと歩みを進めていたサイレンスであったが、ふと振り返った先に仲間に囲まれながら喜びを分かち合うアーロイの姿があった。その姿を見て、サイレンスの気持ちは揺らいでいた。そう、あれだけ硬い意志を持っていたサイレンスの考えが、旅を通して変わっていたのである。彼はポッドへと続く階段を降り皆の元へ向かっていた。
アーロイはサイレンスの心変わりに胸を撫で下ろしながら、仲間たちと喜びを分かち合っていた。しかし、その一方長くも短い未来に向けて決意を固めていたのである。
「新たな戦いだよ。エリザベト...」

『Horizon Forbidden West』のゲームシステム

6種類の固有スキルツリー

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