スタジオジブリがお勧めする海外のアニメーション18作品を紹介!『ひつじのショーン』や『キリクと魔女』など

本記事ではスタジオジブリがお勧めする、海外の名作アニメーション18タイトルをまとめて紹介している。「三鷹の森ジブリ美術館」によって企画されたもので、『ひつじのショーン』や『ウォレスとグルミット』など比較的メジャーなものから、『ベルヴィル・ランデブー』など独特の世界観を持った大人向けアニメまで幅広くチョイスされている。簡単なあらすじも掲載しているので、ぜひ最後までチェックしてみてほしい。

出典: www.amazon.co.jp

イリュージョニスト

【解説・あらすじ】
『ぼくの伯父さん』シリーズで名をはせたジャック・タチが娘のために書いた幻の脚本を基に、長編デビュー作『ベルヴィル・ランデブー』で独特のセンスを発揮したシルヴァン・ショメが映画化したアニメーション。昔ながらの手品を披露する老人が純粋な少女と出会い、言葉が通じないながらも心を通わせる姿を温かく描く。1950年代のスコットランドを映像化したノスタルジックな情景が美しく、不器用な老手品師の姿やシーンの中にタチへのオマージュがささげられている。

ジャック・タチへのオマージュ溢れる、緻密で静やかな叙情性に感じ入る“大人のアニメーション”。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

どのシーンも其のまま額に入れて鑑賞したい位の素晴らしさ ! 台詞は極端に少なく、アニメーションで勝負を目指しており、パントマイムで勝負したタチを彷彿させた。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

「イリュージョニスト」予告編

監督・脚色・キャラクターデザイン・作曲:シルヴァン・ショメ

出典: www.amazon.co.jp

木を植えた男/フレデリック・バック作品集

【解説・あらすじ】
荒れ果てた大地にたった一人で黙々と木を植えつづける男を描いた『木を植えた男』、1脚のロッキングチェアが辿る運命を通してケベックの文化や現代文明批判までを描いた『クラック!』で2度のアカデミー賞短編アニメーション賞に輝くアニメーション界の“至宝”フレデリック・バックの集大成。

個人制作アニメの最高傑作です。どこを切り取っても完成された絵の世界。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

一人でも多くの人が見て、この雰囲気を存分に味わって欲しい。純粋にそんな風に思える本物の物語。

出典: www.amazon.co.jp

「木を植えた男」

監督・脚本・原画:フレデリック・バック

出典: www.amazon.co.jp

夜のとばりの物語

【解説・あらすじ】
ミッシェル・オスロ監督による影絵アニメーション。年代物の映画館を舞台に、感受性豊かな少年と少女が紡ぐ、さまざまな世界観によって描かれる六つの愛の物語を追い掛ける。異国情緒あふれる色彩の美しさや、個性的な物語に圧倒される。

一話10数分の短編集ですが、一つ一つ、愛を試される物語で、考えさせられます。愛とか勇気とか正直とか夢とか、青臭いかもしれませんが、結構悪くないものです。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

それぞれの物語は、その国その地方に長く伝えられて来ただけあって、贅肉はぎりぎりまで削げ落とされ、単純な力強さに満ちていた。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

「夜のとばりの物語」予告編

脚本・監督:ミッシェル・オスロ

出典: www.amazon.co.jp

夜のとばりの物語 ―醒めない夢―

【解説・あらすじ】
大ヒットを記録した「夜のとばりの物語」の続編、光と影と圧倒的な色彩美が紡ぐ、新たな5つの夢の物語。夜な夜な好奇心旺盛な少年と少女が、古い映画館で映写技師と共にお話を紡ぎ、その5つの世界の主人公となります。5つの世界を通して描かれるのは、夢のお話。未来に思い描く夢、寝ている時に見る夢、想像の夢、様々な夢を追い求めようとした時、醒めない夢が始まるのです。

前作『夜のとばりの物語』は、短編シリーズ「ドラゴン&プリンセス」の全10話の中の5話に新作1話を加えた映画。この作品の評価が高かったことを受け、残り5話もオムニバス形式で公開。

出典: www.ghibli-museum.jp

目に焼きつく美しい映像、心に響く壮大な音楽、印象深い一風変わった御伽噺。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

「夜のとばりの物語 ―醒めない夢―」予告編

脚本・監督:ミッシェル・オスロ

しわ

【解説・あらすじ】
高齢化社会や認知症というテーマを手描きアニメーションで描き、スペインの賞レースで著名なゴヤ賞で最優秀アニメーション賞と最優秀脚本賞を受賞したドラマ。
養護老人ホームに預けられた元銀行員のエミリオ。お金に細かい同室のミゲルなど、施設に集まった老人は人それぞれ。完全に介護を要する老人は2階の部屋に入れられることもわかった。そんなある日、アルツハイマーのモデストの薬と自分の薬を間違えられたことから、エミリオは自身がアルツハイマーだと確信する。ショックを受けたエミリオのために、ミゲルは何とかしようと考えた結果……。

「しわ」予告編

監督;イグナシオ・フェレーラス

社会問題がテーマでありながら、時にユーモアを交えた語り口で、心に温かな余韻を残す。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

現実的な問題をオブラートに包まずに描いているから、グッと見入ってしまった。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

参考リンク

www.ghibli-museum.jp

hachisyu
hachisyu
@hachisyu

Related Articles関連記事

チェブラーシカ(Cheburashka)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

チェブラーシカ(Cheburashka)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『チェブラーシカ(Cheburashka)』とは、1969年〜1983年まで旧ソ連(ロシア)で製作された全四話からなる人形アニメである。南国産オレンジの箱に詰められてやってきたチェブラーシカと、動物園で働く心優しいワニのゲーナを中心とした物語。チェブラーシカの愛らしさが日本を始め世界各国から人気を集める一方、孤独やアイデンティティといったテーマも描かれている。ダークな側面も持ち合わせる独特な世界観を持つ作品としても注目されている。

Read Article

ジブリ美術館お勧めの世界の名作アニメ21作品まとめ!『しわ』や『キリクと魔女』など

ジブリ美術館お勧めの世界の名作アニメ21作品まとめ!『しわ』や『キリクと魔女』など

本記事では「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」で紹介されていた、世界の名作アニメ21作品をまとめて紹介している。高畑勲や宮崎駿、そしてジブリ美術館のスタッフがお勧めする世界の名作アニメーションを紹介していくというプロジェクトが、「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」だ。記事中では『しわ』『キリクと魔女』『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』などの作品を掲載している。

Read Article

【雪の女王】ジブリと縁のあるロシア名作アニメーション5選【チェブラーシカ】

【雪の女王】ジブリと縁のあるロシア名作アニメーション5選【チェブラーシカ】

ロシアのアニメ作品と聞くと、日本人でもすぐに思い付くのは『チェブラーシカ』ですよね。実はこれ以外にも、ロシアには素晴らしい名作アニメがたくさん存在しています。その中には、あのスタジオジブリにも大きな影響を与えたものも。この記事では、そんな「ジブリと縁のあるロシアの名作アニメ」を5つ紹介しています。

Read Article

目次 - Contents