腸よ鼻よ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『腸よ鼻よ』とは、島袋全優による闘病コミックエッセイである。コミック配信サイト「GANMA!」にて2017年6月よりWEB上で連載を開始。2019年に行われた「第五回次にくるマンガ大賞 Web漫画部門」にて3位にランクインした。本作の主人公であり著者でもある島袋全優は、19歳の時に潰瘍性大腸炎を発症する。23歳で大腸を全摘出するまでの壮絶な体験を描く。過酷な闘病生活を題材にしながらも、悲壮感を出さないコメディタッチなストーリーが話題を呼んだ。

最初の病院にいた婦人科病棟の看護師さん。優しくいい人であるが、点滴のルートを刺すのが下手である。セカンドオピニオンや転院先の病院も探してくれた。

編集部

編集M

編集M(下)。

全優を最初に担当した人物。全優にギャグ漫画を描く才能が備わっていることを見出した人物でもある。普段はカタコトの日本語だが、作品を評する際には流暢な口調になるのが特徴。作中では具体的な表情や服装は描かれておらず、シルエットのみで登場する。

編集K

全優の2代目担当者。編集Mの異動が決まったことから仕事を引き継ぐ。性格は編集Mに比べるとフランク。表情は描かれておらず、山口県出身であることから山口県のシルエットをかたどった布を頭に巻いている。

その他登場人物

マスター

全優の行きつけのバーのマスター。立派な口ひげが特徴的な初老の男性。全優の腸を気遣い、酒ではなくヤクルトを出すことがある。

ボブ

ボブ(右)。

バーで全優の隣に居合わせた軍人らしき黒人男性。全優の話に相槌を打ったり壮絶な闘病生活に絶句するなど、全力でリアクションを示す。

スーさん

全優の専門学校の同級生。全優のためなら命を懸けて走ってくれる素晴らしき友人。企画のカレンダーでは水着姿も披露した。

『腸よ鼻よ』の用語

潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)

大腸粘膜に潰瘍やびらんができる原因不明の炎症性疾患。クローン病とともに炎症性腸疾患に分類される。症状としては、粘血便・下痢・倦怠感・微熱・腹痛などが挙げられる。有効な治療法が存在しないことから、国指定の難病となっている。
潰瘍性大腸炎には、いくつかのパターンがある。「初回発作型」は、発病してから良くなると再燃しない。「再燃寛解型」は、その名の通り症状の再燃と寛解期を繰り返す。「慢性持続型」は、発病してから治療をしてもなかなか症状がおさまらず、「急性劇症型」は急激に症状が悪化する。

UC

潰瘍性大腸炎の英語表記「Ulcerative colitis」の略称。

大腸内視鏡検査

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