86(エイティシックス)のネタバレ解説・考察まとめ

『86ーエイティシックスー』とは電撃文庫から刊行されているライトノベルおよびそれを原作とした漫画、アニメ作品。著者は安里アサト、イラストはしらび、メカニックデザインはI-IV。
軍事大国ギアーデ帝国は国内で開発した無人兵器〈レギオン〉を武器に周辺諸国へ宣戦布告。〈レギオン〉部隊による侵略戦争が全世界を巻き込んだ大戦となる。
尊厳を奪われ消耗品として扱われるエイティシックスと後方から特殊通信で彼らの指揮を執る指揮管制官〈ハンドラー〉が織りなす激しく悲しい戦いと、人との別れが連なる物語である。

『86ーエイティシックスー』の概要

『86ーエイティシックスー』とは電撃文庫から刊行されているライトノベルおよびそれを原作とした漫画、アニメ作品。著者は安里アサト、イラストはしらび、メカニックデザインはI-IV。『このライトノベルがすごい!2018』(宝島社 刊)部門で新作1位&総合2位、第23回電撃小説大賞の大賞作品である。作家で最終選考委員の時雨沢恵一(代表作『キノの旅』)の推薦文では「ストーリー、伏線、作中ギミックの使い方、戦闘描写、全体を漂うヒリヒリとした雰囲気、そしてラストの一文まで、文句なしの大賞作品。この戦いを”全て目撃する”のはあなた。」と大絶賛されている。

帝国の放つ無人兵器〈レギオン〉を迎え撃つのは共和国製自立無人戦闘機〈ジャガーノート〉。共和国は〈ジャガーノート〉の指揮を執りを辛うじて撃退する日々が続く。国内の報道は〈ジャガーノート〉が〈レギオン〉を倒し今日も平和であると伝える。しかし〈ジャガーノート〉は無人兵器ではなく有人兵器。搭乗者は共和国純血以外の移民。彼らは存在してはいないもの「エイティシックス」と烙印を押され対〈レギオン〉戦に駆り出される。なぜこんな非人道的行為がなされているのか。それは共和国が行っている人種差別制度が存在しているからだ。純血の白系種(アルバ)と共和国に住まう有色種(コロラータ)とで区別し、有色種を帝国に与する敵性市民と断定。そして行政が管轄を行う85区以外(人外領域)に強制収容させられる法律”治安維持法”が制定されている。85区以外(人外領域)で有色種は人型の豚とみなされ人間扱いをされず、エイティシックスという蔑称で呼ばれていた。

主人公シンはエイティシックスであり、最前線で活躍するスピアヘッド戦隊の隊長として〈レギオン〉を殲滅している。一方ヒロインであるリーゼは最前線から120km程度離れた大要塞壁群〈グラン・ミュール〉で遠方同士意思疎通可能なレイドレバイスを装着し指揮管制官〈ハンドラー〉としてシン達の戦いを勝利へ導く。2人は戦う。少女は”涙”と共に。そして少年は”死”と共に。数々の出会いと別れを繰り返し、戦争を終わらせるため戦場へ赴くエイティシックスたちの活躍が続く。

『86ーエイティシックスー』のあらすじ・ストーリー

サンマグノリア共和国編 (第1巻)

指揮統制者〈ハンドラー〉と86-エイティシックス-たち

帝国ギアーデ連邦が自立無人兵器〈レギオン〉を開発し大陸全土を侵略し始めて9年経った。隣国のサンマグノリア共和国でも機体の開発は進み、〈ジャガーノート〉を戦闘へ送り込んだ。表向き〈レギオン〉と同じく無人兵器と称しているが〈ジャガーノート〉は有人兵器であり、搭乗者は共和国市民のうち、有色種(コロラータ)である。彼らはエイティシックスと呼ばれ人間扱いされていなかった。共和国は行政区が85区まで分かれている。そこには有色種はおらず、すべて白系種で構成されている。対する有色種は86区という存在していないとされている〈レギオン〉支配層に近い最前線の区画へ強制収容され戦争へ送り込まれていた。有色種は人ではないから戦争で命を落としても戦死者にはならないとして、市民には無血戦線と偽りの平和が伝えている。

指揮統制者〈ハンドラー〉であるレーナは、戦場で戦うエイティシックスを後方指揮する共和国軍人だ。いくつかの戦線で成果を上げ、精鋭部隊の集まるスピアヘッド戦隊の担当になった。レーナは〈レギオン〉の気配を把握できるという異能を持つ戦隊長シンと共に彼らを勝利へ導き生き延びさせようと必死だ。〈レギオン〉は複雑な動きをする無人兵器である以上寿命が限られていた。あと約2年で動かなくなることは今までの調べでわかっている。期限付きの戦いなのだ。しかし戦っていくうちに〈レギオン〉の寿命をつかさどる中枢部分を人間の脳に置き換えた進化型〈レギオン〉、通称〈黒羊〉や〈羊飼い〉が現れる。〈黒羊〉は兵士、〈羊飼い〉は部隊指揮者だ。これらに使われる脳は戦場で置き去りにされた人間の死体から抜き取った物。中にはスピアヘッド戦隊の物もあった。

いつになっても死なないスピアヘッド戦隊を処分するため、共和国は後退不可・期限無期限の〈レギオン〉偵察任務をスピアヘッド戦隊に与える。〈レギオン〉支配層に近づくにつれ、シンはかつて一緒に強制収容された兄レイの声を〈レギオン〉の中から聞き分ける。レイは〈羊飼い〉になっていた。レイとの戦いはこれまで以上に激戦であった。腐りきった共和国の意向を無視し、補給と後方支援をするレーナ。彼女の力添えもありシンは〈羊飼い〉になったレイを撃破。〈レギオン〉の姿はもう見えなくなり戦闘は終了した。共和国から無期限任務という名の死を言い渡されたシンたちに阻む選択肢はもうない。今まで戦死したスピアヘッド戦隊員の搭乗していた機体の一部を集め、搭乗員の名前を刻むのがシンの日課だった。あとは戦死したスピアヘッド戦隊の名を掘り起こしたプレートと共に、行き着く先までたどり着くことだけだった。レーナとの知覚同調(パラレイド)はまだ継続していた。共和国の手の届かない場所まで行けたシンは、レーナに「追いついてきてほしい」と言い、別れを告げる。

出典: www.pinterest.jp

再会するレーナとシン

シンたちと別れたレーナは別部隊の指揮統制者〈ハンドラー〉として配置転換される。レーナの配置転換後から約1年ほど戦いが続いても、共和国市民の意識は変わらなかった。建国祭の深夜、〈レギオン〉の攻勢が弱く油断していた北部戦線が攻められ、続いて共和国中心部を囲う大要塞壁群〈グラン・ミュール〉もあっけなく陥落。そして大要塞壁群〈グラン・ミュール〉陥落から一週間後、共和国は〈レギオン〉の侵略を止められず敗北し滅亡した。戦いをエイティシックスたちに押し付けていたせいで軍がまともに動いていなかったからだ。

しかしレーナたちは共和国の中心部、第一区で事前に用意をしていたため〈レギオン〉による殺戮を免れていた。レーナは諦めず防衛戦の指揮を執る。そんな戦線が2か月過ぎ、共和制ギアーデ連邦軍から救援の軍勢が届く。長きにわたる腐敗政治が続いた旧ギアーデ帝国は市民革命勃発の末、4年前に滅亡し現在は暫定大統領を置き民主政治に変わった。生きのびた共和国市民は、救援に訪れたギアーデ連邦軍に喝采で迎える。それと同時にエイティシックスに対する迫害、差別を知られてしまい次第に白い目で見られ、共和国市民は迫害者とみなされた。

シンとレーナが別れた時から2年が経過した。連邦軍に派遣という形で特別任務に赴くレーナ。その時シン達スピアヘッド戦隊が行き着いた先へたどり着く。そこには〈ジャガーノート〉の残骸と、補給機体の〈スカベンジャー〉が硝子の棺に入っていた。彼らの軌跡を確認できたレーナは連邦軍でレーナの部下になる者たちと挨拶をする。そこにはかつて知覚同調(パラレイド)でしか話せなかったスピアヘッド戦隊の生き残り、シン達がいたのだ。シン達は笑顔でレーナを迎え入れるのだった。

ギアーデ連邦編 (第2・3巻)

出典: www.pinterest.jp

戦場に囚われるシンに対し、「行くな」と言いながら涙するフレデリカ

物語はシンとレーナが別れた少し後から始まる。共和国の手が届かない場所に行き着いたシン達はギアーデ連邦軍に保護された。シンたちエイティシックスの生き残りを保護したのはギアーデ連邦政府暫定大統領エルンスト。旧ギアーデ帝国時代、領土拡大を目的に〈レギオン〉は帝国内で開発された。その後市民革命が勃発し帝国は滅びたが、〈レギオン〉は帝国を滅ぼした現ギアーデ連邦を敵とみなしてしまう。市民革命の末平和が訪れると思いきや、今度は〈レギオン〉討伐に駆られているのが共和制ギアーデ連邦の実態だ。それでもエルンスト含め周囲の大人たちは、シン達が一般人へ戻り平穏な生活に慣れるよう手を施した。しかしシン達はそれを断り戦場へ復帰する。ただしエルンストから今までのように兵士ではなく”士官兵経由の兵士”として、退役した後のことを考えられるようにと手を尽くされる。

ギアーデ連邦軍には戦場に女の子がいた。彼女はフレデリカ。旧帝国ギアーデの最後の女帝。まだ10歳である。帝国は〈レギオン〉を開発し大陸全土を掌握しようと試みるも市民革命の末共和制として生まれ変わった。帝国の習わしで徴兵される兵士を逃がさぬよう兵士の娘と同じくらいの子供を戦場へ放り込む。寝食を共にし戦闘にも参加することで疑似的家族とみなす。その運命を受け入れているフレデリカにはシンと同じく異能の力がある。それは知人の現在と過去を透視すること。帝国として栄えていたころ、フレデリカにはある騎士がいた。名はキリヤ・ノウゼン。シンの血縁者だ。ノウゼン家は元々武将の一族で異能持ちが多く輩出された。市民革命が勃発し、ノウゼン家は市民の方へ味方した。一方キリヤは帝国側についた。フレデリカを守ることが第一だったからだ。しかし同国兵を殺していくうちに心が病んでいき、次第にキリヤは制御不能になる。同時に〈レギオン〉も放たれていたため、力及ばず倒れたところでキリヤは〈レギオン〉に脳を持っていかれた。

シンは兄の声が聞こえた共和国時代、兄に会い始末をつけるという目標があった。しかし今はどうか。再び戦闘に身を置き“戦う”ことしか考えられない。未来が見えないのだ。キリヤの話をフレデリカから聞いたシンは、自分もキリヤと同じで戦場にしか居場所がないと気づく。シンの戦いぶりをモニタ越しで見ていたフレデリカもまた、シンの思惑に気づいてしまう。シンもキリヤも戦闘に没頭し未来を見ようとしないのだ。シンに戦場へ行くなと懇願するフレデリカは、キリヤと同じ状況に陥ったシンを、兄のようにフレデリカを守ってくれた存在を再び失いたくなった。

出典: www.pinterest.jp

偶然にもシンは戦場でかつての上官・レーナと再会する

〈レギオン〉の中でも列車砲のスタイルを持つ電磁加速砲型[モルフォ]。巨体で砲戦に特化し、接近戦を苦手とする。主に線路を走行しギアーデ軍に砲撃する。シン達も共和国で一度遭遇し上告したが共和国は電磁加速砲型[モルフォ]を無視している。電磁加速砲型[モルフォ]との激戦が繰り広げられる中、シンの搭乗する多脚機甲兵器〈フェルドレス〉の前に、レーナとレーナを警護する〈ジャガーノート〉が現れた。画面越しに見えるレーナの姿を見たシンは、共和国でスピアヘッド戦隊を指揮したレーナの声だと気づく。先ほどの戦いで外部スピーカーが不調になってしまったが、応答はできるのでシンから口を開く。
互いに状況を確認するとレーナから逃げず戦い抜くことを伝える。シンは共和国時代のことを思い出し、共和国市民はどうせ前線から逃げるんだろうと心が引っかかっていた。その空気を察して「たとえ力及ばず、敗北するのだとしても…わたしたちはここで、戦います」と言うレーナ。シンが「何のために生き急いでいる?」と聞くと、レーナは「命尽き果てる最期の瞬間まで、投げだすことなく戦い抜く。そう言って生き抜いた人たちがいて、同じよう在れると彼らはわたしを信じてくれました。だからわたしたちは生き抜いた彼らに追いつくために、彼らを連れてその先まで進むために戦うんです!」と答える。シンはレーナが自分たちのことを話していると理解した上で、「死人を相手に何の義理が?」と質問を投げかける。それに対してレーナは「忘れないでと、言われましたから」と返すのだった。

そこへ暫定大統領エルンストが到着。対空戦ミサイルで〈レギオン〉部隊をひとしきり沈黙させた。助かったシンたちだが、エルンストがレーナとの会話を遮ったことでシンは不満げだった。会話していたのがシンだと気づかないまま、レーナたちは共和国に戻るようだ。その間フレデリカは、過去にあったシンとレーナの別れの光景を透視した。共和国で別れる際、シンが「俺たちは先に行ってる」と言ってレーナを突き放したことで、レーナはシン達が辿り着いた場所へ進みたいと願うようになった。フレデリカはいつかレーナもシン達が辿り着いた場所へ到着できるかもしれないと気づく。しかし今のシンは、未来に希望が見えず先行きが見通せないという。フレデリカはそんなシンに、「ならばシンが次に目指すべき道はどこなんだ?再会した時にレーナに道を示すべきなのではないか?」と微笑みながら励ます。

サンマグノリア共和国は〈レギオン〉に陥落され、辛うじて自治領として形を成していた。そんな中、ギアーデ連邦に特別任務として派遣されたレーナは、新しく新設された部隊を任されることになる。その部隊には、かつて共和国でスピアヘッド戦隊に所属していた86-エイティシックス-らがいた。
そして物語は、1巻の最後のシーンの続きの会話で締めくくられる。2年ぶりに再会したシンとレーナは挨拶を交わした。
「お久しぶりです、ハンドラー・ワン。ギアーデ連邦大尉、元スピアヘッド戦隊隊長、シンエイ・ノウゼンです」というシンに対して、レーナは「これからは、わたしも、一緒に戦います」と返した。

共和国解放編 (第4巻)

出典: www.pinterest.jp

レーナが自ら戒めるために「一房の赤髪」と「漆黒の軍服」を身に付ける。そんなことをする必要はないと伝えるシン

2年ぶりに再会したレーナとシンは、その2年間について話をしていた。シンからみてもレーナの雰囲気は変わっていた。白系種(アルバ)の特徴である銀髪の一房だけ血の意味を示す赤色に染めていたことを表すのが”誰かに流させた血”、そして喪服のような黒色の軍服を身にまとっていることを表すのが”エイティシックスだけ死なせた部下の喪”。これらはレーナなりの覚悟を意味していた。”鮮血の女王”だともてはやされていなければ気が持たなかったとレーナは泣く。どんなに理想論を掲げてもエイティシックスの死を防ぐことはできず、家族は殺されずっとひとりぼっちだったからだ。悔やみ罪悪感でいっぱいだった彼女の気持ちを受けとめ、シンはレーナの不安を解放する。

シン達に与えられた任務は〈レギオン〉に支配されている共和国の奪還。共和国暫定政府の対応は未だにエイティシックスを人扱いしていない。むしろ、暫定政府は連邦が保護したシン達を早急に返せと主張してくる。彼らを使って〈レギオン〉討伐にあてたいようだ。ギアーデ連邦大統領エルンストは相手にせず作戦決行。

かつてアンリエッタ・ペンローズ少佐(以下アネット)の父とシンの父は共に知覚同調(パラレイド)の研究をしており、アネットとシンは近くに住む幼馴染だった。その後戦争が始まりシンの父親はシンと共に行政区から追い出され、知覚同調(パラレイド)の人体実験を行っていたアネットの父は良心を痛め自殺した。自殺した父の跡を引き継いだアネットは父と同様、知覚同調(パラレイド)の研究を行っている。アネットもシン達と合流し、共和国奪還作戦に参加することになった。

アネットは〈レギオン〉の施設で調査を開始、その途中護衛戦隊が〈レギオン〉に襲撃される。アネットの護衛部隊は近接猟兵型[グラウヴォルフ]によって壊滅させられた。しかしアネットは〈レギオン〉に捕らえられたものの殺されない。アネットはどこなのか分からない、打ちっぱなしのコンクリートで造られた広い空間に投げ捨てられていた。アネットが周囲を探索すると生存者を発見。しかし彼らは反応をしない。推測するに〈レギオン〉に捕獲され、脳の摘出手術待機の者のようだ。アネットと連絡が取れない状況になり、レーナは不安になる。レーナにとってアネットは大事な友人ではあるが、仲間の生存とアネットの生存どちらを優先するべきか悩んでいた。悩むレーナを思い、アネットは自分が探すとシンが申し出る。フレデリカとシンの異能を使ってアネットを捜索していると、突如大量の〈羊飼い〉が姿を現す。〈黒羊〉は取り入れた人間の脳が激しく劣化しており、〈羊飼い〉は取り入れた人間の脳が劣化していない。いうなれば、〈羊飼い〉は〈黒羊〉の上位互換だ。大量の〈羊飼い〉は85区からなる行政区にいた共和国市民と推測された。

シンは戦場を探索していると、実験室のような空間に入る。そこには新鮮で傷ついていない脳がたくさんあった。戦場に転がる死体と違い、共和国市民の脳は傷ついていない。戦場に転がる死体は記憶が残ったまま複製していたので、自己同一性(アイデンティティ)という記憶が残り扱いにくかった。仮に同じ記憶を持った〈黒羊〉が出会った場合、互いに自分を認識しきれず壊れる可能性がある。それ故今までは数多くの〈羊飼い〉は作れなかった。しかし共和国陥没後、〈レギオン〉達は共和国市民を実験台にし、劣化していない脳を複製できるようになっていた。これから戦う〈レギオン〉達は人間と同じ脳を持つことになる。戦争の激化は見えていた。

大量の脳の他に、生き残った共和国市民もいた。脳を刈り取られる順番を待っているのだろうと推測される。目から光を失いうずくまり、光も食べ物も希望も与えられなかった白系種(アルバ)たちの姿は、かつて未来の見えないエイティシックスに重なった。それでもシン達は作戦へ戻り、アネットを探し出す。フレデリカとシンの異能の力によりアネットの位置を確認。敵に襲われているアネットを無事救出するのだった。

出典: www.pinterest.jp

突如〈レギオン〉から少女の形をした光が現れ、シンに対し「さがしにきなさい」と伝える

途中かつてのスピアヘッド隊員カイエが〈黒羊〉になってシンたちを襲ってきた。生還は難しいと感じたシンは、自分が生還できない可能性があるとレーナに伝える。しかしレーナは断固拒否し、必ず戻るよう伝えた。シンは〈レギオン〉にアサルトライフルの引き金を引いた。すると機体から光が出てきて少女の形になった。この光の正体は液体マイクロマシンだった。そして「さがしにきなさい」と、口が開いた。声にせずとも唇の動きで理解できた。その後〈レギオン〉は姿を消し逃げられてしまう。

シンからの報告を受け、レーナ達は光の少女の正体が連合王国の〈レギオン〉開発主任ゼレーネ・ビルケンバウムではないかと行き着いた。彼女は公開ネットワーク上に全情報が開示されていた人工知能モデル”マリアーナ・モデル”を改良し、独力で〈レギオン〉制御系を作り上げた天才科学者。そんな彼女だが、〈レギオン〉基本戦力の一機、斥候型[アーマイゼ]の初期ロット運用開始前に死亡していた。不思議なことに遺体が見つからないという。

有色種(コロラータ)のシンと白系種(アルバ)のアネットは幼少時幼馴染だった。だが10年ほど前に勃発した〈レギオン〉との戦いの末、白系種(アルバ)以外は86-エイティシックス-と罵られ、戦場へ追いやられた。シンと仲がいいことで、他の白系種にアネットはいじめられてしまう。これ以上いじめられたくなかったアネットはシンに辛く当たり、それがシンとの最後の会話だった。アネットはシンを助けたかったけれど助けられなかった。そのことにずっと悩んでいたが、シン本人はすっかり忘れてしまったようで、たいした問題ではなかったようだ。シンに対するしこりは消え、なにかとシンを気にしているレーナを励ましてアネットはその場を後にするのであった。

テレビでは戦況報告中をしていた。その中でアナウンサーは今回の事態を収めたのはエイティシックスだとありのまま伝えていたが、話は徐々にエスカレート。エイティシックスは共和国が行った迫害の被害者で、母国救援のために自ら進んで赴いたとでたらめを流したのだ。エイティシックスを愛国精神あふれる被害者と見立て、お涙頂戴話をでっちあげた。戦況報告にレーナは失望したが、シンはどこの国も似たようなものだと気にしていない。エイティシックスを侮辱されても気にしないシンの素振りに対し納得できないレーナであった。

2年前〈レギオン〉に陥落させられ、周辺諸国からはエイティシックスの迫害行為を蔑まれた共和国は、変わらずエイティシックスを迫害し続ける。そんな惨状に「シン、…この世界は美しいですか?」とレーナは問う。レーナの真意を理解しきれないシンは「何を…」と反応。レーナは「あなたはこの世界を――人を。愛せていますか…?わかっています。…否、ですよね」と自ら思い直すように問う。最後に「子供の頃を、思い出せないんじゃない。思い出したくないのでしょう。無くしたものを。奪われたものを。それらは奪われたのではなく、元々この世界のどこにもなかったのだと、思い続けるために。――人は下劣だと、思い続けるために」とシンが秘めている思いを言い当てた。

エイティシックスたちは共和国に何もかも取られてしまった。幼いころの記憶は思い出したくなるようなものではなく、何かを期待できるようなこともない。世界はうつろで美しくない。レーナとは違う世界を見ているのだ。その事実にレーナはただ涙を流すのであった。

ロア=グレキア連合王国編 (第5・6巻)

出典: www.pinterest.jp

ロア=グレキア連合王国国王である父と、その息子である第五王子ヴィークトル・イディナロークの語らい

出典: www.pinterest.jp

〈アルカノスト〉

レーナたち第86独立機動打撃群の次の戦地はギアーデ連邦の友好国にして仮想敵国であるロア=グレキア連合王国。旧ギアーデ帝国と同じ数少ない君主制度の国である。第二王子殿下ヴィークトル・イディナローク(以下ヴィーカ)もシンやフレデリカと同じく異能の持ち主だ。ヴィーカは父親である国王にひとしきりあいさつを終えると、レーナたちと合流した。

共和国市民の脳を取り入れた量産型の知性化〈レギオン〉、先の戦いで名付けられた〈牧羊犬〉が出回ることで連合王国の食糧事情は壊滅の一途をたどっている。連合王国は雪国だ。上空は阻電攪乱型[アインタークスフリーゲ]によってジャミングがなされ可視光が届かず陽が照らさないのだ。

連合王国の目的は阻電攪乱型[アインタークスフリーゲ]増産拠点である竜牙大山内部に存在する〈レギオン〉の壊滅。レーナたちの目標は同じく竜牙大山内部に存在していると思われる〈無慈悲な女王〉の異名を持つゼレーネの情報。ヴィーカの率いる部隊には、半自動式集団戦使用の多脚機甲兵器〈フェルドレス〉である〈アルカノスト〉と有人機体の〈バルシュカ・マトゥシュカ〉の2種類がいた。比率でいえばほぼ〈アルカノスト〉ばかりで、〈バルシュカ・マトゥシュカ〉はヴィーカ直轄の所属部隊しかいない。ヴィーカの近衛騎士は〈レルフェ〉。彼女は人造妖精〈シリン〉一番機で人の形を完璧に模している。〈アルカノスト〉は〈ジャガーノート〉よりも内部は狭く、人が一人かろうじて入れるスペースに〈シリン〉が入る形だ。レーナたちと同じく知覚同調(パラレイド)を使い、ヴィーカと〈アルカノスト〉は連携する。

知覚同調(パラレイド)は元々共和国がエイティシックスを実験台にして作り上げた、遠方でも使用可能な通信手段だ。人類すべてに共通する集合無意識体を経由し、主に聴覚を同調することで物理的距離・障害を超越できる。ただしこれは人間同士の場合だ。人間ではない〈アルカノスト〉とヴィーカがどうやって集合無意識体を経由しているのか疑問に思ったレーナはヴィーカに問う。

ヴィーカは淡々と答えた。〈アルカノスト〉は死者の脳を複製したものを処理系統に利用している。死者の冒涜ともいえる行為だが、志願者のみ摘出しているのだ。多脚機甲兵器〈フェルドレス〉、本来は人間が搭乗する兵器だ。これを自動式にするとなると、どうしても人間よりも複雑な行動はできない。人間の脳を複製しそれを〈アルカノスト〉中央処理装置に装着すれば、より複雑な行動ができ戦勝は見えてくる。

ロア=グレキア連合王国管轄の「レーヴィチ要塞」。〈レギオン〉の攻勢により、レーナたち管制官は砦の上、シン達は地上にと分断された

〈アルカノスト〉の屍を超え、シン達は「レーヴィチ観測基地」から離脱する

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

ソードアート・オンラインII(SAO II)のネタバレ解説・考察まとめ

ソードアート・オンラインIIは、川原礫(かわはられき)が電撃文庫で連載中のライトノベル及びそれらを原作としたアニメ作品でソードアート・オンラインの続編。時はVRゲームが普及した2020年代。ゲーム内の死が現実になるデスゲーム「SAO」から生還した主人公・キリトは、デスガンというプレーヤーに撃たれた者が現実世界で変死を遂げている噂を耳にし、その謎を解明すべくガンゲイル・オンラインにダイブする。

Read Article

僕だけがいない街(僕街)のネタバレ解説・考察まとめ

三部けいによる漫画を原作とするアニメ作品。 2016年よりフジテレビ「ノイタミナ」枠にて全12話が放送された。 「再上映(リバイバル)」と呼ばれるタイムリープ能力を持つ主人公が、自分と周囲の人々を救うために、現在と過去を行き来するミステリー・サスペンス作品である。 終盤の11話の途中からは、原作とはやや違うオリジナルストーリーとなっている。

Read Article

心が叫びたがってるんだ。(ここさけ)のネタバレ解説・考察まとめ

『心が叫びたがってるんだ。』とは、2015年公開のアニメ映画。社会的ヒット作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のスタッフにより作成され、様々なメディアに展開していった青春群青劇。幼い頃のトラウマでしゃべれなくなった高校生・順。地域交流会でミュージカルを披露することとなり、「歌なら言いたいことが言えるかも」とやる気になった彼女は、仲間たちとの様々な交流の中で成長していく。青春の爽快感と切なさが詰まった物語と、ミュージカルとして生まれ変わる懐かしいメロディーの数々を楽しめる映画作品である。

Read Article

冴えない彼女の育てかた(冴えカノ)のネタバレ解説・考察まとめ

『冴えない彼女の育てかた』とは丸戸史明によるライトノベル、およびそこから派生する漫画、アニメ、ゲーム作品。 物語の主人公とあるオタク高校生が、とある少女をメインヒロインとした同人ゲームを作るためにサークルを立ち上げる。好きなことには熱中するその性格で、メンバー内のもめごとや納期、ライバル同人サークルとの対立など、様々な困難を乗り越えながら奮闘する物語。

Read Article

四月は君の噓(君噓)のネタバレ解説・考察まとめ

四月は君の噓は、新川直司による漫画。全11巻完結。アニメ化、実写映画化もされている。あるテレビ番組ではワンピースで有名な漫画家、尾田英一郎も絶賛していた。 元天才ピアニストの主人公、有馬公生、秘密を隠しているヴァイオリニストのヒロイン、宮園かをりを中心とした中学生の学園青春ストーリー。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(SAO アリシゼーション)のネタバレ解説・考察まとめ

『ソードアート・オンライン アリシゼーション(SAO アリシゼーション)』とは、川原礫による架空のVRゲームを舞台とした人気ライトノベルシリーズ『ソードアート・オンライン』のテレビアニメ作品のひとつである。本作は主人公のキリトこと桐ヶ谷和人が現実世界での事故によって人工の異世界「アンダーワールド」に迷い込んでしまい、そこで出会ったユージオやアリスらアンダーワールドの住人たちと共に、現実世界への帰還を目指して冒険する物語を描いている。

Read Article

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-(SAO OS)のネタバレ解説・考察まとめ

『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-(SAO OS)』とは、川原礫が手がける電撃文庫の代表作『ソードアート・オンライン』の劇場アニメ作品である。本作は、ゲーム内で死亡すると現実でも死亡するデスゲームを乗り越えた主人公のキリトこと桐ヶ谷和人とその仲間たちが、AR(拡張現実)を用いたオンラインゲーム「オーディナル・スケール」の裏で蠢く陰謀に立ち向かう物語を描いている。

Read Article

聖☆おにいさん (中村光)のネタバレ解説・考察まとめ

『聖☆おにいさん』とは、中村光による宗教ジョーク漫画作品である。同作を元に、OVA・アニメ映画作品が制作されている。2016年12月22日、実写ドラマ化の発表があった。 キリスト教の教祖・イエスと、仏教の教祖・ブッダが東京立川のアパートでバカンスを楽しむ日々を軸に、ドタバタコメディが繰り広げられる。

Read Article

銀の匙(Silver Spoon)のネタバレ解説・考察まとめ

『銀の匙』とは、荒川弘によって2011年より週刊少年サンデーで連載されている漫画及びそれを原作とするアニメ、実写映画。舞台は北海道の「大蝦夷農業高等学校(エゾノー)」。主人公の八軒勇吾は札幌の私立中学に通っていたが受験に失敗し、学力競争と父から逃れるため恩師の勧めもあり大蝦夷農業高等学校に進学する。農業未経験者の八軒は仲間たちと汗と涙と泥にまみれ、農業の厳しい現実にぶつかりながらも成長していく。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld (SAO アリシゼーション WoU)のネタバレ解説・考察まとめ

『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld(SAOアリシゼーションWoU)』とは、川原礫が手がける電撃文庫の代表作『ソードアート・オンライン』のテレビアニメ作品のひとつである。本作は「アンダーワールド」と呼ばれる人工の異世界を舞台に、ヒロインであるアリスが主人公のキリトこと桐ヶ谷和人とその仲間たちと共に、『ダークテリトリー』と呼ばれるその異世界の闇の領域に住む軍団と、それを裏から操る現実世界の侵略者たちの陰謀に立ち向かう物語を描いている。

Read Article

マギ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

中東をモチーフにした魔導冒険ファンタジー「マギ」は、作者の大高忍(おおたかしのぶ)が週刊少年サンデーで連載している漫画作品。古の滅びた世界から干渉を試みる謎の組織「アルサーメン」の暗躍により滅びの兆しを見せ始める世界で、創世の魔法使い「マギ」の少年・アラジンは、迷宮攻略を目指すアリババらと出会い、世界の異変や悲劇、戦争を止めるべく奔走していく。

Read Article

ヲタクに恋は難しい(ヲタ恋)のネタバレ解説・考察まとめ

『ヲタクに恋は難しい』とは、作者のふじたがイラストサービスのpixivにて投稿を開始した漫画である。 2014年4月にウェブコミックとしてpixivに1作目が投稿され、2015年4月にはpixivで公開されている作品と描き下ろしを含めた単行本が一迅社より発行されている。略称は「ヲタ恋」。主人公桃瀬成美はオタクだが周囲に隠している。転職先で幼馴染で見た目はいいが重度のゲームオタクの二藤宏嵩と再会し、成り行きから付き合うことになる。

Read Article

亜人ちゃんは語りたい(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『亜人ちゃんは語りたい』とは、ペトスによる漫画及びA-1 Pictures制作のアニメーション作品。人間とは少し違う体質を持った「亜人」と人間が共存する世界の日常物語。主人公で高校教師の「高橋鉄男」は亜人に対して興味を持っていたが、人生でまだ一度も亜人と出会ったことが無かった。しかし新学期が始まると「小鳥遊ひかり」「町京子」「日下部雪」「佐藤早紀絵」の4人の亜人に出会った。

Read Article

ソードアート・オンライン(SAO)のネタバレ解説・考察まとめ

ソードアート・オンラインは、川原礫(かわはられき)が電撃文庫で連載中のライトノベル。およびそれを原作としたアニメ作品。VRMMORPG、ソードアート・オンライン(SAO)が発表された2022年。ユーザー達は仮想世界に埋没していくが、SAOの正体はゲーム内での死が現実になる命懸けのデスゲームだった。開発者の思惑によりログアウト不能となった世界で、主人公のキリトは現実世界に戻るべく、死闘を繰り広げる。

Read Article

灰と幻想のグリムガル(Grimgar)のネタバレ解説・考察まとめ

『灰と幻想のグリムガル』とは、十文字青によるライトノベル小説が原作となった、アニメ作品。 小説は2013年より刊行、アニメは2016年1月より全12話構成で放送された。 また『月刊ガンガンJOKER』にて、2015年5月号から2016年7月号まで漫画も連載されている。 ある日突然グリムガルという異世界で目を覚まし、名前以外の記憶がなくなってしまった若者たちの冒険の物語。

Read Article

宇宙兄弟(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙兄弟』とは2007年に講談社『モーニング』にて連載がスタートした、小山宙哉による漫画及び、原作を基にしたアニメ作品。大人気を博し、のちにアニメ及び実写で映画化されている。「兄弟二人で宇宙飛行士になる」という幼いころの約束。弟は夢をかなえて宇宙飛行士になっていた。いつしか夢をあきらめて別の道に進んだ兄六太(ムッタ)のもとへ、もう一度宇宙へのチャンスがやってくる。宇宙飛行士になるまでの過程や施設、訓練、ミッションの様子など、宇宙の魅力がふんだんに詰め込まれた作品である。

Read Article

アルドノア・ゼロ(Aldnoah.Zero)のネタバレ解説・考察まとめ

『アルドノア・ゼロ』とは、A-1 Pictures・TROYCAによって共同制作されたオリジナルロボットアニメーションである。分割2クールで、第1クールは2014年7月から9月まで、第2クールは2015年1月から3月まで放映された。 地球人と火星人の戦争を描いている。地球人である界塚伊奈帆と地球人でありながら火星人に仕えるスレイン・トロイヤード、この2人の主人公と火星の皇女が戦争の行方を大きく変えていく。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第8話『剣士の矜持』)のあらすじと感想・考察まとめ

学院首席のリーバンテイン先輩との手合せで、引き分けの結果になったキリト。そんなキリトの試合を見たソルティリーナは、独自流派であるセルルト流の後継者である自分への自信を持ち、修剣士検定試合で首席の座を勝ち取る。一方、上級貴族の同期生からの嫌がらせでキリトが大切に育ててきた花が無惨にも荒らされてしまうが、仮想世界でのイメージ力がキリトに力を貸す。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第8話『剣士の矜持』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第16話『金木犀の騎士』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトは整合騎士副騎士長ファナティオとの戦いに勝ち、ユージオと共にセントラル・カセドラルの上階を目指す。2人は昇降係と名乗る少女の案内で80階の雲上庭園に辿り着いた。 そこにはユージオが探し求めていた少女アリスが待ち構えており、神器「金木犀の剣」を持つアリスとの戦いが始まった。しかし庭園を囲む壁が突然崩れ、キリトとアリスは建物の外に放り出されてしまう。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第16話『金木犀の騎士』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第3話『果ての山脈』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトはユージオと出会った次の日、ルークリッド村で、6年前にアリスという少女が王都に連れて行かれた事件について知る。そんな中、アリスの妹・セルカが危険な果ての山脈へ行ってしまい、キリトとユージオはセルカの元へ駆けつけた。そこでは凶暴なゴブリンがセルカを捕まえており、キリトとユージオを殺そうとする。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第3話『果ての山脈』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第13話『支配者と調停者』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトはカーディナルが招いたセントラル・カセドラルの中の大図書室で、彼女とアドミニストレータであるクィネラとの因縁を説明された。カーディナルはアンダーワールドの秩序を守る自律型プログラムだったのだ。キリトはそれを聞いて驚くが、彼女は更にアンダーワールドに迫りくる危機を告げる。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第13話『支配者と調停者』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第9話『貴族の責務』)のあらすじと感想・考察まとめ

上級修剣士となったキリトとユージオだが、ユージオは自分の剣にどんな想いを込めて強くなれば良いのかと悩んでいた。そんな中、ユージオは次席のウンベールに絡まれて立ち合いの申し込みを受け、引き分けになった。上級貴族である自分が平民出身のユージオと引き分けになったことで逆恨みをしたウンベールは、ユージオを貶めるために自分の側仕えである少女を利用する。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第9話『貴族の責務』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第4話『旅立ち』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトとユージオは大怪我を負いながらも、ゴブリンたちの手からセルカを救い出すことに成功した。またゴブリンを退治したことで、ユージオは青薔薇の剣を使えるようになり、キリトに剣術を教えてもらう。そして無事にギガシスターを切り倒した二人は、剣士になるために旅立つ。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第4話『旅立ち』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第10話『禁忌目録』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトとユージオの側付きであるロニエとティーゼの姿が見当たらず、キリトは2人を探すために外に出た。入れ違いにならないように部屋に残ったユージオの元に来たのは、ティーゼの同室の初等練士であるフレニーカだった。彼女からロニエとティーゼに危険が迫っていることを知らされたユージオは、1人でウンベールとライオスの部屋へと駆けつける。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第10話『禁忌目録』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第5話『オーシャン・タートル』)のあらすじと感想・考察まとめ

現実世界ではキリトは昏睡状態に陥り、行方不明となっていた。恋人のアスナを始めとした仲間たちがキリトの行方を追い、茅場晶彦の大学時代の同期・神代凜子が関わる研究がキリトの居場所に繋がる鍵なのではないかということに気づく。神代凜子に連絡を取ったアスナは、キリトが居るかもしれない人工島「オーシャン・タートル」に辿り着く。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第5話『オーシャン・タートル』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ

『ソードアート・オンライン アリシゼーション』とは、ライトノベル『ソードアート・オンライン』を原作とするアニメである。 キリトは過去に因縁がある死銃事件の実行犯による襲撃を受け、昏睡状態に陥る。キリトが目覚めると、そこは現実世界とそっくりな仮想世界・アンダーワールドだった。彼はそこで出会った少年・ユージオと共に、世界の中心「セントラル・カセドラル」を目指す。 現実世界での極秘プロジェクトと仮想世界での事件がリンクする世界観で、冒険や絆、バトルを描くSFアクション系ファンタジー。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第14話『紅蓮の騎士』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトとユージオは剣を取り戻し、セントラル・カセドラルの最上階を目指した。そんな2人の前に立ちふさがったのは、整合騎士デュソルバート・シンセシス・セブンだった。 デュソルバートの神器「熾焔弓」がキリトとユージオを襲うが、連携と連撃技を使って2人は勝利する。アリスを連れ去ったデュソルバートに恨みを抱くユージオ。しかしデュソルバートには、人間としての記憶がなかった。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第14話『紅蓮の騎士』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第11話『セントラル・カセドラル』)のあらすじと感想・考察まとめ

禁忌目録に違反したキリトとユージオは罪人となり、セントラル・カセドラルの牢屋に投獄されることになった。2人を連行するために姿を現したのは、何と整合騎士になったアリスだった。しかしアリスはユージオのことを覚えておらず、雰囲気も幼い時とは全く違う物に変わっていた。 一方、現実世界では、キリトの回復を待つアスナの前に奇妙な姿のロボットが現れる。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第11話『セントラル・カセドラル』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第6話『アリシゼーション計画』)のあらすじと感想・考察まとめ

ラースの研究施設「オーシャン・タートル」への潜入に成功したアスナは、菊岡にキリトの居場所はどこかと詰め寄る。そこで菊岡に明かされたのは、想像を絶する壮大な目的を持つ「ソール・トランスレーター」を使った計画である「アリシゼーション計画」と、その計画でのキリトの役割だった。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第6話『アリシゼーション計画』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第1話『アンダーワールド』)のあらすじと感想・考察まとめ

仮想世界へフルダイブするマシンを使用した極秘プロジェクトが行われる中で、キリトはマシンで仮想世界にダイブするアルバイトをしていたが、フルダイブ中の記憶は消去されていた。そんなある日、キリトは現実世界で因縁がある「死銃(デス・ガン)事件」の実行犯・ジョニー・ブラックに襲われ、昏睡状態になる。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第1話『アンダーワールド』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第15話『烈日の騎士』)のあらすじと感想・考察まとめ

セントラル・カセドラルを上るキリトとユージオの前に現れたのは、リネルとフィゼルと名乗る2人の少女だった。何故子どもがいるのかと不思議に思うキリトとユージオだったが、リネルとフィゼルの不意打ちで毒剣を刺されてしまい、麻痺状態になってしまう。 身動きが取れない2人はリネルとフィゼルに引きずられながら、副騎士長を務める整合騎士の元へ連れて行かれる。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第15話『烈日の騎士』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第12話『図書室の賢者』)のあらすじと感想・考察まとめ

地下牢からの脱出に成功したキリトとユージオは、整合騎士エルドリエ・シンセシス・サーティワンに遭遇し、戦闘になる。その最中エルドリエが人間としての記憶を失っていることに気づいた2人は、エルドリエに過去の記憶を思い出すように呼びかけるが、更なる追手が迫って来た。 絶体絶命の2人を救ったのは、カーディナルと名乗る1人の不思議な少女だった。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第12話『図書室の賢者』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第7話『剣の学び舎』)のあらすじと感想・考察まとめ

キリトとユージオはルーリッドの村を出て央都セントラルに着き、北セントリア帝立修剣学院で剣士になるために学ぶ日々を送っていた。キリトが側付きとなった学院次席のソルティリーナは、キリトの剣術にまだ見せていない強さがあると見抜き、キリトは彼女の卒業までにまだ見せていない技を見せると約束する。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第7話『剣の学び舎』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第2話『悪魔の樹』)のあらすじと感想・考察まとめ

現実世界で昏睡状態に陥ったキリトが目覚めると、そこは仮想世界を彷彿とさせる謎の世界だった。キリトは森の中を彷徨い、巨大な樹の下で1人の少年・ユージオと出会う。ログアウトが出来ない状況の中、仮想世界の謎は深まるばかりだった。 今回は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」第2話『悪魔の樹』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

FAIRY TAIL(フェアリーテイル)の魔法まとめ

『FAIRY TAIL』とは『週刊少年マガジン』で連載された真島ヒロによるファンタジー漫画及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品である。魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」の問題児ナツとその仲間たちが依頼を受けて様々な問題を解決していく様子が描かれる。 登場する個性豊かな魔導士たちはそれぞれ特徴的な魔法を使うことができ、その種類は多岐にわたる。その迫力満点の魔法が『FAIRY TAIL』の魅力の1つといえる。

Read Article

ソードアート・オンライン(SAO)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ソードアート・オンライン』とは、架空のフルダイブ型バーチャルリアリティーオンラインゲームを舞台にした川原礫によるライトノベル、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 本作は2009年より連載の続くライトノベルのアニメ化第一弾であり、アインクラッド編は剣技で戦う世界で、続くフェアリィ・ダンス編は剣と魔法で戦う妖精世界が舞台となっている。 剣と魔法による命がけの戦いからは数多くの名言が生まれ、本作の持つ世界観は類似のVRMMORPGを舞台にした作品群にも多大な影響を与えた。

Read Article

FAIRY TAIL(フェアリーテイル)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「FAIRY TAIL」は、2006年より「週刊少年マガジン」にて連載が開始された真島ヒロによる漫画作品。 一人前の魔導士を目指す少女「ルーシィ」はひょんなことから、炎を操りそして炎を食べる滅竜魔導士「ナツ」と出会い、魔導士ギルド「妖精の尻尾」に加入することに。迫力的な魔法バトルと魔導士としての彼らの成長を描くファンタジー作品。「絆」を軸とした、心の熱くなるセリフの数々が魅力の一つである。

Read Article

目次 - Contents