86(エイティシックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『86ーエイティシックスー』とは電撃文庫から刊行されているライトノベルおよびそれを原作とした漫画、アニメ作品。著者は安里アサト、イラストはしらび、メカニックデザインはI-IV。
軍事大国ギアーデ帝国は国内で開発した無人兵器〈レギオン〉を武器に周辺諸国へ宣戦布告。〈レギオン〉部隊による侵略戦争が全世界を巻き込んだ大戦となる。
尊厳を奪われ消耗品として扱われるエイティシックスと後方から特殊通信で彼らの指揮を執る指揮管制官〈ハンドラー〉が織りなす激しく悲しい戦いと、人との別れが連なる物語である。

ヴァルト盟約同盟

ベル・アイギス

盟約同盟北方防衛軍総司令官。階級は中将。オリヴィアの祖母である。

ノイリャナルセ聖教国関係者

ヒェルナ

出典: www.pinterest.jp

ヒェルナ

本名はヒェメルナーデ・レェゼ。レーナたち連邦派遣旅団が協同する聖教国軍第三機甲軍団の、軍団長。レーナより3歳下の15歳。軍によって家族を殺され、聖女と祭り上げられた。居場所を戦場に移された腹いせに〈レギオン〉との戦闘中シンたちを裏切り、降伏するよう要求する。

『86ーエイティシックスー』の用語

86 〈エイティシックス〉

エイティシックスとはサンマグノリア共和国第86区に住まう人型の豚を表す蔑称のこと。有色種(コロラータ)で構成されている。戦時特別治安維持法により白系種以外を強制収容所へ隔離する法律が執行され、兵役と大要塞壁群〈グラン・ミュール〉建造の労役を課された。当初〈レギオン〉討伐に当たり共和国兵が対応していたが力及ばず討伐を放棄。その後無人戦闘機の開発は失敗し、有人戦闘機として作り上げた〈ジャガーノート〉にエイティシックスを乗せ戦いに向かわせた。共和国内のニュースでは搭乗者は人としてみなしておらず、被害は少なく平和であると報告されている。

情報処理装置〈プロセッサー〉

〈ジャガーノート〉の搭乗員。エイティシックスたちのこと。共和国は〈ジャガーノート〉を表向き無人兵器と公表委しているため、搭乗員を人としてではなく道具ととして扱っている。連邦でも戦場を追い求める姿から、皮肉を込めてプロセッサーと呼ばれることも。

パーソナルネーム

戦闘員が搭乗する機体名のこと。

指揮管制官〈ハンドラー〉

レーナやヴィーカの立ち位置。知覚同調(パラレイド)で戦域にいる戦士と通信し、勝利を導く管制官である。共和国では単にエイティシックスたちを監視する役割だったが、連邦以降の話では、エイティシックスたちと戦場を共にする司令官でもある。

レイドデバイス

見た目はチョーカーの形をしており、付着している疑似神経結晶が情報演算を行う。これによって120km離れたスピアヘッド戦隊員と指揮統制者〈ハンドラー〉は知覚同調(パラレイド)が可能。得られた情報を使い勝利へと導く。

〈フェルドレス〉

有人多脚装甲兵器。開発国はヴァルト盟約同盟。多脚兵器のため機動性、運動性に優れるが火力と装甲は〈レギオン〉に劣ることから単騎戦は不得意である。

〈レギオン〉

旧ギアーデ帝国が国力を注ぎ込んで開発した自律型無人戦闘機の総称。本来は人間の脳と同程度の高度な技術が必要なため、中央処理装置にはリミッターがかけられており耐用年数はおよそ6年とされている。しかし最近、その寿命を無視できる最適解を理解した〈レギオン〉は、戦場で残った遺体の中から脳を取り出し複製、これを中央処理装置に使用することが増えた。いくつか種類があり、単純な戦闘しか知らない〈レギオン〉そのもの、単純な命令しか聞かない〈レギオン〉を指する〈羊飼い〉、サンマグノリア共和国陥落後逃げきれなかった市民の脳を取り込んだ量産型の知性化〈レギオン〉を〈牧羊犬(シープドッグ)に分けられる。もっとも〈レギオン〉は日々進化してきており、〈牧羊犬〉の戦闘に対する不備は徐々に払拭されてきているという。

異能

有能な一族に継承される能力。シンは〈レギオン〉の数をおおよそ判定可能、フレデリカは知人の現在と過去をみることができるなど人によって備わる能力は異なる。現在判明している異能の持ち主はシン、フレデリカ、ヴィーカ、オリヴィア、ノイリャナルセ聖教国の予測官。ヴィーカは人工知能モデルなど異才を導き出す能力、オリヴィアは数秒先ではあるが未来が読める能力、ノイリャナルセ聖教国の予測官はシンよりも広範囲で〈レギオン〉の数を把握できる能力。

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