稀代の嘘つきが出てくるおすすめ映画10選！『スティング』『ユージュアル・サスペクツ』など

監督：スティーブン・スピルバーグ
脚本：ジェフ・ナサンソン
音楽：ジョン・ウィリアムズ
主演：レオナルド・ディカプリオ

世界各地で詐欺を働く天才詐欺師の少年と、小切手偽造詐欺を切っ掛けに少年を追いかけ始めるFBI捜査官の追いかけっこを描いた映画。とにかく主人公の嘘が洒脱です。とくに冒頭、転校先の学校で、主人公が格好をバカにされた直後にとった行動は意外性抜群。一気に物語に引き込まれました。嘘つきは泥棒の始まり。格好いいなんて思ってはいけませんが、ここまで悪賢いと憧れてしまいます。いちおしのおすすめ映画。

監督：ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
脚本：アンソニー・シェーファー
音楽：ジョン・アディソン
主演：ローレンス・オリビエ／マイケル・ケイン他

ミステリ作家が、妻の不倫相手を呼びつけて直談判。すわ修羅場かとおもいきや、それは妻の宝石を盗み出して欲しい、という狂言強盗の提案で…。
とにかくおすすめ。下手なことを書くとネタバレになるのでもどかしいのですが、思わず膝を打つことは請け合います。気になった方はぜひご覧になってみてください。また、スルースというタイトルで何年か前にリメイクもされていますので、古い映像がイヤな方はそちらをどうぞ（リメイクなのに元と同じくらい面白いです）。

監督：ブライアン・シンガー
脚本：ブランドン・ボイス
音楽：ジョン・オットマン
主演：ブラッド・レンフロ他

成績優秀な優等生、トッドは、周囲の評価とは裏腹に、猟奇趣味を持つ一風変わった少年だった。戦争を描いたコミックブックや強制収容所の実録本などを読み漁り、大戦当時の欧州に思いを馳せる日々。ある時トッドは、いつか本で観たナチ戦犯の面影を持つ老人をバスで見かける。尾行を重ねるうちに、本人であると確信を持ったトッドは、老人の自宅へ押しかけ…。
トッド賢すぎてびっくりします。とある理由でのっぴきならない状況に陥るのですが、良く回る頭と口でギリギリピンチを打破したりしなかったり。

監督：ビリー・レイ
脚本：ビリー・レイ
音楽：マイケル・ダナ
主演：ヘイデン・クリステンセン

スティーブン・グラスは、様々な雑誌からオファーを受けている新進気鋭の若い記者。ある時、グラスがすっぱ抜いた特ダネを大手ネットマガジンの編集長が不審に思い、部下に調査を命令する。グラスの記事には元になった証拠が一切なく、事実無根のねつ造であることが明らかになる…かと思いきや。
騙されるというか、見ているとヤキモキする映画です。しかも実際の事件が元になっているというから
やるせなさ2割増し。しかし、人が袋小路に陥っていく様に後ろ暗い喜びは楽しめるかも。

監督：ジョージ・ロイ・ヒル
脚本：ディビッド・S・ウォード
音楽：スコット・ジョプリン他
主演：ポール・ニューマン他

師を殺された詐欺師の若者による復讐譚（でもコメディ）。仇のギャングを追い詰めるため、師の親友でもある賭博師と協力して巧みなイカサマを仕掛けていく…。
どんな資本より、頭脳が一番お金を引き寄せますね。騙し系映画の括りで必ずといっていいほど紹介される古典的傑作です。FBIってこんな昔からあったのかぁ、と良くわからない点でも感動できる映画。