約束のネバーランド(約ネバ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

ソンジュ

画像左がソンジュ。

CV:神尾晋一郎
ソンジュはムジカと同様宗教上の理由で人間の肉を食べない、鬼の社会でも異端な鬼。姉はレグラヴァリマ、兄はレウウィス大公。

ヴィルク

CV:上田敏也
ヴィルクはアニメ版のオリジナルキャラクター。邪血の神殿で礼拝する盲目で年老いた鬼。

ギーラン家

ギーラン卿

ギーラン卿は元五摂家。700年前に一族全員人間を食べることを禁止するという野良落ちの刑により知性鬼の社会から追放された貴族鬼。王家と五摂家に恨みを持っている。

『約束のネバーランド』の用語

鬼関連

鬼とは形を持たないものが、さまざまな遺伝子を取り入れることによって生み出された存在。人間と同様、容姿や体格に個体差があるものの、指は6本、顔の中心にある目の視神経は再生が遅いためほとんどの鬼の弱点となる。目の中の核を壊すと絶命する為、知性鬼は仮面をつけて身を守っている。まれに核を2つ持っている鬼がおり、2つ目の核の場所は特定が難しいとされる。高度な身体能力や治癒能力を持つので、普通の生物に殺される可能性はほとんどない。

野良鬼

野良鬼は知性鬼とは真逆の存在。知性に乏しく言葉を話す事が出来ない。身体能力は野良鬼になっても落ちることはなく、獲物を見つけると激しく襲い掛かる。個体の形状は様々で、知能の差はほとんどない。集団で行動し、仕留めた獲物は皆で分け合う。

知性鬼

知性鬼は人間を食べることによって、人間のような知性や形状を保った鬼のこと。人間の性質を鬼が維持するためには定期的に人間を食べることを必要とする。ただし、量産農園の粗悪な人肉は人間の肉であっても形状維持能力が弱い。半年間人間の肉を食べれないと、野良鬼のように知性を持たない昆虫のような形状の鬼になってしまう。鬼たちは独自の文字、宗教、文明、階級制度などを持ち、その階級は鬼の頂点をトップとした王、貴族、平民、下民といったピラミッド型の区分となっている。ムジカやソンジュのように原初信仰という人間を食べないという宗教を信仰する希少な鬼も存在する。

儀程(グプナ)

鬼の伝統的な獲物の殺し方。ヴィダという吸血植物を生きたまま獲物の胸にさし、その花が咲くことで神が受け取ったとしてその肉を食べることが許される。血抜きの作用もあり、肉の鮮度を保つ。高級農園の食用児は、ヴィダを生きたまま胸にさされた後、衣服をすべて剥ぎ取られ、液体の入った瓶の中に入れられる。

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@k_afreaks

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