約束のネバーランド(約ネバ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

ミネルヴァやムジカがエマ達に探すように言った場所。時間や空間が意識と連動することによって生み出される迷宮。この場所で、鬼の頂点(あの方)と会い約束を結び直す事が出来る。7つの壁の入り口には満月の夜に金の池の水に血を垂らし、吸血植物のヴィダで水と地を混ぜ花が開くことが出来れば行けるとされている。

クヴィティダラ

「D528-143」地点にある遺跡のような場所。遺跡を上から見ると目のような形をしている

その他の用語

リトルバーニー

リトルバーニーは、コニーが大切にしていたウサギのぬいぐるみで6歳の誕生日にママが作ったもの。このぬいぐるみをハウスに忘れていったことが、エマ達がハウスの秘密を知るきっかけとなる。

『約束のネバーランド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

コニー「私、ハウスを出たら、ママみたいなお母さんになるの」

ハウスから外に出たら何をしたいか語り合う子供達。真実を知る由もないコニーが、出荷前に語った言葉が、「私、ハウスを出たら、ママみたいなお母さんになるの」であった。
この後、この夢は無残にも散ることとなる。

レイ「外に待つのは鬼の社会だ。人間の生きる場所なんて、最悪どこにもないんだよ」

コニーの出荷現場を目撃してしまい、真実を知ったエマはハウスからの脱出を決意する。
しかしハウスから出られたとしても、外の世界が安全とは限らない。冷静に物事を考えるレイが発した「外に待つのは鬼の社会だ。人間の生きる場所なんて、最悪どこにもないんだよ」という残酷なセリフは、エマに厳しい現実を突きつけた。

ノーマン「今も笑って逝けるんだ」

孤児院の脱獄計画がママに悟られ、鬼に出荷される事が決まったノーマンは最後に「今も笑って逝けるんだ」とつぶやき、エマのことを思う。
いつも優しくエマを支えてくれたノーマンだったが、天真爛漫でまっすぐなエマに、ノーマン自身も支えられていたことに気づき笑顔になる。

ノーマン「死なせない、そのために僕は僕を利用するんだ」

GFから全員での脱走を計画していたが、大人数で行動することの危険性を伝え、ノーマンの大切な人であるエマが死んでしまう事だって十分あり得るとレイが訴えた。その時にノーマンは「死なせない、そのために僕は僕を利用するんだ」と言い放ったのであった。好きな人の為なら自分の死をも利用するというノーマンの強い意志が伝わるこの言葉は、「全員で逃げる」というエマの提案に否定的だったレイの考えを変えさせた。

レイ「ねえ、ママ、どうして俺を産んだの」

レイには幼児期健忘がなく胎児の記憶が存在していたことが明らかになる場面。イザベラが妊娠した時におなかの中の胎児に歌っていたレスリーの曲をレイが知っていたことから、2人が親子である事が判明し、ひどく困惑したイザベラにレイは「ねえ、ママ、どうして俺を産んだの」と言った。

ノーマン「ここじゃなくてもまだ死ねる。いいモノ見せてやるから黙って来い」

k_afreaks
k_afreaks
@k_afreaks

Related Articles関連記事

約束のネバーランド(約ネバ)の鬼まとめ

約束のネバーランド(約ネバ)の鬼まとめ

『約束のネバーランド』とは、白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本の漫画作品である。 エマは孤児院でママや他の孤児たちと一緒に楽しく過ごしていた。ある日、コニーという孤児が里子に出されることとなった。エマはコニーが忘れていった人形を届けようとするが、そこで目にしたのは死亡したコニーと鬼だった。エマは孤児院が鬼の食料である人間を育てる農園だったことを知る。エマ達は安住の地を求めて脱走する。鬼の中でも社会が形成され、様々な鬼が登場する。

Read Article

約束のネバーランド(約ネバ)のラートリー家まとめ

約束のネバーランド(約ネバ)のラートリー家まとめ

『約束のネバーランド』とは、白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本の漫画作品である。 エマは孤児院で幸せに暮らしていた。しかし、ある時、自分たちがいるのは孤児院ではなく、鬼の食料となる人間を育てる『農園』である事を知る。エマは仲間と共に農園を脱走し、人間の世界を目指す。ラートリー家は鬼と人間の間に立つ『門番』『調停役』の役割を持つ一族である。

Read Article

約束のネバーランド(約ネバ)のグランマ・ママ・シスターまとめ

約束のネバーランド(約ネバ)のグランマ・ママ・シスターまとめ

原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって描かれた人気漫画『約束のネバーランド』に登場したイザベラは、子供たちの優しい「ママ」として彼らを世話していたが、その正体は「農園」の商品である子供たちを管理して出荷する「飼育監」だった。さらに「飼育監」をサポートするための「補佐官(シスター)」が存在しており、クローネがグレイス=フィールドハウスでの補佐活動を行っていた。ママ・シスターは全員が女性で構成されており、ハウスの外から一歩でも外に出ると心臓に電気を流されるチップを埋め込まれている。

Read Article

約束のネバーランド(約ネバ)の農園まとめ

約束のネバーランド(約ネバ)の農園まとめ

原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって描かれた人気漫画『約束のネバーランド』において、非常に重要な役割を果たしている「農園」。本部の方針によって孤児院や村、学校などに偽装されているが、その実態は「約束」によって人間を狩ることができなくなった鬼に「人肉」を供給し、鬼社会を統治するための仕組みである。作中には4つの「高級農園」のほか、100以上ある「量産農園」、投薬や人体実験によって特殊な能力を持った子供を育てる「試験農園」などが登場している。

Read Article

約束のネバーランド(約ネバ)の五摂家まとめ

約束のネバーランド(約ネバ)の五摂家まとめ

原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって描かれた人気漫画『約束のネバーランド』に登場した、貴族階級のトップである「五摂家(ごせっけ)」。イヴェルク公、バイヨン卿、ドッザ卿、ノウム卿、プポ卿の5名が女王レグラヴァリマに仕えており、農園の管理や運営一任されている。五摂家の中でも、特にイヴェルク家は1000年前から治世に携わる重要な立場であり、五摂家の中でも別格の権力を与えられていた。一方で一家臣からの成り上がりであるドッザ卿は他の五摂家に対しても横暴な態度を示しており、評判が悪い。

Read Article

約束のネバーランド(約ネバ)の邪血まとめ

約束のネバーランド(約ネバ)の邪血まとめ

原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって執筆された大ヒット漫画『約束のネバーランド』に登場した鬼の少女ムジカは、「人間を食べなくても人間の形態や知能を失わない」という非常に稀な性質を持った「邪血の一族」の生き残りである。「邪血」の効果は血を飲むだけで他の者に簡単に広めることができる為、「肉の供給量によって民を支配する」王家・五摂家からはその能力を危険視され、「邪血の一族」は滅ぼされた。ムジカは処刑寸前でソンジュに救われ、以降700年に渡る王家からの逃亡生活を送っている。

Read Article

目次 - Contents