ISLAND(第6話『そこにあなたがいればいい』)のあらすじと感想・考察まとめ

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夏蓮と沙羅が良い方向に変わり、今度は凛音が変わることを決意する。自分の気持ちに正直になって昼間に積極的に外に出て切那とデートをしたり、ペアグッズを身に付けたりする凛音。そして凛音は、5年前の神隠しに関係する廃屋での記憶を思い出し、過去に向き合い始めた。
今回は「ISLAND」第6話『そこにあなたがいればいい』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ISLAND」第6話『そこにあなたがいればいい』のあらすじ・ストーリー

急接近する凛音と切那

1

切那は沙羅と夏蓮に呼び出しを受け、凛音のことをどう思っているか尋ねられる

切那は沙羅と夏蓮から神社に呼び出しを受ける。二人は切那に、凛音のことをどう思うかと尋ねた。凛音が見ていた雑誌のペアグッズについてのページを沙羅が見てしまい、凛音と切那はどんな関係なのかと思ったことが発端だった。
切那「男として悪い気はしない…。でも、今の俺は自分のことで問題ありだし…。」
夏蓮「記憶か…。」
沙羅「付きあってみれば、思い出すこともあるかもしれませんよ。なんせお二人は切那と凛音なのですから。身体を重ねてみるのも一つの手ですね…。」
沙羅は怪しげな表情を浮かべ、ぎょっとした夏蓮にたしなめられる。

御原家に戻った切那は、沙羅と夏蓮とのやり取りから、自分が記憶を早く取り戻さないと凛音との関係もはっきりさせられないと考えた。
切那はノートに今までの流れを整理してみた。
切那「この島に流れ着いた俺は、全ての記憶を失っていた。俺はあいつを見るとその名前が浮かんだ…。そして彼女を見ていると、自分の名前が『切那』だと思えてきた。二つの名前…これが記憶を取り戻す糸口だ。そこで新たな手掛かりが現れた。あの小屋だ。」
切那は凛音の『あの小屋で子どもの頃、切那って男の子と会ってた。』という言葉を思い出す。
切那「その切那は俺なのか?ともかくあの小屋の中には、凛音だけでなく俺の秘密もあるような気がする。だが、事はそう簡単に進まない。」
行き詰った切那はベッドの上に横になった。ちょうどその時、凛音がドアを開けて切那に話しかけた。
凛音「添い寝、させて…。沙羅ちゃんとだってしたんだから良いでしょ?」
切那は了承し、二人は一緒に横になった。そこで話していると、夏蓮と沙羅が良い方向に変わって良かったという話になった。すると凛音は切那の手を握り、「今度は…私の切那になって。せっかく変わろうって決意したのに、そこから放ったらかしなんだもん。」と言った。

4

切那と昼間にデートに出かける凛音

5

出かけようとする切那と凛音の様子を微笑ましく見ている玖音

6

しかし次の瞬間、玖音は何故か悔しそうに歯を食いしばる

次の日、凛音と切那は昼間の明るいうちから一緒に出掛ける事にした。
楽しそうに出かける凛音と切那の姿を、玖音は窓から見守っていた。しかし何故か次の瞬間、玖音は悔しそうに歯を食いしばった。そんなことは凛音と切那は知らずに、ボーリングをしたり、アイスクリームを食べたり、海で夕日を見たりしていた。
海を見ながら凛音は「すっかり忘れてた。外の世界がこんなに気持ちいいってこと。良かった…頑張って。」としみじみと呟き、切那はそんな凛音の頭をポンポンと撫でる。

一方、夏蓮は沙羅の家で切那と凛音の関係について話していた。
夏蓮「全く凛音の奴、まるで別人だよ。」
沙羅「なるほど。二人はいい感じに接近遭遇しましたか…。」
夏蓮「このまま二人はくっつくのかなー」
沙羅「ダメです!それはいけません!未来からの訪問者である切那さんと現代を生きる凛音さんが契りを交わしたら…。」
夏蓮「ち、契り!?それは早すぎるだろ!」
沙羅「急ぎましょう!お二人に警鐘を鳴らさねばいけません!」
沙羅は夏蓮の手を引っ張って御原家に走っていった。玄関の前で、夏蓮は沙羅に「やっぱり帰ろう。」と伝える。
夏蓮「背中を押したクセに今度は難癖つけて私たちバカみてーじゃねーか…。」
沙羅「これも我々の今、そして未来宇宙船地球号を守るためです!」
そこへ切那が「よう!お前ら!」と声をかけたため、二人は振り向く。そこに居たのは、ペアグッズのハート形メガネをかけた切那と凛音がおり、夏蓮と沙羅は驚愕する。

9

沙羅は切那と凛音に、2人が想いを寄せることの危険性を警告する

御原家のリビングで4人は切那と凛音の関係について話した。
沙羅「私としたことが迂闊でした。お二人は既に合体を…。」
切那・凛音「合体?」
沙羅「他の言い方ですと、まぐわい、秘め事、情事、夜の営み、フュージョン、ウルトラタッチ…。ズバリいきます!お二人は既に性交渉を!?」
切那と凛音が唖然とした後、切那が「あ、あり得ねーだろ!」と否定し、むっとする凛音。
沙羅「安心しました。未来人と現代人のまぐわいで存在しないはずの赤ちゃんが産まれたら、時空震が発生してこの世が滅びるかもしれませんから。肉体的接触だけではなく、男女の感情、お互い強く惹かれあうだけでも時空震(過去や現在、未来などに本来起こりえないはずなのに起こった小さなハプニングなどの出来事が世界全体に大きな影響を与える災害のこと。)が起こる可能性がありますのでご注意を…。こ、これはヤキモチではありませんよ。未来宇宙船地球号のためなのですから…。」

沙羅と夏蓮は御原家から帰った後、二人でジュースを飲んでいた。その時、沙羅は夏蓮に、切那のことをどう思うか尋ねる。夏蓮は「色々世話になったし…その…良い兄貴っていうか…。」と答えると、沙羅は「では、私が略奪婚を宣言します!」と張り切って言った。夏蓮が笑いながら「あいつ結婚してないし。」と突っ込むと、「あ、そうでした。」と沙羅も笑い出す。二人は思いっきり笑った後、「こんな楽しい夏は初めてだ。」と語り合った。

その日の夕方、切那と凛音は浜辺を散歩していた。影ふみをして遊んでいると、凛音は急に廃屋のことを思い出し、頭を押さえて立ち止まってしまった。どうしたかと問う切那に、凛音は「まだ秘密のベールの向こうには踏み出せないの。」と答えた。
夜になり、凛音は寝る時、怖いから切那に寝るまで傍にいてほしいと頼む。切那は凛音の願いを聞き入れ、凛音が寝付くまでベッドの傍にいた。

忘れられた伝説のエンディング

13

切那は、播守から浦島伝説の改竄される前の結末を聞いてしまう

次の日の朝、スーパーに買い物に行った切那は凛音が元気になる物を作ろうと思い、材料を買って帰っていた。その途中にある交番には、播守と夏蓮がいて結婚式の時の夏蓮の大立ち回りについて話していた。
夏蓮「殴りたきゃ殴れ!」
播守「何度聞いてもその台詞、痺れるなー。で、どう?続きは?」
夏蓮「続き?」
播守「僕は諦めてないよ。夏蓮ちゃんとの結婚。」
夏蓮「え?悪いけど私はいいよ。」
播守「それは残念だ。」
夏蓮「じゃあ紹介してやるよ。タイプの違う美少女A、B、C。どれが良い?」
播守「じゃあ、Aの夏蓮ちゃんで。」
そこへ外は暑いから少し涼ませてくれと言いながら、切那が入ってきた。播守は凛音の良い変化のことを聞いて、「みんな彼女のこと心配してたからね。」と安心したように言った。
切那「あいつはもう眠り姫じゃない。」
播守「後は島の伝説のエンディングか…凛音ちゃん、それに怯えていたようだったからね。」
首を傾げる切那に播守は説明する。
播守「伝説は御三家によって色々改変されていたらしいんだ。消し去られた伝承を調べていた人がいてね。本当のエンディングは…生まれ変わった凛音は他の男と結ばれて幸せに暮らしていた。しかし、後に切那の存在を知り悲観した凛音は海に身を投げて死んでしまう…。彼女にとっては仮初めの幸せだったんだ。」
切那「その切那は俺なのか…。あいつは!この話を知っているのか?」
播守「知っていてもおかしくはないね。伝承をまとめたのは凛音ちゃんのお父さんだから。」
切那は急いで御原家に戻るが、凛音の姿が見当たらない。玖音に尋ねてみるが、返って来た紙には『もうえっちした?』とからかうような言葉が書かれていた。「何言ってんだよ!もういい!」と走り去る切那。切那が去った後、玖音が出した紙には『母親だもん。気になるよ~。』とも書かれていた。
切那が窓から浜辺を見下ろすと、凛音が歩いているのが見えた。切那は急いで凛音の元に向かった。
凛音は暗い顔をして、切那を振り返った。
凛音「やっぱり、一人じゃ無理。一緒に来て。切那に、ちゃんと話さないと…。」

11

凛音は暗い表情で切那の方を振り向き、自分に着いてきてほしいと頼んだ。

思い出した廃屋での記憶

12

廃屋を見て思い出したことを切那に打ち明ける凛音

凛音と切那は、凛音が倒れた廃屋の扉の前に行った。凛音は扉の前で立ち止まり、切那に語り始めた。
凛音「私…嘘吐いてた。前にみんなでここに来たでしょ?あの時これを見て…あなたが本当の切那じゃないって思い出したの。」
切那「俺じゃない切那…そいつは…。」
凛音「顔は思い出せない。でも、この小屋であなたではない切那を感じたの。でも、今の私にとっての切那はあなた。だから一体何があったのか、ちゃんと過去に別れを告げないといけないの。」
切那は扉をこじ開け、凛音と共に小屋の中に入る。凛音は小屋の中を見て、「思い出した…。」と呟いた。
凛音「あの嵐の日もここでこうしていた。私はここで毎晩、切那と会っていた。あの日はいつの間にか潮が満ちて帰れなくなっちゃって、二人でここで夜を明かしたの。そして、多分夜が明ける少し前くらい…。」
凛音が思い出した記憶の中では、凛音を探していた父親が小屋を見つけ、凛音と一緒にいた真の切那を責め始めた。凛音の制止も虚しく、父親は真の切那を海に突き落とし、「やはり生かしておいたのが間違いだった…。」と言った。その瞬間、夜が明けて朝日を浴びた父親は、悲鳴を上げながら父親の姿ではなくなっていった。凛音の父親は媒紋病の患者だったのだ。
凛音「海に投げ出された切那を助けようと、私も飛び込んだの。それから、気が付くと…私は島の病院に一人ぼっちでいたの。」

その後、二人は夜の浜辺に並んで座り、一緒に星を見上げながら話した。
切那「色んなことがあったんだな。」
凛音「だから私は夜の国に閉じこもった。そこから救い出してくれたのはあなた…。」
切那「凛音は俺に居場所をくれた。」
凛音「私は凛音。あなたは切那。今ある現実…それが全て。それで良いじゃない。」
切那「それで良い…。」
空には静かな夜空が広がっていた。

14

廃屋から出た後、浜辺で一緒に夜空を見上げる切那と凛音

「ISLAND」第6話『そこにあなたがいればいい』の感想・考察

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