Caligula -カリギュラ-(第3話『何故、生きているのか?人生について突き詰めて行けば行くほど、混乱してしまう。』)のあらすじと感想・考察まとめ

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別人と入れ替わってしまった母親を探すため、篠原美笛はどんな情報でも集まるというスイートPのお茶会に参加することに。美笛はなんとか話を聞いてもらおうと「ゆめかわいく」奮闘する。
一方、世界の果てを見てしまった律は、笙悟に会うため旧校舎の音楽準備室へ向かうのだった。
今回は「Caligula -カリギュラ-」第3話『何故、生きているのか?人生について突き詰めて行けば行くほど、混乱してしまう。』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「Caligula -カリギュラ-」第3話『何故、生きているのか?人生について突き詰めて行けば行くほど、混乱してしまう。』のあらすじ・ストーリー

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お茶会で笑顔でいる美笛。

美笛は、μがメビウスで作り出した新しい母親を本当の母親とは感じられず、母親探しを始める。
美笛が母親にメールをしても最近返ってこない。ゴシッパーにも足跡を残してくれてないようだ。
そんな時、『メルヘンでミルキーなゆめかわいい女の子の為のティーパーティー!10時開演!』というお茶会を見つける。
そのお茶会は、どんな情報でも集まるということらしい。美笛は母親の情報を探すために参加する。そこには鳴子も参加していた。
鳴子には「そう!女子の憧れ、淑女の社交場!レディー達の秘めたあーんな噂や、こーんな内緒話が素敵に飛び交う秘密のパーティー…それが!スイートPのお茶会よ!」と説明される。
お茶会にはスイートPのほかに、太った体形をしつつもファンシーな服を着たフラワープリンセスたちが参加していた。
フラワープリンセスとは、スイートPの取り巻きで、名前はローズ 、リリィ 、 アイリス。
スイートPとはμの作ったメビウスを守るために力を貸す、帰宅部と敵対する楽士のひとりだ。
まず自己紹介をする、美笛だが、ここではフェアリーネームという名前で呼び合うようだ。
フェアリーネームをひまわりにして、美笛は笑顔をつくる。もっとゆめかわいくというスイートPの要望に必死に答えようとする。

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ソーンが「このメビウスを乱す不協和音が奏でられ始めた」と言いオスティナート楽士が集められる。

オスティナートの楽士のリーダーであるソーンが「分かっているわね?彼らを目覚めさせる訳にはいかない」と言う。
デジヘッドに対抗する力を、目覚めさせることが出来る可能性を秘めた生徒たちを目覚めさせる訳にはいかないと言う。
ソーンは続ける。「我ら楽士はメビウスの調律師…完全なる幸福の為、μの為…我らで世界の歪みは正さねば」と。
オスティナートの楽士たちは同意する。

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スイートPがターゲットを決める。

スイートPが「はいはい!ソーンちゃん!ここはゆめかわな私にお任せー!この子気に入っちゃった!」と指さす。
スイートPは、「細くて、健康的で…踏み潰したくなっちゃう」と続ける。
そして、お茶会を開くのであった。

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ソーンの言葉でオスティナートの楽士の会合は終わる。

ソーンは「異端者は導かねばならない…それが我ら――オスティナートの楽士の定め」と締めくくる。

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鈴奈と鼓太郎がお互いの携帯番号を登録している。

同じころ、鈴奈の要望で鈴奈と鼓太郎は図書館に来ていた。
鈴奈はここでデジヘッド化した生徒に会わないように過ごすと話す。
ここなら吉志舞高校の生徒もあまりこないらしい。
鼓太郎は「そっか!じゃあまた連絡すっからよ。困った事があったらいつでも呼べよな!」
それに対して鈴奈は「えっ?わ、悪いですそんな…」
鈴奈が断りつつも、鼓太郎が携帯の番号を登録する。
鼓太郎は「遠慮するなって!安否確認はレスキューの基本だぜ!」
そう言って鼓太郎は、他に困ってる人がいないか探しに行くことにした。

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フラワープリンセスたちが自己紹介している。

必死にゆめかわいくする美笛だが、最初はスイートPやフラワープリンセスたちは、無反応だった。
むしろ食べることに夢中になって、美笛の話なんて聞こうともしない。
美笛は母親のことが知りたくてしょうがない。
スイートPには、もっとゆめかわいくと言われ続ける。必死に笑顔を作りながら、話しかける美笛。

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律が音楽準備室に行くことを決意する。

同じころ、律は考えていた。
μが「ごめんね…この先はまだ作ってないんだ…」と仮想世界メビウスの最果てをみせたことを思い出す。
μは「今の私にはメビウスをここまで作るのが限界なんだ…。でも、他のものなら何でも作ってあげるよ?何が良い!? 新しい家族?友達?それとも――」と続ける。
律は「あの時のμの言葉を信じるなら…ここは作られた世界――そういうことになる。誰かが言った。もしも世界を救うなら…問題の提起に59分を費やし、残りの1分でその解決を図る…と。重要なのはそう…この世界の定義付けだ。安易に解を求めるのではなく…考えろ…考えるんだ…」
考えながら律は歩き続けた律だったが、ついに答えを出した。笙悟とアリアに一緒に来るように言われていた「音楽準備室」に行くこと決めたのだった。

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美笛がデブに対する怒りを露わにする。

美笛は母親の話を聞きたいのに、おしゃべりを楽しもうと言われたり、お菓子に夢中で話を聞いてくれないこの場に苛立ちを感じ始める。
そしてなにより、美笛は、可愛い服に似合わない体格で、汚くお菓子を貪り食うフラワープリンセスたちに憎悪を感じていた。
美笛は誰よりもデブが嫌いだったからだ。それは現実世界の母親の姿がそうであったからだ。
美笛は「汚い!汚い汚い汚い汚い汚い!! なんなのあんたら!? さっきから口にもの入れたまま、ブーブーブーブー中身のない話ばっか!なーにがゆめかわいいよ!バカじゃない!? 人の話も聞かないで!耳にマシュマロでも詰まってるワケ!?デブなんて大っ嫌い!!デリカシーなんてまるで無くって…人に迷惑掛けてもお構いなしで!食べることしか頭に無くて!見境なくガツガツガツガツ豚みたい!そのクセ似合いもしないのにそんな服着て、周りの人を不快にさせて!笑われてるって分からないの!? 気持ち悪いって自覚ないの!?迷惑なのっ!」とフラワープリンセスに言う。その言葉はフラワープリンセスに言った言葉だが、美笛は母親のことを思い出していた。
スイートPは「…ふーん、それが本音かぁ。そんなにデブが嫌いなんだね~。だからお母さんを消しちゃったんだ?」といい、核心を突かれると美笛は動揺する。
スイートPが続ける。「消しちゃったお母さん探し?せっかくμが新しいお母さんを用意してくれたのに…」
美笛の母親は、現実世界では太っていた。メビウスでは痩せた新しい母親に替えてもらいながらも尚、今度は母親と一緒にご飯が食べたいとμに伝える。
願いを聞き入れたμは、母親を替えるという歪んだ叶え方をした。
美笛「違う!私はお母さんを変えてくれなんて言ってない!」
スイートP「いいえ、貴女が望んだの。μはそれを叶えただけ」
美笛「うるさい!黙れ!お母さんはどこにいるの!? ここならどんな噂も集まるんでしょ!焦らさないで!」
スイートP「ここに来てもそんなのわかんないってば~!」
美笛「…騙したの?」
スイートP「貴女、気付いちゃったんでしょ?貴女が、自分で、お母さんを、消しちゃったの!」
美笛「違うっ!!」
スイートP「望みを叶えて貰っていながらそれでも不満だなんて…貴女ってすっごくワガママ!自分勝手で…利己主義で…それに貴女、随分醜いものを憎んでいるのね~。私の可愛いフラワープリンセスちゃん達のこと、外見を散々ディスってくれたけど。あんたの心の方が醜いじゃない」
美笛「私は…醜くなんて…」
スイートP「そうかしら!お母さん探しもただの自己満でしょ?お母さん、消しちゃってごめんなさ~い!って。とんだエゴイストだこと。汚い考え、醜い心。ここはね、望めば何でも叶う世界!素敵なお母さんも出せる。なりたい自分になれる!」
スイートPの言葉で自分が母親を消したことを自覚し、醜い母親が嫌いなはずなのに、自分の心の方が醜いのかと意気消沈する。
スイートPはメビウスの素晴らしさを伝えるように続ける。
スイートP「この世界では…何も嫌な事を思い出す必要なんてないの。μが何でも叶えてくれる。嫌な事、全部なくしてくれる。何も心配することなんてないのよ」
スイートPの最後のささやきで、美笛は怒りを忘れ、放心状態になる。

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スイートPの現実での姿。

突然、出前のラーメンがやってくる。
スイートP「ラーメンはデザート!私好みのあま~い脂。完飲!ごっちゃん!」
そのセリフを聞いた鳴子は思い出したように言う。
鳴子は言う。「あのセリフに…伏せ丼?えっと…誰だっけ?ラーメンブロガーで、脂ぎっしゅな…おっさん?」
スイートP「おっさんとか!脂ぎっしゅ言うなぁぁ!」
スイートPは、現実世界では、ラーメンブロガーであることがわかる。

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スイートPの正体を突き止められて泣いている。

美笛は「望めば何でも叶う世界…なりたい自分になれる…なりたい自分に…」と言う。
そんな風に望んだ姿になったスイートPを蔑んだように見る。
スイートP「見るなぁぁ!何も言うなぁぁ!私はスイートP!甘~いお菓子とふわふわな服に包まれた…世界で一番ゆめかわいい楽士なんだから~!」
美笛は「そっか…だからあの人も…」とつぶやく。
鳴子は、「結局これって何だったの?」
鳴子は、デジヘッドが見えない上にμと関わっていないので、一部始終がよくわかってないようだ。
お茶会を後にした二人。もう夕方になっていた。
鳴子は「何だったのかな~?ま、ネタには事欠かないお茶会だったけど。ねえ、さっきブチ切れてたね。そんなにデブ嫌いなん?」と聞く。
美笛は「…大っ嫌いよ」つぶやく。

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鳴子もデジヘッドが見えるようになり驚く。

鳴子は「あのスイートPがラーメン吹いてる写真なんてあげたら…通知が止まらなく――」
すると、急に顔にノイズが走った人が見えるようになった鳴子。
鳴子が「バケモノ!? こっちにも居た!」
驚く鳴子に対し、美笛は「もしかして…今気付いたの?」と言う。

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音楽準備室で待っていた笙悟とアリア。

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