BEATLESS(ビートレス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『BEATLESS』とは、長谷敏司によるSF小説であり、水島精二が監督を務めるアニメ作品である。小説のイラストはredjuiceが担当している。「ヒト」であるアラトと「モノ」であるレイシアを中心に描かれる近未来SF作品で、SF好きから高い評価を得ている。
22世紀、人はhIEと呼ばれる人間型ロボットを、様々な場面で活用していた。高校2年生の遠藤アラトはある夜、hIEに襲われる。助けを求めるアラトの前に現れたのは、レイシアと名乗る謎のhIEだった。

遠藤 コウゾウ(えんどう コウゾウ)

CV:内田夕夜

アラトとユカの父親。自動化行政システム「マツリ」や「ミコト」の開発者にしてhIE研究の第一人者。

如月 明日菜(きさらぎ あすな)

CV:福圓美里

ファビオンメディアグループの企画セクションに勤務。レイシアのモデル活動を支えている。

『BEATLESS』の用語

hIE(humanoid Interface Elements)

Humanoid Interface Elementsの略で、22世紀に入り一般に普及した人間型ロボット。ロボット本体には頭脳部がなく、その動作の全てはクラウド上のコンピューターで制御されている。
代理労働契約制度により、hIEを自分の替わりに働かせることが認められているため、以前は人間が行っていた仕事の多くを現在はhIEが担っている。その用途は、接客・家事代行・モデルなど幅広い。

アナログハック(Analog Hack)

人間は同じ人間の"かたち”に反応して様々な感情を抱くという本能があり、例えば警官の格好をした人形を見ると緊張感を抱く。アナログハックとは、このように考えるよりも速く視覚をはじめとする五感で感情が動いてしまうという意識のセキュリティーホールを狙い、アナログな人間の意識をハッキング(誘導・改変)すること。
hIE が人間の”かたち”をしているのは、アナログハックを利用するため。

超高度AI

コンピューターの計算能力増大の結果、人類知能を凌駕した人工知能の総称。全世界で39台が稼働している。
超高度AIが誕生して50年以上が経つが、その利用は研究開発用途に限られており、人類の存続に関わるインフラには接続することも禁止されている。

レッドボックス

超高度AIが作る、人類には到達できない技術の産物のこと。
「レッドボックス」という名称には、観測者から遠ざかる光が赤から黒に変わるように、人類が必死に追わなければ遠ざかりいずれブラックボックスになるという意味が込められている。

ミームフレーム社(Memeframe Corporation)

世界最大のhIE行動管理クラウドのプラットフォーム企業。全世界で39台ある超高度AIのうちの1台《ヒギンズ》を所有している。
社内では、経営判断を《ヒギンズ》に仰ごうとする「親コンピューター派閥」と、人間の組織は人間が運用しようという「人間派閥」に分かれており、派閥争いが起きている。
《ヒギンズ》に非常時のデータ運搬用のhIEとして《レイシア級hIE》の開発を依頼する。東京研究所で《レイシア級hIE》5体を完成させるが、脱走されてしまう。

抗体ネットワーク

hIEに対して排他的で、hIEを破壊する活動を繰り返すテロリスト集団。情報提供役と実行役に分かれている。実行役は提供役から得る情報をもとに、hIEの破壊を行っている。

PMC

民間の軍事会社。ミームフレーム東京研究所の爆発事故の時、5体のレイシア級hIEが逃走した際に事態の収拾を図るが、対峙するレイシア級hIEの性能に歯が立たず取り逃してしまう。

『BEATLESS』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

レイシア「私のオーナーになってください」

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