フルメタル・パニック!(フルメタ、Full Metal Panic!)の登場兵器まとめ

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フルメタル・パニック!は賀東招二によるライトノベル。本来は存在しないはずの超ハイテクノロジーな技術により兵器技術が異常発達した世界において、世界を裏から操る組織「アマルガム」と世界の秩序を保とうとする組織「ミスリル」との戦いを描いている。
本記事では発達した兵器技術により生み出されたAS(アーム・スレイブ)という強襲機兵(きょうしゅうきへい)についてまとめていく。

『フルメタル・パニック!』の概要

「フルメタル・パニック」は賀東招二原作のSFミリタリーアクションに属するライトノベルである。
アニメは第1期〜第3期までが放送されており、2018年4月より第4期の放送が決定している。
ウィスパードと呼ばれる生まれながらに現代の水準をはるかに超える超テクノロジーを持った子供によって、兵器技術が異常な発展を遂げ通常の歴史とは異なる進歩を遂げた世界を舞台としている。
世界は「アマルガム」と呼ばれる組織によって影から支配されており、超テクノロジーを利用して生み出された数々の最新鋭兵器がこの組織により開発、取引されている。
テロや戦争さえも彼らにコントロールされているが、その事実を知るものは少ない。
主人公である相良宗介が所属する「ミスリル」はアマルガムの存在こそ知らないものの、テロや戦争、麻薬の密売などを阻止するために組織された正義の軍隊であり、莫大な投資金によりアマルガムと同じく高水準の兵器を有している。
幼い頃からゲリラとして戦場の中で育った相良宗介は戦う事以外に何も持たない人物であったが、任務で護衛をすることになった千鳥かなめとの出会いと平和な社会での生活を経てまともな人間になろうと努力をしていく。
しかし、ミスリルが徐々にアマルガムの存在に近づいていくと、宗介の置かれる生活や立場も変化をしていき、任務ではなく自身の大切なものを守るために戦いを強いられるようになっていく。

相良宗介の人間的な成長のほか、本作オリジナルの兵器や現実世界でも使用されている兵器による戦闘シーンやメカうんちくが見どころの作品である。

「フルメタル・パニック!」に登場する兵器:AS(アーム・スレイブ)とは

アーム・スレイブとはarmored mobile master-slave systemの略で、直訳は“主従追随式機甲システム”であるが、作中では強襲機兵(きょうしゅうきへい)、あるいはASと呼ばれている。
局地戦争の次なる主役として開発が推し進められ、わずか3年で実用化にこぎつけている。
汎用性が高く多種の武器を使いこなし、あらゆる地形を走破し時速100km以上で移動する脚部などから「最強の陸戦兵器」とまで呼ばれる。
山岳地帯や市街戦など障害物の多い地形では戦車等に比べて優位に立つが、攻撃力や防御力においては戦車に分があるため、隠れる場所のない平原や機動力が削がれる砂漠地帯など厳しい戦いを強いられることになる。
全長は約8mほどあり、大型であるがゆえに人間との比率でみると比べ物にならないほど高い運動性や電子兵装などのオプションを積み込むことができるようになっている。
また、時間と共にその技術も進化しており、本作では第一世代型〜第三世代型までが登場しているが、各世代毎にスペックも大きく異なっている。
但し第一世代ASは、その黎明期に開発・運用されていたため作品中にはほとんど登場しないため、本記事においても第二世代と第三世代の機体を紹介していく。
ちなみに第一世代のスペックは既存の兵器に対抗できるだけの能力を有してはいたものの、反応速度が遅く移動、姿勢変更にも時間を要するため待ち伏せや市街戦くらいでしかその実用性はなかったとされている。
第二世代型と第三世代型の違いは機体により様々であるが、主に動力源の変更や油圧系のシステムから完全電気駆動への変更により静粛性や運動性が大きく向上している。
また、機体の軽量化により新たな電子兵装やECS(電磁迷彩システム)を搭載できるようになり、大量の電力を消費する不可視モードが使えるようになるなどの違いがある。

第二世代アームスレイブ

M6 ブッシュネル

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M6 ブッシュネルは、主に西側諸国で使用されているASで、初期型、輸出モデルの他、マイナーチェンジでA1型〜A3型など複数のモデルがある。
ガスタービンエンジンを動力源としており、初期型と輸出モデルにはECS(電磁迷彩システム)は搭載されていないが、A1型以降には搭載されている。
但し完全な不可視化はできず、レーダーなどに有効であったり、一部の限定的な場所で周囲に溶け込む程度の機能であると推測される。
A2型には爆発反応装甲のシールドが装備されており、A3型はダーク・ブッシュネルと呼ばれ色味が若干違う他、大容量のコンデンサを搭載したことで、後継機のM9ほどではないにせよ、一時的に高い静粛性を確保できる。
第一世代型と比べると桁外れの運動性を有しており、扱いやすさやコスト面、単純な力比べであればM6の方がM9よりも勝っている。

ARX-6ハルバード

本作における主人公・相良宗介の愛機であるARX-7アーバレストと同じARXシリーズと呼ばれる機体であり、ハルバードはM6ブッシュネルをベースにして開発されたラムダ・ドライバと言う搭乗者のイメージを現実世界に発生させる装置を搭載した実験機の1つである。
ミスリルにより開発が進めていたARXシリーズにおいて初めてアーム・スレイブという人型の形態を取った実験機であり、それ以前のシリーズは実験機材の集合体でしかなかった。
また、過去のシリーズでは高精度の測定機器でようやく計測できる程度の完成にはほど遠いラムダ・ドライバしか発生しなかったのに対し、本機は飛躍的な進化を遂げ、初めてまともに機能するようになっている。
しかし、ベース機が第二世代機のM6であるため、パワー不足が否めず、第三世代ASであるM9 ガーンズバックの実験機をベースとした後継機、ARX-7 アーバレストが開発されることとなった。

96式

Img 12

96式は、主に日本の自衛隊が使用しており、M6を改良したASである。
第三世代型ASはミスリルやアマルガムなど資金力や高い技術力を有する組織にしか配備されておらず、各国正規軍が運用するASとしては第二世代型が最新鋭機となっている。
96式と他国製ASとの大きな違いとして3本指という点があり、そのため本機専用の武器しか使うことが出来ず他国もM6用武器は扱えない。
また、ASとしては珍しく、訓練用に用いられる複座型の機体も存在する。

ミストラル2

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フランス製のASであり、ミストラルの後継機(作品上には出てこず)。
装甲戦闘車両の延長上にある設計思想で、装甲車に手足をつけたような外見となっている。
そのため頭部が無く、股間に機関砲を装備するなど不格好なデザインであるが、運用が楽な機体として定評がある。
フランスの本国仕様はガスタービンエンジンを搭載しているが、整備が難しいため輸出モデルではディーゼルエンジン搭載型も製造されている。
鈍重そうな見た目と裏腹にソ連製の第二世代型ASであるRk-92 サベージと同等の運動性、それ以上の装甲・電子兵装を有している。
ちなみに前身のミストラルはASの製造・運用を模索するために少数製造された第一・五世代型に位置づけられる機体で、すでに全機退役している。

サイクロン2

Cyclone   front view lineart

イギリス製の第二世代機。戦闘ヘリの胴体に手足を生やしたような外見であり、前方から見ると機体形状が縦に細長い。
また、イギリスの航空機技術が用いられ、高い運動性を有している。
動力源は他の第二世代型と同様にガスタービンエンジンであるが、エンジンを2基搭載しているという点が大きく異なっている。
そのため、1基がエンジントラブルで停止しても残り1基で機体を動かすことが出来るなど有用性が高い。
装甲防御力は低いものの機動力に優れ、跳躍力や瞬間最高速度は第三世代機にも匹敵する性能を誇っている。
前身のサイクロンは転倒事故が多発し欠陥機と呼ばれたため、マイナーチェンジ型としてサイクロン2が作られた。
中身の改良を行っているだけで、外見は全く変わっていない。

Rk-92 サベージ

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ソ連製の第二世代AS。主に東側諸国における主力機体であるが、世界各地の紛争地域でも使用されているほどメジャーな機体。
本作の主人公である相良宗介もしばしば使用しており、幼いころにアフガニスタンでゲリラをしていた際に最初に搭乗したASは前身のRk-91であった。
丸みを帯びた胴体と、カエルのような頭部を持つ独特な外見が特徴。
しかし、その単純な構造と丈夫さから信頼性は高く、多少無理をしても壊れない堅牢さを誇る。
反面、運動性や静粛性、通信システムや火器管制システムなどに関してはM6などに比べ能力不足である。
また、サベージという名称はソ連における正式なペットネームではなく、NATOコードネームである。本来のペットネームはリーヴェニ(Ливень:暴風)という。

第三世代アームスレイブ

M9ガーンズバックE系列

tktk84
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