BLAZBLUE(ブレイブルー)のネタバレ解説・考察まとめ

アークシステムワークス制作の対戦格闘ゲームシリーズのひとつ。同社の開発した対戦格闘ゲーム「ギルティギア」シリーズの流れを組むと共に対戦格闘ゲームは勿論、エンターテインメントとしてのさらなるスペックとクオリティの高みを実現しており、アークシステムワークスを代表する作品のひとつとして有名となっている。

本シリーズの外伝小説「ブラッドエッジエクスペリエンス」の主人公。両親を亡くしてマンションで一人暮らしをする高校生だが、人間の生命をエネルギーの数値という形で視認することができる「狩人の目」を右目に宿しており、さらに自分の血を鎌や剣などの武器の形にして戦う「ブラッドエッジ」と呼ばれる能力を持っている。

ラグナと同じようにぶっきらぼうで大雑把な性格で、異能の力を持っているために住んでいた世界でも面倒事に巻き込まれることが多く、基本的に普通の高校生としての平穏で平凡な暮らしを望んでいる。しかし、その一方でラグナと同じようにかなりのお人好しで正義感が強く、困っている人を放っておけないため、面倒事に自ら首を突っ込んでいってしまう。ちなみに紅茶が好きで味を通して種類に詳しいという意外な一面があり、猫を可愛がるという趣味も持っている。
突如としてカグツチで目を覚ました彼は、この世界がどういう場所で、自分がどうやってこの世界に来たのかわからないまま、ラケル=アルカードと呼ばれる顔馴染みの吸血鬼の少女を探すため、見知らぬ世界を流浪することになる。
そして、流浪の中で出会ったレイチェルの体を借りて姿を現したラケルから「この世界の“可能性”を、そして『私達』の世界を救え」という意味ありげな言葉を投げかけられ、混乱しながらも異世界での戦いに巻き込まれていくことになる。

《キャラクター特性》スピードに優れ、さらにドライブ能力によるリーチの長さから、可もなく不可もない標準的な性能で扱いやすいキャラクター。また、ダッシュ中に必殺技を繰り出すことで、必殺技の性能が強化される「エンハンサー」という独自仕様を持っている。
《ドライブ能力》ブラッドエッジ:血で作り出した武器で攻撃する能力。ボタンを押しっぱなしにすることで武器を大きくしての溜め撃ちを繰り出すことが可能で、攻撃力とリーチの強化、そしてガードブレイク効果の付与といった様々な恩恵を得ることができる。
《オーバードライブ》ブラッドリパルサー:オーバードライブ発動中、ブラッドエッジとエンハンサーの性能が同時に強化される。

ナイン=ザ=ファントム

CV:藤村歩

「紅蓮の魔女」の異名を持つ六英雄のひとりで、獣兵衛の妻でココノエの母、そしてセリカの姉。アークエネミーの発明者でもある。
アーケード版CF第1弾タイムリリースキャラクターで、第1章「幻影の迷宮」アーケードモードにのボスキャラクターとして最終ステージに登場する。

モデル並みのスタイルを持つ美女だが、性格は非常に傲慢かつ攻撃的で激情家。
妹のセリカを溺愛しており、彼女に危害を加えるは勿論、手を出したりする者は誰であろうと容赦がなく、攻撃も厭わない。
過去の黒き獣討伐の功労者だが、戦いの後、自身を邪魔者と見なしたテルミの謀略によってトリニティもろとも境界に落とされてしまう。
その後、紆余曲折を経て世界の「ある真実」にたどり着いており、世界と、その世界を統べる神であるアマテラスそのものに対して激しい憎悪を抱くようになり、イザナミに付き従う異形の傀儡「ファントム」となってアマテラスの破壊を目論む。

《キャラクター特性》唯一、ドライブ能力を持たないキャラクターである代わりに、多彩かつ強力な「魔法」という必殺技を操ることができるという特徴がある。そして、全体的な動きは遅いものの、魔法も含めて非常に高い火力の必殺技構成となっている。
《ドライブ能力》AからCのボタンの攻撃をヒットさせると共に専用のスロットに魔法を蓄積させて組み合わせる「錬成」を行い、Dボタンでその錬成した魔法を放つことができる。魔法はAからCボタンにそれぞれ「水」「風」「炎」と3つの属性が割り振られており、使用した順番に最大で3つまでスロットに蓄積され、その属性の順番と錬成内容、そしてDボタンとレバーの組み合わせで魔法を使い分け、多彩な攻撃を繰り出すことができる。
《オーバードライブ》バニングレッド:オーバードライブ発動中、攻撃がヒットしなくても魔法の錬成を行うことができる。

イザナミ

CV:ゆかな

統制機構の頂点に立つ「帝」で、生きとし生けるもの全てに「死」を与えるために世界に降臨した、「冥王」と呼ばれる暗黒の存在。
アーケード版「CF」第二弾タイムリリースキャラクターで、第2章「悪夢の記憶」アーケードモードのボスキャラクターとして最終ステージに登場する。

ラグナとジンの実妹・サヤの肉体を依代にしており、外見は年若い少女だが、統制機構の帝であり冥王という支配者としての古めかしく唯我独尊で口調で喋り、さらに他者を揶揄するような意味ありげな物言いをする。また、肉体であるサヤの意識が混ざっているためか、ラグナを「兄様」と呼び、妹として兄を欲するかのような言葉を口にしたりと、彼に対して執着している様子がある。普段は紫色の頭髪と全身を覆う、黒を基調とした外套という出で立ちをしているが、戦いの際にはその外套を解除し、巫女を彷彿とさせる赤と白を基調とした露出度の高い装束を見せる。

イカルガ内戦中に即位し、統制機構を統べる王として圧倒的な力と支配で世界を欲しいがままにしていたが、「CP」のストーリー終盤でテンジョウの息子・ホムラを次の帝として任命して退位した。その後は統制機構の帝であった頃からテルミやレリウスと共に進めていた、アマテラスの破壊によって引き起こす「滅日」で、全てが滅んだ死の世界を創り上げる計画を本格的に進めるようになる。
その正体は、マスターユニット・アマテラスによって顕現した存在であり、黒き獣以前の過去の戦争の記憶から生み出された「死」という存在が具現化したもの。存在そのものが死となっているため殺すことはできず、さらに冥王の肩書きに恥じぬほどの強大な力を持っているため、危険度は黒き獣に勝るとも劣らない。

《キャラクター特性》後項のドライブ能力で背中に背負った三つのビット状の武器を伴った光輪の形状を三角状に変形させるスタイルチェンジによって、二段ジャンプの代わりに、空中で地上と同じような動きを行う特殊能力「浮遊」を発動させることができる。こうした空中からの攻撃を得意とすると共に、相手の動きを一定時間完全に停止させるディストーションドライブを持っており、様々な戦術を組み立てることができる。
《ドライブ能力》沙麟(エクソダスアーク):背中の光輪を変形させて戦闘スタイルをチェンジさせる能力。防御行動を取れなくなる代わりに浮遊が使えるようになり、さらに光輪に付属している三つのビット状の武器「ヤサカニノ禍魂」を飛び道具として射出することができる。
《オーバードライブ》絶界(アークフォース):オーバードライブ中、全体的な性能をアップさせることに加え、光輪を変形させていない通常時でも「ヤサカニノ禍魂」を射出することが可能になる。さらにディストーションドライブの時間停止効果が通常より長くなる。

Es(エス)

CV:野村真悠華

本編の外伝シリーズ「XBLAZE」で登場していたヒロインで、御剣機関と呼ばれる組織に所属していた特殊部隊「スレイプニール」の元兵士。家庭版から参戦が決定した「CS」における第一弾追加プレイアブルキャラクター。

元々は人間らしい感情を持たず、常に任務を最優先に遵守していたが、「XBLAZE」の主人公の青年・篝橙八との出会いによって自我と感情を芽生えさせ、仲間と一緒にいることの尊さを覚え、自分の意志と、橙八をはじめとした、自分が仲間と認めた人間たちへの想いを優先するようになった。
本作では蒼の根源へと通じるとされる門の守護者として登場し、身の丈ほどもある大剣「契晶封刃・ムラクモ」を振るい、「門を護る」というただひとつの使命感に従って行動している。

《キャラクター特性》大剣を用いたリーチと攻撃力に優れた攻撃と必殺技と、ドライブ能力による追加攻撃を駆使した戦法を得意とした、全体的に標準的な性能を持つキャラクター。その他にも自己強化を行うことで一定時間、全ての通常攻撃や必殺技の性能を強化する「Type:Enchanterボールス」という独自仕様を持っている。
《ドライブ能力》クレストアーツ:攻撃判定のある“紋章(クレスト)”を出現させる能力。剣撃を行った後に攻撃判定のある紋章を出現させて追加攻撃を行う。また、方向を変えての設置もできるが、1つしか設置できない。
《オーバードライブ》Type:Amplifier アヴァロン:オーバードライブ発動中、ドライブ攻撃が多段ヒット化し、コンボなどの連続攻撃を決めることで多くのダメージを与える事が出来る。また、紋章を設置できる数が二つに増える。

マイ=ナツメ

CV:早見沙織

外伝の漫画作品「リミックスハート」「ヴァリアブルハート」の主人公で、階層都市のひとつ「トリフネ」の統制機構の士官学校に通っている少女。
ファンからプレイアブルキャラクター候補として強い要望を受けたことで、ダウンロードコンテンツという形で家庭版から登場する第二弾追加プレイアブルキャラクターとして参戦が決定した。

明るくサバサバして前向きな性格で、友人との付き合いを大切にしていることから男女問わず彼女に惹かれる者は数多い。しかし一方で正義感が強くかなりの仲間思いでもあり、その反面仲間が危険に晒されていると後先考えずに助けに突っ走ってしまうこともある。
また、舌で触れたものの思いを全て感じ取り、どんなに出来の悪い料理でも「美味しい」という感じに変換してしまう「超味覚」と呼ばれる奇異な能力の持ち主で、殺人的な味であるはずのノエルの料理を嬉々として食べるという離れ業を見せつけている。

本名は「マイ=ハヅキ」と言い、十二宗家のひとつ「ハヅキ家」の跡取りで、本当の性別はれっきとした男性だが、超味覚が記された魔導書にうっかり触ってしまったことで魔導書と融合してしまい、性転換によって女性となってしまった。そして、女性となったことで跡継ぎの資格を失い、お払い箱として統制機構の士官学校へ送られてしまう。表向きは「超味覚を治すため」という口実で士官学校の仲間たちの協力を得て探偵団「リミックスハート」を結成し、自身の肉体を元に戻すための手掛かりとなる蒼の魔導書を探し求める。
そして、リミックスハートでの様々な事件や体験を経て、現在では女性としての自分を前向きに受け入れ、女性となっても自分らしく生きていくことを決意している。本作では大切な友人のひとりであるノエルを護るため、赤い長槍を思わせる形状の発掘兵装「朱弾(ガリアスフィラ)=アウトシール」を携えて戦いの場へ赴く。

《キャラクター特性》槍によるリーチの長い攻撃を得意としており、さらにドライブ能力で槍を飛び道具として投げつけることもできる、中〜遠距離戦を得意とするテクニカルタイプのキャラクター。さらに攻撃が空振りしても派生が可能で、最初の攻撃の種類によって2発目以降の技が変化することから多彩な連続攻撃を繰り出すことができる「ヴァリアブルアーツ」という独自仕様を持っている。
《ドライブ能力》朱弾(ガリアスフィラ)=アウトシール:槍状の武器を投げつけて攻撃する能力。構え中にレバーを操作することで投げる角度を調整し、Dボタンを押すことでその角度に沿って飛び道具として投げつけて攻撃する。また、レバーをさらに操作することで投げた槍を方向転換させ、相手を追尾して攻撃することもできる。
《オーバードライブ》風花雪月(ふうかせつげつ):ドライブ能力や必殺技、ヴァリアブルアーツの性能が強化される。

スサノオ

CV:三宅健太

「CF」のストーリーモード終盤で、ハクメンから本来の肉体であるスサノオユニットを奪い取ることで変貌したユウキ=テルミの姿であり、アマテラス、ツクヨミと並ぶ三輝神「スサノオ」の真の姿。
家庭版から登場する第三弾追加プレイアブルキャラクターで、全四部作の本シリーズのストーリーの締め括りを飾るラストボス的存在。「CF」のストーリークリア、もしくはダウンロードコンテンツ購入で使用可能となる。

外見はハクメンと酷似しているが、ノエルから「漆黒のスサノオ」と呼ばれる通り体の色は黒を基調としており、さらに頭部の仮面の部分に緑色に光る眼と、サメのように凶悪で鋭い牙が並んだ口が現れ、両肩にはもう二つの頭部、さらに大蛇を思わせる尾が生えるなど、さらに凶悪で禍々しい姿に変貌している。
普段は尊大で古めかしい武人のような喋り方をして、テルミのような口汚さと粗暴さはなりを潜めたが、力で全てを捻じ伏せ、蹂躙することを至上の喜びとする残虐非道な性格となっている。そして、まだ完全には変貌しきれていないのか、時折テルミとしての口汚い口調も見え隠れする。
ハクメンから肉体を奪い取ってスサノオとしての本来の姿となってからは、「蒼の継承者」であるノエルの力を利用し、自分が最も求めるもの「自由」を手に入れ、アマテラスを越える神として君臨することを目論み、「CP」のストーリー終盤でそれを阻止しようとするラグナたちとの最後の激闘を繰り広げる。

《キャラクター特性》全体的な動きは遅い反面、体力・攻撃力・防御力の全てにおいて飛び抜けて優れており、必殺技も総じて威力が高く設定されたパワータイプのキャラクター。ラウンド開始時に殆どの必殺技が封印されているが、通常攻撃とドライブ攻撃を組み合わせて能力を解禁・強化していくという特徴があり、この特徴を理解することこそがスサノオの本領を発揮できるといえる。
《ドライブ能力》武神(タケガミ):「壱式」から「捌式」までの8つの固有ゲージに割り振られた必殺技を発動する能力。攻撃を当てるごとに始点の壱式から終点の捌式の順番にカーソルが移動していき、その状態でドライブ攻撃を当てるとカーソルが点灯してその固有ゲージの必殺技が解放され、さらに繰り返し点灯されると必殺技のレベルが強化される。
《オーバードライブ》絶葬ノ刻(ぜっそうのこく):オーバードライブ発動中、封印されているものも含めて全ての必殺技を最大レベルの状態で使用でき、さらにすべての式の封印を解除するディストーションドライブ「哭キ穿ツ崩落ノ怨嗟」が使用可能になる。

獣兵衛(ジュウベイ)

CV:てらそままさき

六英雄のひとりで、ラグナの師匠である猫の獣人で、ココノエの父。どんなものでも斬ることができる二刀型のアークエネミー「夢刀・六三四(ムジン・ムサシ)」の使い手。
2017年夏にアーケード版で実装された第四弾追加プレイアブルキャラクターで、家庭用へはアーケード版から日を空けてダウンロードコンテンツとして配信する形で実装された。

タオカカたちカカ族のオリジナルとなった生物兵器で、カカ族が普段着として着用しているオレンジ色のフード付きの服と二つに分かれた尻尾が特徴。性格は豪放磊落で寛大な武人で、可愛らしい外見に反して大変渋い声で話す。ハクメンとは六英雄の中では最も付き合いが長く、娘のココノエとは出会い頭に「クソ親父」と毒を吐かれるほど不仲となっている。
小説「フェイズシフト」シリーズでは主人公として登場しており、同胞の獣人たちと故郷を黒き獣に滅ぼされ、仇を討つためにアルカード家の先代の当主でレイチェルの父であるクラヴィスと協力関係を築き、彼の傘下で様々な活動を行っていた。レイチェルとヴァルケンハインとはその頃からの付き合いとなっている。
そして、ハクメンやナインら他の六英雄をはじめとする多くの仲間たちと共に黒き獣に戦いを挑み、実の弟であるトモノリを失いながらも討伐に成功する。戦いの後はナインと結婚してココノエを授かるものの、知らぬ間にテルミが叛逆を起こしたことによってナイン、そしてトリニティを境界へと突き落とされる形で奪われてしまう。それに気付いてハクメンと共にテルミに戦いを挑むが逆に返り討ちに遭い、絶体絶命の危機に立たされるが、ハクメンが捨て身の機転を見せたことでテルミを境界に突き落として封印することに成功。そして、目の前でハクメンをも失ったことに激しい後悔と無力感を抱きながらも、ヴァルケンハインと並ぶ六英雄の生き残りとして、一人宛てのない旅に出る。

そんな中、テルミが再び現れ、彼がイザナミやレリウスと結託してが世界を滅ぼすことを企てていることを知り、守ることのできなかった仲間たちの為にも今度こそテルミを倒すことを決意し、戦いの場へと赴く。

《キャラクター特性》全体的にリーチが短く、完全に近距離戦向けのキャラクターだが、スピードに優れており、低空ジャンプや急ブレーキ、バックステップ派生ダッシュやダッシュ回り込みといった豊富な特殊移動アクションも持っていて、相手を撹乱したり不意打ちを仕掛けたりすることができる。ただし、他キャラクターよりも仰け反り時間が長めというデメリットとしての特徴があり、一度攻撃を食らうと一気に畳み掛けられる危険性がある。
《ドライブ能力》不知火(しらぬい):攻撃を行うと共に瞬間移動して相手を撹乱する能力。高速の突進技を繰り出し、突進がヒットすると相手に特定のマークを付与する。この状態で攻撃技のディストーションドライブを使用すると、発生時に瞬間移動を行い、相手との距離をとったり、背後に回り込んだりするなどの戦術に使うことができる。
《オーバードライブ》羅漢 五輪煌(らかんごりんこう):オーバードライブ発動中、ドライブ攻撃が強化される。さらに相手にドライブ攻撃をガードされてもマークを付与することができ、空中の連続発動が可能になる。

世界観・用語

「蒼」

世界の全ての力を司るもので、本作のキーワードのひとつ。人類がこの存在に気付き、求めてしまったことで争いが起きた。
そして、蒼を得ることはこの世界の神というに相応しい存在・マスターユニットと同化することを意味し、マスターユニットの力を得た「蒼の継承者」は世界の全てを知ると共に、人間を超越し、不老不死となる。
さらに世界のあらゆる物事に干渉して自分の思うがままに作り替えることができる「事象干渉」を行うことができ、蒼を手にした者は神に等しい存在ということになる。

三輝神(オリジナルユニット)

世界の全てを司る三体の神。本来は人間の目で見ることは勿論、その存在を人間が知ることはできないはずだったが、古代の地層からスサノオユニットが発掘、発見されたことで人間にその存在を知られるようになった。

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