GRAPEVINE(グレイプバイン)の徹底解説まとめ

GRAPEVINE(グレイプバイン)は1993年に結成され、4年後の1997年に「覚醒」でメジャーデビューを果たした日本のロックバンド。メンバー脱退などを経て、2014年にはレコード会社移籍をし、バンドライフの大きな転機を迎えた。骨太なグルーヴと文学的な歌詞の世界を持ち味とし、アルバムごと、ともすれば一曲ごとに全く違った作風を見せる幅の広さも大きな魅力となっている。

高野 勲(タカノ イサオ)

1963年3月5日生まれ。北海道出身。主にキーボードを担当しているが、ギターを弾くこともしばしば。
元benzoメンバー。
シングル「ナツノヒカリ」から作品に参加。サポートメンバーとしては2001年のライブから参加。
2009年からは田中と二人で「Permanents」としても活動している。「バンドではあまり演奏しなくなった曲をやる」ことがそのユニットとしての活動意義の一つとしてあるそう。
ライブではドラムの隣で淡々とキーボードを弾いているが、立ち上がってギターをかき鳴らすこともある。

GRAPEVINEの元メンバー

西原 誠(ニシハラ マコト)

1969年8月21日生まれ。広島県出身。
2002年12月1日にジストニア(中枢神経系の運動障害の総称)のために脱退するまではベース、そしてバンドのリーダーを担当していた。愛称は「だーりー」。
初期の楽曲には西原の作曲による物も多い。正統なロックンロール的アプローチをする傾向があるのが彼の曲の特徴であり、それは現在のGRAPEVINEではあまり聴くことのできないサウンドである。
今はジストニアから回復し、THE LATERSやDropなどのバンドでギターやボーカルを務めている。

GRAPEVINEのディスコグラフィー

『退屈の花』

01.鳥
02.君を待つ間
03.永遠の隙間
04.遠くの君へ
05.6/8
06.カーブ
07.涙と身体
08.そら
09.1&MORE
10.愁眠
11.熱の花

バンド初のフルアルバム。
同期のバンド、TRICERATOPSの和田唱はこれを聴いて「自分たちはなかなかだと思っていたが、凄いヤツは他にもいる」と思ったとラジオで語ったほど、一枚目とは思えない完成度の作品。
「不敵の新人」とのコピーが付けられるなど、かなり鳴り物入りのデビューだった。
11曲目の「熱の花」はシークレットトラック。

『Lifetime』

01.いけすかない
02.スロウ
03.SUN
04.光について
05.RUBBERGIRL
06.Lifework
07.25
08.青い魚
09.RUBBERGIRL NO.8
10.白日
11.大人(NOBODY NOBODY)
12.望みの彼方
13.HOPE(軽め)

バンド史上最高のセールスを記録し、オリコンのアルバムランキングで3位にランクインした一枚。そのおかげか、一般的にはこのアルバムのイメージがバンドそのもののイメージとして定着してしまっている。
西原と亀井は「良い意味で気の抜けた作品」であるとインタビューなどで語っている。
発売から15年後の2014年には今作の再現ライブ、そしてツアーが行われた。

『Here』

01.想うということ
02.Reverb(Jan.3rd Mix)
03.ナポリを見て死ね
04.空の向こうから
05.ダイヤグラム
06.Scare
07.ポートレート
08.コーヒー付
09.リトル・ガール・トリートメント
10.羽根
11.here
12.南行き

元リーダー西原誠が全曲の収録に参加した最後のアルバム。
マスタリングを担当したのはボブ・ラディッグというグラミー賞を獲得している程の大物エンジニアである。直前にくるりの作品に携わっていたのがきっかけで今作にも参加することとなったそう。
2曲目の『Revereb(Jan.3rd Mix)』はシングルバージョンに比べてややベースの音が強くなっている。

『Circulator』

01.Buster Bluster
02.壁の星
03.discord
04.風待ち
05.lamb
06.Our Song
07.(All the young)Yellow
08.フィギュア
09.ふれていたい
10.アルカイック
11.波音
12.B.D.S.
13.I found the girl

西原が離脱して初めての作品ということで、新しい方向性を模索する三人の姿が見て取れるバラエティに富んだアルバム。
タイトルは「循環器」という意味。
楽曲のベースは大半が根岸孝旨(Dr.StrangeLove)が演奏している。
ミドルテンポの曲調に合わせて過去を前向きに回顧するような『風待ち』は、ファン人気がとても高く現在もライブで披露されることが多い。

『another sky』

01.マリーのサウンドトラック
02.ドリフト160(改)
03.BLUE BACK
04.マダカレークッテナイデショー
05.それでも
06.Colors
07.Tinydogs
08.Let me in~おれがおれが~
09.ナツノヒカリ
10.Sundown and hightide
11.アナザーワールド
12.ふたり

ハチャメチャな前作を経て原点回帰したような、狂騒とメランコリーが同居する隠れた名盤。
前作発売後のツアーから参加した高野勲が今回からはレコーディングにも参加している。田中はキーボードについて「欠かせない存在になった」とインタビューで明かした。
『マダカレークッテナイデショー』はギ・ド・モーパッサンの著作のタイトルを強烈なファンクビートに乗せて叫び散らす異色作である。

『イデアの水槽』

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