WWW.WORKING!!（ワーキング）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

宮越は交際について何が大事かを村主に聞くと、村主は「相手に対する思いやりが必要」と答える。要領を得ない宮越は、詳しい人物に話を聞こうと考え、聖バレンチヌスのことを思い出す。
東田家に訪れた宮越は、その場で手作りチョコを食べ、聖バレンチヌスと会う。宮越は聖バレンチヌスに『愛・恋・思いやり』について尋ねる。そこへ東田が迎えにきたが、もう手作りチョコはない筈なので、自分の口に残っていたチョコを食べてやってきたと勘違いする。
後日、東田の唇を奪ったと勘違いした宮越は東田に土下座して謝罪し、バイト代を貯めた通帳を慰謝料として差し出す。さらに宮越は「（キスの）責任とって、もらってやんよ」と東田を押し倒しプロポーズする。タイミング悪く、足立に押し倒した所を見られてしまう。
東田は、チョコは口移しでなく昔もらった残りを食べただけと誤解を解く。通帳を渡された東田は、管理能力のない宮越本人ではなく、宮越の母に通帳を返却する。

第12話：あらしの前の何か

村主は足立が挙動不審になっていることを心配する。後日、足立を自宅に招き、挙動不審な理由を尋ねる。
足立は宮越が東田を押し倒す姿を見てしまい、自分も村主に何かしなければと義務感を持っていたと打ち明け、村主に笑われる。足立はその場で村主にキスをすると「勢いでも義務感でもないから」と言って村主家を飛び出す。
鎌倉は進藤の借金を清算して交際するには、進藤の臓器を売ってはどうかと考えていた。そんな時、進藤の父親がSP斉藤に捕まり、鎌倉は進藤に「父親を見つけたのになぜ連絡しなかったのか」と詰め寄る。進藤が「父親を差し出せば借金からは解放されるが、誰かの犠牲で幸せになるのは良くない」と説得すると、鎌倉は「多少の犠牲なら別に良い」と曲解し、自身が犠牲になることで幸せをつかめるならと家出を決意する。
進藤の父は、鎌倉の父に紹介されたマグロ漁船で荒稼ぎしたが、パチンコで破産してしまい進藤を激怒させる。

第13話：全てのことには理由がある

ある夜、東田の夢に聖バレンチヌスが現れ別れを告げる。
宮越は料理を成功させるため、味見することを今更思いつく。東田は、日ごとにやつれていく宮越を見かねて家まで送ったが、家中に立ち込めている瘴気に驚く。
宮越は、自分の料理を味見したことで東田にこれまで酷いものを食べさせていたことに気づき、謝罪してもう料理はしないと誓う。
東田は、宮越が最後に作ったチョコを食べるが、今度は臨死状態にはならなかった。すると聖バレンチヌスが現れ、二人の努力を称えて消えていった。
半年後、ワグナリアを辞めて建設の仕事をしていた進藤は、バイトを続けている鎌倉と交際していた。
足立は、実家の寿司屋を継ぎ、村主は足立の実家を手伝う為、二人でワグナリアを辞める。
東田は宮越の料理が上達したので一旦別れるが、改めて宮越に交際を申し込み、恋人同士となった。

『WWW.WORKING!!』の主な登場人物・キャラクター

東田大輔（ひがしだ だいすけ/ CV：中村悠一）

16歳の高校1年生。身長172cm。本作の主人公。
父の会社が倒産したことで、学業のためファミレスでアルバイトをする事になる。
進学校で、成績はかなり良いが、発言に主語が無いなど国語が不自由な点が近藤に指摘されがち。
連載当初は個性的なワグナリアスタッフに振り回されていたが、宮越の料理を食べてからは性格が崩れていき、最終的には無表情で冷淡な人間に変わってしまった。
成り行きで宮越華と付き合うことになった。

宮越 華（みやこし はな/ CV：戸松 遥）

16歳の高校1年生。身長157cm。
普段は男勝りな性格だが、客の前では猫を被りがらりと態度を変える。
母親が料理研究家だが、本人の料理の腕前は最悪である。手製のチョコは、臨死体験に加えて聖バレンチヌスが降臨する謎の能力を備えている。また、チョコを食べた東田の性格が変貌したことから、『人格改造チョコ』と呼ばれている。
知能は低いがアルバイトとしては優秀で、フロアチーフを任されている。

足立正広（あだち まさひろ/ CV：内山昂輝）

20歳のフリーター。身長180cm。
寿司屋の息子だが継ぐことは考えていなかった。
間の悪い発言が多く、村主に聞かれて不興を買うことが多い。普段笑わない村主の「笑顔」を見てしまい、微妙な感情を抱いてしまう。その感情をはっきりさせるべく、村主と付き合うことになった。

村主さゆり（むらぬし さゆり/ CV：日笠陽子）

19歳の美大生。身長160cm。
他のスタッフには「見えないお客様」の接客を担当しているが、本人は霊を信じていない。
愛想がなく無表情であるが、笑顔は足立の感情に影響を与えるほど魅力的であり、それが原因で足立と付き合うことになった。

近藤 妃（こんどう きさき/ CV：水樹奈々）

20歳の大学生。身長167cm。
有名大学で哲学を学んでいる。ヘビースモーカーであり、仕事中は常にタバコを吸っている。
村主とは幼なじみで、彼女を傷つける人間には容赦がない。
実は一児の母で、アルバイト先にも子供と出勤する。
英語が話せるので、外国育ちである斉木の面倒を見ている。だが、いい加減な日本語を教えているため、斉木の日本語は上達していない。

鎌倉志保（かまくら しほ/ CV：雨宮 天）

19歳の大学生。身長154cm。
消費者金融を経営する社長の娘。
進藤の父親が消費者金融に多額の借金をしているため、進藤に強い態度でイジめている。
進藤とは幼馴染で本当は好きであり、小学生時代に進藤に振られたことをきっかけに進藤をイジめるようになった。