Quato2@Quato2

Quato2
Quato2
@Quato2
4 Articles
5 Reviews
0 Contributions
0 Likes
Quato2

Quato2のレビュー・評価・感想

RADWIMPS / ラッドウィンプス
9

圧倒的に奇麗な歌詞:RADWIMPSの魅力

彼らは人々を魅了する優れた演奏技術を持っています。ライブ映像を観ると、RADWIMPSの演奏はスタジオ録音以上の素晴らしいパフォーマンスを披露し、ライブでの感動は格別です。また彼らの楽曲には独自のメロディがあり、一聴してRADWIMPSの曲だと分かります。これらが組み合わさり、彼らの音楽は芸術的な魅力に満ちています。

またなんといっても深い歌詞でファンの心を捉えて離しません。多くの人が「天才」と形容するほど、野田洋次郎さんが手掛けるその歌詞は、巧みな日本語表現で心に深く訴えかけます。言葉では言い表せない深い感情を歌詞で見事に表現し、その言葉に救われた人も多いでしょう。

そして、ライブパフォーマンスも見逃せません。ライブDVDを観ると、その迫力がよくわかります。特にフロントマンの野田洋次郎のカリスマ性は際立っており、彼の存在感は圧倒的です。演技力も素晴らしく、ライブの舞台で観客と100%の熱量で向き合い、魅了します。

このように、RADWIMPSは単なる音楽以上のものを持ち、私たちの心に訴えかける力があります。RADWIMPSの人間らしい情熱や思いに対する姿勢から、今後も彼らの活躍に注目が集まるでしょう。

リメンバー・ミー / Coco
9

家族を大切にしようと思える作品

『リメンバー・ミー』は2017年に公開された映画。

ミゲルという男の子は音楽が大好き。しかし、家族がある理由で音楽を許してくれない...。音楽を愛するミゲルは曾祖母ママ・ココの父が、今は亡き天才音楽家のデラクルスだと信じており、隠れてギターを弾いていた。
そんなミゲルは死者の日に「死者の国」に迷いこんでしまう。そこで出会った二度目の死が訪れようとしている孤独な死者ヘクターとともにデラクルスを探し、許しを得て生者の国へ戻ろうと計画していた。
ヘクターは自分の写真をミゲルに渡し、祭壇に飾ってもらう約束をし、愛する家族のもとへ行こうとしていた。

死者の国にはミゲルの亡き親族がいて、中にはママ・ココの母、ママ・イメルダも居た。イメルダは音楽を禁じた張本人。音楽をしたいミゲルにイメルダは大反対をする。
なぜなら生前、愛する夫が音楽の道を進むため家族を捨て、帰ってくることがなかったからである。

その後デラクルスに出会ったミゲルは驚くべき事実を知ることになる。ここからは涙なしでは見られない。
1度は必ず観ていただきたい作品となっている。観終わると家族へ愛を伝えたくなっていることだろう。

作中に出てくる音楽や歌がとても愉快で、柔らかい色味の画で楽しめる。自分の死後、愛する家族に忘れられたら寂しさを感じるように思う。大好きな家族のことを忘れず、語り継いでいこうと強く思った。

龍が如く0 誓いの場所 / Yakuza 0
9

シリーズ最高傑作と呼び声の高い作品。その評判に恥じぬ素晴らしい作品でした。

数々の作品が出ている龍が如くシリーズの中でプレイヤー達に最高傑作と呼ばれる龍が如く0。
今作ではシリーズ主人公である「桐生一馬」と人気キャラクター投票では常に一位を獲得し続ける大人気キャラ「真島吾郎」の2人のストーリーが展開される。
後に伝説と呼ばれる2人の原点とも言える物語が展開され、2人はある土地の利権を巡って交錯する。
真島吾郎を実際にプレイヤーが操作できる作品はシリーズ初であり、それもこの作品の人気の一つで今作中ではクレイジーな面で人気を誇る真島の過去の闇や真面目な姿を垣間見れる。
メインストリー・サブストーリー共に魅力的なキャラが多く、作品のボリュームからなかなか出番に恵まれなかったキャラも多数存在し、他のシリーズでの活躍が期待されるところだ。
シリーズ初作品である龍が如くより以前の時系列の出来事を描いているため、龍が如くを彩る数々の人気キャラクターの知られざる過去に触れることが出来る。
龍が如くシリーズをプレイするなら間違いなくおすすめできる作品である。
しかし、一点注意としてはエンディングでは各キャラのその後の顛末が紹介される場面で他シリーズ作品のネタバレが行われてしまう場面もあるため要注意が必要だ。

総理の夫
10

夫婦の本質と未来

原田マハさんの小説を読んでいたので、原作に忠実かつ実写版の良さを最大限、生かした作品だと感じました。
田中圭さんと中谷美紀さんのキャスティングが最高です。特に、田中圭さん演じる総理の夫のキュートさと純粋さが魅力的なので、オススメです。
財閥の御曹司でありながら、どろどろすることなく真直ぐに育ち、鳥をこよなく愛する青年だからこそ、女性総理大臣を支えることができ、互いを芯からサポートし合う夫婦の本質だと感動しました。ジェンダーについての現代的課題も、このようにコメデイタッチで描いてあるとすっと納得できます。これからの未来の夫婦の在り方を示唆していると思います。命をつなぐ大切な価値を重々しくなく、社会全体で考えるべき時代にきていることは確実だと、この映画で再認識しました。
中谷美紀さんの総理がエレガントで美しく、キャリア感も半端なく、オーラがあって素晴らしかったです。こんな総理だったら国民から人気を得るだろうと推察しました。
誰が敵で味方か分からない政治の世界の駆け引きも面白かったです。シングルマザー、理系女子の場面も丁寧に描かれており、心に刺さる言葉もあって、印象的な作品です。本当の女性活躍の時代がきてほしいというメッセージ性を感じました。

バタフライ・エフェクト / The Butterfly Effect
10

あなたにはやり直したい過去がありますか?

幼い頃から時折記憶喪失になってしまう主人公エヴァンが、医師のアドバイスの元、日記を書き始める所から物語が始まります。
7年間記憶喪失の症状が出ずに大学生になったエヴァンは、ある日ふと日記を読み返します。すると、日記に書かれている過去の中にタイムスリップ出来る能力を発揮します。
自分のせいで不幸になってしまった好きな子の運命を変える事をきっかけに過去に戻る事を繰り返しますが、過去を変えた事により現在の人間関係が変わってしまったり必ず誰かが不幸になる結果になります。
幼い頃に可愛がっていた犬の死、引きこもりになってしまった友人、そして好きな女の子の運命…
誰かを犠牲にしなければ救う事はできないのか…と葛藤しながらも運命を変えていく姿にハラハラドキドキ!そして衝撃のクライマックス!
公開版とは異なるエンディングが3つありますがどれを見ても納得できる内容です。
「そことそこが繋がるんだ!」「なるほど!」と見ていて思わずグッと引き込まれ、タイムパラドックス物の映画の中でもトップクラスに面白い作品だと思います。
2006年に続編「バタフライ・エフェクト2」、2009年には「バタフライ・エフェクト3/最後の選択」が公開されましたが、個人的には1であるこの作品「バタフライ・エフェクト」を強くおすすめしたいです。