目次

  1. 史群アル仙プロフィール
  2. 漫画作品
  3. 氏の死生観
  4. Webで公開された「1ページ漫画」以外の漫画作品
  5. 『臆病の穴』
  6. 『アオキヒビハ』
  7. 『迷うは君の世界』
  8. クレパス画・詩
  9. 総括

史群アル仙プロフィール

漫画家、クレパス画家。1990年誕生。平成生まれながら昭和漫画、特に手塚治虫氏の作品に惹かれてその作風、画風を引き継ぐことを10歳にして決意。中学時代、周囲と馴染めず引きこもりになるも、15歳からアルバイトで生計を立てていた。独学で漫画やクレパス画を学び、21歳から本格的に活動をスタート。ウェブ上にて漫画やクレパス画の作品を掲載しつつ、個展も行う。『臆病の穴』(全2巻)刊行。名前は「しむれ・あるせん」と読む。

漫画作品

ツイッターで氏の漫画作品の人気に火が付いた模様。しかし実際に見るとホントに20代半ばの人が描いたとは思えませんね。

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絵だけではなく、内容も何だか胸に来るとの評判だったようですし、実際「来ます」。

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衝撃のラスト。

可愛い絵柄で重いものぶっこんでくる。そんな作家は数多いですけど、この人の場合じわじわ来るんですよね。変にリアルと言いますか。心に重いものを抱えていてもいなくても、共感できそうな物語が多々あります。

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一見かわいいけど・・・?

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色々勘ぐっちゃいそうですが、その前に衝撃受けます。「愛」「生きる」。そんな概念を真正面から見つめ、鋭く突いているような。

氏の死生観

「1ページ漫画」をはじめ、氏の作品には必ず日付が入っています。それは「憧れの神様」手塚治虫氏と関係がありました。ヒーローにして神様の手塚治虫先生は、自分が生まれる前に亡くなった。その事実を知った時に、「死」というものを意識し、作品に日付を入れるようになったそうです。「若い身空で」なんて言っても、日付を入れるに至った思考が「覚悟」を感じさせます。長生きしてほしいですけども。

Webで公開された「1ページ漫画」以外の漫画作品

『臆病の穴』

オムニバス形式。決して甘くない現実や理不尽な世界をシュールに、かつ愛おしく描いてます。ウェブ上でのキャッチコピーにあるような「愛」がテーマのようですが、その「愛」の形も一つではなく。親子愛、自己愛、男女愛エトセトラ。そしてそれらが時にもたらす悲劇が大部分。最終話など、希望を匂わせる物語ももちろんありますが、大体がモヤモヤを残す終わり方。良くも悪くも胸を締め付け、惹きつけます。単行本全2巻です。

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『アオキヒビハ』

27歳ながら無職で能天気(というか前向き?)、1話目で家から追い出されたヤギオやロックスターを夢見る花、苦労人な酒飲みのカツなどが登場。こちらは比較的現実味があります。話す犬のキヨミ(ヤギオに片思い)や、ヤギオの住んでいるアパートの幽霊などが登場しますが。ヤギオの「明るさ」あれど、やっぱりほろ苦い展開もまたある。主人公がアラサーなのに「青春」といった言葉が似合う一作です。コミックス全1巻。

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『迷うは君の世界』

kiske3氏の原作ホラーをコミカライズしたもの。といっても史群アル仙風味になってはいるようです。当初は「山小屋に住まう老人が、道に迷った、疲れた旅人に『昔語り』を始めて」という形式だったんですが、老人がストーリーに絡まない回もあります。ただ言えることは、「ホラー」テイストだということ。コミカワにて連載中ですが、氏のHPからリンクされています。