ラストカルテ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ラストカルテ ―法獣医学者 当麻健匠の記憶―』とは、浅山わかびによる漫画作品で、『週刊少年サンデー』にて2022年1月号より連載されている。動物の死に焦点を当てた作品で、「法獣医学」をテーマとして描かれる。高校生の当麻健匠(とうま けんしょう)は、同じクラスの茨戸爽介(ばらと そうすけ)が法獣医学者の姉・雷火(らいか)を手伝う現場に遭遇したことから法獣医学に興味を持ち、手伝わせてもらうことになった。茨戸と友情を深めながら法獣医学について学んでいく物語である。

茨戸の中学時代の同級生で、バイク屋の息子であり、美森大学の学生寮では当麻と同じ部屋のルームメイトになった。かっこいい動物を飼うことに憧れを抱いていたが、小動物に弱くすぐに絆されてしまう。大学では小動物サークルに入ることに決めていた。
スマホアプリのマリモ育成ゲームでマリモを5年近く育てており、スマホを無くしてしまった時には、中の個人情報の心配よりも世話ができないことでマリモが死んでしまうことに嘆いていた。ウサギのぽぽこを買っていいて溺愛している。
何事にも無気力そうに見えるが、面倒見が良い一面がある。

界川千夏(さかいがわ ちなつ)

大阪出身で家は肉牛農家をしている。ウシをこよなく愛し、自分のウシを世界一にすることを夢としている。少しの体調変化も見逃さず管理できるようになるために獣医を目指し、美森大学にやってくる。
当麻や茨戸とは大学の見学に来た際に知り合いになり、大学に入ってからは学部が一緒ということもありよく行動を共にする友達になった。サークルは肉牛研究会に所属し、毎日ウシの世話をしている。
フレンドリーな性格で初対面でも平気なタイプで、明るく素直で誰とでもすぐに友達になれる。ギャルとしてファッションにもこだわりを持っていて、どんな天気、気温でも決めた服装を貫くと決めているようである。

雪裡美世(せつり みよ)

美森大学の病理学の先生で達美の同期である。美人だが無表情でクールな印象で周りからは怖がられている。
大学生の頃から達美のことが好きだが、表現が苦手であり達美には怖がられている。思いを寄せているにも関わらず内部通報するなど天邪鬼な行動をよくしており、気持ちには一向に気づいてもらえない。病理学を専攻したのも達美がきっかけである。

海崎林平(かいざき りんぺい)

当麻と茨戸の高校時代の同級生で、家はパピーウォーカーをしている。すぐ距離を詰めてくるところや悪気はないが思ったことをすぐ口に出すところが茨戸に嫌がられている。
当麻達が獣医師になると知り安易に自分も目指そうと言い、茨戸をイラつかせていた。その後本気で獣医師を目指し美森大学を受験するが落ちてしまい、浪人しながら現場で勉強をする予定だという。
あまり深く考えないので人をイラつかせたり気持ちを考えないで発言したりするが、完全に悪意はなく裏表がないので憎めない存在である。

星置宝(ほしおき たから)

美森大学獣医学部の3年生で、当麻と於菟とは同部屋の先輩でもある。女子との交流がなく、常に彼女が欲しいとぼやいている。
初対面でもぐいぐい距離を詰めていく性格で、茨戸は早くも心を閉ざしてしまった。後輩には強い態度に出るが、先輩や目上の存在には弱い。

高島秀治(たかしま しゅうじ)

美森大学環境学科の2年生で、当麻と於菟の同部屋の先輩である。面倒見がよく優しい先輩で、人見知りの茨戸にも心を開いてもらおうと少しずつ距離を詰めていた。

『ラストカルテ ―法獣医学者 当麻健匠の記憶―』の用語

美森大学

雷火や達美が働いている大学で、当麻達が目指して受験し在籍している大学。敷地面積は約135haでディズニーランドやUSJを足しても余裕のある広さを誇る。
学校の他に付属の動物病院や牛舎、農場など多くの施設を有している。

野生動物医療研究センター

美森大学にある施設で、雷火や露子が所属する研究センター。当麻と茨戸は高校生時代から出入りしていた。動物の死体を解剖して死因を探ったり、外部からの依頼で死体を検査したりすることもある。

美森動物園

当麻達の住む三森市に新たにできた動物園。当麻達が捕まえたアライグマを引き取って展示している。
露子の友達がペンギン広場で飼育員として働いている。また露子と茨戸が2人でツーリングで行った場所である。

牛乳当番

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