タッコク!!!(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『タッコク!!!』とは『週刊少年サンデー超』にて連載された、福地翼による卓球を題材にした漫画作品。卓球がテーマでありながら、ラブコメやバトルの要素、さらにSF要素も組み合わせた異色のスポーツ漫画となっている。4歳の時に将来を誓い合った主人公の丸の内ガクとヒロインの珠野カコは、10年後に再会を果たす。ガクが海外を飛び回っている間に、日本では「卓球告白法」という法律が制定され、交際するには卓球で勝利する必要があった。カコと付き合う為に、ガクが卓球の腕を磨いていく物語である。

ギガの親友で、不良グループ「ネスト」のNo.1。
作中では卓球の試合をする描写はないが、腕っぷしが強く喧嘩では負けなしの実力者。ドレッドヘアーと額に巻いたバンダナがトレードマーク。
天涯孤独で1人で別れさせ屋をしていたギガを仲間に誘った人物で、ギガにとって大切な親友である。無口だが、ギガのピンチに理由も聞かず助けるなど優しい性格をしている。

九条(くじょう)

カコの卓球に師匠。
カコからは「クーちゃん」の愛称で呼ばれている。
以前は国内でも有名な卓球選手として活躍していたが、引退後はタッコクからいたいけな女子達を守るという名目で指導者に転身する。ロリコンであったり、空き地の地下に自宅を構えるなど、作中1の変人扱いをされている。
卓球追試験に挑むガクを鍛える為、住み込みで修業をつけさせる。

丸の内イノ(まるのうち いの)

ガクの父親。
ジャグリングを得意とするピエロで、世界中に笑いを届ける為に様々な国や地域を回って活動している。10年間の世界巡業を終え、ガクと共に日本に帰国してからは、大泉の依頼で学園AAAの理事長「エックス」を務めることになった。
妻とは死別しており、男手1つでガクを育てている。お気楽な性格であるが、妻を亡くしていることもあり、淋しがり屋な一面もある。

チュー太郎(ちゅーたろう)

モモコが飼っている白ネズミ。
タッコクでモモコが本物のボールとすり替えて必殺技として利用していた。モモコによく懐いている。

カコの父

眼鏡をかけた優しそうな見た目の男性。その正体は、10年前に大泉にゲームを持ち掛けた異星人本人である。
娘であるカコをゲームの選手とすることを決めていた為、地球人と同じ環境で育てていた。事情を何も知らなかったカコに1度全てを話したが、当時9歳だったカコには全てを受け入れるだけの度量がまだ備わっていなかった為、記憶を操作してカコの記憶を一時的に封印する。その後、ゲーム当日にカコの封印を解いて試合に挑ませた。

カコの母

温和な性格の女性。
カコによく似て非常に天然である。
カコの友達に対しても友好的だが、その正体は異星人で、10年間地球人のふりをして生活していた。

ムーコの父

口髭を生やした落ち着いた性格の男性。
実は、プロの少女漫画家で「くるまみつよ」のペンネームで『変身のみ魔女☆カワルーン』という漫画を連載している。ムーコのコスプレ趣味を唯一理解している人物で、漫画のモデルとして協力してもらっている。
父子家庭であるが、娘のムーコとの仲は非常に良好。

『タッコク!!!』の用語

卓球告白法(たっきゅうこくはくほう)

好きな相手と付き合う為には、卓球で試合をして相手に勝たなければならないという法律。
作中では、「タッコク法(たっこくほう)」と略されて呼ばれることが多い。
タッコクを申し込んだ者が勝てば、無条件で相手と付き合うことができ、逆に申し込まれた者が勝てば告白を拒否することができる。法律の対象は10歳から18歳の男女であり、ムーコからは「思春期の恋愛事情を根底から覆した最悪の法律」と比喩されている。
互いに好意を持っている男女であっても、タッコクを経て正式なカップルになっていないと体が触れただけでペナルティが発生し、「ジャッジマン」と呼ばれるロボットの制裁を受けることになる。また、同じ相手に30回連続でタッコクを挑み負け続けると、半年間の謹慎期間が発生し、正式にタッコクを申し込めなくなる。
卓球狂である時の総理大臣・大泉が強敵であるチェイナに勝ちたい一心で選手育成を目的に立案し、無理矢理法律化されたことになっている。しかし、その実態は、10年後に迫る異星人との戦いに勝つ為の選手を育てる為の手段であった。
法律の範囲は日本全国であり、国内にいる外国人も対象となる。

略奪卓球(りゃくだつたっきゅう)

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