ファンタジーの定番「エルフ」とは!?元ネタ・特徴・能力・有名キャラクターを徹底解説!

エルフとは、ファンタジー風の異世界を舞台とする作品にたびたび登場する、人間に近い姿をした「亜人」と呼ばれる種族の1つである。もともとは北欧に伝わる妖精の一種で、『指輪物語』や『ロードス島物語』といった作品で取り上げられながら設定が整理されていった。
エルフは長い耳と人間の数倍以上の寿命を持ち、種族的に高い魔力を持つ。自然を崇拝し、森の中を主な生活圏にしており、他種族に対しては排他的な傾向が強い。ここでは、ファンタジー物の作品では定番のキャラクターであるエルフについて解説していく。

エルフの概要

エルフとは、ファンタジー風の異世界を舞台とする作品にたびたび登場する、人間に近い姿をした「亜人」と呼ばれる種族の1つである。もともとは北欧に伝わる妖精の一種で、この地域には怪物然としたもの、人を襲うもの、神に近い能力を持つもの、美しい以外は人間と大差ないものまで様々な伝承が存在していた。
やがてこれらのエルフの伝承は、J.R.R.トールキンの『指輪物語』やグループSNEの『ロードス島物語』の中で再解釈を加えられつつ取り上げられ、20世紀後半のサブカルチャー作品の中で設定が固まっていった。

比較的広い地域の伝承に残る、「人に近い姿を持ち、森の中で暮らす人類の近縁種」が日本のサブカルチャーにおけるもっとも一般的なエルフの原型である。一方、このイメージにそぐわないエルフの伝承は、「エルフの亜種」や「エルフとはまったく異なる怪物」として別個にまとめられることとなった。

邪悪な存在としてのエルフ

「人を襲う」、「人類を憎み積極的に害をなす」というタイプのエルフの伝承から生まれたのが、「ダークエルフ」と呼ばれる種族である。見た目はほぼエルフと同じだが、肌が黒いという特徴がある。人間を攻撃するのは、「血や殺戮を望む邪神などとの契約」が理由となっていることが多い。
作品によっては“肌が黒い”という設定が存在せず、見た目の上ではエルフとの違いがほとんどないこともある。

半神としてのエルフ

「神に近い」存在として語られてきたエルフのイメージから生まれたのが、ハイエルフと呼ばれる種族である。知力、魔力、技術力、身体能力などの全てが人間を大きく上回る、まさに半神たる存在。寿命も無いに等しく、文明の発祥の時点から人間たちを見守っていることも少なくない。
J.R.R.トールキンの『指輪物語』に登場するエルフは、基本的に全てこのハイエルフであり、作中でも強い存在感を放っている。

怪物としてのエルフ

怪物然としたエルフの伝承からは、トロールやオークといった邪悪な妖精が生まれた。J.R.R.トールキンの『指輪物語』では、交渉することも不可能な主人公たちの障害として登場し、彼らを大いに苦しめた。
トロールは大柄で怪力を持つが知能が低く、物語序盤の脅威として登場することが多い。一方、オークは武器を使い部隊を率いる程度の知能があるため、悪党の先兵として様々な場面で活躍する。

妖怪漫画の大家である水木しげるも、このタイプのエルフをイラスト化している。

エルフの元ネタ

エルフの元ネタは北欧に残る妖精の伝承である。この地域には、人間に比較的友好的なものから敵対的で邪悪なものまで様々なタイプの妖精の伝説が残っており、これを整理することで20世紀以降のファンタジー作品に登場するエルフが完成していった。
この項目では、原型のエルフがどのようにお馴染みの姿に変わっていったかを解説していく。

J.R.R.トールキンの『指輪物語』

学者にして凝り性の作家だったJ.R.R.トールキンは、ある時「架空言語を用いた物語を作ろう」と思い立ち、地球とはまったく異なる異世界を舞台にした『ホビットの冒険』、『指輪物語』といった作品を執筆した。これらの作品は中つ国と呼ばれる架空の土地が舞台となっており、ここに生きる種族の1つとしてトールキンが参考にしたのが北欧に伝わる妖精たちだった。
トールキンが伝承の中から設定を拾い上げ、「中つ国に生きる種族」として再定義したことで、エルフは「人間に近い姿と、人間を上回る寿命や能力を持つ超人」として世に知られていった。

『ホビットの冒険』及び『指輪物語』に登場するエルフは、知力、技術力、身体能力、さらには美貌と全ての面で完全な人類の上位種として描かれており、弱点らしい弱点が無い。殺される以外では死ぬこともなく、文明が発祥する以前から人類を見守っており、世界の平穏を乱す者と戦う高潔な存在である。
これらの作品の時点でエルフの耳は尖っているとされてはいたが、「人間のものと比べると少し尖っている」程度で、外見上は人間とはほとんど変わらない状態だった。

グループSNEの『ロードス島戦記』

『ホビットの冒険』、『指輪物語』によって世に「ファンタジー物」というジャンルが生まれた後、アメリカで「ファンタジーの世界観で冒険する」ことをコンセプトとした『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(Dungeones & Dragons)という対話式のゲームが作られた。これは特定のルールに則り、プレイヤーがゲーム世界のキャラクターを口頭で演じながら様々なミッションをクリアしていくもので、日本でも一部のオタクが楽しんでいた。
1986年、日本のクリエイター集団「グループSNE」は、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』をもっと日本に広めようと自分たちが実際にプレイする様子を雑誌で発表。これが大好評となり、純粋な小説の形に仕立て直して再出版することとなるも、版権の問題から設定や世界観を『ダンジョンズ&ドラゴンズ』とは異なるものに変える必要が生じた。

こういった経緯を経て、『ロードス島戦記』と呼ばれる小説シリーズが完成。ヒロインであるエルフのディードリットは特に人気が高く、彼女の名前と「エルフ」という種族が日本に広く知られることとなった。
『ロードス島戦記』におけるエルフは『ホビットの冒険』や『指輪物語』のものほど絶対的な存在ではなく、魔力や寿命においては人間を上回るものの、純粋な腕力や生命力では人間に劣るとされた。さらに挿絵で描かれたディードリットの耳は人間のものよりも明らかに長く、エルフの特徴としてたびたび挙げられる「尖った耳(エルフ耳)」はこの時生まれたとされている。その高い人気もあり、『ロードス島戦記』で描かれたエルフは後の作品においてもエルフのスタンダートなスタイルとなっていった。

エルフの特徴

この項目では、『ロードス島戦記』で登場したものを基本として、一般的なエルフの特徴を紹介していく。

外見的特徴

エルフの外見は人間とほとんど変わらないが、大きく尖った耳を持つのが一番の特徴である。基本的に美形ばかりで、肌は色白で髪も金髪や銀髪などの淡い色合いのものが多い。
体つきは華奢で、見るからに非力な印象がある。多くの女性エルフは美しいスレンダー体形ではあってもグラマーとは言いがたく、同族同士で暮らしている時はともかく人間と共に行動しているとこの点を気にすることが少なくない。

種族的特徴

エルフの種族的特徴として、人間の数倍以上の長寿を持つことが挙げられる。実際にどれくらい長く生きるかは作品によって変わるが、中には「殺されない限り不死」に近い異様な長寿を持つケースもある。成長の速度も遅いが、成人まで成長するとほとんど老化しない。
身体能力自体は人間に劣り、純粋な力比べは苦手。菜食主義者であることが多く、アルコールについては「理性を奪う」と忌避することもあれば「植物由来のものだから気にしない」と普通にたしなむこともあり、作品によって様々である。

エルフと人間は生物として非常に近縁であり、人間の男とエルフの女性、あるいは人間の女性とエルフの男性との間で子を成すことが可能。こうして生まれた子供はハーフエルフと呼ばれ、両種族の特徴を足して2で割ったような存在となる。
ハーフエルフにも生殖能力があるが、生まれる子供がハーフエルフになるかは分からず、人間やエルフとしての特徴を持つこともある。

社会的特徴

エルフは基本的に森を生活圏としており、その中から出ることは滅多にない。人間と交流することは稀で、外部からの侵入者には容赦無く攻撃を加える排他的な気質を持つ。人間に対しては「森を拓き、大地を穢す愚かな種族」と見下す一方、その有り余る活力に脅威と羨望も感じている。
時に若いエルフが好奇心から森を飛び出すことがあり、物語の中で人間と交流するのはこの手のエルフが多い。

エルフの能力

高い魔力

YAMAKUZIRA
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ホビット 竜に奪われた王国(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ホビット 竜に奪われた王国』とは、『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』の60年前が舞台となる『ホビット』3部作の2作目で、2013年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ホビット族のビルボが仲間と共に困難を乗り越えながら、ドワーフ王国の奪還を目指す冒険物語で、大蜘蛛や火を吐く竜との戦い等、最新技術を活用した臨場感溢れる映像が観る者を圧倒する。『ロード・オブ・ザ・リング』の人気キャラクター、レゴラスの再登場や彼の想い人の初登場、冥王サウロンの復活など見所満載。

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ミリアルデ(葬送のフリーレン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミリアルデ(葬送のフリーレン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミリアルデとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。殺されない限りは不老不死に近い存在であるエルフの女性。 過去に「“なんの価値もないゴミ”を、そうとは知らずに人生を懸けて探し求めた」ことがあるらしく、その反動でか無気力で無味乾燥な性格。自分と同じような人生を歩む者が現れることを期待したのか、不味いことで話題になっていた皇帝酒を「最上の名酒」と称える碑文を残した。ミリアルデは主人公フリーレンの知り合いだが、本人が今どこで何をしているかは不明。

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終極の聖女トート(葬送のフリーレン)とは【徹底解説・考察まとめ】

終極の聖女トート(葬送のフリーレン)とは【徹底解説・考察まとめ】

終極の聖女トート(しゅうきょくのせいじょトート)とは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。人類側にも広くその名を知られた大魔族ながら、戦いを好まず魔法の探求に勤しむ変わり者である。 魔王の打倒を目指す勇者ヒンメル一行を討伐するため集められた4名の大魔族の1人。しかし招集には応じておきながら、「戦うのは苦手」といって1人引き返してしまう。この時点でなんらかの呪いを無差別に振り撒いており、「100年後には私の呪いが星全体を覆い尽くす」と豪語した。

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ユーベル(葬送のフリーレン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユーベル(葬送のフリーレン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ユーベルとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』の登場人物。魔法都市オイサーストで開催される一級魔法使い試験に参加した、殺戮に忌避感を抱かない危険な女魔法使いである。 本人が“切れる”と認識したものを問答無用で両断する「大体なんでも切る魔法」の使い手で、2年前の二級魔法使いでは試験官の魔法使いを殺害して失格している。その後一級魔法使い試験に挑戦し、主人公のフリーレンやその弟子フェルンと協力してこれを突破する一方、参加者の1人であるラントに興味を抱いて近づいていく。

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クラフト(葬送のフリーレン)とは【徹底解説・考察まとめ】

クラフト(葬送のフリーレン)とは【徹底解説・考察まとめ】

クラフトとは、原作:山田鐘人、作画:アベツカサによる漫画『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター。1000年以上の時を生きるフリーレンよりさらに高齢のエルフで、女神を信仰する武道僧(モンク)である。 記憶にも記録にも残らない古の昔、仲間たちと共になんらかの偉業を果たす。それがどのようなものかは作中で語られていないが、自分たちの過去がこの世から忘れられていくことを憂いたクラフトは、人間たちの信仰対象である女神を崇め始める。長い旅の中で偶然フリーレンと出会い、数百年後の再会を予感しつつ別れた。

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