桐嶋郁弥（Free!）とは【徹底解説・考察まとめ】

七瀬遙（Free!）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

七瀬遙（ななせはるか）とは、おおじこうじの小説『ハイ☆スピード！』をもとに、株式会社京都アニメーションによって制作されたアニメ『Free!』の主人公。
普段はクールで感情を表に出さないため大人しく、社交的ではないが、人柄においても水泳においても自然と人を惹きつけるところがある。本人はその自覚がなく、天然な一面が目立つ。

橘真琴（たちばな まこと）

CV：鈴木達央
主人公七瀬遙の幼馴染で1番の理解者。小さい時から一緒に水泳をやっていていつも遙のことを気にかけている。小さい時は「ハルちゃん」と呼んでいた。おっとりした性格で誰にでも優しい。下に弟妹がいるので面倒見も良くみんなから好かれている。
遙と同様に郁弥と中学の水泳部で一緒にリレーを泳いだ。専門はバックで高校までは選手として泳いでいたが、大学では競泳から離れ、遙たちを応援しつつ、選手をサポートできるように勉強をしている。

椎名旭（しいな あさひ）

CV：豊永利行
遙、真琴と共に中学時代一緒にリレーを泳いだ仲間で、郁弥と同様に初登場は原作小説『ハイ☆スピード！』では第2巻、アニメでは原作小説を元にした劇場版『ハイ☆スピード！』である。
専門はバッタ。中学1年の冬に転校してしまい、遙たちと関係が途絶えてしまうが燈鷹大学に進学し、同じ大学で遙と再会し、水泳部でまたチームメイトとなった。明るく熱血で少しから回っているところがあるが、みんなのムードメーカー的な存在。郁弥とは中学の時からよく言い合いになっている。姉がいてカフェを経営しており、何かと遙たちが集まる場所になっている。

遠野日和（とおの ひより）

CV：木村良平
郁弥と同じ霜狼学院大学の水泳部に所属する親友。専門はバックだが、フリーの50mでも大会に出場した。
郁弥とはアメリカで仲良くなるが、実は幼少期に地元岩鳶のプールですでに知り合っており、当時1人だった日和に郁弥が笑顔で声をかけてくれたことで救われた。郁弥はそのことを覚えていない。
郁弥の中学での過去を知っており、遙への嫉妬や嫌悪があり郁弥と遙たちの再会を阻止したり、嫌な態度をとっていた。
温厚な性格だが、人をおちょくって楽しむところがある。

桐嶋夏也（きりしま なつや）

CV：野島健児
郁弥の兄で、中学の時に水泳部の部長をしていた。専門種目はフリーで、遙が入部した時の挨拶でフリーしか泳がないと宣言したことがきっかけでフリーで対決した。
自分の後ろばかりついてくる弟を案じて「世界を広げろ」「仲間を作れ」と突き放し、兄弟仲が一時期悪くなるが、郁弥が仲間の大切さを理解できたことで和解する。アメリカへの留学も一緒に行った。
大学には所属せずに世界を放浪しながら賞金稼ぎとして競泳大会に出場していたが、郁弥の成長を見て郁弥と世界で勝負するという目標ができる。

松岡凛（まつおか りん）

CV：宮野真守
遙の昔からのライバルで小学生の時は遙や真琴とリレーのチームで泳いだ仲間であった。専門はバッタとフリー。小学6年から中学3年までシドニーに水泳留学に行っていた。情に厚く涙もろい性格で割と面倒見も良い。
郁弥とは大学から知り合ったがすぐ仲良くなり、世界大会で一緒に泳ぐライバルとなる。

桐嶋郁弥の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「当たり前だろ 兄貴の弟だからな」

全日本選抜の個人メドレーで初めて兄弟で対決し、郁弥が夏也に勝利する。泳ぎ切ってから、負けはしたものの弟の成長に感動した夏也は「やっぱりお前は自慢の弟だ」と泣きながら郁弥を抱きしめた。郁弥もずっと褒めてほしかった兄の言葉に「当たり前だろ 兄貴の弟だからな」と泣きながら返答した。これは兄に対して意地を張っていた郁弥が、兄のことを本当に慕っていることが分かったセリフである。
このシーンは中学生の時には一時期わだかまりがあり、和解してから仲良くなったもののなかなか素直に本心は口にしない不器用な2人が、やっとお互いに自分たちの心からの本音を言い合えた瞬間であった。

「ハルはヒーローだからね 遅れてやってくるんだよ」

遙は世界大会で一緒に泳いだ世界王者のアルベルトの泳ぎに心を囚われ、自分の泳ぎができなくなってしまった。
世界大会を間近に控えた遙を心配する真琴に郁弥が「ハルはヒーローだからね 遅れてやってくるんだよ」と励ます。かつて遙の泳ぎに魅せられ、遙の強さに救われた郁弥だからこそ遙の強さを信じて言うことのできたセリフである。
そして遙は郁弥が宣言した通り復活し、一緒に泳いだメドレーリレーでは本領を発揮してアルベルトを破り、1位となることができた。

「ハル、凛、こんなに興奮するの久しぶりだよ。やっぱ水泳っていいね」

世界大会でメドレーリレーを泳ぐことになった郁弥、遙、凛、宗介。自分が泳ぐ番を待っていた郁弥は、共に戦い励んできた仲間と世界の舞台で泳げることに感情が高まり、後ろに控えている遙と凛に「ハル、凛、こんなに興奮するの久しぶりだよ。やっぱ水泳っていいね」と笑顔で伝える。チームが優勝した時は涙を流しながら大喜びでみんなに抱きついた。
中学生の頃から個人メドレーに打ち込みずっと1人で戦うことにこだわってきた郁弥が、自分を取り戻したことで仲間と泳ぐことの楽しさや水泳が楽しいという自分の気持ちを最も素直に表しているセリフである。