ワイルド・スピード MAX(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ワイルド・スピード MAX』とはアメリカ合衆国で制作されたカーアクション映画である。『ワイルド・スピード』シリーズの第4作目。仲間と石油強盗をしながら生計を立てるドミニク・トレットは警察に追われていた。警察から守る為に仲間の元を去ったが、恋人のレティ・オルティスが殺されたことを知る。友人であるブライアン・オコナーたちと協力し犯人であるアウトゥーロ・ブラガへの復讐を果たす。カーチェイスアクションも多く、スリル満点だが、その中でも友情や恋人への愛などを感じる映画となっている。
ドミニク・トレットとブライアン・オコナーは拉致したアウトゥーロ・ブラガと共に猛スピードで教会を離れた。拉致されたアウトゥーロ・ブラガは「すぐに手下が来る。そう遠くへは行けない」と言いその通り、拉致に気づいた麻薬組織の仲間たちは猛スピードで追ってくる。アウトゥーロ・ブラガを助けるために、十数台の麻薬組織の仲間の車が2人の行手を遮ろうと銃撃してきたが、ドミニク・トレットとブライアン・オコナーは銃撃を受けながらもなんとかかわし、国境のトンネルへ向けて走る。アウトゥーロ・ブラガを乗せているブライアン・オコナーが先にトンネルに入るが、その後ろにフェニックス・カルデロンが付き、それに続きドミニク・トレットもトンネルに入る。トンネル内を知り尽くしているフェニックス・カルデロンはすぐにブライアン・オコナーの車に近づく。なんとかトンネルを抜けたブライアン・オコナーだが、すぐ後ろにいたフェニックス・カルデロンに追突された勢いで車が逆さまになり車は停止する。フェニックス・カルデロンが、ブライアン・オコナーが車から脱出する間にブラガを救い逃げようとしていたとき、トンネルを抜けたドミニク・トレットが車ごと突っ込んでくる。フェニックス・カルデロンは阻止しようと銃撃したが、止まらないドミニク・トレットの車を見て逃げようとする。しかし、車から脱出できたブライアン・オコナーに足を掴まれ逃げることができずに、ドミニク・トレットと逆さまになったブライアン・オコナーの車に挟まれ間もなく死亡する。そこへ警察がやってきて、ブライアン・オコナーはドミニク・トレットに対して「逃げろ」と伝えるが「俺はもう逃げない」と答えドミニク・トレットは逮捕されることになる。
ドミニク・トレットの判決と仲間の実行
その後の裁判で、ドミニク・トレットは懲役25年の服役刑となり、早期の仮釈放は一切認められないことになる。服役場所に移動するときにドミニク・トレットが乗ったバスの後ろに3台の黒い車が近づいてくる。乗っているのは、ブライアン・オコナーとミア・トレットと最初の石油強盗に参加したテゴ・レオとリコ・サントスだった。その車の音に気がついたドミニク・トレットは何かを察知しニヤリと笑ったところでエンディングへと変わる。
『ワイルド・スピード MAX』の登場人物・キャラクター
主人公
ドミニク・トレット(演:ヴィン・ディーゼル)
吹き替え:楠大典
本作の主人公で、皆から「ドム」と呼ばれている。車の運転さばきが上手く、ストリートレースではカリスマ的存在である。友情をとても大切にしており、仲間のことを「ファミリー」だと思っている。恋人のレティ・オルティスが殺害されたことを聞いて、犯人に復讐するために麻薬組織に潜り込み恋人の仇を討つことに成功する。
ドミニク・トレットの仲間たち
ブライアン・オコナー(演:ポール・ウォーカー)
吹き替え:高橋広樹
警察官で、皆から「ブライアン」と呼ばれている。『ワイルド・スピード』シリーズの1作目で、警察官でありながらも犯人であるドミニク・トレットを逃した過去がある。ミア・トレットとは1作目で警察官ということを隠しながら交際をしていた。しかし、警察官だということがバレて、ミア・トレットから信頼を失い別れている。ロサンゼルスで有名な麻薬密売人のアウトゥーロ・ブラガを追っている最中にかつて友人だったドミニク・トレットと再会する。
ミア・トレット(演:ジョーダナ・ブリュースター)
吹き替え:園崎未恵
主人公のドミニク・トレットの唯一の家族で妹であり、皆から「ミア」と呼ばれている。兄をとても大切にしており、信頼している。ドミニク・トレットの件で事情聴取で警察署に呼ばれ、過去恋仲であったブライアン・オコナーと再会する。過去に裏切られたことから関わらないようにしていたが、好きという気持ちは消えておらず、ドミニク・トレットとブライアン・オコナーの仲を取り持ち、再度ブライアン・オコナーに対して心を開いていく。
レティ・オルティス(演:ミシェル・ロドリゲス)
吹き替え:甲斐田裕子
主人公ドミニク・トレットの恋人であり、皆から「レティ」と呼ばれている。本作最初の石油強盗で、ドミニク・トレットが警察に追われていることを知ったが、離れてようとするドミニク・トレットを説得し側に居ようとする。ドミニク・トレットを無罪にする為に、警察に潜入捜査の協力をするが、潜入した麻薬組織に殺されることになる。
ハン(演:サン・カン)
吹き替え:三戸崇史
主人公ドミニク・トレットと共に石油強盗をしていた仲間である。警察が追っているということをドミニク・トレットに警告し、逃げようと誘うが断られる。石油強盗が終わった後は、東京に逃げることにする。
テゴ・レオ(演:テゴ・カルデロン)
吹き替え:ピストン西沢
主人公ドミニク・トレットと共に石油強盗をしていた仲間である。リコ・サントスと常に行動を共にしている。銀行強盗を計画していた時は、銀行は相手が動かないから仕事が楽だと言っていた。石油強盗の時は運転を担当する。
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目次 - Contents
- 『ワイルド・スピード MAX』の概要
- 『ワイルド・スピード MAX』のあらすじ・ストーリー
- 石油強盗
- ドムが姿を消す
- レティ・オルティスの死
- レティ・オルティスの死によって動く2人の男
- 運び屋採用のストリートレース
- レティ・オルティスを殺した犯人
- レティ・オルティスの死の真相
- アウトゥーロ・ブラガの正体
- アウトゥーロ・ブラガの元へ向かう2人
- アウトゥーロ・ブラガの拉致
- 決着
- ドミニク・トレットの判決と仲間の実行
- 『ワイルド・スピード MAX』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ドミニク・トレット(演:ヴィン・ディーゼル)
- ドミニク・トレットの仲間たち
- ブライアン・オコナー(演:ポール・ウォーカー)
- ミア・トレット(演:ジョーダナ・ブリュースター)
- レティ・オルティス(演:ミシェル・ロドリゲス)
- ハン(演:サン・カン)
- テゴ・レオ(演:テゴ・カルデロン)
- リコ・サントス(演:ドン・オマール)
- 麻薬組織
- アルトゥーロ・ブラガ=レイモン・カンポス(演:ジョン・オーティス)
- フェニックス・カルデロン(演:ラズ・アロンソ)
- ジゼル・ヤシャール(演:ガル・ガドット)
- 『ワイルド・スピード MAX』の用語
- ニトロエンジン
- 運び屋
- 『ワイルド・スピード MAX』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 名言・名セリフ
- レティ・オルティス「走るか死ぬかのモットーでしょ」
- ミア・トレット「何をしてもレティは生き返らないわ」
- ドミニク・トレット「本物は自分の積み荷を知って走る」
- ブライアン・オコナー「俺も行くよ」
- ジゼル・ヤシャール「本当に彼女を愛していたのね」
- ドミニク・トレット「俺はもう逃げない」
- 名シーン・名場面
- レティ・オルティスの元を去るドミニク・トレット
- ドミニク・トレットがレティ・オルティスの事故現場に訪れる
- ドミニク・トレットのニトロで大爆発
- レティ・オルティスの想いを知ったドミニク・トレット
- 運転しながらも攻撃をするドミニク・トレット
- 『ワイルド・スピード MAX』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ワイルド・スピード』1作目を越えるためにタンクローリーを選んだ
- レティ・オルティスを演じるミシェル・ロドリゲスは勇敢な女優
- トンネルは本物ではなく独自制作
- 『ワイルド・スピード MAX』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ピットブルfeat.ファレル『BLANCO』
- ED(エンディング):ピットブル・アンド・テゴ・カルデロン『YOU SLIP,SHE GRIP』