EVE burst error(イヴ・バーストエラー)のネタバレ解説・考察まとめ

『EVE burst error』とは、シーズウェアの開発によるアドベンチャーゲーム。
PCゲームとして発売され、その後セガサターン、PS2、PSP、PS Vitaに移植された。その人気から何度もリメイクされている。
絵画捜索依頼を受けた私立探偵・天城小次郎と、女子高生の身辺警護の指令を受けた凄腕国家情報エージェント・法条まりな、男女二人の視点から猟奇殺人事件の真相を追う。
主人公二人の視点を切り替えながらゲームを進行する「マルチサイト・システム」が高い評価を受けた。

インシュリン注射

ロス・御堂の娘真弥子が、持病の糖尿病のために使用している薬。しかし実態は、真弥子に眠るエルディア前王の人格を脳に固定しておくための人格維持薬だった。

サバイバルナイフ(ストールマン殺しに使われたもの)

エルディア特殊部隊が用いるタクティカルナイフ。暗殺者・テラーが殺人の際、死体周辺に残していくナイフ。

『EVE burst error』の用語

エルディア共和国

エールとも呼ばれる、アラビアの多民族国家。イスラム教国である。王が実権を握る政治制度だが、前王の死去後、改革の声が上がっている。情報機関や特殊部隊を持ち、独自の研究や戦闘訓練を行っている。鉱物資源を持つ。

エール外国人学校

エルディア共和国による、在日エルディア人のための学校である。日本でいう高等学校であり、校長はストールマン・孔。英語とアラビア語も教えている。学生寮があり、真弥子や潜入中の恭子などが住んでいる。

トリスタン号

エルディア王位継承の式典が行われるエルディアの豪華客船。式典後、御堂がテラーに殺されたことで爆破装置が起動、沈没する。船底に小次郎、まりな、真弥子、プリシアが取り残された。

桂木探偵事務所

桂木源三郎が立ち上げた探偵事務所。かつては小次郎も働いていた。現在は弥生が所長代理を務めている。過去、小次郎やトップの源三郎など腕利きの探偵が所属していた頃は探偵事務所の中でも抜きんでた評価を受けていた。しかし、源三郎の失脚と小次郎の退所により経営が傾く。物語のラストでプリシアを守ったことで名誉を取り戻した。

あまぎ探偵事務所

桂木探偵事務所を退所した小次郎が独立し設立した探偵事務所。海沿いの倉庫の一角を借りて営業しているが、非常に治安が悪い場所のためほとんど人は訪れない。のちに氷室恭子が助手として所属する事となる。

Çプロジェクト

エルディア情報部による前国王の人格を持ったクローン作製計画。前国王による統治を永遠のものとするために計画された。途中、メンバーのドールマンが反対派のストールマンに殺害され、未完成のまま頓挫するが、密かに実行されμ‐101が誕生した。

μ‐101

Çプロジェクトの目標。その実態はエルディア情報部による前王の人格を移植したプリシアのクローン生命体であり、ロス・御堂の娘とされている御堂真弥子の正体。源三郎の発案であるが、彼はμ‐101が完成するのを見て、前国王のエゴのために生命を人工的に作るというその計画の残酷さに耐えかねて情報部を去った。髪の色や瞳の色は着色で誤魔化されており、その生い立ちに関する記憶はアクアの記憶を偽造したものである。真弥子の人格はアクアの記憶をベースに構成されており、真弥子の人格が気を失っている間は前王の人格が現れる。前王の人格を固定するため定期的な薬剤の注射が必要であり、また計画の不完全さから肉体・精神ともに脆弱である。時折真弥子の人格が消え王の人格に切り替わり、テラーとして数々の殺人を起こした。

YAMAKUZIRA
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