金色のガッシュ!!(ガッシュベル)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「金色のガッシュ!!」は、雷句誠によって週刊少年サンデーに連載された漫画作品。
中学二年生の天才「高嶺清磨」は周囲から嫉まれ、不登校を繰り返していた。そこに現れたのは、謎の少年「ガッシュ・ベル」と、一冊の赤い本。口から電撃を放つ謎多きガッシュは実は魔物の子供だった。千年に一度行われる魔界の王を決める戦いを描くファンタジーバトル。王道じみた熱い展開に、胸打たれる名言も数多く存在している。

お前は王にはなれなかった。だが…お前は王をも殴れる男になったぞ。

ただ強さを求めてチンピラのように戦っていたバリーは、ガッシュとの戦いをきっかけに成長していく。そしてガッシュに再会したバリーは、絶体絶命のピンチにガッシュを生かすべくガッシュを身を挺してかばい、説教して殴り飛ばした。
バリーとパートナーのグスタフが共に王の資質があると認めているガッシュ。彼を殴り飛ばしたバリーは、王を決める戦いからは脱落したが、いつか王が道を間違えたときに『王を殴ってやれる男』になれた。
初期には『ただのチンピラ』とバリーを評価していたグスタフが、バリーが人間界から消える際に放ったバリーを認める言葉。

強く…生きろ。てめえ自身が強けりゃよ、目の傷なんてなんでもねえ…。 もっと笑えるし、まっすぐ立てるし、ほれる男も出てくらあ…。

ロデュウは強大な力を得るため、ガッシュの双子の兄であり、宿敵でもあるゼオンの支配下についていた。しかし、ゼオンに命令されて戦う、そんな自らの立場に反感を覚えたロデュウは、ゼオンに反旗を翻す。
ロデュウは力を得る代わりに逆らえない仕様にされており、ゼオンが何もせずとも、ゼオンに攻撃する度にロデュウの体は自壊していく。その様を見たパートナーのチーターは必死に止めるが、それでも聞く耳を持たず突撃していくロデュウ。当然勝てるはずもなく、人間界から消えていくロデュウは最後にチーターにこの言葉を伝えたのだった。ロデュウの反逆は、かつて目の傷が原因で心を閉ざしてしまったチーターへ向けたメッセージでもあった。

私はいつだってカバさんだった。

カバの歯には小鳥がとまる。テレビで見たその映像を見て、どうしようもないチンピラだったフォルゴレは、ライオンのような今の自分よりカバになりたいと思うようになる。
今では愉快なスーパースターになり、キャンチョメのパートナーになったフォルゴレ。力に溺れ、周りから人がいなくなっていくキャンチョメの姿は、かつての自分に重なった。自分と同じ過ちを起こそうとしているキャンチョメに、フォルゴレは身を挺して諭したのだった。

さ、もう一ふんばりだぜ…ガッシュ…

強敵クリアとの最終決戦。絶望的なまでの力の差に、為すすべのないガッシュ。クリアが魔界の王になった暁には『特権』により魔界の魔物が全て滅ぼされてしまう。ガッシュはそれを防ぐべく、為すすべもないまま立ち向かい続ける。
そんなガッシュの姿を見て、魔界の魔物の意志がガッシュの下へと集まった。本に突如現れたのは友であるダニーの術。ボロボロになったガッシュの体がダニーの術で回復し、ダニーの魂がガッシュへ語りかけた。
かつて共に戦ってきた仲間たちが力を貸してくれる。ガッシュの培ってきた絆がクリアを討ったのだった。

お前がパートナーで…オレは幸せだった。

ただひたすらに力を求め、強い王を目指していたブラゴ。ブラゴはシェリーと共に数々の困難を乗り越え、色んな出会い、出来事を経て成長を遂げていった。
ついに人間界を去るときが来たブラゴ。ずっと自分を支えてくれたパートナーに、別れ際に感謝の言葉を送る。
百人の魔物たちによる、魔界の王を巡る戦い。人間界で人間とパートナーを組み、戦いの中で色んなことを学び、各々に成長していった。千年に一度行われるこの謎多き戦いの意義はそこにあった。

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@0rumino_0711

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