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un_festivalのレビュー・評価・感想

あたしンち / 新あたしンち
10

クスっと笑える面白いマンガ

おかあさんのキャラがとても強く、独特の世界観を持っているのがとても面白くて、一話一話「あはは」と声を出して笑いながら読んでしまいます。私生活で落ち込むこと、嫌なことがあってもこのマンガを読めば「大したことなかったな」と気持ちを切り替えられる良書です。マンガとアニメで少しストーリー展開などが変わりますが、どちらと面白いことには変わりありません。笑いあり、時に涙ありの「あたしンち」。時間を忘れた読んでしまうのが難点でもありますが、日々の生活の中に、ちょっとした笑いを取り入れるのにおすすめです。家族それぞれのキャラクターも特徴があり、家族の生活、趣味なども描かれていますので、毎回飽きることがなく読み進められます。それぞれの立場に沿って描かれているので、年代ごとに共感しながら楽しめると思います。気づいたら、マンガの世界にドップリハマること間違いありません。繰り返し読んでいるのでストーリーは知っていますが、毎回同じ場面で笑ってしまいます。嫌味のないキャラクター設定も、共感を生む理由なのではないかなと思っています。新刊が出たら思わず買ってしまいます。

恋するアプリ
9

未来は恋愛もアプリでするもの

人の恋心が可視化されるアプリ「ラブアラーム」。
好きな相手に近づくことで相手のアラームを鳴らすことができる「ラブアラーム」がリリースされたことにより、一変してしまった人々の恋愛スタイル。このラブアラームを中心に、主人公の恋心と葛藤が織りなす切ないラブストーリーです。

本当に好きな人のラブアラームを鳴らす日が訪れ、主人公が心から笑顔になれる日が来るのか、急展開で目が離せずどんどん読み進めてしまいました。アプリがこのストーリーの最も重要なキーですが、突拍子もない内容なので、技術的に可能かどうかと疑問に思う方もいると思います。とりあえずその点は置いておいて読み進めてみることをお勧めします。

作者の方が外国の方なので日本人には違和感のある部分も多少ありますが、それもすぐに気にならなくなるほどストーリーは最初からしっかりと練り込まれており、あっという間に引き込まれます。
セリフや間の取り方、回想シーンなどひとつひとつが丁寧で主人公の気持ちが痛いほど伝わってきて、一緒に一喜一憂してしまいます。

人の心はいつも変わらず難解で、恋は時に怖いほどの幸せに満ち溢れている。その一方で胸が締め付けられるほど切なく苦しいものなのだと、恋愛をアプリで管理する世界であってもそれは変わらないのだとよく分かる作品です。

プロメア / PROMARE
9

メカアクションや登場人物の関係が熱い!

映画『プロメア』の魅力は、大胆に動き緻密に描かれたメカアクションとキャラクター同士の関係だ。
この映画は戦闘シーンのほとんどを、登場人物が操るロボットで占められている。その動きは全体から部品、モチーフまで細かく描かれているのにも関わらず、剛胆な身ぶりをしているように見える。大切なことを守りながらもわざと大げさに表現することで、魂のぶつかり合いともいえるロボット同士の戦いが繰り広げられているだろう。
またキャラクター同士の掛け合いも熱い。特にガロとリオの間柄に注目すべきだ。前者は熱血漢な消防隊の新人で、火を操る人種のグループ「マッドバーニッシュ」を一度捕らえて英雄視された者だ。後者はクールな「マッドバーニッシュ」のリーダーで、同胞を助けるために過激な行為を起こしている。性格も立場も正反対な二人だが、ガロが真実を知ったことで二人の距離はしだいに近づいていく。同胞を自治共和国プロメポリスに奪われたリオが暴走したとき、ガロはたった一人で向かって救おうとした。そして全ての黒幕と戦うときの2人の関係が熱い。水と油でありながらも隔たりなく接しているのである。
以上により映画『プロメア』では、繊細で豪胆なロボット同士の戦いと正反対な2人がしだいに近づいてくる関係に熱くなれる。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / The Legend of Zelda: Breath of the Wild / ブレワイ / BotW
10

遊び方は無限大、ハマること間違いなし

昔からゼルダが好きだったけど、一時的に離れていたサラリーマンです。一度ゲームにハマるとかなり時間を奪われるので、しばらく距離を置いていたのですが、懐かしい思いからこの作品をゲーム販売店で見かけた時に衝動買いしてしまいました。

ゼルダシリーズおなじみのオープンワールド、少年時代の感動をしみじみと再体験しました。「あそこの山にいったら何があるんだろう」、「世界MAPの果てまで行ったら何が見つかるんだろう」という好奇心が沸いたら、それが真夜中であってもコントローラーを操作し、ワクワクしながら探検を続けていました。
旅の途中で巡り合うキャラクターたちも非常に魅力的で、ゲーム完了後にそのキャラクターたちの生い立ちをインターネットで調べ尽くしては、感動を二重三重に味わっていました。また、キャラクターに話しかける時の主人公の装備、服装で反応と会話内容が変わるのが非常に面白く、色んな会話を楽しみました。
アクション性とゲームの難易度の調整も非常に上手い案配で、最初のうちは何度もすぐにゲームオーバーさせられましたが、ゲームのプレイ方法を学習していくうちに簡単になっていき、最後には「如何に戦闘方法を縛りながらゲームを楽しむか」ということに夢中になっていました。
楽しみ方が満載のゲームなので、本当にお勧めです。楽しみすぎにご注意ください。

ペット2 / The Secret Life of Pets 2
8

ペットの目線で見る世界

『ペット2』は、2019年に公開されたアメリカの映画です。
2016年に上映された『ペット』の続編になります。
犬の『マックス』は、飼い主の『ケティー』が大好き!
しかし、ある日ケティーは、保健所から捨て犬の『デューク』を引き取ってきます。
それが気に入らない、マックス。
相性が最悪の二匹は、ひとつ屋根の下、なにかとトラブルを起こすのです。
その後、ケティーは恋人の『チャック』と結婚し、二人の間に『リアム』という男の子が誕生します。
マックスはリアムをとても大切にし、リアムの成長を愛情いっぱいに見守ります。
その姿は、まるで本当の親のよう。
その様子が、とても微笑ましいです。
親として、我が子が生きるためにどうしたらいいのか。
私たちにそう感じさせる、映画です。

ピンクとグレー
6

途中の仕掛けに驚かされた作品

菅田将暉さんと中島裕翔さんのダブル主演映画です。菅田将暉さんの演技に特に心動かされました。
東京に住んでいる中島さん演じる蓮吾のところへ、関西から菅田将暉さん演じる大貴が引っ越してきます。2人はすぐに仲良くなり、学生時代を共に過ごします。夏帆さん演じる女の子が2人の初恋相手でした。
ひょんなことから、雑誌のモデルをすることになった蓮吾と大貴。初めは2人一緒に仕事をさせてもらえるのですが、途中から蓮吾だけに仕事のオファーが来るようになります。印象的だったのが、菅田さん演じる大貴がアルバイトの休憩中にテレビを見ていると、そこに華々しく活躍する蓮吾の姿が映っているシーンです。2人は全く別の世界の住人になっていきました。
しかし、映画の途中でカラクリが起きます。それが、“蓮吾の自殺”です。蓮吾は首を吊り自ら命を落としたのです。それを発見したのが大貴でした。そしてこの瞬間「カット!」という声が…。
「え?」と呆然としました。なんと、今までの蓮吾と大貴の物語は、“映画の中でも物語”だったのです。
蓮吾役を演じた中島裕翔さんは、大貴役を演じた菅田将暉さんより格下の俳優だったのです。つまり、前半の物語と、蓮吾の自殺後の物語では、2人の立場が逆転しているのです。
本当の蓮吾は、中島裕翔さんではなく柳楽優弥さんでした。彼が亡くなったのは本当なのですが、どうして亡くなったのかが後半部分で明かされていきます。物語のカラクリにすっかりハマってしまう映画です。

幽☆遊☆白書 / 幽遊白書 / 幽白 / Yu Yu Hakusho
9

とても面白くて終わって残念だった。

HUNTER×HUNTERの冨樫先生の作品。一度死んで生き返った浦飯幽助が霊界探偵として活動し、妖怪との戦いに巻き込まれていく話。
出てくるキャラクターが魅力的で、主要人物の浦飯幽助、桑原、蔵馬、飛影はもちろん、その周りの人々も敵も魅力的だった。霊界探偵編、暗黒武術会編、仙水編、魔界編に分かれるんだけど、暗黒武術会編では、いろんな妖怪と試合をし、いろんな個性的なチームが出てきた。ドクターに操られた人間チームがいたり、忍者とか、昔話チームもいた。一番の敵は、人間から妖怪になったとぐろ兄弟とそれに戦いを挑んで認められた強い妖怪のチームだった。最初に漫画を読んだとき、戸愚呂弟より強いやつなんていないと思うほど強くて、怖いと思ったけど、物語が進むともっと強いのが出てきて、話がどんどん面白くなる感じです。私が一番好きなキャラクターは蔵馬です。強いし、植物を操るというのが可憐だし、頭がいいしで完璧な人(妖怪)だなと思います。蔵馬は戦い方も派手で、面白い試合が多かったです。単行本19巻で終わってしまって残念。中の人も成長して、中学生から高校生や社会人になったし、話も作りにくいのかもしれませんが、もっと続いてほしかったなと思う漫画第1位です。