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nanajinf4のレビュー・評価・感想

アンネ=ゾフィー・ムター
10

ヴァイオリンの女王

『アンネ・ゾフィー・ムター』は、ヴァイオリンの女王と呼ばれてきました。『ヘルベルト・フォン・カラヤン』に少女の頃に見出されてデビューしてから、まさしく快刀乱麻、天馬空を行くが如くに人気実力ともにトップクラスの演奏を披露してきました。その演奏の魅力はどこにあるのでしょうか?それは、正確な音程、香気溢れる豊かな音色、そして優れた表現力からだと私は思います。彼女の才能を見出したカラヤンはさすが『帝王』と呼ばれるだけのことはある。人の才能を見抜く眼力が素晴らしい。ムターは多くのディスクを世に送り出してきました。とりわけ、初期のカラヤンと組んだヴァイオリン協奏曲のなかでは、ベートーヴェンがやはり素晴らしいと思います。特に第一楽章のカデンツァでは流麗な演奏を披露していて、聴く者を唸らせます。カラヤン没後にリリースした『クルト・マズア』と組んだベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、音色の豊かさではカラヤン盤を上回っています。このように豊かな音色が出せるというのは弓の弾き方、即ちボーイングがしっかりしているということでしょうね。ムターは室内楽でも豊かな演奏を繰り広げています。とりわけベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのためのソナタ全10曲の演奏は、この名曲のディスクとしては屈指のものと言えるでしょう。音程が正確であるというのも大きなことで、有名なヴァイオリニストでも音程が年々おかしくなる例は幾多もあります。ムターの日頃の鍛錬が感じられますね。今後とも注目していきたいと思います。

ウマ娘 プリティーダービー
10

アニメ界・競馬界を騒然とさせたあのアニメ。ウマ娘とは?

皆さん!アニメ「ウマ娘・プリティダービー」はご存知ですか?
もしかしたらそのタイトルを聞いたことがある人も多いのかもしれません。

まずはウマ娘とはなんなのか、について紹介します。
ウマ娘とは、過去に走っていた競走馬を擬人化したもので、そのウマ娘たちがレースで走る様子をアニメにしたものが作品となっています。
レースといっても擬人化されているので、分かりやすく言えば見た目はかけっこになりますね。

さて、そんなウマ娘ですが何がおすすめかいうと、史実通りのレースでの勝敗も組まれており、対戦相手はもちろんのこと、擬人化されているので感情も組み込まれているところですね!
なので競馬ファンもウマ娘好きな方も多く、知れば知るほど奥が深くて私自身も飽きずに好きが加速していく毎日です。

私は、キャラが可愛いからという理由でウマ娘はゲームから入りました。
ゲームタイトルもウマ娘ということで、初見には面白いネーミングでワクワクしていました。
そしてまんまとゲームにハマり、アニメを見始めたのがきっかけです。

アニメは一期と二期に分かれており、私個人の意見としては一期は友情からなる感動系、二期は困難に立ち向かっていく感涙系です。
実際のレースと競走馬の関係、そして時系列ごとに起きたハプニングも練り込まれており、実際のレースを動画サイトで見漁るまでには好きになっていました。

それぞれのウマ娘の性格や見た目もキャラクター化されており、ひと目見ただけでもわかるようになっています。
ウマ娘は学園要素もあるので、その関係性も必見ですね!
同じレースに出走した競走馬だと仲が良かったり、アニメ内での絡みも見られます。

実際に見て感じて欲しいのが本音です。
ぜひ、アニメウマ娘に触れてみてください。
そして現在活躍している競走馬、生涯を終えた競走馬、そんなお馬さん達を愛してくれる存在が増えることを願っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

大地震(1974年の映画)
7

1980年代のロサンゼルス大地震を予言するかのような不気味な破滅パニック映画『大地震』

『大地震』は1974年に公開された米国の災害映画で、監督と製作はマーク・ロブソン、出演はチャールトン・ヘストンとエヴァ・ガードナーです。映画の筋書きでは、カリフォルニア州ロサンゼルス市の大部分を破壊した破滅的な地震の後を生き延びようとする人々が描かれています。監督はロブソンが務めたのですが、脚本はジョージ・フォックスとマリオ・プーゾ、配役陣には著名な俳優が名を連ねており、ヘストンとガードナーの他に、ジョージ・ケネディ、ローン・グリーン、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド、リチャード・ラウンドトゥリー、マージョ・ゴートナー、バリー・サリヴァン、ロイド・ノラン、ヴィクトリア・プリンシパル、ウォルター・マッソー(別名で出演)。音響効果で「センサラウンド」システムが使用されたのが特筆すべきことで、それは劇場内で地震を実際に体感させることができます。
ある日の朝、ロサンゼルスの都市地域を地震が襲いました。仕事に向かう途中だった、元USCフットボール選手のスチュワート・グラフは妻レミーと喧嘩をした後に、デニス・マーシャルのところに立ち寄ります。デニズは女優であり、彼の友人・共同事業者だった人物の未亡人なのです。その日遅くに収録される予定の作品のリハーサルにデニスを送り届けることにしました…
この映画の公開当時には批評家たちは総じて『大地震』の特殊効果を賞賛しました。『ニューヨークタイムズ』紙のノラ・セイヤは「「抜け出せ!離れろ!その建物に入るな!」と画面に向かって叫びたくなる衝動が強烈に湧き上がってくるので参加型の映画だと言える」というリアルな評価を述べています。

新感染 ファイナル・エクスプレス / Train to Busan
9

とっつきやすいエンターテイメント性と、純粋なゾンビものが好きな方にもおすすめ

テーマや登場人物の心理描写がわかりやすく、非常にエンターテイメント性に溢れた作品です!映画をみて心を動かしたい人から、深く考えて映画をみたい人まで幅広い層におすすめ出来る作品になっています。
新幹線という移動する密室空間と駅と町全体というように場展がされていてダレることなく見ていられます。
ハラハラドキドキ出来てスピード感のある、わかりやすくてとっつきやすい作品ではあるのですが、細かくて繊細な演出も多いので映画を技法や演出の仕方で見る方にも楽しめるのではないかと思います。また、ゾンビを倒すアクションというよりも、「ゾンビを前にした人たちの心情やドラマ」という部分が大きいのですが、昔ながらのゾンビ映画の手法を使って撮影しているシーンもあり、ゾンビ映画そのものが好きという方にもおすすめです。
キャラクターや役者の演技もよく、特に主人公のコン・ユと、子役の女の子の演技が好きです。二人の演技があったからこそ、主人公の心情の変化がよくあらわされていたと思います。
もともと話の辻褄があっている脚本ではあるのですが、役者の演技によってとても説得力のある映画です。
総合的に見て、全方面でたのしめる映画なので、何を見るか悩んだ時に是非観てください。