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go-1163189290026791917035のレビュー・評価・感想

ライフ・イズ・ビューティフル / La vita è bella / Life Is Beautiful
8

戦場を描かない戦争映画を観たい方におすすめの作品です!

おすすめの映画作品として、『ライフ・イズ・ビューティフル』をご紹介します。
『ライフ・イズ・ビューティフル』は第二次世界大戦の中、主人公のユダヤ系イタリア人男性が持ち前の明るさとユーモアで、ナチスの強制収容所の中でドイツ兵から家族を守り抜く戦争ヒューマンドラマです。

どんな状況でも陽気に振る舞うお調子者の主人公グイドが、1人の女性ドーラに恋をするところからストーリーは始まります。
グイドは持ち前の明るさとユーモアで、良家のお嬢様であるドーラを毎日のように必死で口説き落とそうとします。
ドーラもやがてグイドの周囲をも明るくする魅力に惹かれ、2人は駆け落ち同然の結婚をすることになります。

2人の間に息子のジョズエが生まれ幸せな生活を送る中、時代は第二次世界大戦が強まり、家族は強制収容所に入れられることとなりました。
男女別々の収容所のためグイドとジョズエはドーラと離れ離れになり、男同士なんとか生きていく中で、グイドは父親としてジョズエに「これは戦争じゃないよ。ゲームなんだ」と言い聞かせて恐い思いをさせないように振る舞います。
やがて戦争も終わりに近づいた頃、明るく振る舞いながらも命を賭けて息子を守るグイドのラストシーンが訪れるのです。

本作品は戦争映画であるのですが、戦場は描かれず主に収容所内での話です。主人公グイドの明るさとユーモアで見る側も楽しい気持ちになれるところが、映画の1番の良さといえるでしょう。
また幼い息子のジョズエはまだ戦争というものが分かっていないことから、グイドは「自分たちや兵隊たちはゲームをしていて優勝者には戦車がプレゼントされる」と教えます。
その点もまた、戦争と子供という結びつけたくない部分を緩和していたと思います。
全体的に父親の子供に対する愛が凄まじく、その姿はとても立派で感動するストーリーです。

今回ご紹介した戦争映画の『ライフ・イズ・ビューティフル』は、本来は戦争映画という虚しくて悲しいものが、普通に笑えて途中ヒヤヒヤしながらも心が温かくなる作品だと思います。

かくりよの宿飯 / Kakuriyo no Yadomeshi / Kakuriyo: Bed & Breakfast for Spirits
7

某ジブリ映画を彷彿させるアニメ

一見よくあるものの怪と人間のラブコメディーのように見えるが、恋愛描写はそこまで深くなく、
どちらかと言うと別世界で得意な料理を武器に懸命に生きていく主人公が強く頭に残る内容だ。
主人公の葵は、祖父の借金のせいでもののけの世界で鬼のもとへ嫁に行かなければならなくなる。
それに反対しもののけの世界で料理屋を開き生きていくことを決意。
初めは人間である葵に対して忌み嫌うもののけばかりなのだが、葵の心のこもった料理を口にすることで段々と心を開いて行く。
異世界での生活はトラブルばかり。
だが、葵の差別をしない純粋な性格と、食べてくれる人を喜ばせたいという料理に対する熱意が伝わることで、
味方となってくれるもののけ達が次第に増えていく。
よくある単純な内容だが、1話1話完結する毎に心を打たれるものがある。
もののけ達が葵に心を開くと同時に、葵ももののけ達へ心を開いていく。
嫁ぐとされていた鬼に対しても段々と心を開き、所々で恋愛に発展するかしないかドキドキする場面も。
キスシーン等あからさまなシーンはないが、鬼と葵のお互いを信頼している感じや、普通の関係にはない絆が出来ていく様子が逆にドキドキさせられる。
それと同時にサブキャラクター達もイケメンのもののけばかりで、思わず恋してしまいそうなほど。
また、葵の作る料理が実際にある料理ばかりで、思わずよだれがでそうになる。
なんとなくだが、ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」を彷彿させる内容だと思う。
1話から最終話まで一気見したくなるアニメだ。

後ハッピーマニア
7

登場人物のその後に違和感なし!

ドラマ化もされ、大ヒットしたコミック『ハッピーマニア』。まさか続編が描かれるとは予想もしていなかったので、この『後ハッピーマニア』の連載を知ったときには興奮しました。

まず感心したのが、主人公シゲタの40代になった姿に違和感なく納得させられたことです。シゲタの友人フクちゃんをはじめ、登場人物みんなが年をとり、肩書きや環境は変わっていても、『ハッピーマニア』の頃のキャラと一貫性があるというか、彼らのその後として自然に受け入れることができました。

シゲタの突拍子もないテンションはそのままですが、悲しいかな、若く独身だった頃と比べて打たれ弱くなっているところが切なくもあり、リアルです。
できれば幸せな結婚生活を送っている話が読みたかったところですが、『ハッピーマニア』の頃はシゲタにぞっこんだった高橋が、まさかの他の女性に心移りするという展開に、読んでいるこっちまで心が痛みました。
フクちゃんとヒデキの夫婦までもが別居状態で、結構シリアス路線です。

単純に順調な結婚生活にしなかったところは安野モヨコ作品らしいと思います。
今作でも様々な男女の思惑が描かれ、世の中の風潮とか、人間の心理に対する洞察が鋭いのはさすがです。
そして、登場人物も、作者も、おそらく読者も年齢を重ねている分、ちょっとダークで重みが増しているような気がします。

魔界戦記ディスガイア
9

ストーリークリアはチュートリアル

「魔界戦記ディスガイア」は、史上最凶のやり込みSRPGとして2003年に発売された人気シリーズの1作品目である。
ターン×マス目制のバトルシステムを採用しており、個性的なキャラ特有の必殺技などを楽しみながらステージを攻略していくゲームである。
癖の強いキャラクターによるストーリーは面白く、特にこの作品は感動できる要素も多くあり、システム・ストーリーともにかなり評価は高い。
また、汎用キャラを自分で育て上げることもでき、主人公キャラなどに匹敵するほど活躍させることもできるのが面白い点である。

しかし、レビューのタイトルにもあるように通常のストーリークリアはあくまでもチュートリアルである。
2週目以降、新たなエンディングを見るために試行錯誤したり、最大レベル9999まで育てることのできる圧倒的なやりこみ要素が第1の特徴である。もちろんただの作業ではなく、2週目以降しか遊ぶことのできないストーリーや味方にできるキャラクターなどもおり、気づいたらレベルを上げているといった感覚を味わうことができる。

やりこみ要素の多いゲームが好きな人や、可愛いデフォルメキャラのストーリーを楽しみたい人にはぜひ遊んでほしい作品です。

aiko / アイコ
8

aikoにしかできない歌いまわし

シンガー・ソングライターとして当代きっての実力を誇るaiko。その魅力のひとつは唯一無二の独自な歌詞描写にある。
『えりあし』では、「困った顔が見たいがゆえに泣き真似をした」、「愛しくて仕方なかったからぶってしまった」。女性のリスナーからすると、全く同じ経験はなくとも、女心として「分かるよなぁ」と思わず共感するような歌詞が並ぶ。男性目線でも、これらの描写を「意味がわからない」と一刀両断できる人はいないと思う。「季節に逆らい想い続けて」というのも、“時は進んでいるのに想いは逆に強まっている”という、言い得て妙の表現。
『蜜の味』というドラマの主題歌『ずっと』では、「あなたに出逢えた事が あたしの終わり」と、"あなた"との出逢いのインパクトをこれ以上なく強い表現で言い回す。一人称は"あたし"という、極めて女性的な表現でありながら、「優しく笑う向こうに 絶望があったとしたら 全部あたしにください」と言い切り、相手を受け止められる強さがギャップを生んでいる。
同じくドラマ主題歌『戻れない明日』では、「あたしはあなたじゃないから全てを同じように感じられないからこそ 隣で笑っていたいの」と、相手を想うがゆえの心境がポップなメロディに絶妙に乗って歌われている。
ライブや一部の曲で垣間見える、コテコテの関西弁も魅力。