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asamugi

asamugiのレビュー・評価・感想 (2/2)

バチバチ
10

大相撲ファンの方は是非!!

大相撲漫画三部作の一作目
全16巻

主人公鮫島鯉太郎は元大関火竜の息子。
幼い頃に火竜を事故で亡くし親戚の家で育った鯉太郎。
そんな鯉太郎の地元に大相撲巡業がやってきてそこで素人の鯉太郎と力士が対戦することに…。
勝負は鯉太郎が勝ちそこで空流親方の目に留まる。
空流部屋に入門することになった鯉太郎。
そこでは空流親方をはじめ部屋頭の阿形、吽形、川口、白水といった個性的な兄弟弟子と出会う。
最初は戸惑いを見せていた鯉太郎もだんだん心を開いていく。

鯉太郎の父元大関火竜の同部屋で横綱虎城の息子王虎も鯉太郎と時を同じくして相撲界へ。
火竜と虎城の因縁は息子達の時代に引き継がれることに。

鯉太郎は徐々に番付を上げていき兄弟子白水と同じ序二段にまで上がる。
鯉太郎、白水ともに勝ち進んでいきなんと優勝決定戦で戦うことに…。

一方兄弟子である吽形は場所中相手の卑劣な行為により古傷の膝を痛めてしまう。
それでも同部屋で部屋頭の阿形との約束を守るため痛みにこらえながら全勝で千秋楽を迎える。
千秋楽も無敗を守り優勝決定戦へ。
優勝決定戦の相手はなんと阿形!!

同部屋W優勝決定戦は必見です!
衝撃のラストは感動です。
普段あまり知ることの出来ない力士の裏側がわかる作品です。

スターオーシャン:アナムネシス
8

これがアプリゲーム?!驚異のグラフィック

「スターオーシャン アナムネシス」は「ドラゴンクエスト」シリーズや「ファイナルファンタジー」シリーズでお馴染みのスクエアエニックスの「スターオーシャン」シリーズのアプリです。
といっても、「スターオーシャン」シリーズをご存知ない方も多いかもしれません。かく言う私もその1人です。

声優に惹かれダウンロードしたのですが、プレイしてみてビックリ。異常なまでにクオリティの高い3DCGのアクションゲームなんです。髪の毛も服もふわりと風になびくし、なんて言ったって画質がいい。女性キャラは可愛いし、男性キャラはかっこいい!

自分でキャラクターを操作することも、オートで遊ぶこともできます。

さすがはスクエアエニックス様といったところで、グラフィックの美しさと精密さは群を抜いています。
普通に使っていたら見えることのない、女性キャラクターのパンツにちゃんと柄をつけたり「そこまでやる?」と言いたくなるこだわりが凄いです。

最近では有名作品とのコラボも多く、「NieRAutomata(ニーアオートマタ)」や「ファイナルファンタジー」などとコラボしています。

2018年5月には、実在する人物である声優の中村悠一さんとゲームライターのマフィア梶田さんが本人(?)として実装されました。
お二人はスターオーシャン アナムネシスの公式ラジオ番組のパーソナリティを務めていて、中村さんはゲーム内で"ヴィクトル・オークヴィル"(スターオーシャン5の登場人物)というキャラクターの声を担当されています。

ラジオ内で中村さんが幼少期に乗っていた自転車がものすごくダサかったという逸話(ダサイクルと呼ばれていますが、実際の商品名はエレクトロボーイというそうです)から、ゲームで実装されたキャラクターの必殺技の名前が"ダサイクル"でした。
他にも、香川の出身で生まれ育ったあたりには田んぼがあり、「タニシの卵が田んぼにあったら潰せ」とお母様に教育されていたそうで、それをネタにキャラクターの設定として「全宇宙のタニシを撲滅することを使命だとおもっている」といった設定があります。

今後もこういった謎の面白コラボなども期待が出来ると思います!
ぜひ、流行りすぎる前にダウンロードして遊びましょう!

ウイニングイレブン 2018
7

クソゲーと呼ばれた2017からの革新

2015年からウイニングイレブンを毎日やっています。
2017年のウイニングイレブンはクロスをあげればゴールが入る仕様で、サイドにボールを持っていき適当にクロスをあげるだけのプレイヤーが増え、終いには無名のプレイヤーが最強選手になるという、クソゲーと呼ばれた作品でした。その為飽きも早く、何度言ってもいわゆるバグ対応をしてくれないkonami側にも呆れ、FIFAに移ってしまうプレイヤーが増えました。
私もその一人で、2018はFIFAをメインにやり始めましたが、今ではウイニングイレブンメインでプレイしています。

今作ではクロスは弱くなり、ちゃんとタイミングとパワーを意識しないとなかなか入らない仕様になりました。今作はドリブルとパス回しが重要で、その分プレイの多様性が広がりパスメインで行う方、ドリブルで行く方、それに合わせてディフェンスをする為、楽しいです。
ガチャの方は強い選手が出なくなり、不評の面はありますが、過去作において問題だった、発売3ヶ月も経てば「どのプレイヤーもチーム選手がほぼ一緒」という現象がなくなり、ドリブルメインなのでこの選手を使う。パスメインなのでこの選手が使える。等、プレイヤースキルによって、それぞれ使う選手が別れており、それも楽しいところです。最近だとレジェンドも追加になり、「チーム選手がほぼ一緒」のチームが少なくなると思います。
まだまだよく分からないバグのようなもの、プレイヤーのマナーの低さ、回線の問題など色々ありますが、それでも負けるのが本当に悔しく勝つと嬉しい。それがまたハマります。

FIFAはサッカーによったゲーム。ウイニングイレブンはサッカーをテレビゲームとしての楽しさがあります。
日本はウイニングイレブン人口が多いのでyoutubeなども盛んで、みんなで様々な情報を交換しながら、自分のプレイスキルを高めて行くのも楽しいゲームだと思います。

HUGっと!プリキュア / はぐプリ / Hug! Pretty Cure / Hugtto! PreCure
8

「プリキュアがママになる!?」

「プリキュアがママになる!?」というキャッチフレーズが衝撃的ですが、これまでのフレッシュ、ドキドキ、魔法つかいといった作品でもあった、所謂「疑似家族」なので大きなお友達も安心して観れるかもしれません(笑)。
作中でも扱われている「未来を守る」というテーマはメイン視聴者の子供たちにとっても重要なテーマだと思い、序盤ながら受け入れられれば幸いです。
また、前作プリキュアアラモードでは意図的に廃していた肉弾戦が本作において復活し、戦闘シーンは毎回緊迫感溢れる迫力の描写がなされており、アクションシーンが好きな方にもハマれると思います。
面白いのは、敵組織が企業の形をとっており、悪役の為、どうしても描写が「ブラック企業」を思わせる形となっていて、大人の視聴者は我が身をつまむ思いに駆られているという現象が起きているという事です(それらの要素も大人の視聴者を魅了する要素の一つかもしれませんが)。
キャラクターデザインは過去作では5及びスマイルを担当した川村敏江氏が担当していて、川村氏特有の可愛らしいデザインが放送前から話題になっており、絵柄的にも親しみやすいシリーズとなっています。
数々の謎を含んだ展開や、シリーズ15作を記念した展開等、見逃せません。

劇場版ポケットモンスター みんなの物語
8

まさに老若男女に!愛を思い出させてくれます。

息子と息子の友達を引き連れて鑑賞。暑い夏休みに涼しい映画館で時間が潰せるならありがたいし、くらいの気持ちで行ったら、もう想像以上の良さに感動してしまいました。
ポケモン映画「君に決めた!」からはすごく路線を変えましたよね。とりあえず新しいかっこいいポケモン出しとけ!って感じじゃなくて、ポケモン初期の懐かしさとポケモンを愛する心にフォーカスしています。それが映画の観客、つまりポケモンを愛する人たちにしみじみ広がるというか…。
もちろん新しいポケモンのゼラオラも登場で、ワクワクします。どんなポケモンなんだろう?どんなバトルをするんだろう?って。
ポケモンって新しいものがどんどん出てくるのが良さですよね。例えば恐竜は新しい種類を今から作り出すことはできないわけです。だけどポケモンは想像力次第で無限大の可能性があるのです。

映画で一番好きなキャラクターはヒスイというおばあちゃん。ポケモン嫌いになってしまったエピソードと、その心が変わる瞬間がとにかく感動です。野沢雅子さんの吹き替えも素晴らしいです。高齢でいらっしゃるのに相変わらず声の伸びがあって、表現力がすごいです。野沢雅子さん以外の声優さんも皆さん最高でした。
子供との素敵な思い出になりました。息子も何回でも観に行きたいと言っていたくらいです。

ONE PIECE / ワンピース
10

ワンピース スーパー面白い!

ワンピースを知らない人はいないだろう!
ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、その他の魅力的なキャラクター、あまりにも魅力的なキャラクターがいすぎて、全部書くと、このレビュー欄が崩壊してしまう。そのぐらい、半端ないキャラクターばかりなのだ!
頭の中に一人、君の友人を想像してほしい、その友人、実はワンピースの中にいるのだ!あまりにも無限にキャラクターがいるので、ほぼすべての人に、似たキャラクターが探し出せるww それほど、キャラクターオーシャンが崩壊している!
そして、ルフィの兄、エースのシーンは泣いた!感動させられるのだ、これだけ面白いのに、感動も入ってるなんて、ずるいww 泣き、笑い、悲しみ、苦しみ、喜び、怒り、裏切り、すべて入っている、感情の大爆発だ!
そして、ワンピースのもうひとつ凄いところは、いろいろな伏線が張られているところだ、これは、百科辞典なみの知識をとにかく詰め込むことによって、あたかも尾田栄一郎さんが、計算して、伏線を張っているんじゃないかと、誤解させられる!違うぞ!あの人は、何も考えていない!ただ言葉を置いていくことで、つじつまを合わせているのだ!そう、それを、天才という!ドンッ!
それがそれがワンピースの超天才たるゆえん、超最高に面白いマンガの真髄なのである!
ワンピースを読め!

新感染 ファイナル・エクスプレス / Train to Busan
8

韓国のゾンビは速かった

ゾンビ映画は、アメリカのものだと思っていたのはいつの時代でしょう。確かに見ましたよ。死霊のはらわた、死霊のえじき、バタリアン、28週後、レック等。アメリカのゾンビはスローで、なぜか逃げ切れるような気がしてたのです。しかし韓国のゾンビは速かった。全速力で追いかけられる怖さと言ったら。
この「新感染」は、化学工場の汚染で感染した一匹の鹿から始まります。親子の愛、夫婦の愛、学生の友情がメインになりますが、それぞれの愛の結末がすばらしく見ているものが涙し拍手を贈るのです。
主役はイケメン俳優コンユ、大沢たかおさん似の目じりの下がったイケメンさんです。彼の娘への愛もよかった。強面のやくざ風旦那が妊婦の妻を守る姿もよかった。学生の淡い恋もよかった。
逃げ場のない列車の中でゾンビになっていく乗客と対峙するのが緊張感ありありで、とても興奮しました。どこにでも自分1人が助かればいいというゲスな人間がいるものですが、結局は成敗されるのです。韓国のゾンビは足は速いが暗闇には弱かった。仕事人間の主人公が関わった汚染問題でのゾンビ増殖。最初のころの娘とのやりとりがラストに切ない涙を流させます。果たして生き残るのは誰でしょうか。トンネルに響く歌が今も心を震わせます。

アオアシ
9

頑張る力を貰えます

サッカーを愛する主人公が中学3年生の時にスカウトされ、家族と話ながら将来を決めるところから話は始まります。
ユースという今までとは別次元の環境に身を置き、底辺から這い上がっていくサクセスストーリーになりそうです。
舞台はJリーグの下部組織であるユース。そこで、自分が今まで目指していた選手像と異なる道を示されます。それでも、周りの支えもありながら、サッカーに向き合っていく強さに勇気を貰います。
高校1年生とは思えないほど、現実と自分を見つめ、理不尽と思われる状況も打破していく思考と行動は、見習うところが多いように思います。
何か目標を持って行動する人はこんなに強いのかと感心しました。
ユースの先輩で、高校生にして、すでにプロとして活躍している人との出会いや、ユースの指導者のアドバイスにより、どんどん成長していきます。13刊では、ついにユーストップに混じり試合を経験しました。
主人公には、鳥のように上からモノを捉えられる特殊な才能があり、少しずつ本人も気付いてきているので、その才能が今後どのように開化し、どんな活躍をするのか楽しみです。
そして、主人公のファン1号である彼女との今後の展開も楽しみです。

プラチナデータ
10

映画 プラチナデータ

私が今回オススメするのは、2013年に公開された映画「プラチナデータ」です。
この作品の原作は東野圭吾さんの小説です。嵐の二宮和也さん主演で、監督は大友啓史さんが手掛けました。全国310スクリーンで公開され、2013年3月16、17日の初日2日間で興収4億49万6,000円、動員30万5,743人になり、映画観客動員ランキングで初登場第2位となりました。 2013年上半期邦画作品5位の実績も持っています。その後に香港、台湾、シンガポールでも上映されるほど人気です。
この人気の秘密として、まずキャスティングがあります。ハリウッドへ進出した二宮さんを始めとし、豊川悦司さん、鈴木保奈美さん、杏さん、生瀬勝久さん、水原希子さんなど、今をときめく人達が出演していてとても豪華です。
次に個性豊かなキャラクターです。真っ直ぐな刑事に二重人格を待つ主人公、謎めいた女性と闇を抱える上司など、個性がとても豊かです。
それぞれ何かしらを抱えている人達なので、物語に出てくる事件を通して、何が解決し、誰のためになるかが見所でもあります。とても迫力があり、ハラハラします。あっという間の2時間強ですので、是非観て欲しいです。

六道の悪女たち
9

出てくるヒロイン全員悪女?!

少年チャンピオンで連載している「六道の悪女たち」、題名からもう出ているがこの漫画のヒロインは全員悪女なのだ。メインヒロインである向日葵乱奈は「なんとなく」で族のチームをひとつ潰すほどの暴力の化身のようなヒロインで、作中誰よりも恐ろしく強い存在です。
なんでそんか彼女がヒロインなのかと言うと主人公はひょんなことから「悪女」に限りモテモテになるという呪いの力を持ってしまい、いじめっ子の女子、ヤンキー女子から警察に変装して暴走族を潰すヤバイ女子、強い男を暴力で屈服させることに快楽を覚える族の幹部など、悪女という悪女からモテモテになってしまう。そのため、あらゆるトラブルに巻き込まれます。
主人公の六道はもともとは気弱ないじめられっ子で、ヤンキーなんか大嫌い。平和で普通の学生生活を送りたいだけなのにヤンキーばかりの高校に入ってしまい、その憤りを友達とトイレでぶちまけるような少年です。その彼が急に悪女からモテモテになってしまい、女の子にモテて嬉しいどころかトラブルばかりです。
そしてこの漫画のすごいところが、そのトラブルを本当は気弱な六道が勇気を持って解決していく王道少年漫画なところです。設定だけ聞くとハーレムラブコメのようですが、内容は「悪女」たちが抱える問題を、六道が友達と一緒に解決していきます。毎回毎回次は一体どうなるんだ!?というハラハラドキドキする展開の連続でチャンピオンを買うのが楽しみになります。

Call of Duty: WWII
8

近頃盛り上がりを見せているFPSゲーム!!

FPSゲームとして安定した人気のあるコール オブ デューティシリーズの最新作のワールドウォーⅡ。ワールドウォーⅡという名前からわかる通り、第二次世界大戦が時代背景のゲームです。このFPSゲームには「キャンペーン」「ゾンビ」「マルチプレイ」の3種類のゲームモードが存在しています。簡単に説明するとキャンペーンはストーリーモード、ゾンビは文字通りゾンビと戦うモード、マルチプレイは世界の人と戦うオンラインモードです。その中でも私のもっとも好きなマルチプレイについて紹介します。
まず、マルチプレイには様々な種類のモードが存在しており、各々が自分にあったモードを選び楽しむことができます。そのモード内で数ある銃を使い、熱い戦いを繰り広げることができます。ミリタリーが好きな人には実在する銃で自分自身が戦うというのはとても興奮することではないでしょうか?もちろんそれだけではなく、銃にペイントしたりすることもできたりします。マルチプレイで敵を倒した時の興奮はとても大きく、一度はまれば中々抜け出すことのできない中毒性もあります。もちろん戦争が舞台のゲームなので、グロテスクな表現が苦手な方は購入を控えたほうがいいと思われます。
最後になりますが、このゲームでは最近E-Sportsといわれる競技性のあるゲームモードが流行っており、プロ対抗戦なんてものも行われております。購入した方はこのゲームを極めてプロを目指すなんてことも面白いかもしれませんね!!

聖飢魔II / SEIKIMA-II / THE END OF THE CENTURY
10

生き残った悪魔。

音楽の世界、小説の世界、絵本の世界、アートの世界、いろんな世界において生き残っていくものというのはごくごくわずかです。その中で、聖飢魔Ⅱというバンドは未だに生き残っているかなり息の長いバンドであると言えます。デーモン閣下が言っていたのですが、1999年の世紀末に予定通り解散した後も、期間限定再集結を重ね、結果的に世紀末になるまでの活動期間よりも、その後の音楽活動をしている期間のほうが長いという状況になっているのです。
悪魔という肩書を使い、さらに抜群の歌唱力と演奏力で、コミックソングをも素晴らしいものに変えてしまう、その力、悪魔そのものであると思います。
正直言って、おもしろいじゃないですか、聖飢魔Ⅱって。その面白さがいまだに続いていることが、ミュージシャンとしての実力だと思うのです。キワモノバンドである世紀末が、生き残っている、その事実が悪魔たちの確固たる地位を証明していると思うのです。今、生き残る音楽というものが、なかなかわからないという世の中の状態で、ずっと生き残っていく悪魔を見ていられたら、私はとてもおもしろいです。なので、ぜひみなさんにも聖飢魔Ⅱを聞いていただきたい。

MAJOR / メジャー
10

自分自身と支えの大切さを忘れなければ…

メジャーリーグを夢見る吾郎は野球があれば何も要らないくらい大好きである。神奈川に居所を置く吾郎は少年野球チームに所属する勝ちにこだわる少年である。ただ勝ちにこだわるふつうの思考だけではなく、強い相手と正々堂々と力をぶつけ合い、「強い」「負けない」「仲間」が心に繰り返し響く。
少々勝手な吾郎は、まずは自分の力試しをする。大したことないと感じる相手に対して力勝負を繰り広げ、しょっぱなで挫かれる。何がいけないのかを分析し、今自分に足りないものを探し見つけ出す。そこで吾郎は、野球の楽しさをあらためて感じ、支えてもらった仲間や家族、ライバルの存在を思い出す。
吾郎の仲間たちは、決して野球が上手ではない。でも吾郎に楽しさを教わり、グングン成長し一緒に戦う楽しみを、また仲間の大切さを知ることになる。ほぼすべてにおいて吾郎がリードするが仲間の信頼が半端なく大きい。自分でも努力し仲間の成長も気に掛ける吾郎はエースでクリンナップを任されている。ここで結果を出せなければと集中する吾郎のバットに火が付く。そしてクライマックスは、やはり小学生離れした快速球が右腕からキャッチャーのミットに吸い込まれる。

幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil
8

見た目は幼女 中身はサラリーマン

「幼女戦記」というタイトルから、どういうストーリーなのか想像できるだろうか。
かわいい萌え系の女の子が戦うようなアニメを期待した人もいるのではないだろうか。しかし、タイトルに騙されてはいけない!
このアニメを一言で説明するなら、「見た目は幼女、中身はサラリーマンの女の子がライフル持って、空を飛びながら戦うアニメ」であり、主人公ターニャ・デグレチャフ(9~10歳)が、軍の中ですさまじい勢いで昇進していく話である。アニメでは、伍長、少尉、中尉、大尉、少佐まで昇進。
このアニメの見どころの一つは戦闘シーンである。カメラアングル、動作、効果音のクオリティが高いと感じた。大画面で観る価値があるアニメだと思った。
また、キャラクターに共感できるというのも魅力の一つである。主人公ターニャ・デグレチャフの前世は日本のサラリーマンである。
前世では、出世願望が強く、合理主義で、仕事ができる会社員であった。転生後、前世での教訓を生かして、軍の中で指揮をとり、勝利を導いていく。幼女のセリフというよりは、サラリーマンのつぶやきに聞こえるところも面白い。同僚や部下に対して厳しく、容赦のない発言が多いが、時には場を和ませるためのジョークや士気を高める発言もあり、部下思いの良い上司という一面も見られた。
社会人が楽しめるアニメだと思い、個人的にお勧めしたい。