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AKAE-SIOKI2のレビュー・評価・感想

ブレット・トレイン
8

『キルビル』みたいだけど伏線回収あり

ブラッド・ピット主演、伊坂幸太郎原作の、東京が舞台のハリウッド映画。
予告で観た限り『キルビル』感あるアクションコメディと予想。コテコテの日本演出(舞妓さん、ヤクザ、刀、桜、新幹線)で日本人には違和感ありまくりなとこからスタート。

悪運に見舞われたブラピが、悪の親玉ホワイトデスを巡るあれこれに巻き込まれていく話なんですが…。
登場人物も、レディバグ、みかん(タンジェリン)、レモン、王子などおもしろいコードーネームで良き。後半に行くにつれ「これはあれの伏線だったのか!」「こことあそこがつながってんのか!」とワクワク展開が続々。
さすが伊坂幸太郎原作。原作本も読みたくなってきます。逆に原作から入ったらどうだったんでしょう。

アクションシーンや殺人シーンは「あり得ない&あり得ない」てんこもり。新幹線に飛び移ってフロントガラス割って侵入したり、新幹線のドアが吹き飛んでも中のものや人は飛び出さないし、もちろん血がめちゃくちゃ飛びます。ぷしゅーっと吹き出ます。
「そんなに切られてんのに死なないの?」って思ったかと思えば、「それぐらいで死ぬの?」とも思います。

でも結論として評価は割れると思いますが、私はなぜかすんごくおもしろくてもう一回観たくなりました。サンドラ・ブロックとチャニング・テイタムが出てきたのが映画ファンとしては面白ポイント。
ブラピがちょい役で出たあの映画からのキャスティングでしょう。

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

ダーク・ファンタジーの傑作!

"壁に囲われた街で巨人という怪物に脅かされる絶望感……。
ある日、あまりにも巨大すぎる超大型巨人が現れ、街を守っていた壁を破壊してしまいます。
街になだれ込んできた巨人の群れは容赦なく人々を食い殺していきます。
主人公であるエレンは巨人によって母親を目の前で食べられてしまいますが、二人の幼なじみたちと共になんとか生き延びることに成功します。
そして成長したエレンは巨人を駆逐するために巨人と戦う「調査兵団」へ入隊し、厳しい訓練を乗り越え実戦に臨む。
初陣の中、親友アルミンを守って巨人に飲み込まれてしまったエレンは巨人の体内で自らも「巨人化」してしまう……。

立体機動と呼ばれる装置を駆使して巨人たちと戦う、躍動感とスピード感にあふれたスリリングな空中戦の描写が素晴らしく、
とくに、主人公エレンの上官でもある、リヴァイ兵長が巨人たちを切り刻んでいく圧倒的な戦闘シーンには思わず全身が震えてしまうほど!

また、たんなるモンスターバトルにとどまらず、
巨人とはなんなのか?どこから生まれてくるのか?壁を作ったのは誰か?
この世界の謎が少しずつ解き明かされていくような、綿密なプロットに支えられたミステリー要素もふんだんに含まれており、ページを読み進めていく手が止まりません!
登場人物たちも実に個性豊かで、それぞれに主役級の魅力が詰まっています。
絶望の中でもがき、苦しみ、精一杯に生き延びようと戦い続けるエレンたちの姿に心を鷲掴みにされます。
オススメ!