ブレット・トレイン

AKAE-SIOKI2のレビュー・評価・感想

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ブレット・トレイン
8

『キルビル』みたいだけど伏線回収あり

ブラッド・ピット主演、伊坂幸太郎原作の、東京が舞台のハリウッド映画。
予告で観た限り『キルビル』感あるアクションコメディと予想。コテコテの日本演出(舞妓さん、ヤクザ、刀、桜、新幹線)で日本人には違和感ありまくりなとこからスタート。

悪運に見舞われたブラピが、悪の親玉ホワイトデスを巡るあれこれに巻き込まれていく話なんですが…。
登場人物も、レディバグ、みかん(タンジェリン)、レモン、王子などおもしろいコードーネームで良き。後半に行くにつれ「これはあれの伏線だったのか!」「こことあそこがつながってんのか!」とワクワク展開が続々。
さすが伊坂幸太郎原作。原作本も読みたくなってきます。逆に原作から入ったらどうだったんでしょう。

アクションシーンや殺人シーンは「あり得ない&あり得ない」てんこもり。新幹線に飛び移ってフロントガラス割って侵入したり、新幹線のドアが吹き飛んでも中のものや人は飛び出さないし、もちろん血がめちゃくちゃ飛びます。ぷしゅーっと吹き出ます。
「そんなに切られてんのに死なないの?」って思ったかと思えば、「それぐらいで死ぬの?」とも思います。

でも結論として評価は割れると思いますが、私はなぜかすんごくおもしろくてもう一回観たくなりました。サンドラ・ブロックとチャニング・テイタムが出てきたのが映画ファンとしては面白ポイント。
ブラピがちょい役で出たあの映画からのキャスティングでしょう。