ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とは、2015年から刊行された暁佳奈原作の小説である。2018年に京都アニメーション制作でアニメ化、2019年・2020年に映画化された。原作小説は、京都アニメーション大賞初の大賞受賞作品である。
代筆業を生業とする「自動手記人形」である主人公が、依頼を通じて失った感情を取り戻しながら、大切な人から告げられた言葉の意味を探していく物語。
アニメ化・映画化の際はアニメオリジナルキャラクターやストーリーが多数採用されている。
2020年の劇場版は京都アニメーション放火殺人事件とコロナ禍の影響で2度の延期となるも無事公開され、興行収入は21億3000万円。
「京アニクオリティ」と称される程の映像美にファンも多く、英語・スペイン語・フランス語・ブラジルポルトガル語でも吹替翻訳されている。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergardenのレビュー・評価・感想 (2/2)

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン

京都アニメーションが作成している話題作です。2018年にアニメの放送がありましたが、アニメとは思えないほど絵がきれいです。花の揺れる描写や、ブローチが輝く描写など細かいところの色遣いが丁寧で、作画が物語を引き立てています。主人公のヴァイオレットという女の子は孤児で、兵士として育ち、戦争の中で大切な人を失います。そのときに彼から言われた「あいしている」という言葉の意味を知るために、今でいう郵便局で働き始めます。
当時、戦後まもなくだったため、文字を読み書きできる人は少なく、そういった人が自分の代わりに手紙を書いてもらう部署で働き、ヴァイオレットはさまざまな人に出会います。1人残してしまう娘のために綴る手紙、戦争で亡くなった人から恋人へ預かった手紙、亡くなった子供を想う手紙、兄を心配する手紙、いろいろなバックグラウンドを持った人の言葉と出会いながら、彼女は「あいしている」がどういう意味なのかを理解し、兵士としてではなく、1人の女性として言葉を使って誰かのために生きていきます。
そんな彼女の成長の物語です。アニメが好評だったため、その後映画も2本公開され、彼女の「あいしている」の意味を知ったその後が描かれています。
京都アニメーションは2019年の夏に放火事件で、この作品を担当していたスタッフも亡くなりました。2020年に公開されたヴァイオレット・エヴァ―ガーデンの最新映画はそんな悲しみを乗り越えた、大切な作品としてファンに愛されています。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

とにかく泣ける!主人公の成長に注目!

Netflixのみで配信されているアニメですが、とにかく泣ける感動系のアニメです。主人公の名前がタイトルになっているのですが、主人公のヴァイオレットという1人の少女が自動式人形サービスという字が書けない方の代わりにタイプライターを使用し手紙作成の代行をする仕事を通して、貧しかった感情が少しずつ豊になっていき人間として成長していくという物語です。
戦争が酷かった時代にある1人の男性(ギルベルト少佐)の道具として派遣されたヴァイオレットですが、ギルベルト少佐は道具として扱う事はせず1人の少女として育ててくれました。孤児だった為、誕生日は分からず名前もない主人公にヴァイオレットという名前をくれたのも少佐です。ですが、ある大きな戦争でギルベルト少佐は亡くなってしまいヴァイオレットは両腕を無くしてしまいます。ギルベルト少佐は亡くなる前、最後にヴァイオレットに「愛してる」と言って亡くなりました。しかし、ヴァイオレットは感情というものがわからず「愛してる」という言葉にはどんな意味があるのか分かりませんでした。
戦争は終わり、ヴァイオレットはギルベルト少佐の親友のクラウディアが面倒を見ることになりました。クラウディアは街で会社の社長をやっており今で言う郵便局のような会社を経営しています。その中でも自動式人形サービスというこの国では言葉が話せても文字として書けない方が多いので、タイプライターを使用して文字起こしをして手紙を代わりに作成する仕事があるのですがヴァイオレットはギルベルト少佐が最後に言った「愛してる」の意味を知りたくてこの仕事を始める事にします。最初は感情がわからず、手紙の書き方も業務連絡のようなものしか書けずお客様を何人も怒らせてしまいます。ですが、働く上で様々な方との出会いを経て少しずつ感情を勉強し、人間として成長していきます。感情がなかった主人公が少しずつ人間らしく成長していく過程がとても感動的な物語になっています。
アニメは12話+OVAが1話あり、映画は2本出ています。アニメから映画まで話が繋がっており、映画単体で見てもいいですがアニメから見ることでより感動する作品だと思います。2本目の映画はいよいよ完結編なので、ヴァイオレットはどのように成長したのかが見所です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

絶対泣ける神アニメ

感情を持たない一人の少女が、戦争の中で大切な人から告げられた言葉の意味を探している。戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの思いを言葉にして届けること。戦争を生き延びた、ただ一人の兄弟の手紙。都会に出てきて働き始めた娘から、故郷の両親へのて手紙。手紙に込められた思いは、感情を持たない少女ヴァイオレットに『愛』の感情を教えてくれる。感情を持たない一人の少女が『愛』という感情を知る物語。
戦争で兵器として扱われていた少女ヴァイオレットが、戦争が終わり自動手記人形という手紙を代理で書く仕事に就く。最初ヴァイオレットは、手紙を代筆するのに依頼人の感情を読み取れなくて失敗をすることがあった。でも、代筆をしていくたびにたくさんの人に出会いいろんな感情を学んでいき、徐々に良い手紙を代筆していくようになる。
一つ一つのストーリーが心に響くようなストーリーで、キャラクターも個性豊かで魅力的です。作画もとても良く、キャラクターの感情をとても細かく表現しています。オープニング曲、エンディング曲も作品の内容にとても合うような曲になっており作品全体がとても魅力的です。アニメ本編は全13話で、外伝が1本、劇場版が1本になっています。感動できるアニメを観たいと思う方は是非一度見てみてください。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
9

アニメ「ヴァイオレット・エヴァガーデン」について

ヴァイオレット・エヴァガーデンについて。
この物語は、時代は中世ヨーロッパがモチーフで、戦争が終了した後の話。
主人公である、少女のヴァイオレットは元々は兵士であり国のために戦っていた。
しかし戦争が終わり、戦うことがなくなった世界で、自分を育ててくれた、ある人の最後の言葉の意味を知るために自動手記人形(思いを伝えたい人の代わりに手紙を書く人)になる、という物語。

この作品の良さの一つに、京都アニメ—ションの美しい絵があります。
自然を描いた絵などは圧巻で、雨や木々を揺らす風など、微細なタッチで描かれる絵はまさに京都アニメーションの良さが出されています。

今まで戦争をしていた少女が、自分を育ててくれた、戦争の時の上司である少佐からいわれた「愛している」の意味を知る、という深いテーマです。
戦争によって、心をあまり学ばなかったヴァイオレットが、手紙という思いを伝えるものを通して、人の感情を学んでいくところは、考えさせられるものがあります。
好きや嫌い、言えないことも手紙ならば素直に言えたりする、そういう思いをくみ取る仕事が自動手記人形であり、それを通して成長していくヴァイオレットは、すごく魅力的なキャラクターです。

主題歌を歌っている、TUREさんの歌も物語とマッチしているのでぜひお聞きください。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

【感動必須アニメ】今一度、愛してるの意味を確認しませんか?

幼少期に軍人ディートフリート大佐に拾われた名もなき少女は軍によって戦争兵器として育てられ、人としてあるべき感情をすべて失っていた。
ディートフリートの弟ギルベルト少佐が世話係となり、ギルベルトは「ヴァイオレット」と名付け、戦争兵器ではなく人間として育てようとしていた。
「愛してる」
最後の戦火の中で死にかけたギルベルトに言われた、この言葉の意味が理解できなかった。
戦争終結後、ギルベルトは姿を消し殉職扱いとなったがヴァイオレットには知らされていなかった。
ヴァイオレットは戦時に両腕を失い、軍を退いた後に大切な人へ想いを伝える「手紙」の代筆業「自動手記人形サービス」で働くこととなる。
感情を失っていたヴァイオレットは、笑うことも泣くことも怒ることもない、まさに美しい人形。そんなヴァイオレットが多くの人の様々な想いを「手紙」の代筆を通じて感情を取り戻していく物語。
ヴァイオレットはギルベルトが残した「愛してる」の意味を理解することが出来るのか。
ストーリー構成は13話の中で代筆依頼の仕事毎に各章が終わるイメージ。
京都アニメーションが誇る最高クオリティの作画、代筆依頼に来るキャラクターの背景も心に刺さる。ヴァイオレットが感情を取り戻すにつれ、出てくる様々な表情の変化も見ている人を惹きこむ。
日本最高峰の京都アニメーションの至宝。
とりあえず泣きたいという方も大切な人がいる方にもオススメします。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

人と人の繋がりが大切だと思える作品

こちらの作品は、愛とは何がどういう物かということを改めて知ることのできる作品です。
人によって愛の形や大きさは違いますが、どれも綺麗で美しいものです。一人の女の子の人生を描いた物なのですが、感情をあまり知らない女の子が沢山の人との繋がりや感情を知っていくごとに、人間味を取り戻し人生を再スタートさせていきます。

会社が京都アニメーションということで絵や完成度はとても高く、どの年代の方にもささると思います。監督も個人的に大好きな方なので別作品もお勧めしたいです。

こちらの作品は映画でも絶大な人気を誇り、私も大号泣しました。感情を絵や文にすることはとても難しく大変だと思いますがこの作品ではとても綺麗に美しく表されてるので、感情移入してしまい心が温かくなれます。
舞台がヨーロッパなので、物語だけではなく、町並みや音楽もとても素晴らしくてサウンドトラックを何度も聞いています。日本にはない世界観なので新鮮に感じ非日常を体験できる等、監督の頑張りも感じる作品でした。
この作品はどなたが見ても楽しめると思うので是非、大切な方とみてほしいです。
思い切り泣きたいとき、孤独に感じて不安な時、愛を知りたい方などにはとてもお勧めです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

ヴァイオレット・エヴァーガーデンは京都アニメーションが制作したTVアニメです。
原作はアニメ制作会社である京都アニメーションが主催する、京都アニメーション大賞で第5回小説大賞を受賞した暁佳奈による小説です。同賞での大賞受賞作品は今作が初めての事でした。
大陸間での大規模戦争が長きにわたって続いている世界。
孤児である主人公のヴァイオレットは少女兵として戦線に投入される。
戦闘で高い戦績を上げ、戦場では戦闘人形とまで恐れられたものの、戦争末期に両腕を失うという大怪我をして戦線を離脱。
自分を引き取り育ててくれた上官であるギルベルト少佐も「愛している」という言葉を残して戦場で行方不明となってしまう。
両腕が義手としての生活を余儀なくされた彼女は、戦争終結後にギルベルトの親友である
クラウディア・ホッシンズに引き取られる。
彼はCH郵便社を経営しており、ヴァイオレットは郵便社で手紙の代筆を行う自動手記人形として働き始める事となる。
幼い頃からずっと戦いの中に身を置き感情に乏しいヴァイオレットは代筆業の仕事をしていく中で段々と人の感情を知っていく。やがては上官の最後の言葉である愛の意味にも近づいていく。
高いクオリティに定評のある京都アニメーションによるアニメ映像と感動を生むシナリオが合わさり人気を博し、TVアニメ後も2回に渡りアニメ映画が作られました。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
8

大切な人に優しくなれるアニメ

「愛」の意味を知らない少女が主人公の作品。
戦争の道具として忠実に任務を遂行していた少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデンが終戦後に手紙の代筆業者「自動手記人形」として文字が書けない人の代筆業務に従事します。戦争が舞台の作品ではなく、戦争が終わった後、兵士として生きていた人間のその後のストーリー。
戦うために生きていた少女が仕事を通して少しずつ感情表現が豊かになっていく点がこの作品の魅力です。そして、喜怒哀楽の感情を理解していないからこそ、関わりあう人にも大きな影響を及ぼしていきます。
なぜなら、感情にがんじがらめにされていないからこそ、ヴァイオレットの中に見栄や偽り、羞恥心などがなく、今、自分が感じたことを純粋に素直に相手に伝えることができるからです。それが色々な感情の中に巻き込まれている人に大きな影響やきっかけを与えていくのです。
「届かなくてよい手紙など、ない」というセリフが作中にあります。この言葉の通り、手紙や代筆を通じて、ヴァイオレットは少しずつ感情を理解し始め、また関わった人たちに影響を及ぼしていきます。SNSが発達して、気軽にコミュニケーションがとれる今だからこそ、見たくなる作品です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

感動して泣ける

ほとんどが一話完結型でとても見やすいです。その中で全体を通して主人公のヴァイオレットの心の成長がみられるのが感動します。
戦争で唯一の心の支えだった大佐との別離を経験したヴァイオレットは、戦火の中で失った両腕に義手をつけ、手紙の代筆を行う「自動手記人形」という仕事に就きます。
戦争の道具として利用される中、大佐が少しづつ心を開いていく中で愛する感情が芽生えがそれが何かわからないヴァイオレットでしたが、いろいろな人の手紙を代筆する中で感情を理解して感情を取り戻していくところが見所です。
一番最初に一話完結と書かせていただきましたが、中でも私の一番のおすすめの回は10話です。
話の途中で最後のオチがわかってしまうのですが、それでも涙無くしては見れませんでした。母親が自分が亡くなる前に、子供へ何十年分の手紙を送るのですが、子供は何をしているのかがわからずヴァイオレットへいらだちをぶつけますが、ヴァイオレットは本当のことが言えず葛藤するところが心の成長を感じました。
最後、手紙が届き子供の成長、結婚、さらに子供ができた所の母親と子供のシーンの再現がさらに感動しました。
京都アニメーションの画力と音楽がさらに後押しをしとても素晴らしい作品で自信をもってお勧めする作品です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
9

アニメ版を見た人は必見。涙なしには見られません。

まずアニメを見たことがない人はアニメから見ることを強くおすすめします。アニメ版の時に描かれた世界観はそのままに、主人公が愛する人への想いの強さを見事に表現した劇場版でした。登場人物間の関係性や愛情をアニメ版から見てきたからこそ、この映画は強く感情を揺さぶるものでした。「手紙の代筆」というひとつの職業を通して、人と人との想いのやりとりをここまで豊かに表現できる世界に脱帽です。深く慕い、愛しつづけた人と結ばれるという定番のラブストーリーのような結末ですが、そこに至るまでの登場人物たちの苦悩や葛藤が丁寧に描かれているからこそ、涙なしに観ることはできませんでした。また主人公の恋愛模様だけでなく、手紙を通して紡がれる感動的なストーリーも散りばめられていて、「愛」をテーマにした人と人とのつながりを描く物語を楽しむことができます。アニメ版でも使われたエンディング曲が作中で使用されるなど、やはりアニメ版を見た人を対象にした映画だと感じるので、まずはアニメから見ることをおすすめします。また、以前アニメを見たという方も映画を見る前にあらすじを見直すことで(私は映画館に向かう途中であらすじサイトを読みました)、登場人物や各ストーリーを振り返り劇場版を更に楽しむことができると思います。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
9

言葉を伝える

時代が流れ年月が経ち、手段は変わりつつも、誰かに気持ちを伝えたい・届けたいという思いは絶対に変わらない。心を込め思いをのせた言葉は、手紙であれ電話であれ気持ちを届けるという点では同じだと、この映画を観て殊更強く感じる。手紙は形として残すことも出来るがすぐ伝えられない・電話は相手にすぐ伝えることは出来るがその時は交わした言葉は形にはならないから、どちらも良し悪しはあるだろう。映画の中では、まさに人々の生活の中で使われる手段が紙という媒体から電気信号へと時代が変わりつつある中で、その2つのモノがどのように人々と関わっていくのかが描かれていて、今の時代を彷彿させるかのような内容でした。かつて届いたいくつもの手紙が残された家族の絆を繋ぐきっかけを作ったり、もう傍にいることが出来ない友に大切な言葉を交わし友情を繋いでくれだ電話。手紙も電話も生まれたきっかけは同じなんだ、と。便利さを追求したこともあるだろうけど、根本的なところは今この瞬間に感じた思いや言葉を届けることなんだ、と。
今は気軽に使える電子機器があり、色とりどりの種類豊富な手紙の用紙もたくさんある。身近いる家族や友人に、いつもより少し考えて言葉を送ってみようかと思わせてくれた映画です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

最初から最後まで泣ける映画

京都アニメーションが製作した『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の劇場版。既に観た人の感想を聞いてみると「開始5分で泣ける」と言われ、半信半疑でいざ観に行くと本当に5分で泣いてしまいました。どうすれば感動するかを計算しているかのようで、若干の悔しさを感じるほどです。
序盤が感動のピークというわけではなく、主人公のヴァイオレットのセリフや、中盤に張り巡らされた伏線が終盤になって綺麗に回収され、その瞬間に鳥肌と鼻水と涙が止まりませんでした。ちなみに私は1回の鑑賞で4度泣きました。終盤まで感動を取っておくような一般的な映画とは一線を画しているように感じます。なので、これから観に行く方は涙を拭くためのタオルと、劇場を出た後に涙を隠すためのサングラスを用意した方がいいかもしれません。
ただただ感動させるだけにとどまらず、アニメでは憎たらしかったキャラクターが良い脇役となっているなど、今まで登場したキャラクターのほぼ全員が引き立っており、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品の最後にふさわしい映画だと感じました。
まずは、ネットフリックスなどでアニメを見ることができるので、先に見ておくことをオススメします。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

ヴァイオレット・エヴァーガーデン おすすめアニメです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンというタイトルから、ガーデン=庭でのほのぼのとした内容かと思いましたが、それはヒロインの名前でした。ヴァイオレットは手紙の代筆をやる自動手記人形という仕事をやっています。最初は本当に人形みたいに無表情な性格でしたが、ストーリーが進むにつれて感情豊かになり、成長していきます。
京都アニメーションのキレイな作画で、ヴァイオレットが美しく魅力的に描かれています。人物だけでなく、街並みや世界設定なども作りこまれていて、とにかく全編通して美しいと感じました。とくに印象的だったのが、酒飲みの舞台脚本家の男との話です。大事な娘を亡くしていて、その娘がヴァイオレットと似ているということで困惑します。一緒にいるうちに打ち解けてきて、ヴァイオレットと自分の娘を重ねて涙を流します。そのシーンで感動してこちらも泣いてしまいました。
後半にヴァイオレットが敬愛する少佐が亡くなってしまったと知るんですが、そこでのヴァイオレットの取り乱しように、かわいそうに思いました。首に手をかけるシーンはみていてきつかったです。しかしその悲しみを乗り越えたヴァイオレットは、もっと成長します。かなり涙もろくなりますが。後半は毎回泣いていたように記憶しています。
京都アニメーションの素晴らしい作品だと思います。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

涙なしには見られない 愛の物語

京都アニメーションが手掛ける、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、私がこれまで見てきたアニメでトップクラスにオススメしたいアニメです。
主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンは孤児で、幼い頃から戦争の道具として扱われていた女の子です。そんなヴァイオレットの身よりはギルベルトという軍の少佐だけでした。ギルベルトは、彼女に言葉や日常の知識を教え、親、または兄のようにヴァイオレットに接してくれる人でした。しかし、ある戦いでギルベルトはヴァイオレットを庇って瀕死の状態となります。そんな時にギルベルトはヴァイオレットに「愛してる」と伝えます。しかし、ヴァイオレットは言葉として解っても、その意味がわからないままギルベルトと離れ離れになってしまいます。
戦争が終わり、ヴァイオレットはギルベルトの上官でもあったホッジンズの郵便局で働くことになります。そこで出会ったのが手紙の代筆を行う自動手記人形(ドール)の仕事です。
手紙は様々な形の「愛」を綴っています。ヴァイオレットはそんな手紙の代筆に関わりながら、さまざまな出会いをしていきます。ギルベルトが最後に言った「愛してる」の意味を知るために成長していく彼女の姿や、そこに関わる登場人物やエピソードもとても美しく感動的で、本当に素晴らしい作品です。とても綺麗な涙を流せます。人生で一度は触れて欲しいです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

作家としてのバイブル的作品になりました。

今まで数々の作品を見てきましたが、この作品をオススメしたら(もちろん他の作品もオススメはしますが)他にオススメする作品はないかもしれない…というような感情にまでなるような作品でした。
技術や科学が発達し、目まぐるしく変化していく世の中ですが、変わらないものもあるんだなと、それに気づくことができた作品です。

【以下ネタバレ注意】
ストーリのラインとしては、愛や人の気持ちが分からない主人公のヴァイオレットが、手紙の代筆を通して「愛とは何か」について知り、成長する物語です。

何かを手紙にしたいけど何を書けばいいかわからない人や、字の書き方がわからない人達の手紙の代筆を通して、ヴァイオレットは「相手の思いをすくいあげて言葉を紡ぐ」ことが大切だということに気づきます。そのようにして、代筆を通して、なぜこの手紙では不満なのだろう、なぜ人は嘘をつくのだろう、なぜなぜなぜ、というように、各話で人間の心の琴線に触れるようなヴァイオレットの成長を感じられる作品です。
また、作画も本当に素敵です。劇場版も見ましたが、こんなに女性を女性らしく、そしてこんなにも女性が綺麗に描かれている(作画だけでなくキャラクターの内面も)作品には今まで25年間生きてきて初めて出会いました!そして、視聴回数は数えきれないです。何回見ても涙が止まらなくなります。

皆様にとって、良き作品となることを願っております。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

京アニの本気

この作品を一言で表すなら、きっと「美しい」です。
この作品は、「兵器」として育てられたヴァイオレットが手紙を代筆していく中でいろいろな人の心に触れながら自らを育ててくれたギルベルトの遺した「愛してる」の意味を探す物語です。作中でヴァイオレットはお客様が待つ場所へ向かうのですが、どの場所の風景もきめ細やかに描かれていてまるでそれが一個の風景画のように綺麗です。そしてこの作品の一番の魅力はヴァイオレットの心情の描かれ方です。幼少の頃より兵器として育てられ文字を書くことはおろか、他人との日常的なコミュニケーションもまともにとれませんでした。しかし、人の心に触れ手紙を代筆していくうちに彼女は「心」を理解し始めます。そして、自分の兵士時代の行いの本当の意味を理解し苦しみます。自分が殺してしまった人にも大切な人がいて彼らにも届けたい心があったのではないか、と。そして、最後にはギルベルトの遺した言葉も少しなら分かるようになります。このヴァイオレットの苦しい気持ちと、驚異的な作画力によって生み出される美しい世界のマリアージュがより一層この作品を美しくします。
これまで見てきた数百本のアニメの中で間違いない一番美しく、アニメーションとして素晴らしい推せる作品です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

映画 ヴァイオレットエヴァーガーデン外伝は最高

単刀直入、正直に言って期待を超えるような作品でした。
アニメシリーズから作画の面でもシナリオもすごく高評価だったのですが、映画のクオリティでそれを超えてきました。
随所随所に感動する泣けるようなシーンが散りばめられています。さらに作画の美しさも相まって相乗効果で涙が止まりませんでしたw
そしてこの作品の制作会社・京都アニメーションの特徴として、先ほどあげた作画やストーリーの良さ以外に表情の表現の豊かさとか、間の開け方のうまさなどがあげられると思います。
それもとてもよく表現されていました。
特に間の開け方はアニメの短い時間ではとれない、映画という長い時間映像を流せる環境だったからこそできた非常に贅沢な時間の使い方だったと思います。
作画に関しては、特に印象に残っているシーンがいくつかあります。一つは髪の毛です。本当にきめ細やかでもともと美しいキャラクターにさらに魅了されるような感覚でした。もう一つがお風呂に入っているシーンです。この作品はいわゆる前半パートと後半パートに分かれているのですが、どちらにもお風呂のシーンがあり対照的に描かれています。前半パートはとても美しく百合のような一面もあります。後半パートは元気な感じで対照的です。
もしまだ見に行ってない方がこのレビューを見たのなら、是非見に行って欲しいと強く思います。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
8

心の奥から泣けるアニメ!

映画化も決まっているヴァイオレットエヴァーガーデンがとても面白いです!人の心を持たず、幼い頃から戦場で戦い続けた主人公ヴァイオレットが、人の代わりに手紙を書く職業に就き、人の心を知り、愛とは何かを学んで行くストーリーです。

まず、映像がとにかく綺麗です!映像が綺麗と有名なアニメーション会社・京都アニメーションがアニメを作っています。人の手で描かれたとは思えない美しさです。主人公のヴァイオレットは戦争で手を失っており、手が機械なのですが、機械の手の細かいパーツやその動きの描写は本当にリアルです。また、自然の描写も美しく、風に揺れる木々や、湖に反射する風景など、写真に負けない美しさです。
ストーリーはほとんどが1話完結なので見やすいです。ヴァイオレットに手紙を依頼する人は老若男女さまざまで、依頼したい理由や手紙の宛先も人それぞれです。でも、誰しもが1度は経験した事のある思いや感情が手紙の理由になっていて、共感できる部分がたくさんあり、過去の自分と重ねてかなり泣ける事間違いなしです!中には悲しい理由で手紙を依頼する人もいますが、ヴァイオレットの優しい気遣いや手紙の内容で見終わった後は心が温かくなります。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
9

大人に見て欲しいアニメ

かつて少女兵として赴いていた戦場で、ヴァイオレットは両腕と、孤児である自分を保護してくれた大切な人を失います。終戦後、自在に動く義手をつけたヴァイオレットは、自動手記人形として、手紙の代筆業を始めることに。単独で一個分隊に匹敵する戦闘力を持ち、戦場では「武器」と称され戦うことだけしか知らなかったヴァイオレットは、今までとはかけ離れた日常と仕事に戸惑いながらも、客の想いや同僚の優しさに触れ、「人」として生きるようになります。けれど、人の想いを知れば知るほど、「武器」であったころは感じずにすんだ痛みを覚え、人として欠陥品である自分を恥じ、はたして「人」になることが正しいのかどうかヴァイオレットは迷います。それでも、失くした大切な人がなにを思っていたのか、自分をどう想ってくれていたのかを知りたいと、苦しくても人の言葉に、想いに耳を傾け知ることを止めません。人としての喜びと悲しみ、人だからこその後悔と希望。人形のように感情を見せずにいたヴァイオレットが少しずつ、ゆっくりと、たくさんの人と出会い優しさや痛みに触れて成長してく姿に心が震える作品です。また、作品に似合った美し過ぎる映像は必見。子どももそうですが、大人の方にぜひ見て欲しいアニメです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

超オススメ!世界観が大好きな作品!

この作品は、ライトノベルが原作ですが、今までイメージしている作品とは一味も二味も違います。キャラクターがとても綺麗に描かれており、途中で作画の質が落ちることはありませんでした。また、背景やアイテムにも凝っていて、その世界を旅行してみたい気分になります。
ストーリーは、戦争が終結した後、戦争で失った腕の代わりに義手をつけた女の子が、自動手記人形(手紙を代筆する仕事)として郵便会社で働くお話です。今まで戦うことでしか、自分の存在意義を感じられなかった女の子が、戦場で出会った上司からもらった言葉「あいしてる」の意味を探しながら、自動手記人形として働いて様々な人と出会っていくうちに、心を育てていき、その言葉の意味にたどり着くのです。この作品では、何度も何度も泣いてしまいます!泣くお話が好きではない人は遠慮したほうがいいくらい、それくらい泣いてしまいます。一番お勧めしたいお話は、第10話ですね。病気のお母さんとその娘さんのお話なのですが、この後の展開が読めても、泣いてしまいました!声優さんの演技が素晴らしいなと思いました。音楽も一貫性があって、とても素敵です。普段はアニメの作品をあまり購入しませんが、この作品はブルーレイも音楽も買いました!ぜひ、ヴァイオレット・エヴァーガーデンをたくさんの人に観てもらいたいです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
7

京アニの本気!

京アニ大賞で唯一大賞を受賞した作品。
2018年冬アニメの中で1番期待していた作品。
冬アニメの中で3本の指に入る作品だと思う!
そのぐらい流石の京アニ、作画が美しい…眺めるだけでも価値がある。作画文句なし!
作画が美しい上に、ヴァイオレットちゃんがえげつないぐらいかわいい。
最強の軍人だったヴァイオレットちゃんが、人の心を取り戻して泣くようになるシーンは言い表せらせない美しさ
OP、挿入歌も良かったです!EDは色々文句を言われているみたいですが、聞いてくうちにそこまで悪くないと思いました。

個人的には5.10話凄く良かった、3.6.9話も。
王道な話を演出で上手く表現されていた。
脚本家がちょいちょいバラバラだからなのか、1話完結であったからか、ストーリーとしては繋がっていなかった。
1クールだったので詰め込みすぎてヴァイオレットの成長もかなり早かったかな?
もう少し、ヴァイオレットの成長を丁寧に描いて各話数の繋ぎ目を自然にしとけば胸を張って名作と言えたと思う。

もっと時間かけてでももっと力を入れて欲しかった!リズと青い鳥に制作班持ってかれたのかな?
しかし、最終回は良かったですね!文句もない綺麗な終わり方でし た!
二期が決定しているので次も期待です!

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
9

私のオススメアニメ!とにかく綺麗・感動

私がオススメするアニメは、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』です。このアニメを最初に見た時思ったことは、とにかく絵がとても綺麗!劇場版アニメかな、と思うくらいのクオリティーで、しかもそのクオリティーが落ちることなく最終話まで続いている凄さ。作品の世界観も素敵で1話ですぐに引き込まれました。
簡単なあらすじは、4年にわたる大陸戦争中、武器として扱われていた少女が戦勝終了後、自動手記人形「ドール」となってある人から言われた言葉の意味を探していくといった感じです。自動手記人形とは手紙を代筆する人のことで、依頼人の言葉から本当に伝えたいことを汲み取って手紙にしていくという仕事。戦場という過酷で冷酷な世界で生きていた少女ヴァイオレットが、自動手記人形という仕事を通して徐々に普通の人としての感情や気持ちを知り、成長していく様子が1話1話進むごとに分かり、また依頼人達の境遇や思いも繊細に描かれていて毎回涙、ハンカチなしでは見れませんでした。話も基本は1話完結なので見やすいです。どの話もオススメなのですが、私個人としては5・7・10話が好きです。それぞれの依頼人たちの境遇や思いに感動したり、ヴァイオレットちゃんの自動手記人形として、普通の人としての成長に感動できてすごくオススメです。