志方あきこ(VAGRANCY)とは【徹底解説まとめ】

2001年以降より同人活動を始めた、日本の女性シンガーソングライター。
後の2005年に葉加瀬太郎氏からHATS UNLIMITEDに誘われメジャーデビューを果たす。
現在では、ゲームやアニメ、ドラマなどのタイアップ曲や、同人音楽サークルVAGRANCYなどからCDを制作している。
多重コーラスを利用した、独特の楽曲を手掛けている。

志方あきこの人物像

ボーカル、作曲、編曲、作詞と多岐にわたり活動を行っている。1989年1月7日生まれの東京育ち。
CDジャケットの作成に入らない予定が、志方あきこのこだわりにより「どうしても入れたい」とデザインの変更をすることや、楽曲作りで「これをやったらおもしろいかも」と思いついたらいろいろ試したくなるなど、作曲や編曲にこだわりを持っている。
手掛けた楽曲には様々な言語の歌詞を使用しており、日本語、イタリア語、フランス語、ラテン語、英語、古語(現在ではあまり使われることのない語句)、造語(実際に存在していない語句)など幅広い言語を使用している。また、複数のバックコーラスを組み合わせ歌声を重ねた歌い方や、民族楽器を使用することにより、壮大でありながら響く独特な楽曲になっている。
主に手掛けた楽曲は「志方あきこ」と発表しているが、稀に曲調違う童話調を歌うことがある。その際は「しかたあきこ」とひらがな名義で発表するなど分けて使用することがある。
人物より曲を重視してほしいため、写真やらライブによりイメージが崩れるのではないかと危惧している。

〈2001年〉
志方あきこ・小鳥遊小鳥の二人により、同人音楽サークル『VAGRANCY』と、Webサイト『VAGRANCY』を立ち上げる。Webサイトでは、志方あきこが制作した音楽や音楽素材を掲載、作成した音楽を一つにまとめて同人作品第1盤「緑の森で眠ル鳥」をVAGRANCYから販売をする。

〈2005年〉
ヴァイオリニスト・ミュージシャンの「葉加瀬太郎」が音楽総監督を務めるレーベル『HATS UNLIMITED』に誘われ、初のメジャーデビューアルバム「Navigatoria」をHATS UNLIMITEDより発売する。

〈2006年〉
以前に同人サークル『HaccaWorks』で音楽監督を務めたPCゲーム【花帰葬】のBGMが、海外で評価され、『モスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラ』にてオーケストラアレンジされ演奏された。後の2007年に株式会社『WAYUTA』より、オーケストラアレンジされた曲をまとめたCD「花帰葬交響曲」が発売される。その際、収録の監修のためロシアへ渡航し世界デビューをはたす。

アルバム

うみねこのなく頃に

1.復闊の日 ~Prologo~
2.うみねこのなく頃に
3.金色の嘲笑 ~麗しの晩餐~
4.片恋
5.黒のリリアナ ~メランコリア~
6.うみねこのなく頃に - Alternative Instrumental Suites -

1stミニアルバム。2008年8月29日発売。
PCゲーム【うみねこのなく頃に】の主題歌CD。ゲーム劇中曲「金色の嘲笑」や「黒のリリアナ」のアレンジ収録を始め、『うみねこのなく頃に』の世界観を表現しアレンジを施したCDとなる。
他の曲とは違い「片恋」は、新たに書き起こした楽曲であり、登場人物達の立場などにより結ばれない思いをイメージして作成した楽曲となっている。

謳う丘 ~Ar=Ciel Ar=Dor~

1.謳う丘 ~Ar=Ciel Ar=Dor~
2.烈獅皇紀 ~雷哭の天子~
3.シャラノワールの森
4.Infelious Rhaplanca. 天の祷り ~Rhaplanca~ / 地の贖い ~Maoh~
5.Afezeria HARVESTASYA.
6.Ec Tisia ~Tarifa~

2ndミニアルバム。2010年9月29日発売。
「謳う丘~Ar=ciel Ar=dor~」はPS3ソフト【アルトネリコ3 ~世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く~】のテーマ曲である「謳う丘~HarmonicsTILIA~」のロングバージョンなっている。また、ゲームサウンドトラックに収録されていない「Ec Tisia ~Tarifa~」もCD初収録されている。
『アルトネリコ』シリーズそれぞれの舞台をイメージし、膨大な世界観を曲で表現した作品となる。

白夢の繭 ~Ricordando il passato~

1.Pitalacta ~陽月の舞~
2.Pantalea
3.幻想林
4.誰ガ為ノ世界
5.白夢の繭 ~Ricordando il passato~

3rdミニアルバム。2011年6月8日発売。
「森」をメインコンセプトにしており、歌と曲により森を意識し、森で織りなす物語をイメージさせる作品になる。
「白夢の繭~Ricordando il passato~」は【うみねこのなく頃に散 エピソード8】用に作曲された曲であり、「Pantalea」は2010年10月に開催されたコンサート「パンタレア」のメインテーマを日本語の歌詞にした曲になる。

ライラニア

1.ライラニア
2.Ta Fatie
3.不条理≧楽しい?
4.風は遥かな明日を知る
5.幕間 ~カオカゲウオ:その頃団員達は見当違いな方向を大捜索中
6.ラ・シェール
7.透明ノスタルジア

4thミニアルバム。2012年6月27日発売。
2011年8月に行われたライブ・イベントの『ライラニア』の世界感をまとめて楽曲にした作品。
物語の舞台である架空の街「ライラニア」にある「ライラニア図書館」。その場所は、訪れた者たちの物語が集まり詰まっている。『ライラニア』の世界の中の集まった物語の数々を、イメージして一つ一つ楽曲化することにより、聞く人が架空の街『ライラニア』を感じられる作品となっている。

《ライラニア楽団のマスコット、テント看板娘の[虹の尾をもつ"カオカゲウオ"]が居なくなっちゃった!楽団員は大騒ぎ。華やかな舞台上とてんやわんやの舞台袖、賑やかな宴が今日も繰り広げられる。》(CD内ジャケット、ストーリー説明の一部参照)

初回限定版と通常盤があり、初回限定盤特典はデジパック仕様+設定資料集32P程度が付属している。

Navigatoria

1.Siren
2.Navigatoria
3.睡恋
4.西風の贈り物
5.花帰葬
(ゲームソフト【花帰葬】のOPテーマのフルアレンジ。)
6.HOLLOW
7.カルナヴァル
8.Sorriso
9.空の茜 空の蒼
10.La Corolle
11.Makeda~Queen of Sheba~ [前半アムハラ語コーラス]
(ゲームソフト【花帰葬】の挿入歌のフルアレンジ。)

1stフルアルバム。2005年7月20日発売。
CDタイトルである「Navigatoria」とは「航海を導くもの」の意味が込められている。北極星を「航海を導くもの」と呼ぶことがあり、「星」を意識した楽曲になっている。
初のメジャーデビュー作と言うことで、志方あきこ独特の曲調ではなく、若干大衆向けの落ち着いた曲になっている。

RAKA

1.大地の鼓動
2.金環蝕
3.春告げ ~Raggi di primavera~ [イタリア語詞]
(PS2【花帰葬】ED曲)
4.まほろば
5.蒼碧の森
6.黎明 ~Aurora~
(PS2【花帰葬】ED曲)
7.祈り ~モンラム~
8.Luna piena
9.うたかたの花
10.晴れすぎた空の下で
11.AVE MARIA
12.謳う丘 ~EXEC_HARVESTASYA/.~
(【アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女】主題歌「謳う丘 -Harmonics EOLIA-」のフルアレンジ。)

2ndフルアルバム。2006年10月25日発売。
タイトル「RAKA」とは、サンスクリット語(インドの古語)で「満月の夜」という意味がある。「月」をメインコンセプトにしており、「月」の持つ「神秘性」「幻想性」「癒し」「祈り」などのイメージをそれぞれの楽曲から感じ取ることのできる作品となっている。
「春告げ ~Raggi di primavera~」と「黎明 ~Aurora~」の二曲は、PS2【花帰葬】のゲーム・サントラに収録されずにこのCD限定の収録曲になる。

Harmonia

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