日本のラップシーンで話題となったBeef(ビーフ)やDis(ディス)まとめ!漢や般若など

“Beef”(ビーフ)は「争いごと」、“Dis”(ディス)は「批判」「悪口」のことです。一体なぜ牛肉を意味するビーフ(BEEF)がディスり合いという意味で使われるようになったのか。その理由は、1984年にアメリカでファストフードチェーン店・ウィンディーズのテレビCMが原因と言われています。

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そして、NORIKIYOは、2014年2枚目のアルバムのリリースを発表しました。

NORIKIYO 『如雨露』

2014年12月10日リリース予定

01 何度でもやる
02 何時かの夕立ちを想ひて
03 密会
04 最後の朝
05 未練にキスを
06 Cha La Cha La feat.BRON-K
07 Go So Far
08 プラットホーム
09 Music Train
10 舵は俺達の手の中に
11 解放区
12 如雨露
13 まだゴールなら遠い
14 このトンネルを抜けりゃ
15 腰越ハートブレイク feat.YOSHIRO(underslowjams)
16 ベッドの上で

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伊藤「先日掲載したNORIKIYOのインタビューで彼自身も語っていますが、彼の中には『日本のHIP HOPはスゲェ』っていう前提があるんだけど、世の中的にはいまだにそれがナメてかかられているという状況がある。そして、それに対する不満がある一方、シーン側の人間がナメられるような隙を作ってるんじゃないのか?というのが、一連の楽曲で訴えたかったことのようですね。なので、“責任感”がベースにあるという意味で、個人的な感情や確執が動機になる、一般的な意味でのビーフやディスとは異なる。でも、彼の意図がちゃんとシーン内に伝わったのかっていうのに関しては、ちょっと疑問があるんですよね。どうしても、ゴシップ的な側面だけがひとり歩きしちゃったんじゃないかなって」

出典: amebreak.ameba.jp

高木「それって、特にTwitter以降の現象って気がする。多分、『NORIKIYOがZEEBRAをDISった件について』みたいに、ワードと現象だけがタイムライン上に流れて、曲自体を聴かないでそこで判断しちゃうっていう」

SEX山口「まとめサイトでまとめられちゃったりね」

高木「そうですそうです。そういう字面で判断された部分もあるんだろうなって。しかも、フィジカル盤に収録されてた曲だから、野次馬的な人は、買って聴いてまでは判断してないだろうし。アルバム全体を聴けば、彼の意図まで考えることが出来ると思うんだけど、“Go Home”の“まとめ”だけがひとり歩きしてた部分もあるのかなって」

MC正社員「そうなると、不確かな情報に尾ひれが付いたりもしますしね」

SEX山口「『如雨露』に収録の“密会”で、SUGAR SOUL feat. Zeebra“今すぐ欲しい”を曲の雰囲気にバッチリ合わせてリリックに入れてたりするし、NORIKIYO君の一連の動きを見れば判断は誤らないと思うんですけどね」

出典: amebreak.ameba.jp

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ということで、NORIKIYOのアルバム『花水木』『雲と泥と手』『如雨露』をお聴きください。

zakai.jp

zakai.jp

zakai.jp

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2015年7月29日にリリースされたRHYMESTERのアルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』に収録された「ガラパゴス」という曲のPVが、アルバムリリースに先行して、7月21日にYouTubeにアップされました。

RHYMESTER - ガラパゴス

曲の3ヴァース目、Mummy-Dのパートで、NORIKIYOがカメオ出演しています(3:57あたりから) 。このヴァースのリリックから、NORIKIYOが起こしたこのヒップホップレジェンドに対するDIS(BEEF)への、Mummy-Dからのアンサーではないか、との声が聞かれました。

そうさ未だにオレらはマイノリティーだが
今や弱者とは言えないぜ?
若手はどいつもハイクオリティーさ
レジェンドだって負けらんないぜ?

キミは違う(何か違う)
何が違う?(何かが違う)
その違いを誇れ異端児たち
黙らせろあのアンチたち Blahhhh!!!!

DEV LARGE vs K DUB SHINE (2004)

出典: www.overheat.com

D.L a.k.a. BOBO JAMES (p.k.a. DEV LARGE)

BUDDHA BRAND / ILLMATIC BUDDHA MC'S / ILLDWELLERS

出典: s-vibez-ent.com

Kダブシャイン (K DUB SHINE)

キングギドラ / KGDR / Radio Aktive Projeqt

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2004年7月14日、K DUB SHINEがリリースしたアルバム『理由』に収録された「来たぜ」という曲のリリックが、このBeefのきっかけであるようです。

自分でやってるうち独自のヴィジョンを確かめたくて 書いた日本語
1年かけてやっとできた 人に聞かしたミュージックセミナー
そんとき初めて出会ったブッダ バトルはオレが完全に食った

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そのリリース前の2004年6月19日、突如インターネット上で、K DUB SHINEを名指しでDISした「ULTIMATE LOVE SONG」が発表されました。当初は誰の曲か明らかにされておらず、DEV LARGEではないかと物議を醸しました。

DEV LARGE - ULTIMATE LOVE SONG

自称“K二乗” とんだフェイク野郎
叩きゃホコリが出てくる諸々

あとバトった確かにNYC
しかしオマエにゃ負けてねぇBUDDHA MC'S
あん時オマエの垂れた小便みてぇなクセェ能書き聴いて
イライラしてた矢先に飛び入りしてきたZEEBRAに聴き入りズバリ
ヤラれたんだぜ勘違いすんな
ZEEBRAのスキルでオマエは霞んだ

この曲が発表された後、DEV LARGEがラジオで自身の作であることを明かし、正真正銘のDISであることが判明しました。

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DEV LARGE「ULTIMATE LOVE SONG」発表から10日後、K DUB SHINEがアンサー曲を公表しました。

toystory0928
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@toystory0928

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