ジャンプを代表するサッカー漫画『ホイッスル!』のキャラクター紹介

『ホイッスル!』は週刊少年ジャンプで連載されていた人気サッカー漫画だ。熱い試合展開だけでなく、少年たちの人間的な成長も描いた青春ストーリーが人気を博し、アニメ化もされた。ここでは『ホイッスル!』の登場人物・キャラクターを紹介する。

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マンガ ホイッスルとは?

『ホイッスル!』は、樋口大輔による少年漫画作品、および、それを原作としたアニメ作品。1998年から2002年まで週刊少年ジャンプ(集英社)で連載されていたサッカー漫画。全216話。話数カウントは「STAGE-」。

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この漫画は「サッカー」のマンガではありません。
サッカーを通して成長する主人公とその周りの人々のお話です。

主な登場人物

風祭 将

本作品の主人公。身長146cm 体重40kg A型 ポジションはフォワード。
背は低いが誰よりも素直でひたむき。フィジカルが強いわけでもセンスが秀でているというわけでもない。サッカーが誰よりも好きで誰よりも上手くなりたいという一番純粋な気持ちを忘れることなく人の何倍も練習するサッカー小僧。
試合中はミスを恐れずにひたむきに全力でボールを追いかけてチームを引っ張る。
作中では信じられないような成長を見せるが大怪我で一時リタイア。最終的には周りに支えられて奇跡の復活。

1984年5月10日生まれ / 中学2年 / ポジションはフォワード / 背番号9
武蔵森中学の3軍にいたのだが背が低いという理不尽な理由でレギュラーになれないことを知り、サッカーをしたい一心で公立の桜上水中学へ転校し、紆余曲折あってレギュラーとなる。テクニックはさほどでもないが、がむしゃらな姿勢がチームの局面を切り開くことも多い。チームメイトからの信頼も厚く、少しうっとうしいところもあるが、誰からも好かれる性格である。
4月時の身長は146cmだが7月には149cmになっている。最後には165cmまで伸びた。

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水野 竜也

身長167cm 体重56kg AB型 ポジションはミッドフィールダー。
作品中では主人公「風祭将」の親友であり、チームメイトであり、ライバルであり、憧れのような存在であった。
性格的にはあまり人の気持ちを考えずに正しいと思ったことは先輩相手であっても言ってしまう不器用な性格。ただ、根は繊細なため打たれ弱いところも見受けられる。
試合中はバッジョのようなファンタジスタになれるとまで言われるセンスとテクニックで味方を操り、敵を翻弄し、点を決めることもできる10番の似合う選手である。
作中では常に世代トップクラスの実力を持ちながら、周りの成長と自分の成長度合いを比べて焦る気持ちが強く描写されている。

1984年1月30日生まれ/2年/ミッドフィールダー/背番号10
武蔵森中学サッカー部監督の父を嫌い、武蔵森の入部試験に合格しながらも、それを蹴って無名の桜上水中に通う。祖母・母・叔母二人・飼い犬ホームズと暮らしている。後に父とは和解。
未来のファンタジスタとも評されるサッカーセンスの持ち主だが、周りの選手が順調に成長し、桜上水が強くなる中で自分の能力に悩むようになり、プレーに精彩を欠くようになる。
しかし、最終的には風祭をはじめとするチームメイトの後押しにより立ち直る。美形で、女子からの人気が高い。

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佐藤 茂樹(藤村 茂樹)

身長171cm 体重58kg B型 ポジションはフォワード。
ある意味もっとも風祭将に影響を受けたであろうキャラクター。登場時は不良でありながら、抜群の運動神経とサッカーセンスで助っ人という形で関わっていた。ゆえにサッカーに臨む姿勢は楽しくできたらいいというものであった。話が進むにつれて風祭の全力プレーと成長を見て、自分も全力でプレーして風祭と試合がしたいと望むようになっていく。
試合中は圧倒的なボディバランスとテクニックで魅せながら自由に試合に入ってくる選手。
カリスマとして将来日本サッカーを背負って立てると男まで言われ、風祭の最大の壁として登場する。

1983年7月8日生まれ/2年/フォワード(最初の武蔵野森戦ではGK)/背番号11
運動能力は高く、アクロバティックな動きが印象的。
スポーツ部をはじめ様々な助っ人稼業をしており、以前に助っ人したことのあるサッカー部を気にかけていた折に風祭と出会い、風祭がどのような人物かを見極めたうえで、正式にサッカー部に入部するものの、初めは楽しければそれでよいという考えを持ち、プレーにひたむきにはなれずにいた。
しかし、次第に全身全霊でサッカーと向き合う風祭に影響され、真剣にサッカーをしたいと願うようになる。
京都の実家へ帰り、スポンサーとして関西サッカー界に顔の利く父に懇願して推薦してもらい、正規の選考を受けて晴れて関西選抜チームに加入。後述にもあるが、関西選抜エースストライカー「金髪のフリーマン・藤村成樹」(佐藤は母親の姓)として東京選抜の前に立ちはだかる。水野と同様にかなりもてるタイプで、バレンタインには袋2ついっぱいのチョコレートを獲得。

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桜上水中のチームメイト

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高井 真人

身長158cm 体重50kg B型 ポジションはウィングバック(最初の武蔵野森戦ではFW)
性格は情に厚く、涙もろい。しかし、スタメン落ちになったときはサッカー部を辞めることを考えるなど見た目に反してナイーブな一面も。水野いわく「良くも悪くも一番人間くさい奴」とのこと。
試合中は足の速さと体力を活かしてサイドを駆け上がる桜上水中のウインガーとして活躍。
作中では風祭の良き友として、一番読者に近い目線・存在で接する描写が多い。後に趣味でやりたいと語っていたサッカークラブのコーチをやりながら片思いだった小島とゴールイン。何気に夢を叶えている。

ずっと補欠であったが、風祭とのいざこざでチームの人数がギリギリ11人となってしまい、その人数の関係で武蔵森戦、国部二中との試合の際にFWとして試合に出場した。しかしその後、シゲが部に復帰しFWに戻ったことと風祭とのポジション争いに敗れてレギュラーから降格し腐っていたが、マネージャーで謎のアンブロ仮面でもあった小島との勝負がきっかけで再起する。俊足で体力もあったので、後にウィングバックのポジションを与えられて正式にレギュラーとなり活躍した。強豪の上水南高校に進学し、東京都ベスト4に入る。実家は八百屋で、高校卒業後、家業とJFLの選手、少年サッカーチームのコーチと多忙を極める。
2014年に刊行された次世代編「サムライファイト!」では将の息子:蒼の日本でのコーチとして登場。既婚。

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森長 祐介

身長159cm 体重48kg A型 ポジションはボランチ。
性格は高井同様、情に篤いが高井よりも温和。また、その温和さから後輩からも好かれている良き先輩。
試合中は桜上水のボランチとして活躍。特にボールコントロールは中々のもので、しっかりとターゲットマンにボールを送れていた。
作中ではほとんど高井とセットの登場となり、高井とともに風祭、桜上水を支えていた。

ボールコントロールが上手い。友情に篤い性格で、八重歯が特徴的。風祭に対しては敬語を使う。後に上水南高校。大学に進学して学校の教師となり、サッカー部顧問となる。

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不破 大地

身長174cm 体重60kg AB型 ポジションはゴールキーパー。
性格は何でも天才的にできてしまうが故に、周りに対してプライドを傷つけることを平気で言ってしまうクラッシャーである。また、好奇心旺盛な一面があり、わからないことがあれば一人で何でも調べようとする。
試合中は天才的な読みと判断力、反射神経で桜上水のゴールを守る。時にスコーピオンキックや足で止めるなどイギータを連想させるアクロバティックなプレイをする。
作中では風祭との出会いからサッカーと人間に対して興味を持ち、人間を知る触媒としてサッカーを続けている。

ポジションはGK。桜上水中始まって以来の天才児にして問題児。
何でも軽々とこなしてしまい、多くの相手のプライドをズタボロにしてしまう。
何事においても天才的な才能を発揮するが、その性格から、学校一絡み辛い人間とされていた。そんな自分に無邪気に話かけてくる風祭の笑顔が気になり、サッカー部に入部する。
サッカーをやめられない理由は「人を知るための触媒としてのサッカーは興味深い」から。

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Shun0328
Shun0328
@Shun0328

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