あらゆる意味で怖すぎる! 映画「シアター・ナイトメア」の恐怖の意味を徹底ご紹介!

傑作映画「エルム街の悪夢」であの殺人鬼フレディを怪演したロバート・イングランドが、再びホラー映画界に戦慄を巻き起こしました。そのあまりの恐ろしさに、あなたも凍り付くこと間違いなしです。今回は映画「シアター・ナイトメア」をご紹介していきたいと思います。

あらすじ・ストーリー

デジタル化のあおりを受けて職を失ったフィルム映写技師のスチュアートは、今や映画館の売店員として、年下の支配人や同僚にこき使われながら惨めな日々を過ごしていた。しかし映画を愛し、それゆえ現代映画に大きな不満を持っていた彼は、より過激な作品を求める観客のためにある計画を思い立つ。それは館内の監視カメラを使い、自らの脚本通りに殺人が起こるスリラー映画を撮影することだった。登場人物は偶然レイトショーに訪れたカップル、マーティンとアリー。彼は館内に策略を張り巡らし、そしてついに恐怖の映画撮影が始まった。

背筋がぞっとするほどのつまらなさ

この作品は確かに怖い、怖すぎます。これまで観た映画の中でダントツに怖かったです。映画の最中に一体何度停止ボタンを押そうと思ったか。一体何度早送りをしてしまおうと思ったことか。そんな恐怖を感じるほどに、つまらなかったです。

本当に驚きました。ここまでつまらない映画を作れることに。本当にある意味怖いくらいです。舞台はほぼ映画館のみ、また主要登場人物も数えるほどしかいないのでおそらく予算はそんなに費やしていないはず。費やしたとすればおそらく俳優ロバートに対する出演料くらいでしょう。しかしこんな出来になると知っていたら、金を積まれても出演オファーを受けなかったんじゃないでしょうかね、彼も。

物語は終始茶番が続きます。杜撰な計画に、行動原理のわからないカップルが馬鹿正直に絡めとられていきます。人生もこんな計画通りに行けばいいのにね、と思ってしまいましたよ。BGMはそれなりに緊迫感のあるものでしたが、シーンがその音楽に全く対応していません。また、映写技師スチュアートの映画愛もかなり陳腐でした。動機が薄ければ計画も穴だらけ、それでもって結局最後は「私が主人公なんだ」と言う始末。説得力が皆無でしたね。

評点:16点/100点

近年稀に見る退屈な映画でしたね。シャーク系やゾンビ系のB級映画と違って、真面目に作っている感が滲み出ているだけあってより悲惨です。これならB級映画でそのくだらなさに失笑してたほうがましでしたね。この作品は失笑すら起きませんでしたから。

久しぶりに時間を無駄に感じました。これにお金を払ったと思うと、それだけで怒りが湧いてきます。雰囲気は良さそうだったんですけどねー。まあ女優さんが綺麗だったのが唯一の救いです。演技は臭かったですけど。あと頭悪すぎでしたけど。

まとめ

いやはや、とんでもない映画を発掘してしまいましたね。これはぜひ皆さんに見てもらいたいです。見てもらって、そのつまらなさっぷりを堪能していただきたい。ある意味貴重ですよ。ここまで人を退屈にさせる映画というのは。正直一度見てみても損はないかと思います。もちろん金銭的な損はありますけどね。

タイトル詐欺になったことは申し訳ございません。しかしこの映画のあまりのあんまりっぷりを伝えるにはあの言葉がぴったりかと思いましたので。悪しからず。それではTSUTAYAで絶賛レンタル中ですので、怖いもの見たさの方は、どうぞお手に取って見てくださいな。

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